「デカワンコ」 第2話 狙われた婦警さん「美しい隣人」 第3話 ついに暴かれる過去 隣の女の正体 

2011年01月25日

「フェイク 京都美術事件絵巻」 第四回 尾形乾山誘拐事件

 さて、先週は第一発見者、来週は容疑者になる予定の忙しい右ですが・・・
白石(南野陽子)の信頼も厚くなってきてるようです。
老舗呉服店「いそべ」に関わる誘拐事件で、またしてもお呼びがかかりました。

 これ、「香は無事なんでしょうね?」って言ってたから人間の誘拐事件かと
思ったら、
「尾形乾山の四方水指」の誘拐。身代金は1千万円。
10年前に亡くなった旦那さんの形見の品で、女主人の妙子(床嶋佳子)が
大切にしているものだった。

 犯人から受渡し場所は届いていたんだけど、日本画の一部分だけで何を意味して言うのかわからない。
そこで右(財前直見)に解読してもらうために呼んだのさ〜
絵の他に送られて来たのは、水指の写真と絵のコピーの一部分と「三門十時」と書かれた紙。

 右はその絵の切れっ端を見て、すぐに南禅寺本坊小方丈障壁画の一部『群虎図』だと
答えましたぞ。
∑(゚ω゚ノ)ノ すげぇ・・!!
総合すると、「南禅寺の三門に10時に来い」ってことらしい。

 

 

 時間がないんで、白石と吉岡が恋人を装って近距離から妙子を見守ることに。
南禅寺に行って見ると、犯人は居らず手紙が置いてあり、次々と移動させられる妙子。
その度に瞬時に解読する右がしゅごい!

 南禅寺→東寺の五重塔→法蔵禅寺の境内の乾山の窯跡。
ここまで来て、最後のメッセージ「新門前 浦沢骨董店」を見た妙子は具合が悪くなり、
受渡しを中止したのですが、その間に水指は「いそべ」の裏口に戻って来ていました。

 事件は解決ってことで三条署のみなさんも解散。
でも、戻って来た水指は偽物であることを右が指摘。
さらに、誘拐事件の犯人は娘のエミ(柳生みゆ)で、受渡し場所移動中に妙子も気づいていました。

 エミの父光太郎(小木茂光)は闇金の取り立て屋殺人事件の容疑者で、逃亡中にカプセルホテルの火事に巻き込まれて死亡していた。
が、1週間前に浦沢骨董店から出てきた父を見たエミは、警察に父を捜してもらうために事件を仕組んだらしい。
 
 妙子が、光太郎が殺人事件の容疑者であったことをエミ話すと、父親を追いつめることになってはいけないと誘拐事件を終結させることに同意したので、
しまってあったもう一つの偽物の水指を裏口に置いたんだって。

 「あの人、この水指に誓うてくれたんです。
これからは光琳のように財産を食い潰したりせんよう、乾山みたいに真面目に生きていくと」妙子

 右は光太郎が生きていると確信しておりました。
雑誌に載った妙子とエミの記事を読んだ光太郎は、エミの祖父が間違って売ってしまった乾山の五枚一組の鉋目皿のうちの1枚、松の絵の皿を捜しに浦沢骨董店に来店していたのです。
 で、母の曜子(藤村志保)に、また光太郎が来たら教えて欲しいと頼んでありました。

 母から連絡が入ったのと同時に、誘拐事件に協力した小林君の殺害事件とエミの拉致誘拐事件が発覚。
右と会って誘拐事件の顛末を聞いた光太郎は、覚悟を決めてエミ捜索に同行しました。

「真面目にやり直す・・・乾山の水指の前で誓ったあの時が一番幸せでした。
なぜ、10年もの間、偽物の人生を過ごしてきたのか・・
悔やんでも悔やみきれなくて・・・」光太郎

 乾山の水指は、単なる骨董品じゃないんですね。
この親子の生きてきた時間の証人であり、支えのようなものになっている。
人の心を受けて、モノはお金には換算できないほと価値のあるものへと変わるんだね。

 犯人は元カメラマンでエミたちがよく通ってたカフェの主人・北山でした。
かつて水指を撮影した時から手にいれたかったらしい北山はエミたちの計画を
小耳にはさみ、奪う機会を狙っていたらしい。
白石たちによりエミは救出され、事件はやっと解決しました。

 光太郎は自首の前に家族と過ごすことを許されました。
そこで何故妙子の手元に「乾山の四方水指」の偽物と真作があったのか
右が明らかにしてくれました。

 もともと光太郎が手に入れたものは贋作でした。
その事にすぐ気がついた妙子が光太郎のために真作を手に入れて取り替えておいたのです。

「あなたが買うた乾山は贋作でも、変わろうというあなたの気持ちは本物でした。
そんなあなたにふさわしいよう乾山の本物を捜して、そっと取り替えておいたんです」妙子

 (´;ω;`)ええ話あぁ・・
入れ替わっていた「偽物」と「本物」。
骨董品にかけた粋な物語になっていました。
光太郎は罪を償って本当の人生を生きるために帰ってきてくれるでしょう・・

 って・・・エミの誘拐事件に協力したばっかりに殺されてしまった小林君がかわいそすぎる・・
若い娘の口車に簡単に乗っちゃダメだってことだねか〜

 ラスト、光太郎が捜していた松の絵の皿をアテにして飲む曜子と右にほっ・・
酒好きは血統か・・?
オープニングで落としたワンカップが割れてないこと確認してにんまりしてたもんね。
見てたら私も日本酒飲みたくなったぞ。

 第一回 幻の伊藤若冲
 第二回 信長の油滴天目茶碗
 第五回 能面の告白
 第六回(最終回) 歌麿の鎖

こたつ
いつになったら「ミスターK」との対決になるんじゃい・・・
来週も登場なしみたいだしぃ・・最終回だけなのお?( ̄ε ̄#)

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1. NHKドラマ10『フェイク京都美術事件絵...  [ レベル999のマニアな講義 ]   2011年01月26日 21:03
『尾形乾山誘拐事件』内容曜子(藤村志保)の店に、尾形乾山の鉋目皿を探す男(小木茂光)が現れる。5枚一組の角皿で、松の絵が描かれているモノを探しているよう。無いことを曜子...
2. フェイク??京都美術事件絵巻 第四回  [ 昼寝の時間 ]   2011年01月27日 11:46
公式サイト 今回の美術品は、尾形乾山の陶芸作品、特に水指でした。@公式参照 誘拐

この記事へのコメント

1. Posted by ユーミン   2011年01月27日 23:46
謎解きがわくわくしました
やっぱりこのドラマ好き
藤村志保さんが、緊張を和らげてますよね
 
少し悲しみも落ち着きました
庭木とか花を教えて頂いて植えたのも有って
今日忍びながら手入れしました
2. Posted by きこり→ユーミンさん   2011年01月28日 22:29
このドラマの中では穏やかな時間が流れていていいですよね(殺人事件とかあるけど〜)
右と曜子の会話にもほっとしますよね。
sakurakoさんとマロンちゃんにお会いしたかったです。
3. Posted by とおりすがりのノラ猫   2011年01月29日 21:31
5 お久しぶりです。
チェイス以来の訪問となりますね。(笑)
わたしも初回からこのドラマ見ています。
やはり気になるのは「ミスターK」の正体でしょう。
「ミスターK」は浦沢右の父親ではと勝手に妄想しています。
右の父親についての情報が無いんですよね。
死別なのか両親の離婚なのか、母親が敢えてシングルマザーを選択したのか、全然触れられていない。
きこりさんはどう思われますか。
4. Posted by きこり→通りすがりのノラ猫さん   2011年01月30日 12:23
お久しぶりです〜((*´∀`*))
>やはり気になるのは「ミスターK」の正体でしょう
そうですよね〜
毎回、ちょいちょいミスターKの存在を匂わせるのかと思ったら、2回目は作品だけ・・・
もっとヒントが欲しいですわ〜
>「ミスターK」は浦沢右の父親ではと勝手に妄想しています
なるほど〜!そっちがあったか!
わたしゃ、願望から30代から40代の渋いおっさんを想定していましたが、親子対決いいですねぇ〜
曜子の夫だと60代から70代?それもいいか・・(←じいちゃん好き)
でも、このドラマ、ゆったりとした進み具合からもしかしてシリーズ化とかになるのかな〜?とか思ったりします。
だとしたら、6回目になってもチラリとしか正体を見せてくれないのかも・・
6回目で急展開アリで、正体判明で逮捕ってのもいきなりな感じになっちゃいそう・・・
正体がバレて快傑ルパンみたいに去っていくってアレなのかな〜

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