2012年07月07日
「ヒミズ」 2012年 監督・園子温
この作品が映画化されると知ってから、すごく楽しみにしていました。
しかも、いつも気になる園子温監督だもんね。
この絶望に満ちた物語をどう、形にして見せてくれるのか・・・・
HPはこちら
15歳の住田祐一(染谷将太)の将来の希望は『普通の大人になること』。
両親がやっていたボート屋を継ぎ、「多分、一生大きな幸福もないけど、きっと大きな災いもない。俺はそれで大満足」と思っている。
彼が「普通」を求めるのは、自分が「普通」からほど遠い存在だと知っているから。
彼は失ってすらいない。だって、最初から持っていないんだから。
まさに「魚の死んだような目」の染谷君・・・
未来にも、人間にも、何の期待もしていない、それでも心の奥の方で生きていたいと願っている住田そのものでした。
ろくでなしの父親(光石研)は、たまに家に戻ってきたら暴力ふるい放題。
「オマエなんかいらない」「川で溺れた時死ねばよかったのに」と自分の心の確認をするかのように会う度言い放つ。
母親(渡辺真起子)にも「家族」「家庭」という感覚はない。
家は寝るために戻ってくる場所であり、私物の置き場所でしかない。
しょっちゅう男を連れ込んでいた母親は、ある日「がんばってね」という置手紙とわずかなお金を置いて、男と消えてしまった。
そして、ぶらりと帰ってきた父親は600万の借金を作り、闇金業者に追われている。
その金子社長(でんでん)と部下(村上淳)が取り立てにやってきたが、もちろん払うあてなんてない。
ラストの内容にも触れますので、未見の方はご注意を。
しかも、いつも気になる園子温監督だもんね。
この絶望に満ちた物語をどう、形にして見せてくれるのか・・・・
HPはこちら
15歳の住田祐一(染谷将太)の将来の希望は『普通の大人になること』。
両親がやっていたボート屋を継ぎ、「多分、一生大きな幸福もないけど、きっと大きな災いもない。俺はそれで大満足」と思っている。
彼が「普通」を求めるのは、自分が「普通」からほど遠い存在だと知っているから。
彼は失ってすらいない。だって、最初から持っていないんだから。
まさに「魚の死んだような目」の染谷君・・・
未来にも、人間にも、何の期待もしていない、それでも心の奥の方で生きていたいと願っている住田そのものでした。
ろくでなしの父親(光石研)は、たまに家に戻ってきたら暴力ふるい放題。
「オマエなんかいらない」「川で溺れた時死ねばよかったのに」と自分の心の確認をするかのように会う度言い放つ。
母親(渡辺真起子)にも「家族」「家庭」という感覚はない。
家は寝るために戻ってくる場所であり、私物の置き場所でしかない。
しょっちゅう男を連れ込んでいた母親は、ある日「がんばってね」という置手紙とわずかなお金を置いて、男と消えてしまった。
そして、ぶらりと帰ってきた父親は600万の借金を作り、闇金業者に追われている。
その金子社長(でんでん)と部下(村上淳)が取り立てにやってきたが、もちろん払うあてなんてない。
ラストの内容にも触れますので、未見の方はご注意を。
茶沢景子( 二階堂ふみ)は、なぜかそんな住田を崇拝している。
彼女の部屋には住田語録の紙が貼られ、教室でも住田支持の熱い思いを隠そうとしない。
クラスのみんなのぽかんとしたような表情は関係ない。
茶沢の中には住田しか住んでいないのだ。
彼女の家庭も崩壊している。
父親(堀部圭亮)は愛人のところに入りびたり、そのせいで心が病み暴力的になっている母親(黒沢あすか)は、茶沢のための首つり台の制作に励んでおり、「完成したら死ねよ!」と言い放つ。
家庭は茶沢にとって恐怖でしかなく、自分の部屋に逃げて鍵を何個付けても安心はできない。
住田の事情を知らない茶沢にとっては、ほかの同級生とは違った老成した雰囲気のある不思議な魅力を持つ少年に写っている。
住田の心に入り込もう、住田に近づきたいという熱い思いでアタックし続ける茶沢の姿は、一見、初恋に夢中な中学生らしく見える。
でも、実は彼女も必死だ。
油断すれば気が狂いそうになる現実を封じ込め、住田だけを見つめている。
住田へと向かう異常なまでのテンションと情熱・・・
茶沢にとっては住田が夢であり希望になっている、それが二階堂さんのまっすぐで汚れのない眼差しから伝わってきました。
さて、住田のボート屋の敷地内には震災で家を失った人々が小屋を作り住んでいる。
元社長で震災ですべてを失ってしまった夜野正造(渡辺哲)、同じく、まーくん(諏訪太朗)と藤本(川屋せっちん)。
エロい雰囲気の妻(神楽坂恵)とテントに住んでいる田村圭太(吹越満)。
彼らは住田を「住田さん」と慕い、ほどよい距離を保ちながら家族のように暮らしている。
園子温監督の映画には疑似家族のような集まりがよく出てくる。
彼らに血の繋がりはなく(むしろ血の繋がりを否定)、失われてしまったか解体してしまった「家族」への思いを捨てているが(忘れて)、グループでいることには拘っている。
それは、決して失われた家族の代わりではなく、なにか新しいものを求め探し続けているように見える。
その関係は冷めたようでありながら、相手のために命をかけたりもする不思議な繋がりだ。
夜野は住田のために強盗に加担し、殺人まで犯して600万を作る。
赤の他人のために大金を用意した夜野に金子はその理由を問い詰める。
「被災者くんよお、ボロボロじゃねぇか、今のおめぇは。
被災して、津波を受けて、で、なんだぁ?身も知らねぇガキのために600万持ってきただとぉ?
抜かすなぁ!!どうしてこんな金が受け取れる?
言ってみろ!どうしてガキのために持ってきたんだ?!」金子
「未来です。
俺は・・・一回死んだ。あの津波で一回死んだ・・・
でも、住田さんは・・住田ってガキには未来がある。
これからの日本を託す男なんです!
俺はぁ・・こう言っちゃなんですが、あんたも俺も、いつ野垂れ死にするかわからねぇ、日本の過去です。
俺は、この金で、あの子に未来を託したいんだ!」
そんなことも知らない住田は、またしても帰ってきた父親に罵られ、ついに殺してしまう。
蓄積した怒りもあったけど、住田はもう、父親の「オマエは本当にいらないワ」という言葉を聞きたくなかったんだと思う。
その呪文は住田のこころを蝕み、ずっと生きる気力を奪ってきた。
だから、彼は生きるために父親を殺したんだと思う。
田村たちは住田の声から、何があったかはわかっているが、見なかったことにして口にも出さない。
自分は父親のようなクズではなく、りっぱな普通の大人になると決意していた住田は完全に道が断たれたことを知り、その後の人生を「おまけ人生」として、世の中の悪人を殺すために生きることにする。
紙袋に包丁を入れ、殺すべき相手を探し続けるけど、なかなかうまくいかない。
その間にも何人もの狂人が普通の人の生活を脅かしているというのに・・・
殺せない自分に絶望する住田。
金子は街で偶然見かけた住田を車に乗せ、自宅まで送って行く。
「おい、俺がとってもいいことを教えてやろう。
オマエは今、病気だ。
オマエには腐るほど道があるのに、勝手に自分を追い込んでる。
周りが見えなくなって一番ヤバそうな道を自ら選んでる」
そう言った後、親父を殺す用に銃を置いていくのでした。
住田が病気から快復するためには父親を殺すしかないとわかっている。
生きるために殺しを肯定する金子。
これは生き残るための大人の知恵だ。
でも、殺したことで住田は未来を諦めることになり絶望しか残らなかった。
すべてを知った茶沢は死しか見つめていない住田をこちら側に呼び戻そうとする。
「住田君はもう価値観を変えざるを得ないの。
一度人生にケチのついた人たちは、自分を捨ててでも頑張っていくしかないと思う。
これは、ほとんど義務だよ。
泣いてでも人に助けを求めるぐらいの根性見せろよ!」
生きろ!
たとえ絶望しか見えなくても、生き残れ!
原作では自首を勧める茶沢の言葉を受け入れながらも、住田は絶望から逃れられず死を選んだ。
でも園子温監督は、住田に生きる道を選ばせた。
あの銃声は住田の生きてやるという意志。
生きて、罪を償って、そして自由になる。
茶沢という光に導かれた住田は憧れていた「普通」を手に入れられるかもしれない。
そして、住田の手を取ることによって、茶沢も生き続けることができる。
「がんばろう」という言葉を使うのはやめようという流れがあった。
これ以上どう頑張ればいいというのか、がんばれという言葉が辛いと・・・
でも、「頑張れ」という言葉にはいろんな意味が込められてると思う。
生きていていいんだよ。幸せを求めていいんだよ。生きてください。一緒に生きて行こう。
「住田、頑張れ!住田!頑張れ!夢を持て!住田、頑張れ!」茶沢
「住田ーーーー!がんばれーーーー!!」住田
自分に頑張れと言えた住田は、やっと自分を許せて歩き出すことができたんだと思う。
まさか「ヒミズ」で希望を感じることができるとは・・・(´∀`;) びっくりだよ。
今を生きる園子温監督からの強いメッセージが伝わってきました。
主演のお二人さんは監督の期待に応え、その世界観をしっかり表現してくれたと思います。
その存在は一貫して清々しくて美しかった。
お馴染の役者さん達が勢ぞろいしていたのも嬉しかったなぁ・・・
園子温監督らしくありながら、別の顔を見せてもらったような・・・おもしろい映画だったと思います。
エンディングの曲も静かで良かったわ・・・
これで、わさわさした歌入りの曲が流れたら、ちょっとねぇ・・・(´-∀-`)ゞ
彼女の部屋には住田語録の紙が貼られ、教室でも住田支持の熱い思いを隠そうとしない。
クラスのみんなのぽかんとしたような表情は関係ない。
茶沢の中には住田しか住んでいないのだ。
彼女の家庭も崩壊している。
父親(堀部圭亮)は愛人のところに入りびたり、そのせいで心が病み暴力的になっている母親(黒沢あすか)は、茶沢のための首つり台の制作に励んでおり、「完成したら死ねよ!」と言い放つ。
家庭は茶沢にとって恐怖でしかなく、自分の部屋に逃げて鍵を何個付けても安心はできない。
住田の事情を知らない茶沢にとっては、ほかの同級生とは違った老成した雰囲気のある不思議な魅力を持つ少年に写っている。
住田の心に入り込もう、住田に近づきたいという熱い思いでアタックし続ける茶沢の姿は、一見、初恋に夢中な中学生らしく見える。
でも、実は彼女も必死だ。
油断すれば気が狂いそうになる現実を封じ込め、住田だけを見つめている。
住田へと向かう異常なまでのテンションと情熱・・・
茶沢にとっては住田が夢であり希望になっている、それが二階堂さんのまっすぐで汚れのない眼差しから伝わってきました。
さて、住田のボート屋の敷地内には震災で家を失った人々が小屋を作り住んでいる。
元社長で震災ですべてを失ってしまった夜野正造(渡辺哲)、同じく、まーくん(諏訪太朗)と藤本(川屋せっちん)。
エロい雰囲気の妻(神楽坂恵)とテントに住んでいる田村圭太(吹越満)。
彼らは住田を「住田さん」と慕い、ほどよい距離を保ちながら家族のように暮らしている。
園子温監督の映画には疑似家族のような集まりがよく出てくる。
彼らに血の繋がりはなく(むしろ血の繋がりを否定)、失われてしまったか解体してしまった「家族」への思いを捨てているが(忘れて)、グループでいることには拘っている。
それは、決して失われた家族の代わりではなく、なにか新しいものを求め探し続けているように見える。
その関係は冷めたようでありながら、相手のために命をかけたりもする不思議な繋がりだ。
夜野は住田のために強盗に加担し、殺人まで犯して600万を作る。
赤の他人のために大金を用意した夜野に金子はその理由を問い詰める。
「被災者くんよお、ボロボロじゃねぇか、今のおめぇは。
被災して、津波を受けて、で、なんだぁ?身も知らねぇガキのために600万持ってきただとぉ?
抜かすなぁ!!どうしてこんな金が受け取れる?
言ってみろ!どうしてガキのために持ってきたんだ?!」金子
「未来です。
俺は・・・一回死んだ。あの津波で一回死んだ・・・
でも、住田さんは・・住田ってガキには未来がある。
これからの日本を託す男なんです!
俺はぁ・・こう言っちゃなんですが、あんたも俺も、いつ野垂れ死にするかわからねぇ、日本の過去です。
俺は、この金で、あの子に未来を託したいんだ!」
そんなことも知らない住田は、またしても帰ってきた父親に罵られ、ついに殺してしまう。
蓄積した怒りもあったけど、住田はもう、父親の「オマエは本当にいらないワ」という言葉を聞きたくなかったんだと思う。
その呪文は住田のこころを蝕み、ずっと生きる気力を奪ってきた。
だから、彼は生きるために父親を殺したんだと思う。
田村たちは住田の声から、何があったかはわかっているが、見なかったことにして口にも出さない。
自分は父親のようなクズではなく、りっぱな普通の大人になると決意していた住田は完全に道が断たれたことを知り、その後の人生を「おまけ人生」として、世の中の悪人を殺すために生きることにする。
紙袋に包丁を入れ、殺すべき相手を探し続けるけど、なかなかうまくいかない。
その間にも何人もの狂人が普通の人の生活を脅かしているというのに・・・
殺せない自分に絶望する住田。
金子は街で偶然見かけた住田を車に乗せ、自宅まで送って行く。
「おい、俺がとってもいいことを教えてやろう。
オマエは今、病気だ。
オマエには腐るほど道があるのに、勝手に自分を追い込んでる。
周りが見えなくなって一番ヤバそうな道を自ら選んでる」
そう言った後、親父を殺す用に銃を置いていくのでした。
住田が病気から快復するためには父親を殺すしかないとわかっている。
生きるために殺しを肯定する金子。
これは生き残るための大人の知恵だ。
でも、殺したことで住田は未来を諦めることになり絶望しか残らなかった。
すべてを知った茶沢は死しか見つめていない住田をこちら側に呼び戻そうとする。
「住田君はもう価値観を変えざるを得ないの。
一度人生にケチのついた人たちは、自分を捨ててでも頑張っていくしかないと思う。
これは、ほとんど義務だよ。
泣いてでも人に助けを求めるぐらいの根性見せろよ!」
生きろ!
たとえ絶望しか見えなくても、生き残れ!
原作では自首を勧める茶沢の言葉を受け入れながらも、住田は絶望から逃れられず死を選んだ。
でも園子温監督は、住田に生きる道を選ばせた。
あの銃声は住田の生きてやるという意志。
生きて、罪を償って、そして自由になる。
茶沢という光に導かれた住田は憧れていた「普通」を手に入れられるかもしれない。
そして、住田の手を取ることによって、茶沢も生き続けることができる。
「がんばろう」という言葉を使うのはやめようという流れがあった。
これ以上どう頑張ればいいというのか、がんばれという言葉が辛いと・・・
でも、「頑張れ」という言葉にはいろんな意味が込められてると思う。
生きていていいんだよ。幸せを求めていいんだよ。生きてください。一緒に生きて行こう。
「住田、頑張れ!住田!頑張れ!夢を持て!住田、頑張れ!」茶沢
「住田ーーーー!がんばれーーーー!!」住田
自分に頑張れと言えた住田は、やっと自分を許せて歩き出すことができたんだと思う。
まさか「ヒミズ」で希望を感じることができるとは・・・(´∀`;) びっくりだよ。
今を生きる園子温監督からの強いメッセージが伝わってきました。
主演のお二人さんは監督の期待に応え、その世界観をしっかり表現してくれたと思います。
その存在は一貫して清々しくて美しかった。
お馴染の役者さん達が勢ぞろいしていたのも嬉しかったなぁ・・・
園子温監督らしくありながら、別の顔を見せてもらったような・・・おもしろい映画だったと思います。
エンディングの曲も静かで良かったわ・・・
これで、わさわさした歌入りの曲が流れたら、ちょっとねぇ・・・(´-∀-`)ゞ
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1. 『ヒミズ』 [ 京の昼寝〜♪ ] 2012年07月08日 07:52
□作品オフィシャルサイト 「ヒミズ」□監督・脚本 園 子温 □原作 古谷 実□キャスト 染谷将太、二階堂ふみ、渡辺 哲、吹越満、神楽坂恵、光石 研、 渡辺真起子、黒沢あすか、でんでん、村上 淳鑑賞日 1月14日(土 )■劇場 TOHOシネマズ川崎■
2. ヒミズ [ 映画的・絵画的・音楽的 ] 2012年07月08日 09:08
『ヒミズ』を吉祥寺バウスシアターで見ました。
(1)本作は、昨年、『冷たい熱帯魚』と『恋の罪』で鮮烈な印象を残した園子温監督の作品ですから、やはり大いなる期待を持って映画館に出向きました。
園監督は、このところ随分と短いインターバルで衝撃作を次々に公開...
3. ヒミズ [ Akira's VOICE ] 2012年07月08日 10:19
住田がんばれ!!!
4. 初の園子温作品! [ 笑う社会人の生活 ] 2012年07月09日 22:22
20日のことですが、映画「ヒミズ」を鑑賞しました。
普通に生きることが夢の中学3年生の祐一
彼のことが好きな同じクラスの景子
この2人に起きる事件・・・
うーん 強烈!
パンチの効いた作品といいますか
ストーリー展開はどこにいくか わからなく
最後まで見れまし...
5. 【ヒミズ】「病気」を自覚する園子温監督作品 [ 映画@見取り八段 ] 2012年07月23日 15:40
ヒミズ
監督: 園子温
出演: 染谷将太、二階堂ふみ、渡辺哲、吹越満、神楽坂恵、光石研、渡辺真起子、黒沢あすか、でんでん、村上淳、窪塚洋介、吉高由里子、西島隆弘、鈴木杏
公開: 2012年...
この記事へのコメント
1. Posted by リバー 2012年07月09日 22:21
TB ありがとうございます。
伝わることはあるのですが
私的にはどうも共感が・・・
伝わることはあるのですが
私的にはどうも共感が・・・
2. Posted by きこり→リバーさん 2012年07月10日 18:58
コメントありがとうございます( ̄∀ ̄)
この映画は好みありますよね〜
園子温監督らしくもあり、新鮮でもあり・・・
次の作品が楽しみデス。
この映画は好みありますよね〜
園子温監督らしくもあり、新鮮でもあり・・・
次の作品が楽しみデス。
3. Posted by りんりん 2012年07月11日 21:06
映画館、観に行きましたがな〜。
もちろん目的は“あの人”でしたが(笑)、内容はやはり重かったですね。
冒頭部分から、ずっと涙腺が緩みっ放しでした。
またしてもろくでもない親が登場して、園さんはよっぽど何かトラウマでもあるんかいな?と心配してしまうほどなんですが…。(^_^;)
他の大人は良い人たちばかりなので、それが救いでしたね。
渡辺哲さんとか出てきたら、もう条件反射で泣けます(笑)
原作は薄々しか知らないので、ラストは賛否両論あるみたいですが、私は好きでしたよ。
「頑張ろう」っていう言葉も、ちゃんと意味がありましたもん。
とにかく染谷君と二階堂さんの演技が素晴らしかった。
またドラマや映画で活躍されるお二人を見てみたいです。
もちろん目的は“あの人”でしたが(笑)、内容はやはり重かったですね。
冒頭部分から、ずっと涙腺が緩みっ放しでした。
またしてもろくでもない親が登場して、園さんはよっぽど何かトラウマでもあるんかいな?と心配してしまうほどなんですが…。(^_^;)
他の大人は良い人たちばかりなので、それが救いでしたね。
渡辺哲さんとか出てきたら、もう条件反射で泣けます(笑)
原作は薄々しか知らないので、ラストは賛否両論あるみたいですが、私は好きでしたよ。
「頑張ろう」っていう言葉も、ちゃんと意味がありましたもん。
とにかく染谷君と二階堂さんの演技が素晴らしかった。
またドラマや映画で活躍されるお二人を見てみたいです。
4. Posted by きこり→りんりんさん 2012年07月12日 11:35
>もちろん目的は“あの人”でしたが
あの人って、もちろん、でんでんさんかしら〜?( ̄▽ ̄) ニヤ
って、すごいね。西島さん、ちょこっとしかでてないのにちゃんと映画館に行かれたのね。
殺されなくてよかった(笑
>またしてもろくでもない親が登場して、園さんはよっぽど何かトラウマでもあるんかいな
ホント、私もそう思う。
家族否定というか、すごい不信感だよね。
でも、人間同士のつながりを否定しているわけではないから、そこが救いかねぇ・・
>他の大人は良い人たちばかりなので、それが救いでしたね。
なんか、夜野さん以外はまったく頼りにならない感じだったけど、それでもいいんだろうね。
原作では夜野は同級生で盗癖があるという・・ビジュアル的にも残念な感じの設定だったんだけど、渡辺哲さんが演じてよかったと思うわ〜
>原作は薄々しか知らないので、ラストは賛否両論あるみたいですが
これはかなり好き嫌いあるラストですよね。
私もいいと思ったな〜
若い二人が走る姿に希望と強い意志感じられたし、
すがすがしかったですもんね。
この二人の演技が自然でとにかくすばらしかったな〜
あの人って、もちろん、でんでんさんかしら〜?( ̄▽ ̄) ニヤ
って、すごいね。西島さん、ちょこっとしかでてないのにちゃんと映画館に行かれたのね。
殺されなくてよかった(笑
>またしてもろくでもない親が登場して、園さんはよっぽど何かトラウマでもあるんかいな
ホント、私もそう思う。
家族否定というか、すごい不信感だよね。
でも、人間同士のつながりを否定しているわけではないから、そこが救いかねぇ・・
>他の大人は良い人たちばかりなので、それが救いでしたね。
なんか、夜野さん以外はまったく頼りにならない感じだったけど、それでもいいんだろうね。
原作では夜野は同級生で盗癖があるという・・ビジュアル的にも残念な感じの設定だったんだけど、渡辺哲さんが演じてよかったと思うわ〜
>原作は薄々しか知らないので、ラストは賛否両論あるみたいですが
これはかなり好き嫌いあるラストですよね。
私もいいと思ったな〜
若い二人が走る姿に希望と強い意志感じられたし、
すがすがしかったですもんね。
この二人の演技が自然でとにかくすばらしかったな〜