「サトラレ」 2001年 監督・本広克行「浪花少年探偵団」 第6話 しのぶセンセと前のセンセ

2012年08月06日

「SHERLOCK(シャーロック) 2」 第3回 ライヘンバッハ・ヒーロー

 さて、シーズン2最終回は、1年半ぶりにカウンセリングを受けるジョンの衝撃的な言葉から始まりましたョ〜
「僕の親友の・・・シャーロックが死んだ・・・・・」

 話は3か月前に遡ります。
シャーロック(ベネディクト・カンバーバッチ)は数々の事件を解決し、被害者に感謝と共に紹介され、ますますマスコミの注目を集めていた。
盗まれたターナーの「ライヘンバッハの滝」の絵を取り戻した時は「ライヘンバッハ・ヒーロー」と呼ばれた。
その後も誘拐事件、インターポールが1982年から追ってきたリコレッティという男の逮捕に協力。
あまりのもてはやされ振りにジョン(マーティン・フリーマン)は心配になっております。

 そんな時、ロンドン塔、イングランド銀行、ペントンビル刑務所の警備システムが同時にハッキングされるという事件が起こる。
犯人はシャーロックの天敵・ジム・モリアーティ(アンドリュー・スコット)。
彼はロンドン塔に保管されている強化ガラスのケースを破壊し、その中で展示されていた王冠とマントを身に付け、玉座に座り、勺を手にした姿で逮捕された。
「急いでないよ

 ちゃんとシャーロックにはメールでお知らせもありましたョ〜
『遊びに来い。タワーヒル。ジム・モリアーティ』

 防犯ビデオにはモリアーティからのシャーロックへの挑戦状が映っていました。
ケースに『GET SHERLOCK』の文字を描いた後、破壊していたのさ〜
公判にはシャーロックも鑑定人として出廷することが決定。
もちろん、シャーロックがいつものひけらかしをしないよう見張るため、ジョンも同行。
シャーロックとモリアーティの対決をイギリス中がワクワクしながら見守っております。
SHERLOCK / シャーロック [Blu-ray]シャーロック・ホウムズ 最後の事件 (岩波少年文庫)



 さて、出廷前に入ったトイレでファンを装った女性記者キティ・ライリーがシャーロックを待ち伏せしていたんだけど、シャーロックったら、いつもの観察眼でコテンパンに叩きのめしちゃいました。
「君はハングリーだが賢くはない。信頼できる人間にも見えない。
君に言葉を送るとしたらこうだ。君には、吐き気が、する」シャーロック

 (;`Д´ノ)ノ どっひゃああーー!!
この手の中途半端な女を怒らすと怖いよ〜シャーロック、ヤバイって!

 さて、「鑑定人」って何やるんだろ?と思ったら、自分の知っているモリアーティの事を話せばいい訳ね。
シャーロックはモリアーティが「コンサルタント犯罪者」としてやってきたことを証言しましたが、いつものおちょくった態度を出してしまい、法廷での心証は最悪。
「ホームズさん、当法廷があなたに求めるのは知性のひけらかしではない。
答えは短く簡潔に。その他は法廷への侮辱と見なします。
どうです?自己顕示欲を抑えられそうですか?ほんの数分間」裁判官

 抑えられなかったようです・・・(* ̄m ̄) 
その後、モリアーティと隣合せの牢に入れられてたぞ。
すぐ出されたけどね。

 さて、強盗容疑で起訴されたモリアーティは無罪を申し立てながら、
その証拠を一切提出しなかった。常に、にやにやして戦う気ゼロ。
裁判官は「有罪と認定すべきです」と意見を述べたけど、
なぜか陪審員の評決は全員一致で無罪。
前代未聞の判決が出されました。

 釈放されたモリアーティは、その足でシャーロックの部屋を訪ねました。
もちろん、シャーロックもお茶の準備をして待っていましたョ〜
緊張感高まる中、優雅にお茶を飲む二人の不思議な空間・・・・
いやはや見ごたえありましたわ〜

「白状しろ。ちょっとは嬉しいんだろ?」M
「評決がか?」S
「僕が自由になったのが。どんな童話にも、いい悪役は必要だ( ̄▽ ̄) ニヤ 
僕がいるから君も生きる。僕たちは似た者同士だが、君はつまらん。
天使の側にいるからな」M

 モリアーティは陪審員の家族を人質にとって彼らの部屋(待機用ホテル?)の
CATVから脅迫したそうな。それで無罪になれたわけだ。

「最後の問題は教えたぞ。聞いてたかな〜?」M
「・・・・・・・・」S
「悔しいのかい?わからないって言うのは」M
「わからない」S
「あぁ、賢いね。とても賢い。実に賢い。賢いと言えば、警察にはもう言ったのか?」M
「何を?」S
「侵入したのに、僕が何も盗まなかった理由。わかるな?」M
「もちろん」S
「言って見ろ」M
「わかっているのに聞くのか?」S
「君がわかっているって確かめたいんだ」M

「何も盗まなかったのは必要がないからだ。これからも何も盗む必要などない」S
「よーしよし、なぜなら?」M
「なぜなら、イングランド銀行にもロンドン塔にもペントンビルにも入り込める鍵より
価値があるものなど何一つないからだ」S
「どんな場所のどんな扉も数秒のコンピューターコードで開けられる。
銀行の口座も全部僕のもの。僕の前では秘密なんてどこにも存在しない。
NATO諸国をアルファベット順に核で吹っ飛ばすこともできる。
鍵のかかる世界では鍵を持つ者が王だ。
王冠をかぶった僕を、君にも見て欲しい」M

「君は自分の力を世界に誇示するために公判を利用したのか」S
「君のおかげだ。クライアントはならず者国家、諜報機関、テロ組織、
みんなから突然モテモテだ」M
「今の君には金なんてどうでもいいはずだ」S
「みんなが僕を取り合うのを見たいんだ。愛されたいんだよ。
普通の人間ってかわいい。
君にもジョンがいるし。僕も同棲相手を見つけるかな〜♪」M

「何故そんなマネをする?金も権力も欲しくないくせに。
なぜ・・・わざわざ、そんなことを」S
「問題を解きたいからだ。僕たちの最後の問題を。
じき始まるぞ。シャーロック、落ちるぞ(意味深だよね)。
でも、怖がるな。落ちるのは飛ぶのと同じだ。ただ目的地がより明確なだけ」M
「なぞなそは嫌いだ」S
「好きになれ。君を落として借りは返す。借りは、きっと、返す」M

 モリアーティが置いていったりんごにはナイフで『借りは返す』と刻まれていました。
その後、衝撃的評決で新聞をにぎわせた後、モリアーティは消息不明になり2か月が過ぎた。

 ジョンはマイクロフトからいつもの「ディオゲネス・クラブ」に呼び出され、シャーロック達が住んでいるアパートの近所に世界でも指折りの殺し屋が4人引っ越してきたことを告げられ、シャーロックを守るよう頼まれた。
いつになくストレートな物言いですョ〜コレはかなり深刻な事態らしい。

 そこにレストレード警部(ルパート・グレイヴス)から事件の協力要請が。
駐米大使の子供2名がサリーにある寄宿学校から誘拐されたらしい。
早速、現場で調査開始。
他の子は休暇で帰宅しており、残っていたのはこの兄と妹二人だけだったそうな。

 シャーロックは妹の部屋から封筒に入っていたグリム童話の本を、
スパイ小説ファンの兄の部屋からは壁にアマニ油で書かれた「HELP US」という
メッセージと行き先を示す足跡を発見。

「楽しいか?」ジョン
「燃えてきた」S
「でも、笑うのはよせ。誘拐事件だ」ジョン

 足跡に残っていた物質を採取したシャーロックはいつものように聖バーソロミュー病院のモリー(ルイーズ・ブリーリー)の元へ。
ランチデートに出かけようとしていた彼女を無理やり部屋に連れ戻し、分析させました。

 いつも普通の人間の日常は天才にかき乱されるものなのです。
でも、モリーってMっぽいとこあるのかしら・・・
ため息をつきながらも嬉しそうョ〜

 モリーの思いなんて眼中にもなく顕微鏡を見つめ続けるシャーロックに
彼女は勇気を出して伝えました。

「あなたは父に似ている。
父は死期が迫ってきても明るかったけど、それは人前でだけ。
一度だけ見た。悲しい顔を。
あなたも同じ。ジョンが見ていない時。大丈夫、私、わかっているつもりよ。
誰も見てないって思った時悲しい顔をするのがどういうことか」モリー
「君が見てた?」S
「私は別。だって私はあなたの数に入ってないから。
だけど、何かあったら思い出して。私がいる。
いいえ・・もし、何か必要になったら、言ってね」モリー
「僕が・・・君に何を頼むんだ?」S
「何も。ないかも。でも、ありがとうって言ってくれてもいんじゃない?」モリー
「・・・・・・・ありがとう」S

 これって、シャーロックがジョンのこと思ってるってこと〜?
それとも、天才の憂鬱?

 分析の結果、足痕からは白亜、アスファルト、レンガの粉、植物が検出されたんだけど、グリセリンの分子を含む5番目のものが何かわからない。
そこにジョンが妹の部屋から見つかった封筒の封蝋と同じ封蝋で閉じてある封筒が今朝玄関の前に置いてあったのを思い出しました。
封筒に入っていたのはパンくず。
どうやら、ヒントは「ヘンゼルとグレーテル」らしい。

「5番目の物質は童話絡みだ。お菓子の家。
グリセリンの分子!PGPR!チョコレートに含まれる」S

 シャーロックはこの5つの物質から兄弟は閉鎖された菓子工場に閉じ込められていると推理。
場所もいつものようにホームレスの情報網を駆使した結果、アドルストンと特定。
兄弟は発見されましたが、水銀を付着させた包み紙に入っていたチョコレートを食べていたため中毒症状を起こしていました。

 その後、話を聞こうとシャーロックが妹の方に会ったら、叫び声と共にパニックを起こしちまったぞ。
そのせいで、ずっとシャーロックに反感を抱いていたドノバン巡査(ヴィネット・ロビンソン)の暗黒面がスイッチ・オン!
こんなに早く、足跡だけで兄弟の居場所を特定できるなんておかしい。
誘拐はシャーロックの自作自演だったのでは?
きっと今までの事件も、オタクが売名行為のためにやった自作自演に違いない!

 一方、シャーロックはモリアーティの言っていた「借りは返す」の意味を考えていました。
そんな時乗ったタクシーのTV画面からドノバン巡査たちの動きを想起させるモリアーティのメッセージが。
って、神出鬼没のモリアーティったら、タクシー運転手に化けてたのさ〜。

 その後、車に轢かれそうになったシャーロックを殺し屋の一人が救ってくれたから、握手を求めたら、バーーーン!!
銃声と共に倒れちゃった。

「僕と握手したから死んだ。救うのはいいが握手はダメ。なぜだ?
4人の殺し屋の任務は僕を殺すことじゃない。生かしておくことだ。
僕が何かを持っているからだ。それを奪われないよう」S
「他の3人が彼を殺した?」ジョン
「彼らの関心は僕にある。彼らの監視網が迫ってきている!」S

 シャーロックが本棚の奥から監視カメラを発見し、取り出していたら・・・
にゃんと、レストレード警部 が署に出頭するよう伝えに来ましたぞ。
「断る。
あ〜モリアーティは賢い。疑いをドノバンに植え付けた。
そう思い始めると逆らうのは至難の業だ。疑いを消すことはできない。
一度、その考えが、生まれると。
奴が次に打つ手は写真だ。
最初は悲鳴。次は僕が警察に連行される写真。
そして、僕を破滅へ少しづつ追いやる。
でも、奴のゲームに付き合う気はない。ドノバン巡査部長によろしく」S

 一度署に戻ったレストレードでしたが、すぐに上司の指示で逮捕状を手にシャーロックに手錠をかけにきました。
レストレードの心にもシャーロックへの疑いが?

 シャーロックは連れてかれてしまいました。
「初めて会った時言ったでしょ?シャーロックはいつかきっと一線を越えるだろうって。
いいかっこしたいからって、子供たちの誘拐まで自作自演なんてどういう男よ?」ドノバン
「(キΦдΦ)・・・」ジョン

 そこに逮捕命令を出した上司が現れて、シャーロックを侮辱したもんだから、ジョンのパンチがさく裂。
シャーロックと仲良く片手づつ手錠をかけられてしまいましたとさ。

「つきあいか?」S
「あぁ。警視正に一発食らわすのは法律違反らしい」ジョン
「やっかいだな」S
「あぁ、保釈人もいないし」ジョン
「そうじゃない。僕達の脱出劇を考えてる」S

 周りはたくさんの警官たちに囲まれてますぞ〜
シャーロックは警官たちのイヤホンに通じている、なんか警報音みたいのを鳴らして、みんながヒーーー!となってる間に銃を奪って発砲。
ジョンは人質ってことにして、手錠に繋がれたまま二人で逃走開始。
「手をつなげ!」S
「絶対誤解されるな」ジョン 

 この期に及んで、まだそんな心配を( ̄∀ ̄)

 逃走中、殺し屋の一人がつけてることに気づいたシャーロックは、
その理由を言うよう迫りました。

「彼の忘れもの。モリアーティの。コンピューターキーコード!」男
「そうか。売るはずだ。ロンドン塔を破ったプログラムだ。
うちに来た時に置いていったのか?」S

 ここで、この男も殺されちゃった・・・・
どうやら、モリアーティはどんなシステムでも敗れる万能のキーコードを記したものを置いていったらしい。
ロンドン塔のケースに書かれたメッセージは、そのキーコードが欲しければシャーロックをGETしろという意味だったのね〜
まさに、モリアーティは「シャーロック」で遊んでいたわけだ。

 そんな事を話していると、新聞にシャーロックの暴露記事を発見。
情報提供はリッチ・ブルック。記事を書いたのはトイレで会ったあのキティ・ライリー。
彼女のとこに行って、リッチ・ブルックのことを聞かなきゃ!

 で、彼女を待ち伏せし、ブルックのことを問い詰めていたらモリアーティが登場!
リッチ・ブルックとはモリアーティだった。
ところがキティときたら、リッチはシャーロックがモリアーティを演じさせるために
雇った俳優だと言いやがるのさ〜
モリアーティもあくまでリッチになりきって「すいません、すいません!
雇われたんです!」と怯えたりしちゃって・・・
コレ、シャーロックと親しくない人(ほどんどの人だけどさ)は、こっちの方信じるわな〜

 キティは自分が書いた原稿をジョンに見せました。
「モリアーティはシャーロックが作り上げた人物だったのよ。
事件も自作自演。天才犯罪者もあなたの創作」キティ

 あの裁判もシャーロックから罪をかぶるようお金を渡されたって言うのさ〜
しかも、リッチが俳優である証拠として子供番組に出ているというプロフィールと
取材記事のファイルをジョンに提示。

「僕は語り手でDVDも出てる!諦めて、彼に全部話しなよ!
もうおしまいなんだよ!全部明るみにでる!」モリアーティ
「(#`-_ゝ-) おい!いい加減にしろっ!!」S
「助けてくれっ!!ε≡≡≡≡≡≡┏(゚ロ゚;)┛」M 

 ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ

「追いかけても無駄だ・・・」S
「無様ね、シャーロック。アンタのやることなんてお見通し。
アンタには、吐き気が、するわ」キティ

 仕返しか。こんなしょうもない女に追い詰められるとは・・(*`益´*)
でも、所詮、コイツもモリアーティの駒のひとつョ。

 なぜか記事にはシャーロックの身近な人物しか知らない詳しい半生が記述されていた。
「嘘を売るときは真実に包めば飲み込みやすい。
奴はみんなの心に僕への疑いを植え付けた!
ゲームを終わらせるのに必要なのはあと、ひと・・・やることがある!」S

 シャーロックは一人で消えてしまいました。
行き先は聖バーソロミュー病院のモリーの部屋。
「君は間違っている。数に入っている。君は信頼できるって、ずっと思ってた。
やはり僕は大丈夫じゃなかった。モリー、僕はもうすぐ死ぬ」S
「何が必要?」モリー
「僕が君の思うような人間じゃなく、僕が思うような人間じゃなくても、
僕を助けてくれるか?」S
「何が必要?」モリー
「君だ」S

 一方、ジョンはマイクロフトの元へ。
あの情報は自分以外だったら、マイクロフトしか知りえないものだった。
マイクロフトは万能のキーコードを吐かせるためにモリアーティを確保して、
何週間も尋問し続けたけど、落ちなかったそうな。
何とか少しでも情報を得ようと、マイクロフトはモリアーティが欲しがったシャーロックの情報を渡したそうな。

 オイオイ、兄ちゃん・・・・よくもそんな事ができたもんだね・・( ̄皿 ̄;;

「シャーロックはいかさまだって。
真っ赤な嘘も真実にくるめば世間は信じる。
シャーロックの破滅を望んでいる男に、あなたは渡した。このうえない武器を」ジョン
「ジョン・・・・・許してくれ・・・・」マイクロフト
「何を今さら!」ジョン
「伝えてくれ」マイクロフト

 うう・・・マイクロフト・・・やっぱり、アンタは氷の男だよ。
その情報が利用されるってわかってたはずだよ。

 ジョンをモリーのとこに呼んだシャーロックは、モリアーティが創りだしたリッチ・ブルックの存在を消してモリアーティに戻せば、潔白を証明できると話しました。
でも、そのためにはモリアーティが残していったというキーコードを見つけなければ。
いったいどこにあるのか・・

 シャーロックは、モリアーティは家に来たときに手の動きで数字を現し自分に伝えていたと気づき、モリアーティを病院の屋上に呼び出しました。
計画の進行に邪魔なジョンにはハドソン夫人が撃たれたと嘘情報を流し、追い払ったぞ。

 さあ、ついに決着をつける時が来ました。
モリアーティはいつもの『ステイン・アライブ』を聞きながら待っております。
(人生にうんざりしているくせに、この選曲・・
ビージーズってイギリス出身なんだもんね。
わたしゃ、オリンピックの開会式で初めて気づいたよ(;´д`)ゞ)

「やぁ、ついにきたな。シャーロック、君と僕が最後の問題に挑む時が。
ステイン・アラーーーイブ!!人生なんてつまらん!ただ、続くだけ!
ずっと楽しい事を探してきて、君で楽しめたけど、それも、もう終わり。
僕が勝ったから!しかも楽勝だった。つまらん・・・!
これからは、また凡人と遊ぶしかない。
結局は君も凡人だったけど!まぁ、いっか!最後は君も疑ったかな?僕の存在を」M

「りチャート・ブルック」S
「君はわかってくれたか」M
「もちろん。ドイツ語にすればライヘンバッハ。僕が名を挙げた事件だ」S
「名前にも遊び心だ」M
シャーロックが指をタップしているのを見て「よし、それもわかったか」

「アレ(モリアーティがシャーロックの部屋に来た時、膝を指で叩いていた)は数字だ。
指で叩けば1、休ませれば0、バイナリコード(2進法を使ったコード)。
だから殺し屋たちは僕を死なすまいとした。
どんなシステムにも侵入できるコンピューター・コードが僕の頭の中に
記憶されていたから」S
「全ての依頼人に言ったんだ。競争は早い者勝ちだって」M
「このコードを使えば、どんな記録も書き換えられる。
リチャード・ブルックを消して、ジム・モリアーティに戻せる」S

 と、思ったら、あの指パタパタは暗号じゃなかった。
ただ単に音楽を奏でていただけ?
天才は何にでも意味を求めるとこを利用したらしい。
実際のところ、モリアーティがハッキングに成功したのは各所の内部に協力者がいたからなんだってさ。
モリアーティはシャーロックの自殺でゲームは終了だと言いましたぞ。

 さらに、飛び降りないと友達が3人、ジョン、ハドソン夫人、レストレード警部が死ぬと脅しました。
「弾は3つ。狙撃手も3人。犠牲者も3人。
もう止める方法はない。君が飛び降りない限りは。
逮捕させてもいい。拷問してもいい。僕を好きなようにしていい。
でも狙撃の中止命令は届かない。
たった3人の友達は死ぬ。ただし・・・」M
「僕が自殺して、物語が完成すれば別」S
「その方がずっとセクシー」M
「僕は汚名にまみれて死ぬ」S
「そこが肝心なところだろ。あぁ、観客もいるぞ。さぁ、跳べ」M

 シャーロックは屋上のヘリに立ち、覚悟を決めましたぞ。
んが、突然笑い出しました。

「何だ?どうした?!抜けがあったか?」M(←このセリフ、うけたぞ)
「『僕は中止しないし』今、そう言ったな?
ってことは、その気になれば中止命令を出せる。
なら命令を出させればいい。
僕は君だ。どんなことでもする。
火もつける。普通の人間ならやらないこともする。
地獄で握手したいならば、決してその期待を裏切らない」S

「違うね、大口叩き。違う。君は凡人。天使の側にいる普通の人間だ」M
「天使の側かもしれないが一瞬でも思うな、僕が天使の一人だなんて」S
「あぁ、そうだな・・・・わかった。君は特別。そう・・・君は僕。君は僕。
ありがとう、シャーロック・ホームズ。ありがとう。礼を言う。
僕が生きていれば、3人を助ける道は残る・・・まぁ、がんばれ」
そう言った後、モリアーティは銃を口にツッコんで発砲。死んでしまいました・・・・

 いやはや天才同志の会話は解読が難しい・・
どれがホントでどれが引っかけなんだか・・・( ・◇・)? 
どこまで真に受けていいんだか、わたしゃわからんよ。
二人の会話を聞いていたら、モリアーティはシャーロックのもうひとつの人格なんじゃ?とすら思えてくる。

 まさかの展開!
これで狙撃手に中止命令を出すことはできなくなった!
残された道はシャーロックが落ちるしかない。
嘘に気づいたジョンが病院の真下で上にいるシャーロックを見つけたぞ!
電話、電話!

「僕はイカサマだ。新聞が書いた通りだ。
デストレードに伝えてくれ。それからハドソンさんにも。モリーにも。
君からみんなに伝えてくれ。
僕が自分の利益のためにモリアーティをでっちあげたことを。
僕をずっと見ててくれ。じゃあ、やってくれるな?」S
「何を?」ジョン
「この電話は、いわば書きおきだ。遺すものなんだろ?手紙を」S
「なんの手紙を」ジョン
「さよならだ」S
「やだ!よせ。よせ!!シャーロック!!」ジョン

 携帯を捨てて(置いて?この行動も怪しい)、シャーロックは屋上からダイブ。
まっさかさまに落ちた後、血を流した死体で発見されました。
「神様・・・うそだ・・・・やめてくれ・・」ジョン
シャーロックの3人の友人の命は助かりました。でも、そのことを3人は知らない。

 シャーロックの死の動揺が消えぬまま、ジョンはハドソン夫人と彼のお墓にきました。
涙ながらに別れを惜しむハドソン夫人は気を使って、二人っきりにしてくれましたョ〜

「君はこう言ったね。『僕はヒーローじゃない』って。
そもそも人間とすら思えなかったこともあったけど、
君は・・・いい奴だ。人間らしい人間だった。
誰が何と言おうが、君が嘘つきだったなんて信じない。絶対。
シャーロック、僕は孤独だった。君に救われた。
あと、ひとつだけ頼む。僕のために、もう一回だけ奇跡を起こしてくれ。
だめだよ・・・こんな・・・死んでちゃ・・・
頼む・・こんなこと・・やめてくれ。やめろよな」ジョン

 涙をこらえながら去っていくジョン・・・
シーズン1のラストはかなり、気をもたせた感じで終わっちゃったから、
シーズン2もここで終わりでしょうよ・・と思っていたら・・・
そんなジョンの背中を切なそうに見つめるシャーロックの姿を
ちゃんと映してくれましたよーーー!

 いや〜シーズン3が作られるってwikiで見たから、
生きているんでしょうよとは思っていたけど、投身自殺でしょ〜?
原作ではオープニングに出てきた「ライヘンバッハの滝」にモリアーティと二人して落下して死亡したことになっているらしい。
そういう死に方だったら、生きてたって言われてもありそうな感じだけど、ビルの屋上から落下して頭から血がドバーってねぇ・・・

 でも、わたしゃ、モリーが協力してダミーの死体を用意したと思ってる。
病院に戻って来たジョンに近づかないよう言い続けたのも
遺体を間近で見たら、偽物だと気付かれると思ったから。
でも、良く考えたらシャーロックと同じような体型の遺体が
そうそうある訳ないしな〜(ーΩー )ウゥーン

 あるいは、あの落ち方もワイヤーアクションみたいで怪しい(←なんでも怪しい)から、バンジーみたいに落ちて、下に着いた瞬間に死んだフリ?(コントかよ)
でも、それだと協力者がさっと出てきて、うまいことワイヤーとかの処理やらないとダメだよねぇ?
自殺直後、チャリでジョンにぶつかって来た人も何か怪しいo( ̄ー ̄;)
マイクロフトも協力してるのかな〜?それとも知らないのかな〜?
モリーだけの力じゃここまでできないだろうからな〜

 で、シャーロックが生きてるなら、モリアーティも生きてるんじゃないか・・って
思ったり・・願望かな。
わたしゃ、あのおとぼけ怪人のモリアーティがかなり好きなのかもしれない。
まぁ、シャーロックとモリアーティの魅力は互角だけどね。
旨い具合に釣り合いが取れている。

 たいして海外ドラマって見てる訳じゃないけど、大好きなドラマでもシーズン2には懐疑的な私・・・
不安を胸に見始めたのですが、シーズン2はシーズン1以上のおもしろさでした。
コレ、原作読んでたらもっといろんな遊びに気付けておもしろさ倍増なんだろうな〜
とにかくBBC最高!
そしてNHKさん、一刻も早くシャーロックとジョンに再会させてくださいまし。
切にお願いいたしまする( ̄人 ̄)♪

 「SHERLOCK(シャーロック) 4」 第1回 六つのサッチャー
 「SHERLOCK(シャーロック) 4」 第2回 臥(ふ)せる探偵
 「SHERLOCK(シャーロック) 4」 第3回(最終回) 最後の問題

 「SHERLOCK(シャーロック)」 忌まわしき花嫁

 「SHERLOCK(シャーロック) 3」 第1回 空(から)の霊柩車
 「SHERLOCK(シャーロック) 3」 第2回 三の兆候
 「SHERLOCK(シャーロック) 3」 第3回(最終回) 最後の誓い

 「SHERLOCK(シャーロック) 2」 第2回 バスカヴィルの犬(ハウンド)
 「SHERLOCK(シャーロック) 2」 第1回 ベルグレービアの醜聞
 第1回 ピンク色の研究
 第2回 死を呼ぶ暗号
 第3回 大いなるゲーム

ねこちゃん
ぱっとしたドラマのない時期に、唯一テンションをあげてくれるドラマでした。
はぁ〜(´Д`) =3 あのオープニングの曲が頭をぐるぐる。
シャーロックのSはドSのS〜♪ あのロングコートがもう懐かしいわ〜


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1. 『SHERLOCK(シャーロック)』第2シーズン第3回  [ 悠雅的生活 ]   2012年08月09日 20:25
ライヘンバッハ・ヒーロー
2. 『SHERLOCK (シャーロック)』第2シーズン  [ Akira's VOICE ]   2012年08月10日 10:23
面白い!!

この記事へのコメント

1. Posted by YOKO   2012年08月09日 12:03
はじめまして。
このドラマとにかく面白いですよね!記事をとても楽しく拝見させていただきました。
そして私もこのオリンピックの開会式でビージーズがイギリス人だったと知ってびっくりしたくちです^^。
シリーズ3が楽しみですね。
2. Posted by きこり→YOKOさん   2012年08月09日 20:29
始めまして。コメントありがとうございます。
いや〜このドラマ最高でしたよね。
DVD買いたいぐらいです(´m`)
シーズン3で早くシャーロックのトリックを教えて
欲しいですよね。
そして、ジョンに生きてるって教えてあげて欲しいです。
でも、汚名回復しないと生き返れないような・・・
どちらにしろ、シーズン3が待ち遠しくてたまりません。
3. Posted by メアリー   2012年08月10日 17:28
5 質問ですけど、シャーロックのはんせいってなんのことてめすか?
4. Posted by きこり→メアリーさん   2012年08月11日 08:02
コメントありがとうございます。
シャーロックの半生についてはドラマの中でも
あきらかにされていないので、シーズン3でちらっと
想像できる場面があればいいな〜って思ってます。
あのシャーロックが若いころどんなだったのか、
家族との関係とか気になります。
5. Posted by りっか   2012年08月23日 13:23
シャーロック2、録画してたけど忙しかったこともあり、先程見て、いろ02謎が残ったので感想blogでこちらにたどりつきました´ω`
シャーロックはどうやって擬似投身自殺したのかめっさ気になりますよね〜(>_<)
BBCとシャーロックのドSさに逆に萌える私です`ω´
てか、シャーロックのお兄ちゃん、鬼畜すぎる!悪用されるとわかってて敢えての情報提供……。ちゃんとシャーロックが隠れてる間、生活費諸々渡してるんでしょうね!(ノ><)ノと喝!
6. Posted by きこり→りっかさん   2012年08月24日 18:24
コメントありがとうございます。
>シャーロックはどうやって擬似投身自殺したのかめっさ気になりますよね〜(>_<)
いや〜気になりますよね〜
シーズン3できっと種あかししてくれるんでしょうが、どっちにしろ来年ですもんね。
私も他の方はどう考えたのか知りたくて
あちこちの記事をのぞかせてもらいました。
死んだフリってのが多かったような・・(笑
でも、実際下に落ちてるふうだったから、フリなんてできないよ〜って思ったりもするけど、そこはシャーロックだから技があるのでしょう(笑
>BBCとシャーロックのドSさに逆に萌える私です`ω´私もです(´m`)
シャーロックのジョンへのツンデレぶりというか、ドSな仕打ちはシーズン1よりも度合いが激しくなったような・・
やはり二人の親しさが増して、ドSぶりにも拍車がかかったんでしょうかね〜
早くシーズン3が見たいですよ〜
7. Posted by Casanovel   2013年11月30日 19:23
5 どうもありがとうございます!!!
I'm learning Japanese and I really really need this!Thousands of thx!!!XD
8. Posted by きこり→Casanovelさん   2013年12月01日 11:54
コメントありがとうございます。
日本語を勉強されているのでしょうか?
もしお役に立てたのなら嬉しいです。
早くシーズン3が見たいですね。

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「サトラレ」 2001年 監督・本広克行「浪花少年探偵団」 第6話 しのぶセンセと前のセンセ