「男はつらいよ」 シリーズ第一作 (1969年) 監督・山田洋次「幸福の黄色いハンカチ」 (2011年 日テレ版)

2011年10月08日

2011年 DVD鑑賞日記 その20

9月23日(金)  「婚前特急」  (2011年 監督・前田弘二)

吉高ちゃんは、かなり好きな女優さんなのですが、実はハマケン狙いで見ました。
この役、ハマケンのためにあるようだったわ〜
娘は「イライラする〜」って言ってたけどね( ´艸`)

24歳の池下チエ(吉高由里子)のモットーは「人生、限られた時間を有効に使わなきゃ」。
てな訳で、5人の彼氏がいる。
美容室オーナーでリッチな年上の既婚者・三宅正良(榎木孝明)、
バイクショップ経営でいろんな趣味を持っている退屈させない男・出口道雄(青木崇高)、
ぐちを聞いてくれたりアドバイスをくれるお兄さん的存在・バツイチの西尾みのる(加瀬亮)、
年下でとってもかわいくて癒されるペット・大学生の野村健二(吉村卓也)、
腐れ縁で続いてるパン工場の工員の田無タクミ(浜野謙太(SAKEROCK))。

気分と状況によって相手を選び楽しく過ごすチエは、結婚する気なんて全くなかったんだけど、親友のトシコ(杏)が突然、結婚を決めたのを機にそんな生き方を考えなおすことに。
で、5人の男たちを査定した結果、最下位だったタクミと別れること決め、申し訳なさそうに別れを切り出したら・・
「なんで? 俺たち、つきあってないじゃん」という言葉が・・
だから今まで通り、体だけの関係を続けるってことで・・みたいに言われ、ギャフン!ムカーーー!!
思いっきり惚れさせてから、振ってやると誓うのでした。
婚前特急 [Blu-ray]

いや〜チエが査定で5人と付き合うメリットとデメリットを書きだすんだけど、タクミの場合は、ほぼデメリットだけで誰よりも長い文章になってたのが笑った。しかも唯一のメリットは「楽」のみ。
将来性ゼロ。とんでもなくずうずうしくて、ルーズなお調子者。盗癖はあるし、友達もいない。

どの相手にもある程度は取り繕うチエなんだけど、タクミの事は惚れられてしかたなく付き合ってやってるって思ってたから、素の自分を晒しても全く平気だったのよね。だから、この返事には「(。・ˇдˇ・。) はぁ?!」ってなもんですョ。

で、復讐のため、タクミの情報を集めようと動いているうちに、なぜか、パン工場のお嬢さんミカ(石橋杏奈)への恋のお手伝いをするはめになり、どんどんタクミのペースに巻き込まれてしまうのでした。

吉高ちゃんの魅力全開の映画だけど、ハマケンのダメ男ぶりが最高。
しかも本人はダメだなんて全く思ってねぇし・・・( `pq´)
バカにしつつも(オイオイ!)言いたいこと言えるし、な〜んか一緒に居て楽なのが、よくわかる。
ダメさが尋常じゃないだけに、ミカに捧げる純情がすごく新鮮だし、ミカがほだされるピュアな部分も実際あるんだよね。

そして、ミカ役で石橋杏奈さんの魅力再発見。
『銭ゲバ』のあの子がねぇ・・・存在感では吉高ちゃんにも負けてませんでしたョ〜
気楽に笑いながら見られる映画ですが、恋人同士で見るのは、ちょっと危険かもね( ̄∀ ̄)

9月28日(水)  「ぼくの大切なともだち」  (2006年 仏 監督・パトリス・ルコント )

偶然にもダニエル・オートゥイユ主演の映画を続けて見てしまったけど、こっちは途中てリタイア。
「髪結いの亭主」「仕立屋の恋」のパトリス・ルコント監督だから、好みかな〜と思って借りてみたんだけど、ちょっと違った。

美術商のフランソワ(ダニエル・オートゥイユ)は、自分の誕生日の夕食会の席で共同経営者のカトリーヌ(ジュリー・ガイエ)から「あなたには友達がいない」と言われ、同席者全員が同意。ムッとしたフランソワは10日以内に親友を連れてくると大見得を切る。で、友達リストの上位から順番に確認に行くんだけど、次々とNOの宣告をされる(さすがフランス人は、はっきりしてるな〜)。自分って、そんなに嫌な奴だったのか?初めて知る真実。
でも、10日以内に親友を連れて行かないと面目丸つぶれ・・・かくして、フランソワは親友探しのため奔走するのことになるのでした。

熟年と言ってもいい年齢になって、書店に「友達の作り方」の本を探しに行ったり、講演会を聞きに行ったり・・・滑稽と皮肉を感じさせるアレなんだろうけど、展開が地味すぎるし、フランソワにも彼の親友になるんであろうタクシー運転手にも興味が持てんかった・・(´ω`;) 失敗・・・
ぼくの大切なともだち (完全受注5,000本限定生産) [DVD]

10月7日(金)  「リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの走査線」 #1 宿敵

WOWOWで新しい海外ドラマがいろいろ始まっております。
で、まず見てみましょうと思ってトライしたのですが、私はハマれなかったかな〜( ´△`;)
『犯罪捜査の最前線で働く女性コンビ、タフな刑事リゾーリとクールな検視官アイルズ。 タイプの異なる2人が力を合わせて難事件に挑む本格犯罪ミステリー(番組紹介より)』
何か第一話の展開が『メンタリスト』っぽかったような・・
もちろん、メンバーのキャラも雰囲気も全く違うんだけどね。
リゾーリとアイルズのFBI捜査官への恋の鞘当て的なアレや二人の友情も描かれてるし・・・
私はやっぱり、一人の強烈なキャラが活躍するものか、刑事モノなら、チームでそれぞれが能力を発揮しながら解決ってタイプの海外ドラマが好きみたい。

10月8日(土)  「八日目」  (1998年 ベルギー/フランス 監督・ジャコ・ヴァン・ドルマル)

大好きな映画「トト・ザ・ヒーロー」の監督なんで、見て見ました。

銀行の営業指導係のアリー(ダニエル・オートゥイユ)は、突然家を出ていった妻ジュリー(ミュウ=ミュウ)に困惑しながらも仕事に励んでいた。そんな時、娘達が来る日だという事をすっかり忘れていたため、娘達にも嫌われ会ってもらえなくなる。

施設で暮らすダウン症の青年ジョルジュ(パスカル・デュケンヌ)の元には、もう何年も家族が面会に来ていない。
ママ(イザベル・サドヤン)に会うため、ジョルジュはそっと抜け出し、施設の犬と一緒に外の世界へと歩き出す。

妻達から会うのを拒否され、離れた場所から子供達が遊んでいる姿を見て侘しく帰るアリーが、犬を轢いたことからジョルジュと出会い、イライラしながらも彼をママの元へ送り届けるはめになるのだが・・・

「トト・ザ・ヒーロー」のように、現実の中で扉を開けるファンタジーの世界が美しくて優しい。
でも、それが悲しい。
ジョルジュの願いは大好きなママと一緒にいたい、ただそれだけなのに、現実はそれを許さない。
何度かの絶望を味わった後、ジョルジュが選んだ道はしかたがなかったようにも思うけど、何かすっきりしないものは残る。
ジョルジュは神に選ばれた天使だったのか・・?
だから還るべき所に帰ったから不幸じゃないってことなのかな〜?
でも、人間を天使化するのはちょっと抵抗があるぞ。

そして、ジョルジュとの関わりによって、徐々に殻を脱ぎ捨てるように変わっていったアリーも心解き放たれ、自由を得る。
穏やかで、自然の美しさを感じながら、妻と子供達からも受け入れられ生きるのは幸せなんだろう・・・
でも、その場所が精神病院てのもなぁ・・
そんなツッコミをしながらも泣けてきてしまうのは、ファンタジーだとしても、その世界で輝く光を私も求めてしまうからだと思う。

「人生はお伽話」(@リリー from 「ホテル・ニューハンプシャー」)・・・・
八日目 [DVD]

 2011年 DVD鑑賞日記 その1
 2011年 DVD鑑賞日記 その2
 2011年 DVD鑑賞日記 その3
 2011年 DVD鑑賞日記 その4
 2011年 DVD鑑賞日記 その5
 2011年 DVD鑑賞日記 その6
 2011年 DVD鑑賞日記 その7
 2011年 DVD鑑賞日記 その8
 2011年 DVD鑑賞日記 その9
 2011年 DVD鑑賞日記 その10
 2011年 DVD鑑賞日記 その11
 2011年 DVD鑑賞日記 その12
 2011年 DVD鑑賞日記 その13
 2011年 DVD鑑賞日記 その14
 2011年 DVD鑑賞日記 その15
 2011年 DVD鑑賞日記 その16
 2011年 DVD鑑賞日記 その17
 2011年 DVD鑑賞日記 その18
 2011年 DVD鑑賞日記 その19
 2011年 DVD鑑賞日記 その21
 2011年 DVD鑑賞日記 その22
 2011年 DVD鑑賞日記 その23 加筆あり (-"-;A

こたつ


「SAKEROCK」を、つい、「シャケロック」と言ってしまうのは、私が北海道人だから〜?
てか、ハマケンって本来嫌いなタイプの顔なのに、どんどん好きになっている自分が怖い。
(*´ノ3`) 「在日ファンク」にもシビレております・・・

このエントリーをはてなブックマークに追加
matakita821 at 20:45│Comments(6)TrackBack(1)映画 | 海外ドラマ他

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 婚前特急RED  [ Akira's VOICE ]   2012年01月16日 10:18
「婚前特急」 「REDLINE」 

この記事へのコメント

1. Posted by ヨーコ   2011年10月09日 05:58
婚前特急は絶対に見たい映画だから、失礼ながらまたきこりさんの記事を読まずにコメントさせてもらうよ〜(笑。
予告でハマケンと吉高ちゃんの掛け合いを見てもぉ絶対見る!って思ったんだよね〜。ハマケン、良いでしょう?今月からCSの音楽チャンネルでハマケンと東京03の角ちゃんの番組が始まって、それも面白いのよ。元々は2人でやっているラジオ番組があって、その延長らしいんだけど。今後もハマケンから目が離せませんなっ!
2. Posted by きこり→ヨーコさん   2011年10月09日 11:33
「婚前特急」は、絶対ヨーコさんも見る気マンマンだと思ってたよ(笑
早く、ウザくてキュートなハマケンを見てほしいわ〜
うんざりした吉高ちゃんとまったく動じず、俺道まっしぐらのとんでもない男ハマケンのかけあいはとにかく笑える。
>元々は2人でやっているラジオ番組があって、その延長らしいんだけど。
Podcastで聞いたことあるよ!
妙な繋がりの二人だよね。で、声だけ聞くと、ハマケンって違う顔だよね(笑
HPで「在日ファンク」の新曲PV見たら、やっぱいいわ〜
この感じ、好きだね〜
3. Posted by ユーミン   2011年10月10日 23:55
しぃの事で有り難う

まだ、ふわ〜っとした感じですが
少しずつ元気になってるみたいです
肩に抱っこしてた温もりが消えません
ず〜っと消えないと思います
では・・・また
4. Posted by きこり→ユーミンさん   2011年10月11日 21:06
私も、そーやが亡くなった後は、通った病院の近く運転しているだけで、泣けてきて・・・
何か無意識なんですよね。
時間と、翔ちゃんがなぐさめになってくれると思います。
どうぞお体ご自愛下さいね。
5. Posted by ぶるー   2011年10月13日 22:55
はじめまして。tsumireさんのブログ「cafe tsumire」からお邪魔します。ぶるーと申します。よろしくお願いします。

こちらのブログを拝見してて、あーこれちょっと気になってたけど、結局映画観なかったんだと思いだしました。
吉高由里子さんって、すっごくかわいくてなんか好きなんですよね。ってヘンな言い方かな?
私一応女ですけどね(笑)
声がまた甘い感じでなんとも…(声フェチなのかも?)
冬ごろにハイボール?だっけかのCMでみて、「かわいい!」なんて思ってました。
その清純でかわいい(←あくまで個人的感想)女優さんが
男5人と付き合う映画ってなんか面白そうだわ、なんて思ってたんですが、見る機会を逃してました。
もうDVDでてるんですね。
今度ツタヤで探してみます。
ストーリーをこちらでざっと見て、ますます見たくなっちゃいました。
では〜。

6. Posted by きこり→ぶるーさん   2011年10月14日 08:10
コメントありがとうごさいます〜♫
>吉高由里子さんって、すっごくかわいくてなんか好きなんですよね
私も、ドラマでも映画でも吉高ちゃんものは、ついチェックしたくなります。
初めて見たのは「あしたの、喜多善男」だったんですが、彼女の不思議な魅力にあっという間に惹きつけられちゃいましたよ〜
>その清純でかわいい(←あくまで個人的感想)女優さんが
男5人と付き合う映画って
きわどい場面はいっさいないので安心して見られますよ(笑
相手によって、見せるとこを変える(5人の恋人の他にできの悪い部下の指導場面もあり)チエがなんとも楽しいです。
ぜひ、ご覧になってください。
これからもどうぞよろしくお願いします(*`◇´*)ゞ

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「男はつらいよ」 シリーズ第一作 (1969年) 監督・山田洋次「幸福の黄色いハンカチ」 (2011年 日テレ版)