よる☆ドラ 「ビターシュガー」 第1話 雨に濡れた二人「蜜の味」 第2話 あの人は見抜いてる。私があなたを好きだってことを

2011年10月19日

2011年 DVD鑑賞日記 その21

10月10日(月)  「スパルタンX」  (1984年 香港 監督・サモ・ハン)

WOWOWでジャッキー・チェンの特集をやってまして、そういえば、ジャッキー・チェンの映画って真面目に見たことなかったな〜と思って、見てみました。
思ってたよりテンポがゆっくりではあったけど、楽しかったぞ。
B級感漂う雰囲気の中、ちょいちょいツッコミなかがら、真剣に視聴。
2時間があっちゅー間だったわ。
で、気づかなかったけど、ディビッドって、ユン・ピョウだったんだね・・・(;´Д`A ```

車(スパルタン号)で移動軽食販売をしているディビッド(ユン・ピョウ)とトーマス(ジャッキー・チェン)が探偵見習いのモビー(サモ・ハン・キンポー)の仕事に巻き込まれる冒険活劇。
3人は、ディビッドが一目惚れした女スリ・シルビア(ローラ・フォルネル)を守るため、力を合わせて謎の男たちと攻防戦を繰り広げるのさ〜

いや〜そもそも何でスペインでロケ?
しかも、あの女優さんが微妙に安い感じだったし・・サグラダ・ファミリアの場面以外はスペイン的要素はほとんど感じなかったように思うが・・・
てか、あのような国際的文化遺産でロケができることにびっくり。それとも、アレは作り物なの?

ディビッドのお父さんが精神病院に入院していて、シルビアのお母さんとそこで知り合って恋仲になるって設定もオイオイ!って思ったけど、患者達との交流はちょっとシュールで笑える。
格闘場面満載で、相手側もかなり強い感じで作ってる(実際スゴイ人らしい)のでジャッキー達も必死に戦ってる(でも、ちょいちょいおとぼけ場面もアリ)感が出て、手に汗握りながら見たわ〜

何で、飛び道具使わないんだろ?とか、カーアクションシーンで車転がりすぎだろとか、あんなとこから落ちたら腰の骨砕けるだろ!とか思ったけど、それもまたよし。
見応え充分のカンフー・アクション映画でありながら、家族で笑って、また見たいねと言える、それがジャッキー・チェンの映画なんだろうな〜
って、コレはサモ・ハン・キンポーの映画なんだけどさ・・・
スパルタンX [Blu-ray]

10月12日(水)  「五福星」  (1983年 香港 監督・サモ・ハン)

前回に引き続き、ジャーッキー・チェンもの視聴。
と思ったら、主役はサモ・ハンだった。
ジャッキーは、途中でローラースケート・アクションを見せてくれますが、ゲストっぽい扱い。
よくわからんけど、「スパルタンX」にも出ていた、サモ・ハン・ファミリー総出演?

はっきり言って、真剣に見る映画じゃないです(´∀`;)
でも、食べたり飲んだりしながら、途中で席を立っても全然オッケーというお気楽さがいいワ。
作りも単純で、非常にわかりやすい。

ムショで知り合ったキュウス(サモ・ハン・キンポー)、ジャック(ジョン・シャム)、ラム(チャールス・チン)、サンディ(リチャード・ン )、ランクス(フォン・ツイファン)の5人組は、ジャックの妹メイ(チェリー・チェン) も入れて清掃会社を始める。
その6人がマフィア同士の偽札の原盤取引に巻き込まれるドタバタコメディ。

泥棒5人組はそれぞれカブらない感じに個性的。
きっと香港では誰でも知ってる方達なんだろうな〜
芸に安定感があるよ( ̄∀ ̄)
前回の「スパルタンX」に続き、全体的に安い感じなのは、時代なのかしらね。
あと、途中で主題歌に合わせておちゃめな感じで日常スナップが流れるとこがあるんだけど、昔のアイドル映画みたいだったぞ。
五福星 デジタル・リマスター版 [DVD]

10月16日(日)  「人生万歳!」  (2009年 監督・ウディ・アレン)

にゃんと40作目の監督作品。
70年代、80年代のウディ・アレンの作品はほとんど見たけど、それ以降はちょっと興味を失ってたから、すんごい久しぶりに見たよ。
ウディ・アレンの作品で一番好きなのは「アニー・ホール」。
最初見た時は何で賞を取ったのか全くわからんかったけど、見直す度に好きになっていきました。
ほろ苦い真実があって、おしゃれで、ちょっと切なくて、軽やか・・・
映画の中の、ニューヨークに暮らす人々の冷たいぐらいの距離感に憧れましたョ〜

で、この「人生万歳!」もそんな「アニー・ホール」の頃の雰囲気も感じられて面白かった!
描きすぎないというか、もうちょっと欲しい所で止めるのがウディ・アレンぽいというか・・何か、ほっとするわ。

ボリス(ラリー・デヴィット)は、昔ノーベル賞候補になったこともある物理学者なんだけど、今じゃすっかり過去のの人。
人間嫌いで、友人と会っていても悲観的なネガディブ発言ばかりなのでうんざりされている。
年齢ははっきりしないんだけど、50過ぎとかなのかなぁ・・
その割にはかなりの隠遁ぶりなんだけど〜60近いのかにゃ〜?

まぁ、そんなボリスが南部から家出して路頭に迷っていたメロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)をアパートに泊めることになり、居つかれてしまう。
自称IQ200の天才であるボリスと田舎者で純粋なオバカさんのメロディが一緒に暮らすことなり、何の間違いかメロディは彼に恋をしてしまう。

最初は知的レベルが違いすぎるとか言って、メロディのことを全く相手にしていなかったブロスなんだけど、素直で教えがいのあるメロディとの生活は彼に張りのようなものをもたらし、ついに結婚することに。
人生は何が起こるかわからない。

なんかね、ボリスが否定しつつもいつのまにかメロディのことが気になるようになってきて、彼女がデートに出かけた夜に心が動き、恋を自覚する・・・その恋の不思議な瞬間が描かれているのが嬉しいやね〜
やっぱ、ウディ・アレンって若いんだなぁ・・
そして、ドライなんだけど優しい。

別居中で、それぞれメロディを探してニューヨークへやって来たママ(パトリシア・クラークソン)とパパ(エド・ベグリー・Jr)がカルチャーショックを受けながら、出会いを体験し、驚くほど変貌していく姿は笑える。
ラスト、新年を祝うためにボリスの部屋に集合したみなさんの傍らには、それぞれの運命の相手が・・・
まぁ、人生いろいろあるさ・・・と、にやりとしてしまう映画です。
人生万歳! [DVD]

10月18日(火)  「ミルドレット・ピアース 深夜の銃声」  (1945年 米 監督・マイケル・カーティス)

WOWOWの土曜名画座で見ました。
ジョーン・クロフォードって、名前聞いたことあるけど、1本も見たことないよな〜と思って見てみました。

富豪のモンティ・ベラゴン(ザカリー・スコット)が別荘で銃で撃たれる場面から始まります。
倒れる間際、モンティは「ミルドレッド・・」とつぶやいて死んでいきます。
そして、慌てて去っていく車・・・車から降りた女は橋の上で涙を流しながら立ち尽くしていたと思ったら、飛び込もうと・・・した所を警官に見つかり止められる。

その後、友人のウォーリー・フェイ(ジャック・カーソン)と会った女は、彼を死体のある別荘へと誘う。
どうやら、彼女がミルドレッド(ジョーン・クロフォード)らしい。彼女の意図は・・?
そして、モンティを殺したのは彼女なのか?
刑事の事情聴取を受けるミルドレッドが身の上話を始める形でストーリーは進みます。

ジョーン・クロフォードは美しいです。でも、日常にちゃんとなじむ美しさというか、悪女系ではない、普通の主婦なのに美人という有りがた感が出ていました。
彼女は長女のヴィーダ(アン・ブライス)を非常にかわいがっており、彼女が望むものは何でも与え、贅沢に育ててきた。その結果、美しく優雅だけど、プライドが高く思いやりのないわがままな娘に成長してしまうのさ〜

ま〜見てたら、ひっぱたいて蹴り入れたくなるほどの高慢ぶり・・・
ミルドレッドはヴィーダのために、必死にやりくりをして、離婚後は昼はウェイトレスの仕事、夜は店で出すケーキの仕込みと寝る間も惜しんで働いてお金を作ってるというのに、感謝するどころか生まれが卑しいとか下品だとか言って蔑むんだよね〜

彼女の望みはキレイなドレスを着て、みんなにちやほやされて、贅沢に暮らすことだけ。
そして、そんな毒の花のようなヴィーダを輝かせ続けることがミルドレッドの喜びであり、生きがいなんだよね。
無知とか妄愛とも違う、強い思いに引っ張られるように、ミルドレッドはヴィーダの欲望を叶えるために働き続け、借金を作り、娘のために愛のない結婚すらする。

裏切られても、蔑まれても、それが愛だと信じているミルドレッド・・・
哀れな存在のように見えるんだけど、ヴィーダとは、もう一人のミルドレッドなんじゃないだろうか・・
けなげな母親としてミルドレッドが理性で押さえ込んでいる欲望を具現化する存在。
見ていたら、この娘悪魔だよな・・とムカムカしてくるんだけど、ヴィーダをこんなふうに育てたのはミルドレッドだし、彼女の希望通りの女性になっているんだよね。
だから、もしかしたら、利用されているのはヴィーダの方で、本当の悪魔はミルドレッドなんじゃないか・・と思ってしまったわ。

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 2011年 DVD鑑賞日記 その20
 2011年 DVD鑑賞日記 その22
 2011年 DVD鑑賞日記 その23 加筆あり (-"-;A

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サモ・ハンが常にスウェット上下を着ているのは、やはり動きやすさ優先のため?
それにしても、動けるデブの位置が長いサモ・ハン・・・あんなに動いてるのに何で痩せないんだろ・・・

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matakita821 at 20:34│Comments(0)TrackBack(0)映画 

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