「アグリー・ベティ 4」 第20回(最終回) 旅立ちのとき「デカワンコ」 第7話 容疑者Xの逆ギレ

2011年02月26日

「TAROの塔」 第一回 太陽の子

 いや〜最初は松尾スズキさんが出てくると、笑えてきちゃって・・
どうなんだろう〜大丈夫か?とか、昔TVで見た、訳わからないながらも強烈ですさまじい岡本太郎のパワーが感じられないわ〜とか思いながら見てたんだけど、徐々に引きこまれ、「松尾スズキさんが演じる岡本太郎」という人間に強い興味が湧いてきました。
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 第一回目では岡本太郎が「大阪万博」のプロデューサーを引き受けるまでを、
父一平(田辺誠一)と母かの子(寺島しのぶ)と過ごした幼年時代を挟みながら描かれました。

 岡本氏の養女で秘書である敏子(常盤貴子)の存在がいまいちよくわからないだけど、彼女は芸術家岡本太郎と「この世」を繋ぐ巫女のように見えました。
 芸術家である岡本太郎を誰よりも理解している、でも、管理するのでもなく追いかけているのでもない、寄り添うのとも違う感じ・・・彼の目の中に住んでいるような・・・
でもって、通訳のような存在なのかな?
すごくおもしろい位置にいる人だな〜と思いましたわ〜
 
 で、寺島しのぶさんがすさまじかった。
父親(平田満)が言っていたように『芸術熱』に取りつかれてる・・
少女のまま、ただ芸術のみを渇望し、自分だけでなく夫にも息子にも芸術家たれと強く求めた女性。
 最初は単なる裕福な家で育った夢見る夢子さんか・・?って思ったんだけど、
深い所で煮えたぎっているような、どろどろとした、そして強い力を持ったエネルギーは抑えがたい芸術家のものだったんだね。
太郎は確かにこの人の血を受け継いでいる。
今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社文庫)対極と爆発 岡本太郎の宇宙 1 全5巻 第1回配本 (ちくま学芸文庫)かの子撩乱 (講談社文庫 せ 1-1)

 夫の一平も不思議な人だよね。
妻から「恋をしました」と打ち明けられても動じず、一緒に住ませるよう伝える。

 かの子の恋人で小説家志望の学生・堀口(成宮寛貴)に望んだのはたたひとつ。
「かの子を連れて、どこかに逃げようとは絶対に思わないでくれ。
かの子もいつかは、歌だけでなく小説も書きたいと思ってるんだ。
私はそれを見届けたいんだ」

 堀口はそんな一平の事を、芸術家であるかの子を家庭に縛りつけようとするつまらない男と思うんだけど、一平にはわかっていた。
かの子は芸術家としてしか生きられない人間だということを。
堀口のことも、日々に華やぎを与えてくれる「恋」を運んできてくれたかわいい小鳥のようにしか思っていないこと、この恋と別れが芸術家としてのかの子の糧になるであろうことを。

「お父さん、芸術家ってなに?」太郎
「芸術家か・・生きて地獄を見る人のことだ。
世間の常識や固定観念にノン!と挑みかかる人のことだ。
どんな目に合っても自分を貫くことだ。
世間から見たら、ろくでなしだろうが、純粋に童女のまま大きくなったようなお母さんは、その地獄と戦わねばならないんだ。
お父さん、大人になってしまったから・・」一平

 こういう強烈な個性を持つ母親に育てられたら、つぶれちゃう子もいるとおもうんだけど、岡本太郎は産まれた時から「岡本太郎」だったんだろうね。
 かの子は母親というよりも、太郎の中にある根源的なものを目覚めさせ、活性化させる存在だったのかな・・・
子供はいつでもどんな扱いをされても母親を求めるものだけど、
この親子は深いところで繋がってたんだろうなぁ・・・

 太郎に絵を描かせ(何か白塗りで鬼気迫る感じで怖いよお・・・
あんな顔で見つめられてよく描けるよなぁ・・・Σ(T□T))
普通にかの子の顔を描いたら、自分の顔に赤い絵の具を塗りたくるかの子。
「これが私です」かの子
「燃えてるの?」太郎
「お前には燃えてるように見えるのかい?」
「うん!」
「私には血を流しているように見えるよ」

 恋を失い、夫は放蕩三昧で家に帰らず(多分)、生活苦から
かの子は歌を詠むことを止めてしまった。
太郎を連れて父親に金を都合して欲しいと頭を下げに行くんだけど断られてしまう。
 帰り道、かの子は一緒に川に入ろうとするんだけど、太郎に止められ、我に返り泣き続けるのでした。
川に向かって叫ぶ太郎。
「ノーン!ノーン!!お母さんを食べるな!お母さんを殺すな!ノーン!ノーン!」

 力いっぱい叫ぶ太郎の「ノーン!」が母への強い愛情に感じられて・・
心が揺さぶられました。

 で、万博のテーマプロデューサーを引き受けた太郎は、記者会見でも太郎節を炸裂させて、マスコミを混乱させるのです。

「始めに、私は、この万博のテーマに反対である。
人類の進歩と調和なんて、くそくらえだ。
人類は進歩なんかしていない。
確かに、宇宙へ行く科学技術は発達したが、肝心の宇宙を感じる精神が失われてるじゃないか!」
「それでは、万博のプロデューサーを引き受けたのは何でですか?」記者

「危険だからだ!
人間は生きる瞬間瞬間で自分の進むべき道を選ぶ。
その時私はいつだって、マズイと判断する方、危険な方に賭けることにしている。
極端な言い方をすれば、己を滅びに導く、というより自分を死に直面させる方向、黒い道を選ぶということだ。
無難な道を選ぶくらいなら、私は生きる死を選ぶ。
それが私の生き方の筋だ!」太郎

 (;^ω^)アラ〜アンタそんな・・「黒い道」て・・「生きる死」て・・・
藤川事務総長(山崎一)も、何でこの人に頼んじゃったんだろ・・って後悔したんじゃ・・
でも、おもしろい!すごくおもしろいぞ。
世界における日本の地位とか、万博協会の立場とか関係ない。
これは、太郎の戦いなんだね。

 太郎は子供の頃からずっと変わっていない。
口答えした太郎を教師を通して叱責させた校長先生のことを「卑怯だ」とはっきりと糾弾した時のように。
血が流れるとわかっていても、戦わざるを得ない。
彼の中でかの子が暴れている。

 第二回 青春のパリ
 第三回 戦友
 最終回 芸術は爆発だ!

ねこちゃん
まさかエンディングに美輪先生をもってくるとは・・・(*゚Д゚ノ)ノ
すごいぞ・・・
てか、カンニング竹山の小松左京が何気に似てて笑った。 

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matakita821 at 17:36│Comments(8)TrackBack(9)「TAROの塔」 

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この記事へのコメント

1. Posted by くう   2011年02月27日 01:29
これは素晴らしかったね〜(⌒▽⌒)
キャストもドラマも爆発だよ〜!

川に向かって太郎が「お母さんを連れて行くな」と泣き叫ぶシーンは
本当に心を揺さぶられたわ。。。(ノ_-。)
この子役もすごい。

来週は浜田岳くんだね。楽しみ♪
寺島しのぶは苦手なんだけど、この役のために女優になったかってくらい
ピッタリだったわ。ドつぼなドラマでした♪
2. Posted by きこり→くうさん   2011年02月27日 08:13
>キャストもドラマも爆発だよ〜!
爆発してたね〜
これはかなりの冒険だったと思うよ〜
岡本太郎という人間とその周りの人々を描くのは
やりようによっては、とんでもないことになりそうだもんね。
でも、これは、すごくおもしろかったよ〜!
わかりやすく作ってあるし。
>本当に心を揺さぶられたわ。。。(ノ_-。)
太郎の強い意志を感じて、わたしもぐっときたよ〜
うまいよね、この子。
>来週は浜田岳くんだね。楽しみ♪
ね〜!!
濱田君、すごく好きだから今からドキドキだよ〜
どんな青年期を見せてくれるのかしら〜
3. Posted by う〜みん   2011年02月27日 16:43
5 ここであらすじを読んだあとwikiで岡本太郎さんのとこを読んでみました。で、つくづく思ったんですが元々の素質ももちろんですが普通の親が普通に子育てしてたらこんな突出した人にはならなかったんだろうなと。そして非凡な人には非凡であるがゆえの苦悩があるんだなと。その苦悩が後世に名を残すような作品を生み出すんでしょうね。岡本太郎さんに対して抱いてたイメージが少し変わりました。続きが楽しみです(^-^)
4. Posted by きこり→う〜みんさん   2011年02月27日 22:01
>wikiで岡本太郎さんのとこを読んでみました
私もかの子さんのことと一平さんのこと調べたよ〜((*´∀`*))
すごい人がいたもんだよね。
>普通の親が普通に子育てしてたらこんな突出した人にはならなかったんだろうなと
そうなんだよね〜
もともと岡本太郎という人の中には産まれ落ちた時から火山のように、ぐつぐつと煮えたぎるようなものがあったんだろうけど、常識的な親に育てられていたら、また違った形になっていたのかもしれないですよね。
>そして非凡な人には非凡であるがゆえの苦悩があるんだなと。
私が岡本太郎さんの作品を見て(実際に見たことないからマスコミで目にしたものだけですが)抱いていた印象は、原始的な人間のエネルギーのようなもの、洗練とは対局にあるような形になる前のマグマのように強い力みたいなものかなぁ・・
子供なら誰でも持っているものなのかもしれない。
このドラマを見ていて、芸術家というのは皮膚の剥がれた状態で生き続けるようなものなのかな〜って
変なたとえだけど思いました。2回目がすごく楽しみですよ〜
5. Posted by 川本   2011年02月27日 23:33
お邪魔します。
初回で世界観・人物を確立、流石ですね。
色彩と音楽がより前に出て面倒臭い(褒めてます)がクセになる。
岡本さんで十分濃いのに、かの子さんの【手を握ってくれない】が
生々しくて謝りたくなったw 女だな。
触れる愛、傍観する愛、親子の愛、濃厚な1時間でした。
常盤さんの狙った太もも、何このピンポイント爆撃w
外事のゆり子さんもそうだったが、役者の魅せ方が好きだ。
6. Posted by きこり→川本さん   2011年02月28日 18:42
何か久々に強烈な一撃を食らったようなドラマでしたよね。
太郎の世界に引き込まれるのが気持ちいいです。
このインパクトだけでも見る価値あるかも・・・(笑
しかし、1回目を見て、よく太陽の塔計画が実現したよな〜と思いましたよ。
協会側にとっても太郎にとっても、どちらにとってもかなり困難な道だったと思うんですが、その道のりにすごく興味がありますねぇ・・
寺島さんのかの子、ここまでやってくれると気持ちいいですね。ツッコミながら見られるしぃ。
>外事のゆり子さんもそうだったが、役者の魅せ方が好きだ
外事のゆり子さん、良かったですよね。
言うたらなんだけど、それまで全く興味なかったんですが、あの時のゆり子さんを見てから、気になる女優さんになりましたョ。
7. Posted by ツバッキー   2011年02月28日 19:53
すごくよかったです。
次回楽しみ。

万博公園には何回も何回も行ってますが
何度見ても太陽の塔には圧倒されます。

うんうん、ほんと寺島しのぶはすごすぎた・・(笑)
寺島しのぶ以外の誰がやりこなせるんだろう、
かの子の役って(-_-;)くらい思いましたわ。


>>カンニング竹山の小松左京が何気に似てて

なんか全体的にちょっと似てるイメージの配役なんでしょうね。
しかし竹山の関西弁が思ったより下手で
ちょっといらっとしました(笑)
8. Posted by きこり→ツバッキーさん   2011年03月01日 14:03
>すごくよかったです
なんか、意外なほど面白かった(笑
この前『土フレ』に松尾スズキが出てたんで、録画して見たんだけど、『こんな場所に俺いていいのかな〜』って雰囲気で笑った〜
モノマネはしたくないけど、プロデューサーからVTRとか見せられたら、ついそうなっちゃうって言ってたわ。
>何度見ても太陽の塔には圧倒されます
いいな〜!私もいつか見に行きたい!
間近で見たら、すごいんだろうなぁ・・
日本人が作者とは思えないよね。
>うんうん、ほんと寺島しのぶはすごすぎた・・(笑)
なんか笑っちゃうほどすごかった(笑
でも、ちゃんと成立してるんですよね〜
第2回のかの子も楽しみ〜
>しかし竹山の関西弁が思ったより下手で
ちょっといらっとしました(笑
あ〜〜(笑
やはりね。私も『北の国から』とかで北海道弁聞くと、
な〜んか微妙にストレスたまる〜

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