「俺とねこにゃん」 キジトラの章 唐沢なをき 著「鍵のかかった部屋」 第11話(最終話) 硝子のハンマー 後編

2012年06月24日

「セレブになりたくて 〜サイモンの青春日記〜」 # 5 ボクがヘアアイロンを買ったワケ

 さて、お仕事中のサイモン(サミュエル・バーネット)は右腕を吊っております。
腕の使い過ぎなんだって・・・
慣れない左手でヘアアイロンを持ち、モデルさんのショッキングピンクのウィッグと奮闘中。
「ゴヤールのクラッチで痛めたのね(そんなに重いの?開け辛いの?)」サーシャ
「イサドラ・ダンカンはスカーフのせいで首を折って即死したけど、私は当分このままよ」サイモン
「素敵なヘアアイロンね」サーシャ
「やめて!(触らないで)ヴィンテージよ」サイモン

 今回は、このサイモン愛用の金色のヘアアイロンのお話。
1997年、サイモン(ルーク・ウォード=ウィルキンソン)とカイリー(レイトン・ウィリアムズ)がタミカの店のショーウインドウに飾られている金色のヘアアイロンをうっとりと見つめております。

 そのウインドウをタミカがハンディモップみたいのでバーン!
「何度言えばわかるの?!私のコテだよ!ヘアコンテストで優勝した記念品。
あんたらのじゃない!墓まで持っていく!おわかり?!(#`皿´)」

 (;^ω^) こえぇなぁ・・・見てただけじゃん・・・
その帰り、憧れのダイアナ妃のポスターを見ていたカイリーの髪をブロンドに染めてあげると約束したら、目が輝いてました。

 ところで、サイモンは何故か手話(適当なのかホントのなのかわからんが)で話しております。
『ボクは13歳の時、話すのをやめた』
不治の病に冒されてるらしい・・・・

『私が話すのをやめた不治の病とは・・・・「淋病」』
にゃんと、サイモンは夕食の席で自分が淋病にかかっていると告白したのさ〜
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「淋病だなんて、セックスしたの?」デビー(オリヴィア・コールマン)
「ブン( ̄ω ̄ ≡  ̄ω ̄)ブン」サイモン
「サイモン・・?」ヘイリーおばさん(ミーラ・サイアル)
「してない」アンディ(エイダン・マクアードル)
「だったら性病には感染しないわ。アシュリーンなら」デビー
「ひどい!」アシュリーン(ソフィー・アッシュ)

 なんか、学校の先生が授業でケジラミの薬は青いから使った人の指も青くなる。指の青い人を見たらケジラミと思えって言っちゃたのよね〜
で、いぢめっ子が手に青いのを塗り塗りしているのをじーーーっと見ていたら、ヘッドロックかけられちゃったもんだから、感染したと思ったらしい。
「きっと淋病にも感染している・・・」サイモン

 いやいや、ケジラミと淋病はセットなの?
てか、この女の先生は虚言癖があるみたいだぞ。
授業中に生徒たちに、昔、ヴァージンレコードの社長に「僕とレコード店を開こう」と誘われたとか、ダイアナ妃の結婚式の時に警護を頼まれたとか、語っているし〜

 その後、サイモンの「淋病恐怖」は「死への恐怖」へと変わりました。
ヘイリーおばんさんの盲導犬マミーが太りすぎでお医者さんに痩せないと死ぬと言われたと聞くと、パニックになり泣き出しちゃった。
「死」に取りつかれたサイモンは『ご自分のための葬儀プラン』という本まで読みだしたわ〜

 そのせいでしょうか〜
カイリーの髪を染めている時、本に夢中になりすぎて時間間違っちゃったのかな〜
できあがった頭は・・・・・ブロンドというよりもまっきっき・・・

       ヾ(;゚;Д;゚;)ノ=з=з=з=зGYAAAA!!

 カイリーに絶交されてしまいました・・・・・
一番の理解者で、たった一人の親友なのに〜
早速、仲直りをしようと家の前で、ノリのいいSTEPSの『5,6,7,8 』をかけて踊りだしましたョ〜
出てきたカイリーは、最初、フン!って感じだったんだけど曲を聞いてるうちに笑顔になって体も動き出したぞ〜
いい感じと思ったのもつかの間・・・お友達が来ていたようで・・・・彼女達とどっか行っちゃいました。

 さびしーーーー

 アシュリーンから「友達を作りなさいよ!家にいるとウザい」と言われたもんだから、タミカの店の前で同じように踊ってたら(後ろでは、新しいお友達、幼稚園児ぐらいの子たちが踊っとる・・・(´∀`;))、タミカに「踊るならよそでやって!頭痛がする!」って追い払われちゃった・・・

 ムカッときたサイモンは思わず「くたばっちまえ!タミカ!」と言っちゃいましたぞ。
しかたなく、マミーを散歩に連れて行こうとしたけど太りすぎのマミーは動こうとしない。
マミーはりんごダイエットやっており、りんご好きのマミーは満足みたいなんだけど、そのせいでお尻が緩くなったのか、家の中にはふんが落ちてたりする。
現在50キロで、30キロまで痩せなきゃダメなんだと。
林檎しか食べてないから、おならもしょっちゅう出てるわ〜

 さて、実は、デビーもお友達と険悪になって困っていました。
その相手とは美容師のタミカ。
デビーがよその美容院に浮気したもんだから、怒ってるらしい。
でも、デビーもやっぱりタミカの良さを再確認して、仲直りにやってきました。

「よその美容院に行って悪かったわ。もうしない」デビー
「( (≪●≫) )Д( (≪●≫) )ギロッ 」タミカ
「ヨガで私の悪口を言ったでしょ」デビー
「エアロビよ」タミカ
「みんなに触れ回ったし、私の風俗嬢のチラシも貼りまくった(ひでぇな・・・(;^ω^))」デビー
「私傷ついたの。アンタは忠犬を蹴った。私は鉄の女じゃないのよ。切り付けりゃ血だって出る」タミカ
「自分でもひどいと思ってる」デビー
「髪もひどい」タミカ
「そんなに?」デビー
「そうよ」タミカ
「じゃ、タミカの魔法をかけて」デビー
「必要みたいね」タミカ

 こちらは仲直り成功。
で、魔法をかけてもらっていたら、髪の毛をカットの途中で、タミカが急死!
デビーは中途半端な髪型で取り残されたのと、親友がいなくなったことで涙が止まらない。

 一方、サイモンは自分のせいでタミカが死んでしまったと思い込み、恐怖に震えております。
『ヘイリーおばさんは間違ってる。イメージングは効く。
私の一言でタミカの人生は終わってしまった・・・・
カイリーとの友情も・・・
ファッションリーダーの母の評判も・・・
この先どうしたらいいの・・?』

 落ち込んで寝ているいるサイモンの元にほろ酔いのデビーが慰めにきました。
「タミカが亡くなる前に何か言ったでしょ?見当はつくわ。彼女は最高だと言ったんでしょ?」デビー
「(なんとなく頷くしかない・・)」サイモン
「いい子ね、愛してる」デビー
「どうして?」サイモン
「母親は子供を愛するものよ」デビー
「僕が殺人犯でも?」サイモン
「たとえ、誰かの首を絞めて、切り刻んでピラニアにやってもね。
そのピラニアを殺して、私に食べさせたってかまわない」デビー
「(内心、ギョッ!)」サイモン
「そのせいでエクソシストみたいに首が360度回っても許せる。いい夢見てね」デビー

 シュールだけど、デビーの愛がどこまでも深いのは伝わりましたョ〜(* ̄m ̄)
海外ドラマ見てて、よく思うけど、こうやって気持ちを相手に伝えるのって本当に素敵だし大切なことだと思うわ〜
特に子供にはね。こういう愛情が積み重なって子供の心を強く柔軟に育てるんだと思うな〜

 そんな時、TVから「ダイアナ妃逝去」の知らせが飛び込んできました。
ドゥーナン家のみんなも、もちろんショックを受けておりますが、サイモンはダイアナ妃を崇拝していたカイリーの衝撃を思うと居ても経ってもいられない。
すぐに彼の家を訪ねたんだけど、あまりの取り乱しようにお母さんが薬を飲ませ眠らせた後だった。
こんな時こそ傍にいてあげたいのに。

 さて、死を恐れすぎるるサイモンを心配したデビーは死体に慣れさせるために、たまごっちを買ってあげると嘘をついてタミカの美容院へと連れ出しましたぞ。
美容院の中央には棺があって、その中でタミカは眠っております。手には、あの金のヘアアイロンを握ってるわ〜

「いい顔してるわぁ〜先週、ビーチで遊んできたのよ」デビー
「・・・・・・・」サイモン
「怖くないでしょ?」デビー

『この後、私がコテを盗むと思ってる?
そう思うのは当然よね。ところが違うの』

「僕が殺した。本当だよ」サイモン
「ふざけないで」デビー
「僕が「くたばれ!」って言ったら・・・・本当に・・・」サイモン
「アハハーー!そう言ったのね?ハハハ (*ノε` )σ」デビー
「笑えないよ!」サイモン
「彼女は笑ってた。もともとラム酒で心臓に穴が開いてたのよ。んふふふふふーー(( ^∀^ ))」デビー
やっとサイモンの顔にも笑顔が・・・良かったね。

 店を出たら、カイリーと母親のリーバもタミカに会いに来てたんだけど、やっぱり口をきいてもらえなかったわ〜
『私は、友情を取り戻す最後の作戦に出た。
この時の切り札はダンスだけでなく心を揺さぶるキーチェンジ。一発で効いた』

 サイモンがカイリーのために選んだ曲はMelissa Manchesterの『Don't cry out loud 』。
ラジカセのスイッチをオンにして、カイリーに電話をしたら・・・二人の心はあっと言う間にひとつ。

『そんなに泣かないで 胸のうちに秘めるの
涙を隠すことを覚えるのよ 
誇り高く 大空を舞いなさい 
たとえ落ちても あなたは夢に近づいたのよ』

 この瞬間お互いに大切な親友だと再確認したんじゃないでしょうかね〜
仲直りできた二人はヘイリーおばさんから、ダイアナ妃の棺が乗った車が故郷のオルソープへと向かう時レディングを通ると聞き、一緒に見送りに出ました。

 んが・・ガセネタだった・・・
それっぽい車が通ったので花束と鉢植えの花をぶつけたら(あぶねぇだろ!)、全く別人で、運転していた婆さんに怒られちゃった・・
「逃げよう!!」カイリー

 そして、タミカのお葬式がおごそかに行われました。
ジャマイカから友人たちも駆けつけ、埋葬の時、彼女の好きだったナッツとかスイカを棺にぶちまけていたと思ったら・・・
マミーの大好物であるりんごをぶちまける者が現れ・・・・そのりんごに飛びついたマミーと一緒にヘイリーおばさんも一緒に棺の上に落ちちゃいました。
 りんごを食べようとするマミーにぺろぺろ舐められているヘイリーおばさんの笑い声が墓地に響いておりましたとさ。

 そして、現代に戻り・・・
「あなたがそれを盗んでいないなら、誰が?」サーシャ
「セラミック製のアイロンと交換したの」にゃんと青年になったカイリーが登場!キュートさそのまま、違和感全くないぞ。
「お得な取引よ」カイリー

 今日は新しく変えたショーウインドウのお披露目なのかしら・・・
『髪はどんなふうにもキメられる。でも、ファッションの事故は突然やってくる。
おしゃれな人でも、その小麦色の生足で・・・・・ズッコケる』

 サイモンがスタイリングしたモデルさんが颯爽と短めのランウェイを歩き出したと思ったら・・・
何かにつまづいてぶっ倒れっちゃいました。
助けようとしたサイモンも、それに続き・・ついでにサーシャまでコケて、だんご状態に。
それを見ていたカイリーは・・・
「ドンマ〜イ

 良かった〜カイリーもちゃんとニューヨークに来てたのね。
何か細マッチョな感じだったけど、ダンサーさんになってるのかな〜?

 いや〜よくできた脚本ですよ。
流れる歌も内容とちゃんとリンクして、うまく盛り上げている。
ちょっとほんわかできて、スパイシーな笑いが小気味いい。
次回が最終回なんて、寂しすぎる〜
すぐにシーズン2も放送してほしいわん。

  # 1 ボクが花瓶を買ったワケ
  # 2 ボクが鼻を気にするワケ
 # 3 ボクが持ってるビーズの秘密
 # 4 ボクがスパイス・ガールズ人形を持ってるワケ
 # 6 ボクの思い出、スノードーム

ねこちゃん
あっと言う間に日曜が終わってしまうーーーー!ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!
さてと・・・せめてウォーキングに行こっ・・

matakita821 at 17:08│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 「セレブになりたくて」 

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