「Q10」 第3話 私はブスじゃない!文化祭でおきた奇跡とQ10の正体「アグリー・ベティ 4」 第5回 ひとりぼっちの勇気

2010年11月02日

「モリのアサガオ」 第3話 死刑囚へ贈る花

 心を通わせ合った死刑囚星山克博(大倉孝二)の死刑執行は、直樹(伊藤淳史)の心に複雑な影を落としていた。
『「死刑」って何なんだろう・・・』  

 死刑囚舎房全体にも動揺が広がっていました。
「死刑」への恐怖が高まり、それは怒りと共に執行する立場である刑務官の直樹に向けられました。
 そんな中で、直樹は穏やかな微笑を見せる笹野武(平田満)の存在に気づきました。  笹野は息子を自殺に追いやった少年3人を殺害した罪で去年死刑判決をうけていた。
生活態度も真面目で、息子の命日が近づくと供える花を入れるために花瓶を磨いて過ごしていた。  
 
 そして、渡瀬満(ARATA)の裁判が始まりました。
自分の両親を殺害した田尻勝男(斎藤歩)の出所を待って、日本刀で殺害。
しかし、田尻が抱いていた娘の有歌ちゃんも一緒に殺害したため、渡瀬が有歌ちゃんの存在に気づいていたかどうかが注目されていました。

 初公判で渡瀬は、田尻殺害は認めるが、娘の有歌ちゃんについては過失を主張。
担当弁護士の村雨も渡瀬は優香ちゃんの存在に気付かなかったと主張しました。 モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (2) (ACTION COMICS)モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (3) (ACTION COMICS)

 いや〜田尻役の斎藤歩さん、
『ジョーカー』でも堺様の両親を非情にも殺害する極悪人を演じてましたが、
今回も自分の娘を金になるからと言って祖母から無理やり奪う畜生のような男でしたな〜

  祖母の「有歌を殺されたのは悔しいし、悲しくてたまらん。
だけど、あんな男、殺されて当然なんじゃ・・田尻みたいな男、最初から死刑になっていれば・・」
という言葉は、渡瀬の「仇討ち殺人」を肯定する空気を呼び込みました。

  ところで、渡瀬の弁護人の村雨は、にゃんと渡瀬の両親を殺した田尻の弁護人でもあり、
裁判では田尻の心神喪失を主張し有期刑を勝ちとっていました。
 この度の裁判では渡瀬からの指名で弁護についたらしい。

  いや〜ちょっと申し訳ないけど、直樹の恋人の麻美役の香椎由宇さんなんですが、
一人だけ浮いているような気がするのは私だけ?
公判中の渡瀬を見つめる断罪するような目、そして、村雨弁護士を問い詰めた時のしてやったりというような表情。

 何と言うか・・・悪を憎む潔癖な女性・・以上のものを感じて、アンタそんなに偉いのか?と言いたくなってしまう。常に揺れつづける直樹に対して、マスコミ代表としてグイグイ突っ込んでいく役なんだろうけどさ・・・  

 渡瀬の裁判は思わぬ所に影響を及ぼしました。
「死刑判決」を受け入れ静かに罪と向き合ってるかに見えた笹野が「再審請求」をしたのです。
 
 日頃から死刑囚たちに厳しい態度の里中(戸田昌宏)は
「チキショウ!死刑受け入れたフリなんかしやがって!
だから嘘つきの巣窟なんだよ、死刑囚舎房はっ!!」と怒りを露にし、笹野が大事にしている花瓶を取り上げ割ってしまったぞ・・・  

 直樹は加奈(木南晴夏)の「笹野も仇討ち殺人だから渡瀬と同じ」という言葉を聞き、
笹野の本心を知りたいと思うのでした。

  若林(塩見三省)と共に新しい花瓶を届けに行った直樹は、若林が毎年、笹野の息子の命日に花を供えており、その一部を彼に届けていたことを知りました。
 そして、直樹に亡くなった息子の面影を見た笹野は、犯行当時の心情を話すのでした。

 笹野の息子は中学2年生の秋に首吊り自殺していた。
遺書もなかったので、笹野は一生懸命理由を知ろうと聞きまわり、
息子が3人の男子生徒にいじめられていたという証言を得た。
 しかし、学校側はいじめの事実があったとは認めず、いじめていた子の両親ももちろん認めず、
真相は闇に葬られた。
 その後、仕事も家庭も失った笹野は、偶然息子をいじめていた少年たちに遭遇、
彼らがまったく悔いておらず、息子の死を弄んでいる姿を見て、怒りがおさえられず彼らが持っていたバットで撲殺してしまった。

 「3人の若い命を奪ったことは、申し訳ない気持でいっぱいだけど・・・
その一方で、私は時々、父親として正しいことをしたんじゃないかって考えるんです。
あの子を守ってやれなかった。生きているあの子の苦しみを救ってやれなかった。
だからせめて、死んだあの子の仇を討ったことが・・・・
 及川先生・・・私や渡瀬満は本当に死刑になるほど悪いことをしたんでしょうか?」

  罪から逃れたい訳じゃない・・・
ただ、肉親を殺した相手に仇討ちすることが、「死刑」に値するのか世間に問うてみたかった・・・
自分が息子のためにしたことは正しかったのか・・・笹野も人間として迷い続けていたんですね。  

 笹野の疑問は、渡瀬に憧れにも似た思いを抱いている直樹の疑問でもありました。
「渡瀬の事件も田尻が「懲役12年」なんかじゃなくて、渡瀬の苦しみを汲んだ判決だったら、
仇討ちなんかしなかったかもしれない。渡瀬も笹野も実は被害者なんだよ」直樹
「被害者だったら、人を殺していいっていうの?」麻美
「そんなこと言ってないよ、ただ」直樹
「人の命を奪うってのは、どんな理由があっても許されることじゃないって」麻美
「麻美は自分の親が殺されても同じ事が言えるのか?!」直樹  

 渡瀬の公判は続いております。
渡瀬は犯行後、出頭するまでの1年の間のことは黙秘し続けていたんだけど、
村雨弁護士は、渡瀬が意図せず殺してしまった有歌ちゃんの死を悔み、死に場所を求めてさまよっていた証言。
 村雨の指示で見せた渡瀬の両腕には無数の切り傷の痕がありました。

  この展開で、渡瀬には情状酌量の余地ありと認められ、有期刑が下されるのでは・・という空気に。  
やはり渡瀬のしたことは正しかったんだ・・・納得しようとする直樹を脅かす深堀(柄本明)の声・・・
「仇討ちなんてカッコ付けたって、所詮、人殺しじゃねぇか」  

 常に死刑囚の心に寄り添い敏感に反応してしまう直樹のことを心配した若林は、
翌日、直樹を笹野の息子の墓参りに誘いました。 
そこには、笹野の息子を自殺に追いやった少年の両親が花を手向けに来ていました。
若林が毎年、笹野に渡していたのは彼らの花でした。

 「少年の親御さんたちは、お前の息子を弔いたいと毎年、命日に花を供えに来てるんだよ」若林
「うそだ・・・そんな訳ないじゃないですか・・・・嘘だあーーー!!
再審請求を取下げさせようと妙な嘘付きやがって!
お前だけは信じてたのに!お前だけは俺の気持をわかっていると思ってたのに!!」
 怒り狂い若林の首を締める笹野を止めた直樹は、自分が聞いた事を伝えるのでした。

  少年の両親たちは自分の息子が犯した罪と向き合い心から詫びたいと思っていました。
が、同時に息子を殺した笹野への憎しみも消せずにいた。
「私たち、その相反する気持でずっと・・・
この苦しみを一生背負っていくことが私たち親の勇気君に対するせめてもの罪滅ぼしなのかも
しれません」

 「この花には笹野さんが息子さんを思うように、あなたの息子さんの死を悼んでいるあの親御さんたちの気持がこもってるんです。
親御さんたちは、墓参りしていることを内緒にしてくれと頼んだ。 
だけど若林さんは、あなたにあの人たちの心を届けたかった。
だから約束を破って、本当のことを話したんです。
 息子さんを殺されて、あなたを殺したいとまで思いながら、だけど、息子さんを奪われたあなたの苦しみを一番わかっているのも、あの親御さんたちなんです」直樹

「笹野・・・苦しんでいるのはお前だけじゃない」若林
「あの人達が・・そんなにまで勇気のことを・・・
私は・・ただ憎み続けるばかりで、ただそれだけで・・・うああああああーーーーーーー!!」笹野  

 お互いに被害者でありながら加害者でもある立場・・・
消せない憎しみと戦いながら、それでも息子の代わりに罪と向き合い続けた両親の思いは、
同じ親である笹野の心にも届きました。
 息子の無念さを思うあまり、仇討ちを肯定することしか考えられなかった笹野ですが、
自分の行為は「殺人」だったと直視できたようです。  

 でも、本音を言うと、あんな言葉を聞いてしまったら殺したくなると思う。
でも、その怒りは息子の苦しみに気づいてやれなかった自分への怒りも含まれているんだよね。

 その後、笹野は再審請求を取下げました。
死刑囚たちの揺れ動く心情を思う若林・・・
「死刑制度というものが人間を狂わせてしまうのかもしれん」
「それは間違ってますよ。もし笹野が死刑にならずに世の中に戻ったら、
相手の親たちが笹野を殺してしまうかもしれません。
そういった復讐の連鎖を断ち切るためにも死刑は必要なんです」里中

 もし、笹野の息子さんのいじめ問題に学校側が真剣に向きあってくれていたら、
そして、いじめていた少年たちの両親が真実を見つめようとしてくれていたら、
状況は変わって、笹野は殺人者にならずにすんだかもしれない。
 そして、何の罪もない渡瀬の両親を殺害した田尻が「死刑判決」を受けていれば
渡瀬は仇討ちをすることもなかったかもしれない。

 里中の言うように「死刑」には犯罪を抑止する力があるんだろうか・・・
直樹の心は「死刑肯定」に傾きつつありますが・・・渡瀬が公判で有歌ちゃんへの殺意を認めたことで、
状況は変わり・・・直樹の心もまたさまようのでしょう・・・  

第1話  
第2話 死刑執行命令
第4話 獄中結婚の花嫁
第5話 極刑反対の遺族!?
第6話 冤罪33年の白髪男
第7話 新人刑務官の父は死刑囚!!
第8話 最期の面会の奇跡>
第9話 最終章へ! 魂の叫び兄妹の秘密
第10話(最終話) たった一人の親友へ最後の・・・
ねこちゃん    
深堀が食べているスナック菓子『プチプチプッチン』・・・
漫画ではいまいち、どんなもんだかわからなかったんだけど、今回食べてるのを見たら、「カール」っぽいぞ。
でも、カールはプチプチしないよねぇ( ・◇・)?

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1. 「モリのアサガオ」3☆☆  [ ドラマでポン ]   2010年11月02日 17:52
今週も守秘義務は絶賛無視され中。 息子の自殺の報復をした、とまで教えて「3人」と答えちゃったら、もう誰だか分かっちゃうでしょ普通!それとも、そんな事件がゴロゴロしている世界....
2. モリのアサガオ 第3話 死刑囚へ贈る花  [ レベル999のマニアな講義 ]   2010年11月02日 17:57
『死刑囚へ贈る花』内容直樹(伊藤淳史)が勤める舎房の死刑囚・星山(大倉孝二)の刑が執行された。“反省したのに殺された。。。反省したから殺された。”死刑囚達は、動揺してい...
3. モリノアサガオ 3話  [ shaberiba ]   2010年11月02日 18:04
「仇うち殺人」である渡瀬満に  同情の声がふれあがっていく中で----- 模範囚 笹野武(平田満)が再審請求を申し込んできた。  彼は 死んだ息子をいじめていた少年3人を殺した 同じく仇うち殺人で死刑判決を下された男だったのだ。  私達は死刑になるようなこと...
4. モリのアサガオ 第3話 感想  [ オタクと呼ばないで ]   2010年11月02日 20:00
テレ東系ドラマ「モリのアサガオ」第3話の感想です。今回は、息子をイジメで自殺に追い込んだ中学生3人を殺害し、死刑判決を下された笹野武(平田満さん)にまつわるストーリーです。中学校側は、校長も担任も保身のために「イジメは無かった」と笹野を冷たくあしらうのでし
5. クリオネちゃんとアカウミガメ君(流れ星・モリのアサガオ#2・3)  [ |あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο ]   2010年11月02日 20:24
『流れ星』「いいのか本当に?」 「私にはあんたしかいねぇんだよ!」自分で誘っておきながら、何をいまさらw健吾@竹野内豊と結婚したら300万円マリア@北乃きいの肝臓と適合して手術が成功したら、さらに100万円渡して即離婚w入浴シーンとセーラー服が見所だった昭和59....
6. 『モリのアサガオ』第3話  [ 悠雅的生活 ]   2010年11月02日 21:12
〜死刑囚へ贈る花〜
7. 「モリのアサガオ」第3話  [ fool's aspirin ]   2010年11月03日 00:29
息子の仇討ち殺人をした死刑囚は、今一度自分のしたことの是非を問うてみたくなる…。今回のゲストは平田満さん。またまた絶妙なキャスティングだよ! 
8. テレビ東京「モリのアサガオ」第3話:死刑囚へ贈る花  [ 伊達でございます! ]   2010年11月03日 14:14
笹野の行動は、決して許されることではないものの、その思いは、わかる気がします。「わかる」だなんて、軽々しく言ってはいけないのかもしれませんが…。

この記事へのコメント

1. Posted by じゃすみん   2010年11月02日 20:04
こんにちは、2話にもTBありがとうございました〜

今回もイロイロ考えさせられる内容でした。
イジメていたクズども、あんなの殺してしまえ!!と脊髄反射で思ってしまう反面、首根っこ捕まえてがっつり反省させてやりたかったわ(><)
ただ、父親が偶然聞いた内容
「あいつ泥まで飲んだ」
以上の、なぶられる息子さんの映像は過剰だったかなと思いました。渡された泥水をすっと口元に!アレハミタクナカッタワ(^^;;;)

だからイジメられんだよと思うか、そこまで壮絶に支配されていたかと想像で補うのか、そこも別れるところかと……
2. Posted by きこり→じゃすみんさん   2010年11月03日 17:43
>イジメていたクズども、あんなの殺してしまえ!!と脊髄反射で思ってしまう反面
私もあんな奴ら一気に殺さないで、半殺しにして思い知らせてやればいいのに・・とか思ってしまいました。
少年たちは、自分たちのしたことがどんなに勇気くんを苦しめたのか気づく暇もなく殺されてしまった。
殺したことで本当に勇気君の無念は晴れたのか・・
いろいろ考えてしまいますよね。
>なぶられる息子さんの映像は過剰だったかなと思いました。
コレはかなりキツかったですよね。
笹野の殺人をしかたないことだったと視聴者に思わせるアレもあったんでしょうが・・・
あそこまで描かないで考えさせて欲しかったって気もしますよね。
3. Posted by えいこ   2010年11月03日 20:00
本当に、毎回考えさせられる内容ですよね〜。
初回を見逃したのを、今頃後悔しています(笑)。

イジメをしていたクズども、本当にヘドが出ます。
自分が笹野の立場になったら、同じことをしないとは
言いきれません。
って、たぶん返り討ちにあってると思いますが(笑)。

それにしても、麻美の発言がウザすぎますー!!
人生のつらさや、どうしようもない悲しみや怒りを
知らないし、知ろうともしないお嬢様発言・・・
これからだんだん変ってくるのかなぁ??
4. Posted by 夕来   2010年11月04日 02:16
>アンタそんなに偉いのか?と言いたくなってしまう。
今回はかなり麻美にムッとしましたわ〜。
あの弁護士の一番の近くに陣取ってる所とか(笑
確かに「してやったり」の顔だわ…。
まぁこの子は悩む直樹の対極として描きたかったんだろうけど、
マイナス面が目立ち過ぎ。原作でもこんな感じなの?

>その怒りは息子の苦しみに気づいてやれなかった自分への怒りも含まれているんだよね。
うんうん…息子の発するSOSにもっと早く気づいてやれたら、
こんなことにはならなかったかもしれない…と思えば思うほど
やりきれないよね〜。殺人への自戒の念が生まれたとしても、
息子を守れなかった気持ちは消えないもん…(涙
しかしあのあのいじめっ子達は私も「万死に値する」と思ったよ。
ああいう輩は「ジョーカー」じゃないけど、
同じ苦しみを与えないと罪の重さはわからないと思うわ。
「ジョーカー」と言えば、田尻役の斉藤さんにまったく気づかんかったっ!
2クール続けて悪〜い役ってどうなんだ?!(爆
5. Posted by かえ   2010年11月04日 11:18
今回もいじめ問題という深い内容でしたね。
泥水のシーンは直視できませんでした。
自分たちのせいで自殺者が出ていると
いうのに何の反省もないあんな奴らを
見たら敵討ちをしたくもなります。
気持ちが晴れる事はありませんが。。。

麻美は浮きまくりですよね〜。
直樹の言葉に一々食って掛かるような
あの態度はどうにかならないの?



6. Posted by う〜みん   2010年11月04日 16:14
今までは遺族の側から死刑について考える事が多かったんですが今回はちょうど初の死刑求刑があった裁判員裁判が注目されていたのでその事について考えてみました。
もし私が裁判員だったら例えどんな凶悪な犯罪者であっても「死刑にするべきだ」と主張する事はできないかもしれません。死刑は必要という考え方からすると矛盾してますが自分の意見で人の命が決まるという重圧に耐える自信が今の私にはありません。それに被告人の生い立ちや殺人に至った理由などを見聞きし被害者側の事情なども詳しく知ったらどちらにも感情移入してしまい冷静な判断ができなくなるのではないかと思います。なので今回の裁判の裁判員の方たちに敬意を払います。ただ新聞に書いてあった識者の「裁判員裁判においては絶対的に死刑という裁判以外は死刑の判決は出なくなるかもしれない」というコメントが気になりました。従来の裁判官のみの裁判だったら今回の判決は違ったものになっていたのでしょうか?どちらが正しいかは私には判断できませんが遺族の方が「何人殺したら死刑になるんでしょうか」「自分なりに反省していたらそれでいいんでしょうか」というようなことを言われていたという新聞の記事が心に残ってます。
7. Posted by きこり→えいこさん   2010年11月04日 19:00
>自分が笹野の立場になったら、同じことをしないとは
言いきれません。
親なら誰でも、殺したいと思うでしょう。
でも、そこで激情に身をまかせて実際に殺してしまうか、別の方法を選ぶか・・・
どんな時でも選択の道はあったはず。
笹野にはそんな選ぶ余裕はなかったのかもしれないけど、殺す道を選んだ。
辛い出来事が重なった末の自殺の意味合いのある殺人とも言えるかもしれない・・
他のブロガーさんが、一人殴ってる間に他の二人逃げられたんじゃ?って指摘してけど、所詮は子供、腰が抜けて動けなかったのかね・・
てか、私も、絶対返り討ちに合いそう・・・
>それにしても、麻美の発言がウザすぎますー!!
そういう役なんだろうけど、何か非常にイラッとするわ〜
顔が派手だから、余計感情が強調されちゃうんだろうけど、違う役者さんの方が良かったんじゃ・・とか思ってしまうわ〜
8. Posted by きこり→夕来さん   2010年11月04日 19:51
>マイナス面が目立ち過ぎ。原作でもこんな感じなの?
いや〜、原作でも直樹を引っ張ってく部分はあるけど、一生懸命さゆえって感じに見えたから、むしろふがいない直樹の方にイラッとしたよ(笑
もうちょっと別の感情が加わると、また雰囲気変わると思うんだけど(偉そうにすいません・・・(´∀`;))
>殺人への自戒の念が生まれたとしても、
息子を守れなかった気持ちは消えないもん…(涙
そうなんだよね。
いじめた子も憎いけど、気づいてあげられなかった自分が一番憎いかも。
その自責の念が強ければ強いほど、少年たちへの怒りも際限なく膨れ上がったんだろうね。
よくいじめられる子にも原因があるとか言う人がいるけど、それはいじめる側の論理だよね。
いじめは一方的な暴力なんだから、絶対許されないよ。
こういう場面を見る度に人間はどこまで残酷になれるんだろうと恐ろしくなる。こういう少年たちが、自分たちの罪を自覚する時が来るんだろうか・・?
>2クール続けて悪〜い役ってどうなんだ?!(爆
もうすっかり悪人代表になりつつある。
こういう役って、なぜか続くんだよね〜(笑
9. Posted by きこり→かえさん   2010年11月04日 20:00
>自分たちのせいで自殺者が出ていると
いうのに何の反省もないあんな奴らを
見たら敵討ちをしたくもなります。
あんな言葉を聞いて、さらにいじめを続けている姿を見たら、それを断ち切るためにも殺したいという衝動が高まると思います。
勇気君が自殺した段階で、親たちや学校側が真実を見つめようとしてくれていたら、こんな結果にはならなかったでしょう。
>直樹の言葉に一々食って掛かるような
あの態度はどうにかならないの?
なんか恋人というよりは、キッツいお母さんかお姉さんって感じ・・・私が直樹だったら、まったく癒されないぞ・・(´∀`;)

10. Posted by きこり→う〜みんさん   2010年11月04日 20:51
>自分の意見で人の命が決まるという重圧に耐える自信が今の私にはありません。
それが当たり前だと思います。
職業裁判官だって、「死刑」か否か、決める前後は大変な葛藤があると思います。
自分の決定でいろんな人の人生に影響が出てしまう・・そんな思いの中ひとつの答えを出さねばならない重圧はすさまじいと思います。それに被告人の刑を決める中で自分自身を裁く気持も芽生えると思うんです。裁判員として裁判に参加した方の心のケアはどうなってるのかな・・と考えます。私も今回の裁判をニュースで見ていろいろ考えました。もし今回の裁判が裁判員裁判じゃなかったら、判決は違ったんじゃないか・・って。
「死刑」判決が出てもおかしくない事件だと思ってたので・・・
>死刑の判決は出なくなるかもしれない」というコメントが気になりました。
でも、そうなるかもしれないですね。
私は死刑を推進している訳じゃないし、勝手な推量ですが、もし消極的な意味合いで「無期刑」になったんだとしたら、何か根本が変わっていってしまいそうで怖いような気がします。すべての人が納得する判決なんてありえないのかもしれませんが・・・
遺族の方が「感情が無ければいいんでしょうが人間には感情があるから」というようなことをおっしゃってたように思うんですが、本当にそうなんですよね。被告も裁判員の方も常にゆれ動く中で決定しなければならない・・
決めた後でも揺れ続けると思います。
11. Posted by う〜みん   2010年11月05日 01:57
裁判員の心のケアは絶対必要ですよね。人の生死を決める判断をした上に一生守秘義務を背負わされるわけですから。
私だったらきっとあれで良かったんだろうかと一生自問自答しながら生きていくのではないかと思います。

今回は被告人も殺人を認めていましたが鹿児島の事件は被告人が否認していますよね。被告人が否認しているということは冤罪の可能性も0じゃないわけですよね。今回以上に判断が難しい裁判になるのではないかと思います。こういう裁判に裁判員制度を適用するのはまだ早いんじゃないか、もう少し国民が裁判員制度に馴染んでからの方がいいんじゃないか、そう思いました。
12. Posted by きこり→う〜みんさん   2010年11月06日 10:16
>人の生死を決める判断をした上に一生守秘義務を背負わされるわけですから。
そうですよね。
希望する人はカウンセリング5回まで無料とかってのあるみたいですが、なかなか自分からは言い出せない人もいますよね。
時間が経ってから、ショックの反応が出てくる人もいるだろうし・・・細やかな心のケアが必要だと思います。
>もう少し国民が裁判員制度に馴染んでからの方がいいんじゃないか、そう思いました。
確かにそうですよね。裁判員裁判自体、まだなじんでないのに、いきなりハードル上げられた感じですよね。
なんかどんどん勝手に国民に負担を強いられているような気もします。
そもそも、こんな事言ってもしかたないけど、裁判員制度って日本人の国民性というか性質に合わないような気もします。アメリカやイギリスみたいに小さいうちからいろいろ討論したりして自分の意見を主張する練習になる授業もないし、むしろ主張しないように生きてる人の方が多いような・・・
もっと日本人に合った裁判の形ってないものでしょうかね・・・
13. Posted by う〜みん   2010年11月07日 13:11
私も裁判員という制度が始まると聞いた時に一般人には荷が重すぎるのではないかと思いました。よほどの理由がないと呼び出しを断れない、殺人などの重罪人の裁判に参加する、一生守秘義務を負う..私は正直言って裁判員に選ばれたくないと思ってます。一般人の意見を聞くというのには賛成ですが判決に直接関わるというのは荷が重いです。自分の考えを参考意見として裁判官に話すくらいなら良かったのに。

そう言えば内閣府の調査で「死刑は必要か」という質問に85%以上の人が「必要」と答えたとネットニュースに出てたんですが私はもっと死刑反対の比率が高いかと思ってたので驚きました。
14. Posted by きこり→う〜みんさん   2010年11月07日 20:38
>私は正直言って裁判員に選ばれたくないと思ってます
そう思ってる人多いと思うわ〜
いくら日当や交通費が出ても、仕事休みたくない人もいるだろうし、強制的に犯罪に関係する資料を見たり、討議に参加させられるのはかなりの負担ですよ。
私は選ばれたら参加したいと思ってます。
(でも、こういう人に限って選ばれない)
こんな気持で関わってはアレだと思いますが、実際の裁判がどんなふうに進むのかすごく興味があるし、他の裁判員の方の考え方も知りたいというか・・・
でも、その場で自分自身、客観性を保てるかどうか自信がないです。
感情に流されずに冷静に判断できるか・・・
だから、裁判が終わったあともいつまでも引きずりそうですけどね・・・
>私はもっと死刑反対の比率が高いかと思ってたので驚きました。
私も驚きました。でも、日本人の中には仇討ちはオッケーという発想が根強くあるような気がします。本音ではそう思っているんだけど人前では主張しない。でも、『死刑反対』にしろ『死刑肯定』にしろその『反対』や『賛成』の裏にはすごく複雑で表現できない思いがたくさん詰まってるんだと思います。

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