「美しい隣人」 第4話 満足できない女「アグリー・ベティ 4」 第16回 人生はステージ

2011年02月02日

「フェイク 京都美術事件絵巻」 第五回 能面の告白

 にゃんと右が殺人事件の被疑者に?!
殺されたのは能楽・岩瀬流のシテ・岩瀬健吾(宮川一朗太)。
右(財前直見)は、公演会場の楽屋で刺殺されていた岩瀬の側で血の付いたナイフを手にしている所を見つかり、逮捕されました。

 所持していたデジカメに健吾の画像があったため、右はストーカーと疑われてしまったわ・・
でも、右が写したかったのは健吾が使う面(おもて)。
健吾が演じる「隅田川」で使う「深井」という面を研究資料として撮っていたそうな。
で、撮ってたら健吾に「一目惚れだ」と言われたんだって。

 右が公演終了後、健吾の楽屋を訪ねたのは、公演前に写した面と公演で使った面が違っていたから理由が知りたかったんだって・・・

 そんなアンタ、一昔前のドラマに出てくるマヌケな容疑者みたいに、凶器を握ってちゃダメでしょうが〜
右はすっかり犯人扱いされ、拘置所で過ごすはめに・・・
陽子(藤村志保)も須藤教授(寺田農)も真野課長(佐野史郎)に抗議しに来ましたぞ。

「大量生産されたそば猪口を本物の古伊万里だと信じて愛用しているような男だ〜
また、つかまされなきゃいいけどねぇ〜」須藤
「真野さん、偽物のそば猪口ならまだしも、偽物の殺人犯やなんて、シャレにもならしません!
真贋、キッチリ、つけておくれやす!」曜子

 ヽ(*゚∀゚*)ノ 決まった!かっけ〜〜!!

 

 右の無実を信じている白石(南野陽子)は、真犯人逮捕のために動き出しました。
岩瀬流宋家の岩瀬健作を訪ね、聞いたところによると、健吾は季節はずれにも関わらず、「隅田川」を舞うことに固執したらしい。
で、健吾の熱意に負けて許可を出した宋家は岩瀬家に伝わる「深井」の面を渡した。

 白石が宋家に、右の「面が違ってた説」をぶつけると、怒って苦情を申し入れたため、白石は捜査から外されてしまいました。
宋家め・・ちっちぇえ男よのう・・・

 面打ちの水島隆之(高橋和也)や会場で働くおばちゃん、後見の木村(瀬川菊之丞)にも話を聞いたんだけど、当日公演前に小道具が紛失して慌てたってぐらいしか情報はなかった。

 取り調べ室にいる右から能楽のことをいろいろ教えてもらう板さん(佐川満男)も無実を信じてるんだろうけど、何も言わず黙々と捜査に当たる姿が印象的でした。
さらに、いつもはほとんど脚光を浴びない鑑識の中山さんもいいキャラ見せてました。

 その後、右の提案で、公演で使われた面と右が事前に撮った面をスーパーインポーズ法で調べたら、一致しないことが証明されました。
さらに、健吾が右に「一目惚れ」発言したことも見習いの金子によって確認され、右の証言に嘘はないことが裏付けられました。

 捜査を外され、うさちゃんの着ぐるみ姿て交通安全教室を手伝っていた白石は、捜査復帰が認められましたわ〜

 みなさんの調べにより、健吾は水島隆之の妻千香と交際していたことが判明。
健吾が右に一目惚れ発言をしたのは、千香と顔がそっくりだったためでした。
妊娠した千香は水島に離婚して欲しいと頼んだのに拒絶され、流産した後、自殺したそうな。
 健吾が「隅田川」に固執したのは、千香への愛情と贖罪の思いから。
面の裏には健吾の手によって記された「梅若童子」という文字がありました。

 健吾は「隅田川」を舞う前に殺されていたという右の推理から、犯人は「隅田川」を舞うことのできる人間ってことになったんだけど、そんな時、後見の木村が何者かに殺害されてしまう。
 多額の借金を抱えていた木村は、金に目がくらんで殺人の共犯者となり、
口封じのために殺されたらしい。

 右には犯人の目星が付いていたんだけど(ずっと取り調べ室にいたのに、まるで「安楽椅子探偵」みたいだったぞ)、証拠がない。
で、コロンボのように犯人を引っ掛けることにしました。

 犯人が使った指紋の付いている小道具の笹が見つかったと教えたら、早速、水島が笹を盗みにやって来たのさ〜
で、舞台の上にいた美香仕様の右を見て、自白っぽいことを言ってしまい御用となりましたとさ。

 水島ってどっかで見た顔〜って思ったら、男闘呼組じゃないですか〜
いつのまにかすっかり中年になられてたのね〜
頑なともいえる男の愛情が哀れでした。

 まぁ、普通におもしろいんだけどね〜視聴率あんまり良くないんだろうな〜と思ふ・・・
しかし、いろんなお仕事があるんだね〜と小学生のように興味深く見ましたわ。
京都にはこういう古典芸能に関わるお仕事を代々されてる方がいるんだろうな〜
 第一回 幻の伊藤若冲
 第二回 信長の油滴天目茶碗
 第四回 尾形乾山誘拐事件
 第六回(最終回) 歌麿の鎖

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最終回はついにミスターKとの対決!
どのようなお方かしら〜あんまり期待するとガッカリしちゃうから・・・(´∀`;)
期待度ゼロにして・・いやマイナスぐらいに設定しておいて、見せてもらいますわ〜

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この記事へのコメント

1. Posted by う〜みん   2011年02月04日 13:43
5 もう終わりなんですか?最初記事を読んでもあんまり興味なかったんですが何か面白そうな感じになってきたなと思ったらもう終わりなんですね。ちょっとマニアックな感じだから一般受けしないのかな(・_・;)
2. Posted by きこり→う〜みんさん   2011年02月04日 20:34
>もう終わりなんですか?
そうなの〜6回で終了。
私も書いてて、おもしろいんだかおもしろくないんだか・・って感じで・・・(´∀`;)
一応、制作側は女コロンボみたいな路線を狙ったみたいなんですが、そこまでは、いってないのよね。
脚本がいまいち普通・・っていうか〜京都あるあるみたいな事件がおもしろくて見ているんだけどね。
3. Posted by とおりすがりのノラ猫   2011年02月04日 23:48
5 宗家が気づいていたにも関わらずにすっとぼけるのは仕方がないとしても、水島が健吾に舞っていたなら不審に思う客がいてもよさそうなんですけどね。
ツッコミ出したらキリがないのでやめておきますが。(笑)

もう来週が最終回なんですね。
広げた風呂敷をうまく畳んでくれることだけを期待しています。
ミスターKは右の父親なのか、あるいは突然湧いて出てくる赤の他人なんでしょうか。
4. Posted by ユーミン   2011年02月04日 23:51
今回も楽しみましたよ
京都のドラマなので、関西では視聴率有るみたいです。
地名等しってたり、ロケ地を知ってると嬉しくなります
犯人の水島は男闘子組ですね。時々ドラマに出てます
顔が濃いので、サスペンスでも犯人が多いです
すっかり俳優さんですね
5. Posted by きこり→とおりすがりのノラ猫さん   2011年02月05日 15:32
>水島が健吾に舞っていたなら不審に思う客がいてもよさそうなんですけどね
私、こういうの全くわからないから、こういう舞いって個性を出さないようにしてるのかな〜?とか、あえて、誰が舞っても同じようにするシステムになってるのかな〜?とか思ってしまいましたよ(笑
>広げた風呂敷をうまく畳んでくれることだけを期待しています。
なんかここに来て不安が・・・(笑
常に及第点(50点ぐらい?)で、うまからずまずからずに終わるのかな〜と思ってたのですが・・どうなんだろ・・・
Kとの対決で盛り上げてくれないと、寂しすぎますよね。
6. Posted by きこり→ユーミンさん   2011年02月05日 15:36
>京都のドラマなので、関西では視聴率有るみたいです
これと『ホンボシ』っていう船越さんが出演しているドラマは京都が舞台なんですが、見てるだけで
行ってみたいな〜って思いますよ〜
静かな展開と京都の趣のある雰囲気がぴったりですよね。そこが地味すぎてアレなんだけど・・・
>顔が濃いので、サスペンスでも犯人が多いです
そうそう。
言ったら何ですが、こういうサスペンスもので殺される役とか犯人になりそうな感じですよね。
私は、久々にTVで見ました。

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