「まほろ駅前番外地」 第11話 美人未亡人の依頼、何でもやります「まほろ駅前番外地」 第12話(最終話) まほろ駅前多田便利軒、廃業します

2013年03月28日

「夢売るふたり」 2012年 監督 西川美和

 これは、ちょい前に見たんだけど・・・なんかすぐに感想が書けないというか・・書きたくないというか・・・
自分の中で寝かせているうちに結構過ぎてしまったわ・・(;´-∀-`)ゞ
西川監督の作品『ゆれる』『ディア・ドクター』のどちらのラストからも希望を感じることができたんだけど、この映画は・・・それが感じるのが難しくて。
これは・・・希望と言っていいんだろうか・・というぼんやりした不安も感じたから。

 夫婦は、もともとは他人同士の繋がりだ。
始まりは愛情からだとしても、暮らしていくうちに、いろいろな思いが絡まり、
絆の形は、その夫婦だけにしかわからないものに変化していく。
これは里子と貫也の、夫婦の物語。
HPはこちら

 里子(松たか子)と貫也(阿部サダヲ)は「いちざわ」という小料理屋を営んでいる。
小さいながらも繁盛しているその店は、里子の采配で成り立っているのは馴染み客も、そして貫也もよくわかっていた。
料理を作りながらも貫也は常に里子の指示を仰ごうと視線の先を気にかけている。
いつも亭主を立てるデキた嫁と職人気質のどこか頼りない亭主のおしどり夫婦、
それが自他ともに認める、この夫婦の形だった。
ところが、五周年を迎えた日、忙しい店内で里子がちょっと目を離した隙に、
焼き台から火が上り、あっという間に店が燃えあがった。

 炎に包まれ燃え盛る店を煤にまみれた里子と貫也が呆然と見つめている・・・
そこに『夢売るふたり』のタイトル・・・
西川監督は、ホント、いぢわるじゃのう・・・でも、そこが好き。

夢売るふたり [DVD]夢売るふたり 西川美和の世界夢売るふたり オリジナル・サウンドトラツク


 10年以上働いて、やっと手に入れた店を失った貫也は、すっかり気力を失ってしまう。
つてを頼って、別の店で板前として働いても、納得のいかないやり方を見ると、
つい口と手が出て、職を失ってしまう。
 一方、里子の方は、ぐちひとつ言わず、相変らず健気で立派な妻だった。
働き始めたラーメン屋では馴染んで働き、店長からも頼りにされている。

 でも、うまくいってる時はありがたかった里子のすべてが、貫也にはバカされているような、責められているように感じられ、何の落ち度もない里子に絡んでしまう。
そして、さらに自分のダメさに落ち込んでいく・・・
すべては店が無くなったせい・・堂々巡りの穴倉から貫也は抜け出せない。

 そんな時、貫也は駅のホームで常連客だった玲子(鈴木砂羽)と再会。
玲子は不倫相手が事故に遭い、その弟から手切れ金を渡されたことで傷つき、
ヤケになっていた。
勢いで関係を結んだ後、玲子はもらった手切れ金を店の再開資金に使って欲しいと渡しました。

 男と女の生理の違いなのかね〜
完璧に浮気したんだけど、これで開業の足がかりができたと貫也はウハウハで帰宅。
もちろん本当のことは言えないんで、昔の厨房仲間が貸してくれたと喜び勇んで報告。
一晩中、帰らない夫を自転車で捜しまわっていた里子はほっとして迎えるんだけど・・・
夫の服からは自分のうちとは違う洗剤の匂い、さらに封筒の中から玲子あての手紙も出てきて・・浮気発覚・・・

 女房をナメちゃいかんよ・・・(´∀`;)
怒りでお金を燃やそうとしたけど、燃やしきれない。
こんなお金でも、二人にとっては必要なお金だから。
収まらない里子は風呂にはいっている貫也に、その札束を叩きつけると責め続けた。
初めて見る冷めきった里子の目・・・

「ねぇ、アンタ、いったいどんなことしたと?」
「相手が弱ってるのにつられて、自分も泣き言言った?
うちの恥を洗いざらいぶちまけた?あたしとも、もう終わりだとか・・・」
湯温が上昇中なんで水を入れようとしたら里子に阻まれ・・・
熱いったらありゃしない・・・
「なるほどねぇ・・・・」里子

 里子にとっては、火事もエンドレスな夫のぐちも、借金も耐えられた。
でも浮気だけは許せなかった。女としても、妻としても。
このことがあってから、里子は夫婦の形を変えたんだと思う。
男と女としてではなく、また店を開店させるという目的に向けて金で繋がる二人へと。

 二人は結婚詐欺で開店資金を集めることにした。
一緒に料亭「しま津」で働き、そこで里子が目をつけた女客に貫也が接触。
設定は現在の貫也とほぼ同じで、店を再開するためにお金が必要、
でも妻と別れたがっているというアレに。
里子の書いたシナリオ通りに段階を経て、金を出させる。
店を回していた時と同じ、里子の指示通りに貫也は動いていた。

 派出所の前では二人乗りの自転車を降りるほど真面目だった二人が、
転落とも違う、また店を持つという夢のために他の女性の夢を貪っていく。
出版社勤務の棚橋咲月(田中麗奈)を手始めに、しま津の客をどんどんひっかけていく2人。

 いや〜貫也には普通に二枚目の俳優という選択肢もあったようですが、阿部サダヲさんで正解だったと思います。
この、人の良さそうな笑顔、そしてどこか抜けていて私がいなきゃ・・と思わせる隙、
この人をひっぱって一緒に夢を見るのも楽しいかも・・・と思わせてくれるナイスキャスティングだったと思います。
ある程度稼いだ2人はしま津を辞めた。
しかし騙されたと知った女性達が集合しても、怒りよりも貫也のことを心配し合ってるという・・・
その姿には笑っちゃったけど、リアルでしたわ〜

 新居に引っ越した二人は壁に女性達からもらったお金の封筒を貼りつけた。
「がんばろう!一日も早くお店始めて、コレ、倍にして返そうね」里子
「・・・うん」貫也
盗んだんじゃない、借りたんだ、いつか必ず返す・・・
そう思い込むことで自分達を納得させていた。

 その後、2人は兄弟ってことにして流行らない居酒屋「とまり庵」に雇われた。
ここでターゲットは見つけられず、出会い系サイトを使って捜すことに。
妹の里子の病気を治すために(定番やないか・・・)お金が必要って設定に変更。
里子は、お見合いパーティで見つけたウェイトリフティング選手のひとみ(江原由夏)に目をつける。
でも、その頃から徐々に里子と貫也の関係が変化してくる。

 貫也も、この仕事にノッテきたというか、意外な才能を見せてきたというか・・・
演技を超えた感じになってきたんだよね。
明るく前向きなひとみにほっとするものを感じたのかもしれない。
真実の気持ちが何パーセントかでも入ると、嘘もますますきれいに回転し始める。
その様子に詐欺の対象と思いながらも嫉妬が湧き上がった里子は計画中止を提案。

「えっ?何で?」貫也
「えーーーだって・・あんまりじゃない?
なんか気の毒になってきてから、あたし・・」里子
「あの人がか?」
「いや、いや・・」
「・・・・俺が?」
「だって、アレあんた、大丈夫と?
いや、さすがにさ、私が男でもちょっと・・・いや、いい子だよ」
「お前・・・・よくそんな事言えるな。気の毒か?
お前の目に映ってる世界の方がよっぽど気の毒だよ」

 二人の間にはっきりとした亀裂が入った。
疲れを感じ始めた貫也は、もはや大金を見ても全くときめかない。
里子も、向かう先には闇しか見えなくても別の道を選ぶことができない。

「まだまだ足りん。全然足りん」里子
「・・・すごいよね、お前は。
お前がしたいことは何?ホントは何がしたい?店なんかどうだっていいんだろ?
俺が言ってやろうか?お前の足りんは金やなくて腹いせの足りんたい。
お前はなんもかんも俺に捧げてきた人生やけんね。
生活のホントとこの厳しさも知らんでから好き放題やっとう女が、人の亭主の上澄みだけ舐めて、とろ〜っとしるようなんが一番勘に触るったい。
お前はね、女ん人んことも、その女の股ぐらに顔突っ込みよる俺んことも、
なぶり殺しにしてやりたいっちゃろ。
顔見ればわかるったい。
お前はこれまで俺とおった中で、今が一番いい顔しとる」貫也

 怒りで水の入ったコップをぶつけようとした里子だったけど、思いとどまった。
「わかんな〜い・・・貫ちゃんがそう思うならそうかもね」里子

 ここで、思いをぶつけていたらなぁ・・・
里子は本当は、自分に自信がないのかもしれない。
だから、一生懸命いい奥さんを演じてきたのか・・・。
貫也とうまくいっている時はそれも楽しかった。
今も仮面の色は違うだけで、以前と変わりはないと思っている。
でも、里子が見せていると思う顔と、実際に貫也が見ている顔が違ってきている。
それが貫也を不安にさせるし、もどかしい。しんどい。

 
 それでも、二人は隅田川沿いの最高の場所にある民家を新しい店に決め、
開店の準備を始めた。
なのに、ひとみからは思うような金額が回収できない。
詐欺に嫌気がさしてきた貫也の嘘は、ほころびはじめ
ケンカになった貫也はひとみのコンプレックスを刺激してしまう。

「私を怪物か何かと思うとると?私は怪物じゃない・・・怪物じゃない!」

 精神的に追い詰められたひとみは無理をして膝を壊し、選手生命を絶たれてしまう。
そんな状態なのに里子を心配して差し出したお金を、貫也が受け取れるはずはなかった。

 「ディア・ドクター」と同じように、嘘から始まった関係だけど、貫也はターゲットの女性たちの心に触れ、影響を受けていく。
彼女たちは深い孤独を抱えていたり、切羽詰まった状況だったりするけど、本当の自分と向き合って生きていこうとしている。
いや、彼女たちも貫也と出会う事で勇気をもらい、自分を見つめることができたんだと思う。
嘘であってもパワーになるし、真実であっても足を引っ張る場合もある。

 男にたかられてばかりだったソープ嬢の紀代(安藤玉恵)は、
貫也ですら「病気だよ・・・」と驚くほどの人の良さで必死で貯めたお金を
用立てようとする。

 そしてDV夫が押しかけてきたら、堂々と向き合って頭を下げる。
「私は、今が幸せだよ。こんなザマだけど、自分の足で立ってるもの。
自分で自分の人生に落とし前付けられれば、誰に褒められなくたっていいもの。
だから、逃げたことはすいません。でも、もう離してください」

 騙される女性たちのキャスティングもいい感じでした。
一般的な職業ではないかもしれないけど、それぞれのあがきと、
それでもがんばりたい思いがしっかりと伝わってきた。

 貫也も限界だったのかもしれない。
ハローワークの職員でシングルマザーの木下滝子(木村多江)と
病院で再会した貫也は徐々に彼女と幼い息子、おじいちゃんのいる家庭に惹かれ、
通い詰めるようになる。
そして、仕事も、やっと見つけた物件も、里子も捨てて、出ていこうとする。
それを感じた里子は思わず腕を掴むけど・・・・何も言えない。

 雨の日、里子は貫也がいると思われる滝子のアパートへ向かった。
扉には息子が作ったと思われるおりがみの家族の顔のリースが飾ってあり、
その中には貫也のものもある。
誰もいない部屋を覗くと、台所のまな板の上に、すっかり馴染んだ感じで貫也の包丁が置いてあった。

 絶望したような里子の暗い目・・・ずるいよ、自分だけ・・・
多分、里子が自慰行為したり、生理がきたのを確認する場面があったから、詐欺行為をするようになってから、2人の間には肉体的な繋がりはなくなっていたんじゃないのかな。
他の女性達を満足させなきゃならないって現実的な問題もあったけど、里子がそういう結びつきを排除した関係を望んだのかもしれない。
心の底では浮気が許せなかったというのもあるけど、店が二人の子供なんだからいいじゃない・・みたいな。

 貫也が滝子の元へ走ったのは、子供がいて、おじいちゃんがいて、がんばる奥さんがいて、という「家庭」があったから。
疲れた貫也はそこに入れてもらって、「お父ちゃん」の役をやって普通に生きてみたくなったんだろうなぁ。

 工場で働いている貫也を見た里子は衝動的に貫也の包丁を手に取り
刺そうとしたんだけど、雨ですべっちゃって階段から転落。
気づかったくれた滝子の息子の手のぬくもりに我に返り、去っていくのでした。

 生きるか死ぬかの瀬戸際での間抜けな展開・・・
西川美和監督の映画ではよく見るような気がする。
人間そうそうドラマチックにはなれないやねぇ・・って気もするし、
もしかしたら、それが救いなのかもしれない。

 滝子のアパートから逃げた里子は横断歩道の向こうに玲子がいるのに気づく。
玲子も里子に会釈して去っていくんだよね。
この時の里子の何ともいえない顔・・・
玲子と会って、里子は自分が想像もできないほど遠くに来てしまったことに気づいたんじゃないのかな。

 その後、探偵の堂島(笑福亭鶴瓶)を連れた咲月が貫也の元を訪れ、
騙したことを責め、殴っていてたら・・・
お父さんの危機を救おうとして、あの日里子が落とした貫也の包丁を拾った恵太が
堂島を刺してしまう。

 いやいやいや、咲月を止めていたのに何てことでしょう・・・
エライ目に合ったのに、なぜか笑えてしまうのは鶴瓶さんの人徳でしょうか〜?
自分を刺したのは恵太だと気づいたはずだけど、黙っていたのは咲月のためか、
それとも貫也の父親としての思いを察したのか・・・

 恵太の罪を引き受け、そして多分、詐欺の件も一人で背負って貫也はムショへ。
捕まる寸前を逃げ切った里子は、どこかの港町で働いている。
そして、玲子に借りたお金を郵送で返したようです。
差出人の名は「いちざわ」・・・

 砕け散り、消えた夢かと思ったけど、里子はまだ捨てていないんだろうか・・・
それとも、今度はつぐないという絆に変えようというのか・・・
それは貫也への愛なのか、執着なのか、意地なのか、その絆の痕をたどろうとしている。

 そして貫也も・・・
里子から逃げようとしたけれど、こうなってみて思い出すのは里子なのかなぁ・・・
正直、その絆が二人の幸せに繋がるとは思えないけど、男女の結びつきって、
幸せとか不幸せとか関係ないところにあるのかもしれない。
それを選ぶか選ばないか。
その細い糸を掴むことで二人が生きていけるのなら、それでいい。 

 騙された女性たちの、その後が描かれてほっとしました。
ひとつの夢を奪われても、女たちはまた新たな夢を見出し、強くたくましく生きていく。
彼女たちは騙されたことで、重たい殻を脱いで、むしろ生きやすくなったんじゃないのかな。

 見終わったあと、いろいろ考えてもやもやするのは私が女だからかな〜
正直、また見たいとは思わないけど、忘れられない映画になりました。
どのキャストもビタッとハマっていたと思います。
特に里子は上品さのある松たか子さんだからこそ、こちらも正視できたというか・・・
冷静な抑えた演技が気持ち良かったです。
昔は苦手だったんだけど、見る度に好きになっていく女優さんですワ〜
次の作品も楽しみ♪

 そうそう・・今回もモアリズムの音楽には、ほっとさせられました。
やっぱり、いいのう・・・

うぐいす

3月はバタバタしていて、ゆっくり映画を見る時間がないわ〜(´-ェ-`)
WOWOWではヒッチコック特集やっていて、録画してあるのにぃ〜
早くみたいよ〜〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
matakita821 at 20:57│Comments(4)TrackBack(7)映画 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 夢売るふたり/松たか子、阿部サダヲ  [ カノンな日々 ]   2013年03月28日 21:30
『蛇イチゴ』で西川美和監督に魅せられた私はその後も『ゆれる』『ディア・ドクター』と魅了され続けてます。いずれもオリジナルの脚本で秀逸な映画を作り続ける西川美和監督の最 ...
2. 夢売るふたり  [ to Heart ]   2013年03月28日 22:27
人間最大の謎は、男と女 製作年度 2012年 上映時間 137分 映倫 R15+ 脚本 監督 西川美和 出演 松たか子/阿部サダヲ/田中麗奈/鈴木砂羽/木村多江/伊勢谷友介/古舘寛治/小林勝也/香川照之/笑福亭鶴瓶 『ディア・ドクター』などで高評価を得た西川美和監督がメガホンを...
3. 女のプライド。『夢売るふたり』  [ 水曜日のシネマ日記 ]   2013年03月28日 22:43
結婚詐欺に手を染める夫婦を描いた作品です。
4. 『夢売るふたり』  [ ラムの大通り ]   2013年03月28日 22:53
※今日、ブログ9年目に突入しました。 ----この映画って西川美和監督の新作だよね。 松たか子、阿部サダヲ主演で 詐欺師夫婦を描いているんでしょ。 「そう。 いま、その演技力が最も買われているふたりが、 同じく、『蛇いちご』で衝撃のデビューを果たして以来、 これま..
「夢売るふたり」は小さな小料理屋を営んでいた夫婦が開店5周年の日に火事で全てを失い夫の浮気から妻が結婚詐欺を思いつき夫が数多くの女を騙してお金を受け取るが次第に夫婦の ...
6. 『夢売るふたり』  [ 京の昼寝〜♪ ]   2013年03月29日 01:04
□作品オフィシャルサイト 「夢売るふたり」□監督・脚本・原案 西川美和□キャスト 松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江、安藤玉恵、       江原由夏、やべきょうすけ、大堀こういち、倉科カナ、古舘寛治、       小林勝也、伊勢谷.
7. 【夢売るふたり】夢買う人々も痛い…  [ 見取り八段・実0段 ]   2013年03月29日 01:41
痛い人たちの心痛い話。「ゆれる」の西川美和監督作品。ずっと前から楽しみにしていた。松たか子さんと阿部サダヲさんの夫婦が崩れていく姿をただ見守る。ご夫婦での観賞はお薦めし...

この記事へのコメント

1. Posted by みのむし   2013年03月28日 21:10
これ・・なんともいえない映画ですよね。
里子がお店のために何もかもをあきらめてるようにも
見えるし、でも女としての気持ちも見え隠れするし、
でも貴也が里子に言った、「お前の目に映る世界が」
ってのは里子の気持ちの奥をぐさりとついているように見えて、それを言われてしまったから
もうどうでもいいやって思えるようになってしまったというか絶望したというかそんな感じにも見えるし・・
なんかとにかくすごい人間の黒い部分を凝縮したようなものでしたよね。
言葉に表しずらい映画だなぁって思いました。
2. Posted by くう   2013年03月28日 21:18
おちゅかれさま。
私はこの映画に夫婦としての希望はないな…と感じてしまったよ〜。
(もっとも私は「ゆれる」にもあまり希望は感じないで終わったけど^^;)

>生きるか死ぬかの瀬戸際での間抜けな展開・・・西川美和監督の映画ではよく見るような気がする。

結局、人間ってどんなにドロドロになってても滑稽なんだよね。
そういうシーンで思わず泣かされちゃうんだよな〜。
上手いよね。ほんと…。

松さんが本当に何か恐くて哀れで、女としては痛々しくて見てられない映画だったなぁ。
ラストのカモメ(だっけ?)を見るシーンは、里子が鳥になって貫也を
見張ってるように感じた。
ムショから出ても離れられないんだろうなって気がした。

西川監督は次作を期待したい〜^^
3. Posted by きこり→みのむしさん   2013年03月28日 21:46
>里子がお店のために何もかもをあきらめてるようにも
見えるし、でも女としての気持ちも見え隠れするし、
そうだよね〜すごく複雑というか、いろんな思いがからまっちゃって里子も自分で自分がわからなくなってるんじゃないのかな〜
>もうどうでもいいやって思えるようになってしまったというか絶望したというかそんな感じにも見えるし・・
なんか一番言われたくないことを言われちゃったよね。
里子が絶対に認めたくない部分・・・
でも、認めて開き直れば、もっと里子も楽になれたし、貫也との関係も変わったと思うんだけど。
>言葉に表しずらい映画だなぁって思いました。
そうなのよ〜
私も記事書き終わったあとも、なんか違うような・・・
アレはこういう意味?とか、どんどん迷いが出てくる(笑
男の人が見ると、また違った感想なんだろうな〜って思うよ。
4. Posted by きこり→くうさん   2013年03月28日 22:54
>私はこの映画に夫婦としての希望はないな…と感じてしまったよ〜。
そうなんだよね〜
この二人が夫婦としての絆を持つことが幸せに繋がるとは思えない。
それでも、まだ繋がりを絶とうとしないってとこに不思議さを感じる。でも、そんなふうに他人には計り知れないところがあるのが夫婦の繋がりなのかなって思ったり。
>結局、人間ってどんなにドロドロになってても滑稽なんだよね。
かっこよくなんて生きられないよね。
でも、みっともなくて間抜けなところが人間らしいというか、かわいいなぁって思う。
そういう描きかたがすごくうまいよね〜
>里子が鳥になって貫也を
見張ってるように感じた。
そういうふうにも見えるよね。
他の女に走っても、ムショに入っても、貫也は里子から逃れられない。でも、それがこの夫婦の形なのかも・・
って・・救いないやん!( ̄▼ ̄;)
でも、やっぱり次の作品が期待したくなる監督さんなんだよね。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「まほろ駅前番外地」 第11話 美人未亡人の依頼、何でもやります「まほろ駅前番外地」 第12話(最終話) まほろ駅前多田便利軒、廃業します