2011年04月24日
ノンフィクションW 「横尾忠則なう。”つぶやき”から見る芸術家の思考回路」
コレは、WOWOWの「ノンフィクションW」で、再放送されたものを見ました。
私は興味のある方の「ツイート」を覗くのみで、自分自身は参加していません。
この度の震災時での「ツイッター」の機動力に驚き、アカウントぐらいは取ってみようかな〜と初めて思った程度です。
私の「ツイッター」のイメージは、いろんな意味でめんどくさそうというもの。
だって、「なう」の情報を発信受信なんでしょ?
わたしゃ、ブログの記事でさえ、リアルタイムで見て即記事アップってのはめったにないのにさ。
これは、夜に弱くて記事を書くほど頭が働かないってのもあるけど、リアルタイムで繋がる不安のような
ものもあるのかな?
何かワンクッション置きたいというか・・・(臆病な性格のせいだろうね)
あと、それほど新鮮な情報を求めていないってのもあるかも(年のせいか?)
自分の手に余るほどの量の情報を得ることへの恐怖もあるかもしんない(自分で選べるんだけどね)
「ツイッター」をやる意味の、ひとつの答えがわかるかな〜と思って見てみました。
横尾忠則さんの作品は雑誌で見たことがある程度で、その活動もほとんど知りません。
この番組は彼の創作活動に密着しながら、その過程でつぶやかれる「言葉」で横尾忠則の「なう」(1月放送)を
伝えております。
彼の「つぶやき」は、深くて刺激的で、非常におもしろかった。
私は興味のある方の「ツイート」を覗くのみで、自分自身は参加していません。
この度の震災時での「ツイッター」の機動力に驚き、アカウントぐらいは取ってみようかな〜と初めて思った程度です。
私の「ツイッター」のイメージは、いろんな意味でめんどくさそうというもの。
だって、「なう」の情報を発信受信なんでしょ?
わたしゃ、ブログの記事でさえ、リアルタイムで見て即記事アップってのはめったにないのにさ。
これは、夜に弱くて記事を書くほど頭が働かないってのもあるけど、リアルタイムで繋がる不安のような
ものもあるのかな?
何かワンクッション置きたいというか・・・(臆病な性格のせいだろうね)
あと、それほど新鮮な情報を求めていないってのもあるかも(年のせいか?)
自分の手に余るほどの量の情報を得ることへの恐怖もあるかもしんない(自分で選べるんだけどね)
「ツイッター」をやる意味の、ひとつの答えがわかるかな〜と思って見てみました。
横尾忠則さんの作品は雑誌で見たことがある程度で、その活動もほとんど知りません。
この番組は彼の創作活動に密着しながら、その過程でつぶやかれる「言葉」で横尾忠則の「なう」(1月放送)を
伝えております。
彼の「つぶやき」は、深くて刺激的で、非常におもしろかった。
とくに印象に残った「つぶやき」を残してみますね。(@tadanoriyokoo )
『あゝでなきゃいけない、こうでなきゃいけないなんて、誰のための人生だかわからない。
僕には基準がないという基準があるだけだ。』
『トンカツを食べたあとぜんざいを食べ、そのあとおはぎを食べる。
大丈夫か?と思っても子供の頃からの嗜好は変えられない。』
『ぼくのツイッターは他者とコミュニケーションを取るためではない。』
『僕にとってツイッターは排泄物だ。』
『老令と共に若さに嫉妬すると思っていたが、意外だった。』
『老いは若さにない妙な安定感がある。』
『これからは死ぬ時まで段々下手になる絵を書き続ける。』
『これが死の準備というものだ。』
おもしれぇな・・・横尾忠則・・・
今年75歳になるらしい。
撮影は2010年の夏から秋にかけて行われた。
ハワイで新しいシリーズの創作を始めようと考えていたらしいんだけど、体調が思わしくなくて日本に居ることにしたらしい。
散歩、ひとり焼肉、睡眠、そんな日常の断片と、去年開催された『横尾忠則全ポスター店』で改めて自分の作品に向きあう様子も興味深かった。
『作品はそのまま我が人生の山と谷を語っている。
やり直しのきかない人生だが後悔はいっさいない。全て肯定する。』
『代表作は?と聞かれることは多いが、そんなもんはない。あるのは全て遺作であるということだ。』
岡本太郎のドラマを見てても思ったけど、芸術家の自分自身を切り捨てる潔さはすさまじいね。
新シリーズの構想はできているんだけど、なかなかキャンパスには向かわない。
しばらく創作から離れていたから、その感覚と自分の中にある何かが動き出すのを追い立てながら待っているんだろう。
『創作とは自殺と似ている。崖淵まで追い込んだ自分を千丈の谷へ身を投げる。創作は一種の臨死体験だ。』
『描けないと思うことは一種の病気だd。描いてみれば病気は治る。』
『スランプなどというのはない。スランプだと思っているだけ。描けないのではなく、描かないから、描けなくなるのだ。』
やっと描きはじめるけど、なかなか調子が戻ってこない。
『描き方を完全に忘れることができれば、こんな素晴らしいことはない。自分でも見たことのない絵が描けるからだ。』
『アートは私自身を表し、そして同時に消す行為でもある。』
何かが生まれ、形になっていく過程を見ていくのは単純におもしろい。
それまでには必ず出口の見えないような苦しみがあるんだけどね。
『絵が快調に進んでいくと、描きあがるのが惜しくなる。』
『さらに人に見せたくなくなる。』
『自分の絵に恋しているからだ。』
横尾さんは、美術館のカタログに掲載されてる過去の作品でも、その気になったら手を加えていくらしい。
『アトリエにある何年か前の作品を見ていると、完成されていることに急に不満をいだき、
未完成にする必要を感じ、かなり大胆に変化させる。』
『「見る」ことより、「眺める」ことの方がスケールが大きい。
とくに歳を取ると、「見る」ことから、「眺める」ことに変わる。』
「見る」と「眺める」の違いって何だ?(´・д・`)ゞ
『見ることには自我が働くが、「眺める」ことには自我が滅却する。』
眺めた上で、昔の作品をどんどん変化させていく横尾さん・・・
インタビューで答えていました。
「完全というのは幻想で、実際に完全というのは無いですよ」
彼が目指しているのは「完全」ではなく、昨日の自分を超えることですらない。
この世界に常に新しい目で向き合いながら生きていくことなんかなぁ・・・
『僕の作品のほぼ全てが未完だ。』
『未完とは欲求不満の表象だ。』
『欲求不満が次の作品を作らせる。』
『僕にとって完成は意味がない。』
にゃるほどねぇ・・・
何かツイッターがどうのというよりも、横尾忠則って人がおもしろかったわ。
彼のつぶやきは、原色でこちらを惑わしながら、直接心に入ってくる。
書籍に著してもいいんだろうけど、その瞬間瞬間を伝えては消えていく(実際は記録に残ってるけど)という表現方法で実験しているみたいな感じなのかな・・・
そこまでの思いもないか・・・多分、生きていく過程で飛び散る汗みたいなもん?
受け止める側の問題なのかな・・?
興味深い番組でした。
今日はとってもいい天気・・
さて、これから庭をちょっとキレイにするか・・あるいは、たまっているアイロンかけをするか・・・
迷いつつもマツコが出ているTV画面に釘付け・・・あっと言う間に日曜がすぎちゃうよ〜
『あゝでなきゃいけない、こうでなきゃいけないなんて、誰のための人生だかわからない。
僕には基準がないという基準があるだけだ。』
『トンカツを食べたあとぜんざいを食べ、そのあとおはぎを食べる。
大丈夫か?と思っても子供の頃からの嗜好は変えられない。』
『ぼくのツイッターは他者とコミュニケーションを取るためではない。』
『僕にとってツイッターは排泄物だ。』
『老令と共に若さに嫉妬すると思っていたが、意外だった。』
『老いは若さにない妙な安定感がある。』
『これからは死ぬ時まで段々下手になる絵を書き続ける。』
『これが死の準備というものだ。』
おもしれぇな・・・横尾忠則・・・
今年75歳になるらしい。
撮影は2010年の夏から秋にかけて行われた。
ハワイで新しいシリーズの創作を始めようと考えていたらしいんだけど、体調が思わしくなくて日本に居ることにしたらしい。
散歩、ひとり焼肉、睡眠、そんな日常の断片と、去年開催された『横尾忠則全ポスター店』で改めて自分の作品に向きあう様子も興味深かった。
『作品はそのまま我が人生の山と谷を語っている。
やり直しのきかない人生だが後悔はいっさいない。全て肯定する。』
『代表作は?と聞かれることは多いが、そんなもんはない。あるのは全て遺作であるということだ。』
岡本太郎のドラマを見てても思ったけど、芸術家の自分自身を切り捨てる潔さはすさまじいね。
新シリーズの構想はできているんだけど、なかなかキャンパスには向かわない。
しばらく創作から離れていたから、その感覚と自分の中にある何かが動き出すのを追い立てながら待っているんだろう。
『創作とは自殺と似ている。崖淵まで追い込んだ自分を千丈の谷へ身を投げる。創作は一種の臨死体験だ。』
『描けないと思うことは一種の病気だd。描いてみれば病気は治る。』
『スランプなどというのはない。スランプだと思っているだけ。描けないのではなく、描かないから、描けなくなるのだ。』
やっと描きはじめるけど、なかなか調子が戻ってこない。
『描き方を完全に忘れることができれば、こんな素晴らしいことはない。自分でも見たことのない絵が描けるからだ。』
『アートは私自身を表し、そして同時に消す行為でもある。』
何かが生まれ、形になっていく過程を見ていくのは単純におもしろい。
それまでには必ず出口の見えないような苦しみがあるんだけどね。
『絵が快調に進んでいくと、描きあがるのが惜しくなる。』
『さらに人に見せたくなくなる。』
『自分の絵に恋しているからだ。』
横尾さんは、美術館のカタログに掲載されてる過去の作品でも、その気になったら手を加えていくらしい。
『アトリエにある何年か前の作品を見ていると、完成されていることに急に不満をいだき、
未完成にする必要を感じ、かなり大胆に変化させる。』
『「見る」ことより、「眺める」ことの方がスケールが大きい。
とくに歳を取ると、「見る」ことから、「眺める」ことに変わる。』
「見る」と「眺める」の違いって何だ?(´・д・`)ゞ
『見ることには自我が働くが、「眺める」ことには自我が滅却する。』
眺めた上で、昔の作品をどんどん変化させていく横尾さん・・・
インタビューで答えていました。
「完全というのは幻想で、実際に完全というのは無いですよ」
彼が目指しているのは「完全」ではなく、昨日の自分を超えることですらない。
この世界に常に新しい目で向き合いながら生きていくことなんかなぁ・・・
『僕の作品のほぼ全てが未完だ。』
『未完とは欲求不満の表象だ。』
『欲求不満が次の作品を作らせる。』
『僕にとって完成は意味がない。』
にゃるほどねぇ・・・
何かツイッターがどうのというよりも、横尾忠則って人がおもしろかったわ。
彼のつぶやきは、原色でこちらを惑わしながら、直接心に入ってくる。
書籍に著してもいいんだろうけど、その瞬間瞬間を伝えては消えていく(実際は記録に残ってるけど)という表現方法で実験しているみたいな感じなのかな・・・
そこまでの思いもないか・・・多分、生きていく過程で飛び散る汗みたいなもん?
受け止める側の問題なのかな・・?
興味深い番組でした。
今日はとってもいい天気・・
さて、これから庭をちょっとキレイにするか・・あるいは、たまっているアイロンかけをするか・・・
迷いつつもマツコが出ているTV画面に釘付け・・・あっと言う間に日曜がすぎちゃうよ〜
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by 紅緒まま 2011年04月25日 08:26
横尾忠則って昔からたま〜に見かける人で・・
イラストレイターだけどその作品よりも発言の方が気になる人でした。
はぁ〜もう75歳なんですね。
まぁ、私がこの年だから当然ですね。
私は携帯の電話もメールも便利だから使ってはいますが、パソコンのメールの時間差がある所が良いなぁ〜と思う事もしばしばです。
イラストレイターだけどその作品よりも発言の方が気になる人でした。
はぁ〜もう75歳なんですね。
まぁ、私がこの年だから当然ですね。
私は携帯の電話もメールも便利だから使ってはいますが、パソコンのメールの時間差がある所が良いなぁ〜と思う事もしばしばです。
2. Posted by nanapu 2011年04月25日 12:14
きこりさん、おはよう
色々な意味で世の中に流されちゃったり、自分の意見があるようでない私、、、、。リアルタイムにツイッターでつぶやいて、知らない人に意見されたりしたら、、、泣いちゃうわ、、、。まぁ、ブログもある意味、知らない人に見られるけどね、、、
、、、もういい加減年なんだから、自分を持たないといけないですよね、、、私。
色々な意味で世の中に流されちゃったり、自分の意見があるようでない私、、、、。リアルタイムにツイッターでつぶやいて、知らない人に意見されたりしたら、、、泣いちゃうわ、、、。まぁ、ブログもある意味、知らない人に見られるけどね、、、
、、、もういい加減年なんだから、自分を持たないといけないですよね、、、私。
3. Posted by きこり→紅緒ままさん 2011年04月25日 14:42
>はぁ〜もう75歳なんですね
なんかびっくりですよね。でも、服装も内面もやっぱり若いですわ。
でも、これぐらいの歳になると、おばさんはおじさん化するし、
おじさんもおばさんぽくなっちゃいますよね〜(笑
>パソコンのメールの時間差がある所が良いなぁ〜と思う事もしばしばです。
私もそう思います。
「電子メール」っちゅうもんが使えるようになった時、
好きな時に見て返事を書けるのがいいなぁって思いました。
私は携帯にもPCでメール送ってるけど(携帯だと文字を打つのが遅くて〜)若い人は携帯オンリーですもんね。
で、常にチェックしているから即レスじゃないと許されない雰囲気・・
私は24時間以内に返事できればいいかな〜ってのが基本で、気のおけない友達とはお互いに1,2週間返事遅れるなんてザラです(笑)
なんかびっくりですよね。でも、服装も内面もやっぱり若いですわ。
でも、これぐらいの歳になると、おばさんはおじさん化するし、
おじさんもおばさんぽくなっちゃいますよね〜(笑
>パソコンのメールの時間差がある所が良いなぁ〜と思う事もしばしばです。
私もそう思います。
「電子メール」っちゅうもんが使えるようになった時、
好きな時に見て返事を書けるのがいいなぁって思いました。
私は携帯にもPCでメール送ってるけど(携帯だと文字を打つのが遅くて〜)若い人は携帯オンリーですもんね。
で、常にチェックしているから即レスじゃないと許されない雰囲気・・
私は24時間以内に返事できればいいかな〜ってのが基本で、気のおけない友達とはお互いに1,2週間返事遅れるなんてザラです(笑)
4. Posted by きこり→nanapuさん 2011年04月25日 15:02
>リアルタイムにツイッターでつぶやいて、知らない人に意見されたりしたら、、、泣いちゃうわ、、、。
ああ〜私もあるかも(笑)「通りすがりの」とかって人にキツイこと言われたら、ブログやめちゃうかも(笑
てか、リアルタイムでの会話についていけない・・・
チャットみたいな感じなんでしょ?
私なんてメールの返事すら、えらい遅いのにさ。
自分の好きな時間に人のツイッター見るのはおもしろいな〜って思うけど、自分のことはめんどくさいよな〜って思っちゃう・・・
ああ〜私もあるかも(笑)「通りすがりの」とかって人にキツイこと言われたら、ブログやめちゃうかも(笑
てか、リアルタイムでの会話についていけない・・・
チャットみたいな感じなんでしょ?
私なんてメールの返事すら、えらい遅いのにさ。
自分の好きな時間に人のツイッター見るのはおもしろいな〜って思うけど、自分のことはめんどくさいよな〜って思っちゃう・・・