2013年09月10日
「あまちゃん」 第24週 おら、やっぱりこの海が好きだ! 第140話
『何がユイちゃんを変えてしまったのか。
アキは自分の目で確かめたかった。
震災から4か月がたっても、港には船が一艘もなく閑散としていました』
アキ(能年玲奈)は、ユイちゃんが見たものを辿ってみることにしました。
突然の揺れで列車が止まり、その中に閉じ込められた後、真っ暗な中歩いたトンネル・・・その先にあったもの・・・
連れて行ってくれた大吉さんの足も、トンネルの前で一瞬止まったさ。
『この中にユイちゃんは車両ごと閉じ込められたんだ』
あれから4ヶ月・・・・
まだ、線路は途切れたままでした。
『言葉を失いました。
あの日、ユイちゃんが見た景色はこんなもんじゃなかったはず。
それも含めて、アキはユイが負った心の傷の深さを思わずにはいられませんでした。
ユイちゃんだけじゃない。
夏ばっぱも、海女クラブの皆さんも、勉さんも、大吉さんも、菅原さんも・・・
みんな、みんな多くのものを失い、それでも笑ってるんだ』
アキが遅れて気づいた傷の深さ、これは震源地から離れた場所に住んでいる皆に当てはまることではないでしょうか。
ニュースやドキュメントで、被災地のみなさんがどんな状況だったのか、どんな思いでいたのかを知る。
でも、それだって伝える側がピックアップした一部でしかない。
映像や新聞の文字、ネットだけではわからないことがたくさんあるはず。
推察するしかない。何か自分にできることはないのか・・・
アキは打ち上げられた底引き網を見つけました。
「花巻さん、これでミサンガ作るべ!復興祈願のミサンガ、作るベ!」アキ
「底引き網で、ミサンガ?」長内(でんでん)
「んだ。ミサンガの材料が高くて買えねぇって観光協会の栗原さん言ってたべ?
んだから・・・」アキ
「アキ!それは駄目だ」かつ枝(木野花)
「なすて?よぐ見だらきれいだし、ただ捨てるにはもったいねぇべ」アキ
「違う。捨てるに捨てられず置いてあるのだ」花巻(伊勢志摩)
「海ん中にも、岩に絡まった網がいっぺえあるんだど」いっそん(皆川猿時)
「もったいねぇな・・・」アキ
「アキちゃん、底引き網には漁師の魂が宿ってんだ。神聖なもんなんだ」長内
「だったら、なおさらほっとく手はねぇべ。
網で作るから意味があるんだ。
手首さ巻いたミサンガ見る度によ「ああ、一日も早ぐ漁さ出るべ」って気になるべ。
それが復興のシンボルだ。
しかも、売り上げで新しい網が買える。ヘヘヘッ、一石二鳥だ!」夏ばっぱ(宮本信子)
「金、取んのか?」美寿々(美保純)
「当たりめえだ。転んでも、タダじゃ起きねぇ北三陸だぞ!」夏
「よし!アハハハッ!」かつ枝
「さすが、夏ばっぱだ!」長内
夏ばっぱの援護のおかげで、アキの案が採用されました。
誇りを持って銭を要求してけろ!





アキは自分の目で確かめたかった。
震災から4か月がたっても、港には船が一艘もなく閑散としていました』
アキ(能年玲奈)は、ユイちゃんが見たものを辿ってみることにしました。
突然の揺れで列車が止まり、その中に閉じ込められた後、真っ暗な中歩いたトンネル・・・その先にあったもの・・・
連れて行ってくれた大吉さんの足も、トンネルの前で一瞬止まったさ。
『この中にユイちゃんは車両ごと閉じ込められたんだ』
あれから4ヶ月・・・・
まだ、線路は途切れたままでした。
『言葉を失いました。
あの日、ユイちゃんが見た景色はこんなもんじゃなかったはず。
それも含めて、アキはユイが負った心の傷の深さを思わずにはいられませんでした。
ユイちゃんだけじゃない。
夏ばっぱも、海女クラブの皆さんも、勉さんも、大吉さんも、菅原さんも・・・
みんな、みんな多くのものを失い、それでも笑ってるんだ』
アキが遅れて気づいた傷の深さ、これは震源地から離れた場所に住んでいる皆に当てはまることではないでしょうか。
ニュースやドキュメントで、被災地のみなさんがどんな状況だったのか、どんな思いでいたのかを知る。
でも、それだって伝える側がピックアップした一部でしかない。
映像や新聞の文字、ネットだけではわからないことがたくさんあるはず。
推察するしかない。何か自分にできることはないのか・・・
アキは打ち上げられた底引き網を見つけました。
「花巻さん、これでミサンガ作るべ!復興祈願のミサンガ、作るベ!」アキ
「底引き網で、ミサンガ?」長内(でんでん)
「んだ。ミサンガの材料が高くて買えねぇって観光協会の栗原さん言ってたべ?
んだから・・・」アキ
「アキ!それは駄目だ」かつ枝(木野花)
「なすて?よぐ見だらきれいだし、ただ捨てるにはもったいねぇべ」アキ
「違う。捨てるに捨てられず置いてあるのだ」花巻(伊勢志摩)
「海ん中にも、岩に絡まった網がいっぺえあるんだど」いっそん(皆川猿時)
「もったいねぇな・・・」アキ
「アキちゃん、底引き網には漁師の魂が宿ってんだ。神聖なもんなんだ」長内
「だったら、なおさらほっとく手はねぇべ。
網で作るから意味があるんだ。
手首さ巻いたミサンガ見る度によ「ああ、一日も早ぐ漁さ出るべ」って気になるべ。
それが復興のシンボルだ。
しかも、売り上げで新しい網が買える。ヘヘヘッ、一石二鳥だ!」夏ばっぱ(宮本信子)
「金、取んのか?」美寿々(美保純)
「当たりめえだ。転んでも、タダじゃ起きねぇ北三陸だぞ!」夏
「よし!アハハハッ!」かつ枝
「さすが、夏ばっぱだ!」長内
夏ばっぱの援護のおかげで、アキの案が採用されました。
誇りを持って銭を要求してけろ!





そんな訳で琥珀も入った「復興祈願の海女のミサンガ」、試作品ができましたョ〜
何か前よりおしゃれな感じだし、いんでねぇ?
それを弥生さん(渡辺えり)から付けてもられる栄誉を与えられたのはヒロシでした。
みなさん、拍手で完成を祝いましたぞ。
「・・・っていうか、何でストーブさんの手さ結んだの?」アキ
「ごめん。何か、一番幸薄い顔してたから」
「ああ〜〜」みなさん
全員納得の幸うす感・・・・ (´;ω;`)ブワッ
最終回までにストーブさんに小さな幸せでもいいから訪れますように・・・
で、HPにアップする宣伝映像を撮る事にしました。
ユイ(橋本愛)は、そばで見学しております。
「こんにつは!帰ってきた海女のアキちゃんです。
この度、北三陸市と北鉄が協力して・・・・・ごめん、止めて」アキ
「何、何?」ヒロシ(小池徹平)
「おら一人じゃ、物足りねぇべ?やっぱりユイちゃんも・・・・」
「私は、いいの。アキちゃん、芸能人なんだから自信持って!」ユイ
「・・・分がった。
この度、北三陸市と北鉄が協力して復興祈願海女のミサンガを作りました〜!
こっちが新バージョンです!」
アキは早速、種市先輩にも送りましたョ〜
てか、無頼鮨でも置いてもらって売ってんだな。
「じゃあ、弥生さんやかつ枝さんが作ってんのか、コレ?」種(福士蒼汰)
「いや、先輩さ送ったのはおらが作った」アキ
「あ・・・いがった。
弥生さんやかつ枝さんの願い込められても・・・困るからな。
ありがとう。元気か?」
「うん。北鉄は一駅しか動いてねぇし、漁船も出てねぇけど、みんな元気だ」
「『みんな』でなくて、天野の事聞いてんだけど」
「あぁ、ごめん。あっ、磯野先生から連絡ねがった?」
「いっそんから?」
「潜水土木科の後輩と一緒に海底調査やってんだ。帰ってきて、手伝えって」
「・・・・んでも、もう何年も潜ってねぇし、板前になるって決めたからな。
うん、お盆に帰るって、いっそんさ伝えてけろ」
「・・・・・お盆か〜早ぐ会いでぇな」
「うん、自分もだ」
二人の会話を無頼鮨では大将(ピエール瀧)が、北三陸では夏ばっぱが聞いていますぞ。
それぞれ、何か思うところあるようです。
大将は、種市先輩に帰れって言うんじゃねぇべか・・
反対に夏ばっぱは・・・・アキに余計なこと言うなって雰囲気を感じたけど違うべか。
来たきゃ来るだろうし、こねくても別にいい、本人が決めることだと思ってるんじゃないかな。
「夏ばっぱは怖ぐねぇの?」アキ
「怖い?何が?」夏
「海だ。津波見たんだべ?」
「見たよ・・・高台からな」
「潜りだぐねぇとか思わねえの?」
「潜らなければ、どうやって生きていくんだぁ?」
「リアスもあるし、ミサンガ作れば小遣い稼ぎになるべ」
「それじゃあ張り合いねぇな」
「もともとが忙しすぎるんだよ、夏ばっぱ。
もう67だべ?四捨五入したら100歳だべ!」 どういう四捨五入だよ ゞ( ̄∇ ̄;)
「どこで、四捨五入してんだぁ・・」
「また体壊したら、大変だべ。
今度はママいねぇし、みんな自分の事に精いっぱいだ。
ウニいねぇし、せめて潜るのはやめたらどうだ?」
「・・・・・・・・・」
「おら・・・見ちまったんだ。
流された船とか、車とか、ひん曲がった線路とか・・・
あんな光景見たら、普通逃げ出したくなるべ?」
「いいか、アキ。
海が荒れて大騒ぎしたのは、今度が初めてじゃねぇ。
50年前のチリ地震の時も大変な騒ぎだった。
まさか〜生きてるうちにもう一回怖い目に遭うとは、思わねがった。
でも・・・だからって、海は怖ぇって決めつけて、潜るのやめて、
よそで暮らすべなんて、おら、そんな気にはなんねぇ。
みんなも、そうだ。
例えば漁協のかつ枝と組合長な・・・
一人息子が19の時に波にのまれてよ。その遺影だの、遺品だの、全部流されて・・・
それでも、ここで笑ってる。
笑って暮らしてるかつ枝と長内さんにさ、おめぇ、「ここにいたら、危ねぇよ」だの
「海から離れて暮らせ」だの言えるか?おら、言えねぇよ。
おらだって、もし、ここ離れたら、忠兵衛さんどこに帰ってくるんだ?
高原のログハウスか?
それとも、世田谷のマンションか?」夏
「・・・・似合わねぇな」アキ
「フフッ・・・だから、ここで待ってるしかねぇんだ。
忠兵衛さんと引き合わせてくれた海が、おらたち家族のおまんま食わせてくれた海が、1回や2回へそ曲げたぐらいで、よそで暮らすべなんて、おら、はなっからそんな気持ちで生きてねぇど」
「うん」
ここに骨を埋めると決めて、何十年も生きてきた夏ばっぱの揺るぎない思いが
静かに伝わってきたさ。
夏ばっぱだけじゃない、他のみんなも、いろんな複雑な思いと共にここで生きている。
北三陸と東京を行ったり来たりしているアキには、まだわからないかもしれない。
ここは単なる住んでいる場所じゃなくて、自分自身の人生が詰まった在り処。
簡単に捨てることなんてできないさ。
そんな話をしていると笑い声と共に現れましたョ〜
「いるか〜?」かつ枝
「あららら・・・噂をすれば、北三陸のベストカップル!」夏
「何?誰と誰が?」かつ枝
「組合長と眼鏡会計ばばあだ!」アキ
「何!?この野郎〜!」かつ枝
「天野、天野!ほれほれ!ミサンガ!これ、種市さ送ってやれ!」いっそん
「ありがとう」アキ
いっそんの濃ゆ〜い体毛編み込みミサンガ、身を守ってくれそう。
それに、何か御利益ありそうだぞ( ̄∀ ̄*)イヒッ
2015年9月15日追記
海の怖さを何度も経験しながら、袖が浜で暮らし続ける夏ばっぱやみなさん・・・
それは生活のためだけではなく、複雑な思いが絡み合っている。
ふるさとは親みたいなもんかもしれねぇ・・・
決して捨てられない大事なもん。
自分の礎となるもんであり、自分自身であり、繋げていかねばなんねぇ特別な場所だ。
第1週(第1話〜第6話) おら、この海が好きだ!
第2週(第7話〜第12話) おら、東京さ帰りたくねぇ
第3週(第13話〜18話) おら、友達ができた!
第4週(第19話〜第24話) おら、ウニが獲りてぇ
第5週(第25話〜第30話) おら、先輩が好きだ!
第6週 おらのじっちゃん、大暴れ
第31話 第32話 第33話 第34話 第35話 第36話
第7週 おらのママに歴史あり
第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
第8週 おら、ドキドキがとまんねぇ
第43話 第44話 第45話 第46話 第47話 第48話
第9週 おらの大失恋
第49話 第50話 第51話 第52話 第53話 第54話
第10週 おら、スカウトされる!?
第55話 第56話 第57話 第58話 第59話 第60話
第11週 おら、アイドルになりてぇ!
第61話 第62話 第63話 第64話 第65話 第66話
第12週 おら、東京さ行くだ!
第67話 第68話 第69話 第70話 第71話 第72話
第13週 おら、奈落に落ちる
第73話 第74話 第75話 第76話 第77話 第78話
第14週 おら、大女優の付き人になる
第79話 第80話 第81話 第82話 第83話 第84話
第15週 おらの仁義なき戦い
第85話 第86話 第87話 第88話 第89話 第90話
第16週 おらのママに歴史あり 2
第91話 第92話 第93話 第94話 第95話 第96話
第17週 おら、悲しみがとまらねぇ
第97話 第98話 第99話 第100話 第101話 第102話
第18週 おら、地元に帰ろう!?
第103話 第104話 第105話 第106話 第107話 第108話
第19週 おらのハート、再点火
第109話 第110話 第111話 第112話 第113話 第114話
第20週 おらのばっぱ、恋の珍道中
第115話 第116話 第117話 第118話 第119話 第120話
第21週 おらたちの大逆転
第121話 第122話 第123話 第124話 第125話 第126話
第22週 おらとママの潮騒のメモリー
第127話 第128話 第129話 第130話 第131話 第132話
第23週 おら、みんなに会いでぇ!
第133話 第134話 第135話 第136話 第137話 第138話
第24週 おら、やっぱりこの海が好きだ!
第139話 第141話 第142話 第143話 第144話
第25週 おらたち、いつでも夢を
第145話 第146話 第147話 第148話 第149話 第150話
最終週 おらたち、熱いよね!
第151話 第152話 第153話 第154話 第155話
第156話(最終話)

何か前よりおしゃれな感じだし、いんでねぇ?
それを弥生さん(渡辺えり)から付けてもられる栄誉を与えられたのはヒロシでした。
みなさん、拍手で完成を祝いましたぞ。
「・・・っていうか、何でストーブさんの手さ結んだの?」アキ
「ごめん。何か、一番幸薄い顔してたから」
「ああ〜〜」みなさん
全員納得の幸うす感・・・・ (´;ω;`)ブワッ
最終回までにストーブさんに小さな幸せでもいいから訪れますように・・・
で、HPにアップする宣伝映像を撮る事にしました。
ユイ(橋本愛)は、そばで見学しております。
「こんにつは!帰ってきた海女のアキちゃんです。
この度、北三陸市と北鉄が協力して・・・・・ごめん、止めて」アキ
「何、何?」ヒロシ(小池徹平)
「おら一人じゃ、物足りねぇべ?やっぱりユイちゃんも・・・・」
「私は、いいの。アキちゃん、芸能人なんだから自信持って!」ユイ
「・・・分がった。
この度、北三陸市と北鉄が協力して復興祈願海女のミサンガを作りました〜!
こっちが新バージョンです!」
アキは早速、種市先輩にも送りましたョ〜
てか、無頼鮨でも置いてもらって売ってんだな。
「じゃあ、弥生さんやかつ枝さんが作ってんのか、コレ?」種(福士蒼汰)
「いや、先輩さ送ったのはおらが作った」アキ
「あ・・・いがった。
弥生さんやかつ枝さんの願い込められても・・・困るからな。
ありがとう。元気か?」
「うん。北鉄は一駅しか動いてねぇし、漁船も出てねぇけど、みんな元気だ」
「『みんな』でなくて、天野の事聞いてんだけど」
「あぁ、ごめん。あっ、磯野先生から連絡ねがった?」
「いっそんから?」
「潜水土木科の後輩と一緒に海底調査やってんだ。帰ってきて、手伝えって」
「・・・・んでも、もう何年も潜ってねぇし、板前になるって決めたからな。
うん、お盆に帰るって、いっそんさ伝えてけろ」
「・・・・・お盆か〜早ぐ会いでぇな」
「うん、自分もだ」
二人の会話を無頼鮨では大将(ピエール瀧)が、北三陸では夏ばっぱが聞いていますぞ。
それぞれ、何か思うところあるようです。
大将は、種市先輩に帰れって言うんじゃねぇべか・・
反対に夏ばっぱは・・・・アキに余計なこと言うなって雰囲気を感じたけど違うべか。
来たきゃ来るだろうし、こねくても別にいい、本人が決めることだと思ってるんじゃないかな。
「夏ばっぱは怖ぐねぇの?」アキ
「怖い?何が?」夏
「海だ。津波見たんだべ?」
「見たよ・・・高台からな」
「潜りだぐねぇとか思わねえの?」
「潜らなければ、どうやって生きていくんだぁ?」
「リアスもあるし、ミサンガ作れば小遣い稼ぎになるべ」
「それじゃあ張り合いねぇな」
「もともとが忙しすぎるんだよ、夏ばっぱ。
もう67だべ?四捨五入したら100歳だべ!」 どういう四捨五入だよ ゞ( ̄∇ ̄;)
「どこで、四捨五入してんだぁ・・」
「また体壊したら、大変だべ。
今度はママいねぇし、みんな自分の事に精いっぱいだ。
ウニいねぇし、せめて潜るのはやめたらどうだ?」
「・・・・・・・・・」
「おら・・・見ちまったんだ。
流された船とか、車とか、ひん曲がった線路とか・・・
あんな光景見たら、普通逃げ出したくなるべ?」
「いいか、アキ。
海が荒れて大騒ぎしたのは、今度が初めてじゃねぇ。
50年前のチリ地震の時も大変な騒ぎだった。
まさか〜生きてるうちにもう一回怖い目に遭うとは、思わねがった。
でも・・・だからって、海は怖ぇって決めつけて、潜るのやめて、
よそで暮らすべなんて、おら、そんな気にはなんねぇ。
みんなも、そうだ。
例えば漁協のかつ枝と組合長な・・・
一人息子が19の時に波にのまれてよ。その遺影だの、遺品だの、全部流されて・・・
それでも、ここで笑ってる。
笑って暮らしてるかつ枝と長内さんにさ、おめぇ、「ここにいたら、危ねぇよ」だの
「海から離れて暮らせ」だの言えるか?おら、言えねぇよ。
おらだって、もし、ここ離れたら、忠兵衛さんどこに帰ってくるんだ?
高原のログハウスか?
それとも、世田谷のマンションか?」夏
「・・・・似合わねぇな」アキ
「フフッ・・・だから、ここで待ってるしかねぇんだ。
忠兵衛さんと引き合わせてくれた海が、おらたち家族のおまんま食わせてくれた海が、1回や2回へそ曲げたぐらいで、よそで暮らすべなんて、おら、はなっからそんな気持ちで生きてねぇど」
「うん」
ここに骨を埋めると決めて、何十年も生きてきた夏ばっぱの揺るぎない思いが
静かに伝わってきたさ。
夏ばっぱだけじゃない、他のみんなも、いろんな複雑な思いと共にここで生きている。
北三陸と東京を行ったり来たりしているアキには、まだわからないかもしれない。
ここは単なる住んでいる場所じゃなくて、自分自身の人生が詰まった在り処。
簡単に捨てることなんてできないさ。
そんな話をしていると笑い声と共に現れましたョ〜
「いるか〜?」かつ枝
「あららら・・・噂をすれば、北三陸のベストカップル!」夏
「何?誰と誰が?」かつ枝
「組合長と眼鏡会計ばばあだ!」アキ
「何!?この野郎〜!」かつ枝
「天野、天野!ほれほれ!ミサンガ!これ、種市さ送ってやれ!」いっそん
「ありがとう」アキ
いっそんの濃ゆ〜い体毛編み込みミサンガ、身を守ってくれそう。
それに、何か御利益ありそうだぞ( ̄∀ ̄*)イヒッ

海の怖さを何度も経験しながら、袖が浜で暮らし続ける夏ばっぱやみなさん・・・
それは生活のためだけではなく、複雑な思いが絡み合っている。
ふるさとは親みたいなもんかもしれねぇ・・・
決して捨てられない大事なもん。
自分の礎となるもんであり、自分自身であり、繋げていかねばなんねぇ特別な場所だ。
第1週(第1話〜第6話) おら、この海が好きだ!
第2週(第7話〜第12話) おら、東京さ帰りたくねぇ
第3週(第13話〜18話) おら、友達ができた!
第4週(第19話〜第24話) おら、ウニが獲りてぇ
第5週(第25話〜第30話) おら、先輩が好きだ!
第6週 おらのじっちゃん、大暴れ
第31話 第32話 第33話 第34話 第35話 第36話
第7週 おらのママに歴史あり
第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
第8週 おら、ドキドキがとまんねぇ
第43話 第44話 第45話 第46話 第47話 第48話
第9週 おらの大失恋
第49話 第50話 第51話 第52話 第53話 第54話
第10週 おら、スカウトされる!?
第55話 第56話 第57話 第58話 第59話 第60話
第11週 おら、アイドルになりてぇ!
第61話 第62話 第63話 第64話 第65話 第66話
第12週 おら、東京さ行くだ!
第67話 第68話 第69話 第70話 第71話 第72話
第13週 おら、奈落に落ちる
第73話 第74話 第75話 第76話 第77話 第78話
第14週 おら、大女優の付き人になる
第79話 第80話 第81話 第82話 第83話 第84話
第15週 おらの仁義なき戦い
第85話 第86話 第87話 第88話 第89話 第90話
第16週 おらのママに歴史あり 2
第91話 第92話 第93話 第94話 第95話 第96話
第17週 おら、悲しみがとまらねぇ
第97話 第98話 第99話 第100話 第101話 第102話
第18週 おら、地元に帰ろう!?
第103話 第104話 第105話 第106話 第107話 第108話
第19週 おらのハート、再点火
第109話 第110話 第111話 第112話 第113話 第114話
第20週 おらのばっぱ、恋の珍道中
第115話 第116話 第117話 第118話 第119話 第120話
第21週 おらたちの大逆転
第121話 第122話 第123話 第124話 第125話 第126話
第22週 おらとママの潮騒のメモリー
第127話 第128話 第129話 第130話 第131話 第132話
第23週 おら、みんなに会いでぇ!
第133話 第134話 第135話 第136話 第137話 第138話
第24週 おら、やっぱりこの海が好きだ!
第139話 第141話 第142話 第143話 第144話
第25週 おらたち、いつでも夢を
第145話 第146話 第147話 第148話 第149話 第150話
最終週 おらたち、熱いよね!
第151話 第152話 第153話 第154話 第155話
第156話(最終話)

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1. あまちゃん (第140回・9/10) 感想 [ ディレクターの目線blog@FC2 ] 2013年09月10日 17:56
NHK総合・連続テレビ小説『あまちゃん』(公式)
第24週『おら、やっぱりこの海が好きだ!』 [第140回]の感想。
アキ(能年玲奈)は町を歩いてまわり、あらためて震災の被害の大きさに息...
2. あまちゃん 第140回 [ レベル999のgoo部屋 ] 2013年09月10日 18:04
内容
街の惨状を知るにつれ、
笑顔の奥にある苦しみを感じ取りはじめたアキ(能年玲奈)は、
何かを。。。。と考え、網でミサンガ作りを提案。
夏(宮本信子)の助言で、少しずつ動きだし。。。。
敬称略
な〜〜んだ。。。。
ここに来て、眼鏡会計ババアと組合長の話...
3. 連続テレビ小説 あまちゃん(140)「おら、やっぱりこの海が好きだ!」 [ JAOの趣味日誌 ] 2013年09月10日 20:05
連続テレビ小説 あまちゃん?-?Yahoo!テレビ.Gガイド[テレビ番組表]
アキちゃんは、ユイちゃんが閉じ込められたトンネルにきて、あの日のユイちゃん
が見た光景を見てユイちゃんの心の傷の深さを改めて感じた。
アキちゃんは浜辺に放置されている魚網を見つけ復興のミサ...
4. 連続テレビ小説 あまちゃん(140)「おら、やっぱりこの海が好きだ!」 [ ジャオステーション ] 2013年09月10日 20:34
アキちゃんは、ユイちゃんが閉じ込められたトンネルにきて、あの日のユイちゃん
が見た光景を見てユイちゃんの心の傷の深さを改めて感じた。
アキちゃんは浜辺に放置されている魚網を見つけ復興のミサン...
5. NHK朝ドラ【あまちゃん】第140回 感想 [ ドラマ@見取り八段・実0段 ] 2013年09月10日 21:34
アキ(能年玲奈)は町を歩いてまわり、あらためて震災の被害の大きさに
息を呑(の)む。
それでも潜り続ける北の海女たち。
その笑顔の裏に隠された心の傷に気づき、心を痛めたアキは、浜辺に放置されてい...
6. 浜のミサンガ>『あまちゃん』第140話 [ もう…何がなんだか日記 ] 2013年09月10日 21:54
今日の美の壺…じゃなくて、感動のツボは夏さんがシリアスに語るシーンでアキの背後を風の様に走り抜ける猫ですね>異議ナシ…ひじゅにですが何か?「弥生さんやかつ枝さん...
7. 浜のミサンガ>『あまちゃん』第140話 [ 何がなんだか…ひじゅに館 ] 2013年09月10日 21:55
今日の美の壺…じゃなくて、感動のツボは
夏さんがシリアスに語るシーンで
アキの背後を
風の様に走り抜ける猫
ですね>異議ナシ
…ひじゅにですが何か?
「弥生さんやかつ枝さんの願い込めら...
8. あまちゃん 第140回★復興祈願ミサンガを種市先輩に送ったアキちゃん [ 世事熟視〜コソダチP ] 2013年09月11日 12:41
連続テレビ小説「あまちゃん」第140回(9月10日)
<何がユイちゃんを変えてしまったのか。アキは自分の目で確かめたかった。震災から4ヶ月が経っても港には船が1艘も無く、閑散としていました。>
まさに閑散という形容しか当てはまらない浜を歩き回る、猫背にリュッ
この記事へのコメント
1. Posted by くう 2013年09月10日 22:14
>アキが遅れて気づいた傷の深さ、これは震源地から離れた場所に住んでいる皆に当てはまることではないでしょうか。
帰ってきた北三陸編はそうだね〜。
被災地の現状を知らずに外からあれこれ言っている人たちに
現地の気持ちを知らせる内容だと思う。
でも、外の人だからこその発想もある。それがミサンガ…ってことだよね^^
被災地に何ができるか考えようってメッセージな気がする。
いっそんのミサンガ、すっごくポジティブになれる気がする…
違う値が付いたりしてw
帰ってきた北三陸編はそうだね〜。
被災地の現状を知らずに外からあれこれ言っている人たちに
現地の気持ちを知らせる内容だと思う。
でも、外の人だからこその発想もある。それがミサンガ…ってことだよね^^
被災地に何ができるか考えようってメッセージな気がする。
いっそんのミサンガ、すっごくポジティブになれる気がする…
違う値が付いたりしてw
2. Posted by きこり→くうさん 2013年09月11日 12:13
>被災地の現状を知らずに外からあれこれ言っている人たちに
現地の気持ちを知らせる内容だと思う。
でも、外の人だからこその発想もある。それがミサンガ…ってことだよね^^
そうなんだよね。ずっとこの土地にいて、震災を経験した人だから、現実的な問題を考えて思いつけないこともアキなら言える。
アキはそういう立場なんだろうね。
ミサンガのお金を地道に貯めて、いつか海女カフェを立て直すのか?最終回に新しい海女カフェでお別れってのは絵になるけど、難しいぞ・・・
夫はユイちゃんのことが心配でたまらんらしい(笑
夫のためにも、ユイちゃんの笑顔が早くみたいべ。
現地の気持ちを知らせる内容だと思う。
でも、外の人だからこその発想もある。それがミサンガ…ってことだよね^^
そうなんだよね。ずっとこの土地にいて、震災を経験した人だから、現実的な問題を考えて思いつけないこともアキなら言える。
アキはそういう立場なんだろうね。
ミサンガのお金を地道に貯めて、いつか海女カフェを立て直すのか?最終回に新しい海女カフェでお別れってのは絵になるけど、難しいぞ・・・
夫はユイちゃんのことが心配でたまらんらしい(笑
夫のためにも、ユイちゃんの笑顔が早くみたいべ。