「美しい隣人」 第5話 絶対絶命「ホンボシ 心理特捜事件簿」 第4話

2011年02月09日

「フェイク 京都美術事件絵巻」 第六回(最終回) 歌麿の鎖

 σ(´-ε-`)・・・・なるほどねぇ・・・
なんだろう・・このガツガツしなさかげんは・・・
このドラマ自体、骨董屋さんの商売みたい。
商売っ気あるんだかないんだか・・・
こういうの嫌いではないけど、これが成り立つのはNHKだからなんじゃ・・
それでも「K」を逃がしたってことは、シーズン2アリってことか?

 右(財前直見)は、美術品のオークション会場で、「K」が描いたと思われる喜多川歌麿の浮世絵に対面。

 その後、引退した日本画の大家・山科圭一郎(西園寺章雄)が青酸化合物の中毒死で遺体となって発見される。彼の手に付着していた絵の具から、歌麿の贋作は彼が制作したと思われ、彼こそが謎の天才贋作家だったと白石(南野曜子)は判断する。

 さらに、オークション会場から歌麿の絵が消えた事が判明。
山科もオークション会場に来ていたことから、贋作がバレたため彼が持ち去り、そのトラブルから殺害されたと三条署のみなさんは推理しましたわ〜

 そして、山科のアトリエが発見され、そこから江戸期の浮世絵を描くための材料も出てきた。
山科はこのアトリエで贋作を創り続けていたらしい。
山科が罪を認めた遺書が美術協会の事務所に届き、「K」=山科で確定という雰囲気になるんだけど、右には納得できない。

 そんな中、右に「K」から『よけいな事はなさらないように』というメッセージと共に、
またバラの花束が届き、やはり山科は「K」ではなかったと確信するのさ〜
さらにボイスレコーダー(メッセージカードがあるんだから、声まで届けなくてもいんじゃね?)にも「この件から手を引いてください」と警告が・・・

 贋作家は山科で、死因は自殺ってことで捜査は終了するんだけど、
須藤教授(寺田農)が「山科を殺したのは俺だ!」と出頭しました。
どうやら、捜査を再開させるための小芝居だったらしい。

 さらに、曜子が「差し入れや」と言って、消えた歌麿の贋作を持ってきました。
犯人が東山の骨董屋に流したものを手に入れたそうな。
「偽物が野放しになっとるのを、ほっとく訳にはいきませんやろ」曜子

 (; ̄ー ̄)自腹?いくらかかったんだろ・・・

 警察が捜索しても見つからなかったのに・・と不思議がる刑事たち・・・
「骨董の世界で、もの言うのんは国家権力より人脈です」曜子
「参りました!」真野(佐野史郎)

 いや〜曜子の一言一言が小気味いいわ〜
脚本家の方、右よりも曜子の方に愛情感じてるんじゃ・・・

 ひとりで山科のアトリエを調べていた右はスケッチブックを発見。
そこに描かれている絵から、山科が描いた絵「川辺の女」のモデルとなった葛城澪という女性の墓に行き着く。
山科は彼女の絵を描いた後、引退していた。
スケッチブックの中には右の絵もあり、「K」のものだと確信する。

 さて、歌麿の贋作からは窃盗の前科がある林トオルという男の指紋が検出され、
事情聴取により、林がオークション会場から持ち出したことが判明。
彼は政治結社「白いアカシア」のメンバーであり、上層部の人間が贋作売買に関わっているらしい。

 その頃、右は拉致され監禁されていた!
犯人は美術商の野上。
「K」のパートナーだった野上は、突然「K」から縁を切りたいと言われたのを右のせいと考え、殺害を計画していたのさ〜
で、野上が右の首を締め上げてるところに「K」が現れ、助けてくれました。

 もったいぶってずっと「K」の顔を隠し続ける演出がまだるっこしいったらありゃしない。
今まで出てきてないんだから、隠す意味あんのかい?
最後になって、「ついに!」って感じで顔を見せても、なんの衝撃もないぞ。
(;^ω^)しかも、そんないい男でもないし・・・

 歌麿を持ち込まれた骨董屋を曜子が締め上げ、持ち込んだのは美術商の野上と判明。
野上は「白いアカシア」(変な名前)の幹部でした。
「K」の描いた贋作を売買して結社の運営資金に充ててた模様。
どういう経緯かわからんけど、監禁場所を探り当てた白石たちは現場へ向いましたぞ。

 「K」の正体は葛城澪の息子真介(平岳大)でした。
37年前、山科は澪を捨てて、パトロンの娘と結婚。
妊娠していた澪は一人で子どもを産み、育てたそうな。
 10年前、母親の澪が亡くなったのを知った山科は贖罪の思いから彼女をモデルにした絵を描くことにしたんだけど、それを知った真介は山科のタッチを真似て「川辺の女」を完成させ、山科の名前で発表。
その事を知った山科な何も告げず、美術界から去っていったんだって・・・
本物の画家である父親への復讐心が彼に贋作を作らせ続けたらしい。

 その後、息子が贋作を作り続けているのを知った山科は、真介の前に現れ、
もう止めるよう頼んだんだけど真介は聞かなかった。
山科はそんな息子のために罪をかぶり、遺書を残して自殺した。
死をかけて息子を守ろうとした山科の思いを無視してまで贋作家であり続ける意味を問う右。

「本物であることに何の意味があるんです?
僕の絵を手に入れた人たちも、皆幸福です。
愛する画家の絵を手に入れたと信じてるんですから。
彼らは永遠に幸福でいられるはずだ。
君のような人間が現れて、絵が贋作だと告げさえしなければ。
贋作を作っているのは僕じゃない。君だ」真介

 (´・д・`)なるほどねぇ・・おもしろい理屈だ。
そう言われりゃそうだ、発見されなきゃ、その絵は本物だもんな。
ここで、右に贋作を暴く理由をドーン!と真介に伝えて欲しかったぞ。
「K」は逃亡、右は白石達により救出され、野上は逮捕されました。
からすみで一杯というラストはこのドラマらしかったですわ・・

 最終回は白石と右の友情も感じられたし、曜子も活躍したし、まずまずでした。
でも、6回を振り返ってみると、全体的に薄味だよねぇ・・・
時々、ピリッと山椒が効いてるわって時もあったんだけど、こってり味に慣れている私には
ほっとすると同時に、生ぬるさのようなものも感じてしまったわ。
「女コロンボ」登場と銘打ってるにしては、ちと中途半端だったかも。

 天才的な美術品の目利きが主人公という設定はかなりユニークなんだから、
もっとこの設定を生かすストーリーが欲しかったと思ったりして・・
思い切って白石や三条署のみなさんをナシにして、浦沢骨董店を舞台にするとかさ〜
σ( ・ω-;)ウーン… 
 第一回 幻の伊藤若冲
 第二回 信長の油滴天目茶碗
 第四回 尾形乾山誘拐事件
 第五回 能面の告白

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来週から始まる「四十九日のレシピ」おもしろそう!
伊東四朗さんって、何気にあちこちで活躍されてるわ〜

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3. フェイク??京都美術事件絵巻 最終回  [ 昼寝の時間 ]   2011年02月11日 00:59
公式サイト 感想中心に書きます。BSで見られる予定の方はネタばれしていますので、

この記事へのコメント

1. Posted by sannkeneko   2011年02月09日 21:39
最終回にこんばんは。

>でも、6回を振り返ってみると、全体的に薄味だよねぇ・・・
むしろ土曜○イド劇場とかの方が似合うような気がするんですよね。

ラストのKの表情からして続編ヤル気なのかしらねぇ。
>もっとこの設定を生かすストーリーが欲しかったと思ったりして・・
>思い切って白石や三条署のみなさんをナシにして、浦沢骨董店を舞台にするとかさ〜
σ( ・ω-;)ウーン… 
須藤教授や曜子メインの方がいけそうじゃない?
平幹Jr.もレギュラーで(苦笑)。
2. Posted by Largo   2011年02月10日 11:12
こんにちは〜。

不安の中で始まった最終回でした。

>いや〜曜子の一言一言が小気味いいわ〜
>脚本家の方、右よりも曜子の方に愛情感じてるんじゃ・・・
曜子さんの同じセリフをヒロインの右が言ってたとしたら・・・でも右には言わせなかったんですよね。
キャラに合わないと思ったからでしょうか。
それとも百戦錬磨の曜子さんが言うから、説得力が生まれると思ったのでしょうか。
だったら・・・右ってなあに、と考えること小一時間。(苦笑)

>「女コロンボ」登場と銘打ってるにしては、ちと中途半端だったかも。
コロンボって普段はよれよれにみせているけれども、本当は恐いくらいに頭脳明晰・・・の頭脳明晰な部分があまり描かれてなかったような気がしましたね。まさしく中途半端な感じ。

>思い切って白石や三条署のみなさんをナシにして、浦沢骨董店を舞台にするとかさ〜
右や白石はワトソン、ヘイスティングズもしくは小林少年みたいな役割で・・・(汗汗)

>ほっとすると同時に、生ぬるさのようなものも感じてしまったわ。
あはは(^^)
なんにしてもNHKが「骨董」「美術品」をテーマにしたミステリを製作する、ということで勝手に過大な期待をかけすぎたのかもしれないな、とも思いました。
3. Posted by きこり→sannkenekoさん   2011年02月10日 15:43
>むしろ土曜○イド劇場とかの方が似合うような気がするんですよね。
この感じだとね〜
なんか独特のものをつくろうってアレじゃなくて
なんとか無難な線にもっていこうって雰囲気が
感じられたんですよね。
美術品に関わる犯罪、そして天才的な目利きのちょっと変わった女性が主人公、京都が舞台、おもしろくなりそうな要素がいっぱいあるのに平凡なドラマに落ち着いちゃいましたよね。
>須藤教授や曜子メインの方がいけそうじゃない?
平幹Jr.もレギュラーで
Lalgoさんが書いてらしたんだけど、曜子が主人公パターンっていいですよね。
「K」って平幹ジュニアだったんだ〜w( ̄o ̄)w
だから、あんなにもったいぶってたんだ〜!
違うか(笑
あのラストだと続編ありそうでしたよね。
あるなら、右と曜子中心でお願いしたいわ〜
4. Posted by きこり→Largoさん   2011年02月10日 17:20
>キャラに合わないと思ったからでしょうか。
それとも百戦錬磨の曜子さんが言うから、説得力が生まれると思ったのでしょうか
「(´へ`;ウーム・・・両方!(笑
てか、右からは美術品に関するうんちくはいろいろ聞いたけど、いいセリフはいつも曜子発信だったような気がする。
藤村志保さんのあの佇まいがあるからこそ生きてくるんでしょうが、そのせいで右があんまり目立たなくなっちゃった(笑
>本当は恐いくらいに頭脳明晰・・・の頭脳明晰な部分があまり描かれてなかったような気がしましたね
そうそう!美術品の目利きに関してはすごいにゃ〜って思ったけど、捜査で鋭いとかさすが!って思わなかったような。
まあ、そもそもそんな難しい謎解きじゃないってのもあるけど、イニシアチブを白石がとって、それに付いていくって感じだったもんねぇ・・
>ということで勝手に過大な期待をかけすぎたのかもしれないな、とも思いました
そうかも〜
私なんて、冬ドラマの一番期待で書いちゃったし(笑
やっぱり期待しすぎるとダメですよねぇ・・

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