「Q10」 第9話(最終話) 愛も勇気も平和も地球上にあると思えばきっとある「アグリー・ベティ 4」 第11回 さよならに終りはない

2010年12月14日

「モリのアサガオ」 第9話 最終章へ! 魂の叫び兄妹の秘密

 深堀(柄本明)の死刑執行は他の死刑囚達の心を大きく揺さぶったようです。
世古(温水洋一)は自分の死刑執行も近いと怯え、やっとできあがった貼り絵を破ってしまう。(その後、貼り絵は全て没収)
そして、渡瀬(ARATA)は、舌を噛み切り自殺を図ろうとした。

 落ち着いているかに見えた渡瀬に何が起こったのか・・・
渡瀬は出頭前にも何度も自殺未遂をしている。
何故何度も死のうとするのか・・
その疑問をぶつける直樹(伊藤淳史)に、出頭前の手首の傷は村雨弁護士を騙すために付けたものだったと告げるのでした。

 そして,深堀の死刑執行は刑務官である後藤の心にも影響を与えました。
呑んだくれてケンカをしていた後藤を偶然見た直樹は、死刑執行に立ち会った後藤の心の闇を垣間見るのでした。

「俺はもう限界だ。人間がやることじゃないよ、あれは・・」後藤

 改心して、残りの人生を贖罪に捧げようと決意した星山の死刑執行。
首を吊られる直前、星山は母親に助けを求めて暴れた。
その星山を押さえつけて殺した生々しい記憶が後藤を苦しめていました。
 その後に行なわれた深堀の死刑執行。
彼の息が絶えるまで待った地獄のような20分間・・

「俺は、あいつらがたれ流した糞尿を掃除しながら、自分たちがやっていることが
恐ろしくなった。
たとえ国の命令でも、殺人の片棒を担いだことに変わりはない。
人を殺したという事実は、もう、一生俺の中から消えないんだ」後藤

 後藤は職務を離れて、しばらく休むことになりました。

 これも「死刑執行」のひとつの側面・・・
たとえ仕事だと思い込もうとしても、人の命を奪うことに変わりはない。
その記憶は刑務官の心を蝕んでいく。
人が人を殺すということは、それほど重く、容易には超えられない厳然としたラインなのでしょう。
たとえ、どんな理由があっても。
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (2) (ACTION COMICS)モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (3) (ACTION COMICS)

 傷が回復した渡瀬は独居房に戻ってきました。
廊下で行き合い、貼り絵を戻して欲しいと訴えながら「次に死刑になりたくない!」と騒ぐ世古に「心配しなくても、間違いなく次はアンタだ」と悪態を付く渡瀬。

 渡瀬もやはり死刑執行に怯えているのか、それとも別の何かが渡瀬の心を苦しめているのか・・
知りたいと思った直樹は、妹の小春(谷村美月)に会いに行きました。

 小春の手首にも渡瀬と同じ傷があるのに気づいた直樹は、彼女から渡瀬が出頭するまでの空白の一年間を聞くことができました。

 渡瀬はやはり田尻の娘有歌ちゃんがいたことは知らなかった。
田尻(斎藤歩)殺害後、娘がいたことに気づいた渡瀬は罪の意識から死のうとしたが死に切れずさまよっていた。
 その後、小春に会いに行った渡瀬は二人で死のうとするが、小春を死なせてはならないと思い留まった。

「だめだ!お前は俺と一緒に死んじゃいけない!
ごめんな、ごめんな小春!お前は死んじゃダメだ。
生きていれば、必ずいいことあるから。
お前は生きて、生きて、生きて、たくさん笑って・・・頼む、生きてくれ!
生き続けてくれ!!」渡瀬

 小春は、待っていればいずれ兄が刑期を終えて戻ってきてくれると信じていたのに、
渡瀬は自分から望むように死刑になってしまった。
小春のためにも「再審請求」するべきだと直樹は説得するんだけど、怒り、拒絶する渡瀬・・

「俺は死刑にならなきゃならないんだ!
死ぬって心に決めたんだよ!!生きていて、何の意味があるんだ?!」

 直樹に掴みかかった渡瀬は保護房に入れられてしまいました。
( ゚Д゚) 直樹が渡瀬を刺激するからだよ〜

 荒れ狂う渡瀬のこころ・・・直樹には理解できない・・・
そんな時、直樹は若林(塩見三省)から世古の貼り絵の意味を教えられました。
世古が作っている4枚の貼り絵は、彼が殺してしまった家族、一人一人への贖罪の気持が込められていた。

「それと、心の支えだ。
人は、生に向かって日々を生きている。
しかし、死刑囚だけは生きながら死に向かって日々を送っている。
その苦しみを想像することは、とてもできない。
しかし、そんな中でも生き延びることができるのは、心に支えがあるからだ。
人一倍臆病な世古は、死と向きあう日々の中で、この貼り絵という生きる支えに出会ったんだ」若林

 没収していた張り絵を戻してもらって、世古は再び創作活動に戻りました。
「俺、まだ死ななくていいよね・・?」世古

 日々、「死」と向きあう中で死刑囚達の心はふとしたことで乱れ、混乱する。
「死刑」を待つ日々・・・それは計り知れない恐怖なのでしょう。
私は、死刑囚が犯した罪と向きあうためにも支えは必要なのではないかと思います。

 苦しかった時に支えてくれた渡瀬のために、今度は自分が彼を支えたい。
そう思った直樹は、渡瀬のいる保護房の前で話かけ続けました。
『僕は怖かったんだ。
僕が立ち去ってしまうと、森の魔物がまた、君を死の淵に連れ去ってしまうのではないかと』

 てか、加奈(木南晴夏)とのデートをすっかり忘れてるし・・・・
かわいそうだけど、加奈よ、今はタイミングが悪すぎるよ・・
優しい加奈は笑って許してくれたけどね。

 貼り絵を仕上げた世古に、若林は新たな支えを与えました。
「頼みがある。新しく仏像の貼り絵を作ってくれないか。深堀のだ」
深堀のことを思い出しながら、丁寧に下書きをする世古。
創作しながら世古は、少しづつ少しづつ「死」を受け入れる準備をしているのかもしれません。

 で、直樹は独居房に戻った渡瀬がボールを分解してしまったのに気づき、
その理由を問い詰めました(てか、しょっちゅう渡瀬を動揺させる直樹・・・)
「死刑になるのが怖いから?だから自殺までして・・・再審請求しよう!
田尻の娘さんを知らないで斬ったって、ちゃんと証言するんだ!
君はまるで、自分から死刑になろうとしているみたいだ・・・
なぁ・・誰が小春ちゃんを守るんだ?!」

「うあああああああーーーーー!!」耐えるように床を叩き続ける渡瀬。
「お前に何がわかる・・・俺の何がわかる・・・」
渡瀬はやっと真実を話し始めました。

 小春のいる施設の近くの洞穴に潜み、時々小春と会うという日々を送っていた
渡瀬は、
田尻の弟達男が小春を殺そうしている場面に遭遇。
兄と姪の仇討ちをしようとした達男は満の代わりに小春を殺そうとしていた。

 気を失った小春の側で奪ったナイフで向かっていこうとする渡瀬に達男は、自分が死んでも自分の息子が渡瀬と小春に復讐すると言い放ち、渡瀬が死刑になるまで復讐の連鎖は終わらないと告げたのです。

「俺が死刑になったら、小春には手を出さないと誓うか?!」満
「俺が憎いのはお前だけだ」達男

 二人の間で秘密の契約がなされ、満は小春を守るために出頭して、「死刑」になった。
渡瀬の復讐が新たな復讐を呼んでしまった。
 でも、もし田尻が「死刑」になっていたら、渡瀬は復讐をしていなかったかもしれない。
達男も渡瀬が「死刑」になるのなら復讐をやめると言った。
「死刑」は被害者家族を憎しみや悲しみから開放する最後の砦なのか?

 いや、それだけではない複雑な思いがあることをここにくるまでに、見てきたはず・・・
渡瀬は妹のために「死刑」になる道を選んだ。
でも、本心は死刑になりたくない。生きていたい。
渡瀬が復讐を殺人だと認めた時、彼は「死刑」を受け入れることができるのでしょうか・・

 そして、「死刑執行命令書」を受け取り涙ぐむ若林さん・・・
コレは・・・世古か・・?
 第1話
 第2話 死刑執行命令
 第3話 死刑囚へ贈る花
 第4話 獄中結婚の花嫁
 第5話 極刑反対の遺族!?
 第6話 冤罪33年の白髪男
 第7話 新人刑務官の父は死刑囚!!
 第8話 最期の面会の奇跡
 第10話(最終話) たった一人の親友へ最後の・・・

温泉
日本刀で手首切るって怖すぎる!でも、日本刀だとスパッと手首ごといっちゃいそうで、擦り傷で終わる方が難しそう・・・σ(´-ε-`)

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3. モリのアサガオ 第9話 感想  [ オタクと呼ばないで ]   2010年12月14日 21:06
テレ東系ドラマ「モリのアサガオ」第9話の感想ほか。折りしも、鳩山元法務大臣が、宮崎勤元死刑囚の死刑執行を恣意的に早めたという事実を語った直後なので、非常にタイムリーなドラマですね。でも視聴率は振るわないようですが・・・渡瀬満(ARATAさん)が、なぜ裁判で供述
4. モリノアサガオ 第9話  [ shaberiba ]   2010年12月14日 22:23
スマスマのアニメ「ワンピース」 名場面クイズをみていて半分みれなかったー! チャンネル合わせたら刑務官が泣いていました。 「この仕事は・・人間のする仕事じゃないと・・。 人を殺したという事実...
5. 『モリのアサガオ』第9話  [ 悠雅的生活 ]   2010年12月14日 23:46
〜最終章へ! 魂の叫び兄妹の秘密〜

この記事へのコメント

1. Posted by えいこ   2010年12月14日 23:13
<でも、本心は死刑になりたくない。生きていたい。
<渡瀬が復讐を殺人だと認めた時、彼は「死刑」を受け入れることができるのでしょうか

渡瀬が死刑になりたがっている理由、壮絶でしたね・・・
てか、あの田尻の弟がかたき討ちをしようとするなんて意外でした。
ばあちゃんが良い人っぽかっただけでも意外だったのに〜。
どんな肉親でも、肉親は肉親ってことでしょうか?
でも、復讐のために死刑になるなんてつらすぎる・・・
なんとかいい方法はないんでしょうか??
・・・って、きこりさんどうなるか知ってるんですよねー!
くぅ〜〜〜!!うらやましい!

<日本刀で手首切るって怖すぎる!でも、日本刀だとスパッと手首ごといっちゃいそうで、擦り傷で終わる方が難しそう・・・

自分で自分の手首を切るだけでもヒィーー!!って感じなのに
手首ごといっちゃったらもう〜〜〜!Σ( ̄□ ̄;)
それにしても、和の物って本当に怖いですよね。
金田一幸助的な怖さがあります・・・
2. Posted by きこり→えいこさん   2010年12月15日 17:08
>ばあちゃんが良い人っぽかっただけでも意外だったのに〜
そうそう!私も思った。
あんなしっかりした普通の婆ちゃんなのになんであんなろくでなし男になっちゃったのかねぇ・・
そして、弟も仇討ちってねぇ・・そっちの世界はやはり絆が強いのか・・
>・・・って、きこりさんどうなるか知ってるんですよねー!
知ってるけど、やっぱり知ってるとどうしても原作と比べちゃうから心穏やかには見られないよ〜
純粋にドラマ自体を楽しめないわ〜
>それにしても、和の物って本当に怖いですよね。
そうそう、切れ味抜群だし、種類も豊富だもんね。
出刃とか刺身包丁とか〜長さもいろいろだも〜
見てるとひーーーー!!ってなるよね。
3. Posted by ユーミン   2010年12月16日 00:56
雪どうですか?
こちらは晴れたり曇ったりで寒いです
木枯しが頬に痛いです
滋賀県で一番高い伊吹山頂に少し雪が積もってます
 
猫散歩も木枯しの日はユーミンの健康の為、控えようかな?と思う年になりました
翔もしぃも、行きたいみたいですが・・・

ドラマ見てなくて・・・ごめんね
4. Posted by きこり→ユーミンさん   2010年12月16日 17:54
>木枯しが頬に痛いです
雪が降らないと返って寒いかも・・
こちらも雪が降る前は冷え込むから、さぶくて、さぶくて・・
ますます外に出たくなくなりました。
昨日は少し暖かかったんですが、今日はまた冷え込んでます。
最高気温がマイナス5度とか7度だったような・・
寒い時の散歩はちょっと辛いですよね。
翔ちゃんやしいちゃんみたいなりっぱな毛皮があればなぁ・・
5. Posted by う〜みん   2010年12月17日 21:38
こういう機会がないと考えてもみないことですが「死刑」があるということは執行する人がいて後始末をする人がいるということなんですよね。人の死に対しての感覚がおかしくなりそうだし仕事とはいえ耐えられなくなる人も出てくるのでしょうね。死刑は国家による殺人..どう繕っても殺人は殺人、そう考えると死刑なんて無い方がいいのかもしれません。世界的な流れが死刑廃止に向かっていることですし日本もいずれ死刑が廃止される可能性はありますよね。もし廃止の方向に進むなら終身刑や上限無しの懲役加算(アメリカでは懲役100年とかありますよね)などを検討するのでしょうか。ただでさえ犯罪が増えて刑務所が足りないという話を聞くのでそうなったらもっと足りなくなるんじゃないかなんて考えてしまいます。今の私は感情論から言えば死刑制度存続ですが理論的には廃止と自分の中でも揺れています。もし死刑制度を廃止するならば色んな方面の意見を聞いて十分に検討して準備もしてからにしてほしいなと思います。

それにしても渡瀬が自分から死刑になるようにした理由が復讐の連鎖を止めるためだったとは..それで精神的に不安定だったんですね。私はてっきり知らなかったとはいえ子供を殺してしまったから自分から死刑になったんだと思ってました。元はと言えばろくでなしの兄が渡瀬の両親を殺した事から始まったことなのにその兄の復讐って..まあ兄だけじゃなく何の罪もない姪も殺されたからということなのかもしれませんが何だかスッキリしない感じですね。
6. Posted by かえ   2010年12月18日 17:08
「刑務官の仕事は人間のすることじゃない」
この言葉がずっしりと響きました。
死ぬまでの間ずっとその場で見ているなんて
慣れれば平気というものじゃないですよね...

満が死刑になりたがる理由は復讐が繰り替え
されるのを止めるためとは壮絶ですね。
あんな兄でも復讐をしたくなるものなの?
他の道はないのかと辛くなりました。
日本刀で手首を...にはギャーっ!
人を斬れるくらいの切れ味だしかすり傷どころか
絶対手首が落ちてそう(^ ^;


7. Posted by きこり→う〜みんさん   2010年12月18日 23:29
>「死刑」があるということは執行する人がいて後始末をする人がいるということなんですよね
そうなんですよね。
私も、この原作を読むまで考えたこともなかったんですが、そういうことなんですよね。
わたしは、どちらかというと死刑肯定派なんだと思いますが、執行する刑務官の背負うものの大きさを思うと、揺れますね。
でも、執行をロボットがするというのも何か違うような気もするし・・・
私が「死刑」にこだわるのは、「死刑囚」という立場になって初めて到達する境地というものがあるのではないかと思ってるからなんですが、「死刑囚」になっても変わらない人は変わらないだろうし・・・「終身刑」と「死刑」では、全く心持ちが違うと思うんですよね。たとえ懲役100年とかになっても。
私が望んでいるのは罪と真剣に向きあって欲しいというのが一番なんですが・・
一昔前なら「死刑」は犯罪を抑止する力があったかもしれませんが、今ではどうでしょう・・
原作に、殺人を見られ「死刑」になりたくないからと言ってさらに殺人を重ねて目撃者を殺してしまうという男が出てきますが、物事には本当にいろんな面があるから、難しいです。
>元はと言えばろくでなしの兄が渡瀬の両親を殺した事から始まったことなのにその兄の復讐って..
そうそう、私もなんか対等の立場に立ってるけど、
そもそもアンタの兄が何の罪もない渡瀬の両親を殺したことから始まったんだから、なんか違うような気がしました。でも、渡瀬も田尻の弟も、そばに彼らを思って見守ってくれる大人がいたら少しは状況が変わってたんじゃないのかなぁ・・とも思ったり・・
8. Posted by きこり→かえさん   2010年12月18日 23:58
>「刑務官の仕事は人間のすることじゃない」
この言葉がずっしりと響きました。
私もです。ドラマとはいえ、現実の刑務官の叫びを聞いたようで、国によって殺人をさせられるということを考えてしまいました。
>慣れれば平気というものじゃないですよね...
そうですよね。
慣れることはないだろうし、慣れたとしたら、それは別の意味で心が壊れてきているのかもしれないし・・
>あんな兄でも復讐をしたくなるものなの?
ちょっと意外でしたよね〜
あんな、自分の娘さえいずれ金になるっていって、無理やり祖母からむしりとっていった非情な男なのに、弟には優しかったんですかね?
>絶対手首が落ちてそう(^ ^;
ね〜私、見ながら擦り傷作る方が逆に難しいだろ!とか思っちゃいましたよ〜(笑
9. Posted by う〜みん   2010年12月19日 22:27
私も一瞬「じゃあ人間がやらなくていい方法を考えたらいいのでは」と思ったんですがきこりさんと一緒でそれは何か違うと思いました。でも刑務官の人達のメンタルケアは絶対必要ですね。

死刑囚になって自分の命を奪われる恐怖や無念さに初めて気付き自分の犯した罪の重さにようやく向き合えるという人もいるでしょうがそうじゃない人もいますよね。最近は「死刑になりたかった」とか言って無差別殺人をする人間もいますし。最近の殺人犯の言い分を聞いていると『〜だから人を殺そうと思った』というのが理由になってなくて全く理解不能で「何でそうなる!?」と毎回大声を出してしまいます。死刑が犯罪の抑止力にならないばかりか死刑になりたいからとか目立ちたかったとかで人を殺す..段々日本はおかしな方向にいっているのではと怖くなります。

田尻と弟はもしかしたら生い立ちに問題があったのかもしれませんね。母親は普通の感覚の人のようなので父親が暴力をふるったりして暖かい家庭ではなく母親は自分を守るので精一杯で子供達は二人で身を寄せあって耐えてきた..とか。あくまでも勝手な想像ですが私は愛情たっぷりの暖かい家庭に育った子供が平気で人を殺したり娘を金儲けの道具としか考えなかったりとかいう人間に育つとは思いたくないので..田尻については原作には詳しい記述はありましたか?生い立ちに問題があったとしてもそれが関係ない人を殺していい理由にはなりませんけどQ10の校長先生みたいな人が近くにいたらそこまでひどい人間にはならなかったかもしれませんよね。そう考えるとやっぱりどういう人と出会うかで人生が決まってしまうんだなって思います。
10. Posted by きこり→う〜みんさん   2010年12月20日 17:19
>でも刑務官の人達のメンタルケアは絶対必要ですね
私もそう思います。
もし、私だったら死刑執行に関わった日は誰にも会いたくないかも・・
原作で、直樹が同僚の刑務官が家族で過ごしている幸せそうな様子を垣間見て、同僚が家族に癒されているからこそ、この仕事を続けられると気づく場面があるのですが、なんとなくわかるような気もします。
仕事ではあるけれど、非現実だと思いたいような辛い体験をしているからこそ、家族との日常で平常心を保っていられるというか・・
>最近は「死刑になりたかった」とか言って無差別殺人をする人間もいますし。最近の殺人犯の言い分を聞いていると『〜だから人を殺そうと思った』というのが理由になってなくて全く理解不能で
そう!『死刑になりたかった』から人を殺すって!
勝手に一人で自殺しなさいよ!って私も毎回言ってます。
そこに到るまでに世間への恨みつらみがあってそうなってしまうんでしょうが、こういう何の罪もない人達を巻き込む形の自殺は許せないです。
>田尻については原作には詳しい記述はありましたか?
ドラマで描かれた以上のことはなかったんですが、
田尻の弟が復讐したのは、ヤクザ社会のアニキ分がやられたら弟分がやりかえすって感覚で、渡瀬の仇討ちとはまた違ったアレかもしれません。
>そう考えるとやっぱりどういう人と出会うかで人生が決まってしまうんだなって思います
そうですよね。
たとえ親から愛情をもらえなくても、深い愛情で見守ってくれる大人がいたら、いろんな意味でブレーキにもなるだろうし・・そう考えると、大人の責任って大きいですよね。

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