うぬぼれ刑事 第6回 くされ縁「ビーイング・エリカ」 シーズン1 弟5回

2010年08月16日

「日韓共同ドラマ テレシネマ」 第二夜 『楽園』 後編

 さて、「楽園計画」を手伝って欲しいとイルホ(チ・ジニ)に頼まれたミギョン(キム・ハヌル)は、彼からファラン(キム・ユジョン)の事情を聞きました。

 頭も良くて明るくていい子だったのに、3年前父親が亡くなってから、
母親は男を家に呼ぶようになり、その男を嫌ってファランは家にも学校にも寄り付かなくなったらしい。
 ミギョンは、家庭訪問で会った母親は悪い人ではなかったというイルホの言葉を思いつめた表情で聞いておりました。

 その後、「クレイジー・ボーイズ」に呼び出されたイルホは、ジェグアンから「イ・ユリ」は偽名で住民登録番号と一致しないと言われました。
給食室に監査が入った時のために調べたんだって・・・
 「俺たちは、ここを楽園にしようとした。
だったら、彼女の過去に何があろうと両手を広げて歓迎してやるのが本当の楽園じゃないか?
彼女が偽名を使ったんなら、別人に生まれ変わりたかったってことだよ。
だったら、ただ両手を広げて歓迎してやるのが本当の楽園だと思う」イルホ

 力が入り過ぎちゃって、イルホったらみんなに「俺が好きなのは今の彼女なんだ!」とまで、言っちゃいましたぞ( ̄m ̄〃)
抜け駆けしやがってと責められてましたわ〜

 でも、ジェグアンも納得してくれたのか、彼女のために島をあげて歓迎パーティをしよう提案しました。
久しぶりのパーティで、島の人たちも活気づきましたぞ〜
 で、ステージの上で「クレイジー・ボーイズ」と共にラメ入り衣装を着て
歌い踊るチ・ジニさんが新鮮だ〜
僕の恋を捧げるのはあなただけ〜』と言いながら降りてきて、ミギョンを指さしておりました。

 ジェグアンもミギョンを指さしてたんだけど、隣に座ってたアラムが身を乗り出して
自分を指差したふうにしちゃってたのには笑ったわ〜

 

 しかし、この歓迎パーティは、ミギョンには逆効果だったようで・・・
賑わいを逃れて隠れるようにしている彼女を見つけたイルホは、灯台のある展望台へ連れて行きましたョ。
空には花火が上がっております。

 その花火をたった一人、森の中で見つめているファラン・・・
母親の恋人に反抗的な態度を取ったもんだから、殴られたんだよね・・・
その母親が弁当を持ってきてくれました。
「お腹空いたでしょ?母さんと一緒に食べよう」

 本当に、悪い人ではないんですよね。
ファランが男に殴られたら、ちゃんとかばってたし・・・
ただ、男にすがるしか生きる道がないと思っている。

 「お父さんが生きていた頃は幸せだった」と話す母・・
お父さんのことを覚えているのなら、なぜあんな男と・・・
なぜお母さんは変わってしまったんだろう・・・
理解できないファランは悲しくなってしまう・・
美しい花火もファランにとってはきれいに感じ無かったでしょう。

 そしてパーティ会場では・・・
いつもは犬猿の仲のアラムから「今日はカッコ良かった。お疲れ様」ねぎらいの言葉をもらい、
恋に落ちた男が一人・・・
「わぁ・・・・綺麗だ・・・」思わずアラムの背に縋りつくジェグアンなのでした。

 イルホ達はどうしたかな〜?
イルホが、無気力だった島の人々がミギョンのパーティのおかげで元気を取り戻せたと感謝の言葉を伝えたら・・・
「ごめんなさい・・本当にごめんなさい」ミギョンは逃げ出してしまいました。

 早朝、パラダイス・カフェに行ってみると、ハンモックにミギョンからの置き手紙が挟まれていました。
そこには嘘をついたこと、「イ・ユリ」は幼い頃の友達の名前で、自分にとっては幸せの象徴だったこと、そして罪を犯したことが書かれていました。
イルホはすぐに追いかけたさ・・・

 その頃、ミギョンはアラムに別れを告げていました。
事情があると察していたアラムは彼女を引き止めませんでしたが、出て行く理由を尋ねましたぞ。

 「資格がないんです。私、人を殺しました。実の母を殺したんです」
ミギョンが語る生い立ちはファランと重なるものでした。
大好きだった父が小学生の時に亡くなり、その後に母は変わってしまった。
次々とろくでもない男の間を渡り歩くようになり、家に連れてくるようになった。

「私はその男が嫌でした。
いえ、男より嫌だったのは母でした。
あんなに綺麗で優しくて、いつも自慢にしていた母だったのに・・・
急に汚く醜く感じて・・そんな母を見たくなかったんです。
私は、もうそれ以上、生きていたくなかったんです」

 死を決意したミギョンは父の思い出のつまった家に火をつけて自殺しようとした。
でも燃え盛る炎の中に助けにきてくれた母のおかげで死ななかった。
代わりに母が死んでしまった。
炎の中で、最期に見た母は大好きだった笑顔を見せていました。

「私が殺したのも同然です。
だから・・私は幸せになれないし、誰かを愛してはいけないんです。
刑務所を出て、行く宛もなかった時、この島を知ったんです。
ここでもう一度生まれ変わりたいって・・・そう考えてたんだけど、私欲張りでした。
あんなにいい人達に、これ以上嘘をつけません」ミギョン

 アラムは、娘を交通事故で亡くしたことを話しました。
「あんたが行くんなら、私も行かなきゃ・・・
あの子きっと、楽園にいると思うんだ。その楽園はこの世界にはないけど・・。
今日はここまで」
アラムに見送られたミギョンは、そばで聞いていたファランに「元気でね」と言って歩き出しました。

 ミギョンの過去に衝撃を受けたらしいアラムでしたが、彼女の苦しみを理解する彼女は、
ミギョンが決めた道を受け入れ、見送ってくれました。

 って、イルホ遅いよ!早く、早く!
でも、いくら狭い島とはいえ、走りどおしは辛いよね〜
「待ってくれ!ミギョンさん!」やっと追いついたわ〜
本当の名前を呼ばれ、驚くミギョンに、イルホは同じ船に乗っていたことを話しました。

「あなたは船で服を着替えたよね?もう一度生まれ変わるために。
明るい色の服に着替えました。
ぼんやりとこの島が見えた時、あなたは楽しそうな表情を浮かべた。
僕は嬉しかった。この島をそうやって見つめてくれる人がいて。

 正直、僕は戻りたくなかったんです。
それで、うんざりした気分で島を見ていたんですが、あなたは目を輝かせて笑顔でこの島を見つめていました。
だから、あなたにとって、この島が楽園になればいいなと、そう思いました。

 楽園はどこかにあるものじゃなく、自ら作るものだと思うんです。
あなたのお陰でそう考えるようになりました。
なのに、そんな僕を置いて、行ってしまうんですか?
 過去にどんなことがあったかわからないけど、あなたはもう罪を償って出てきたんです!
それにあなたの過去は僕と何の関係もありません。
あなたは船で服を着替えた。人生を着替えたんです!
それを僕はこの目で見ました。
ハン・ミギョンでもイ・ユリでもかまいません!
僕と幸せになって下さい」

 まさか、一気にプロポーズにまで持っていくとは・・・?(゚∀゚ノ)ノ
でも、男イルホ、一世一代のプロポーズだよ!
 イルホが彼女に惹かれたのは、兄のような気持ちからではなく、
彼自身が彼女に救われ、新しい気持ちで島を見ることができるようになったからだったんですね・・・
 二人が出会ったことで、イルホはこの島に『楽園』を再び見出し、
ミギョンも求めていた『楽園』の存在に気づくことができたんだね・・

 「お母さんがなぜ、あなたを助けたと思いますか?
あなたを不幸にするためですか?そうじゃない!
お母さんは、あなたが幸せになるのを願ったからだ。
どうか・・・ここにいて下さい!」

 涙を流しながら必死に訴えるイルホの目を見ていたら・・・あの重たい鞄をミギョンも手放したさ・・・
ミギョンは、島に残ることにしました。
イルホは、一緒に壊れていた『パラダイス・カフェ』の看板を直しましたョ〜

 そんなミギョンを森の中に誘い、彼女が見たがっていた大木へと案内するファラン。
って、実は落とし穴掘ってあったんだけどね・・・( *´艸`)
先に落っこちたミギョンがファランを引っ張り込んで、結局二人共落とし穴へ・・・

 大木に守られる森の中で母をなくした二人は(ファランの母親は生きてるけどね)家族になったように思います。
相変わらず憎まれ口を叩くファランですが、ミギョンには特別な絆を感じているんじゃないかな・・
二人は森の中に、一緒に花の種を蒔きました。

 で、今夜は二人で大木の元で眠ることにして、ファランが食料を取りに家に戻ると、母からの置き手紙とお金が置いてありました。
母親は男と島を出て行ったようです。
「私なんかいなくてもいいんだ・・・私なんていなくてもいいんだ・・・
こんなのひどい・・お母さん・・ひどいよ・・・お母さんのバカ・・・!」

 泣きながらお金を握りつぶすファラン・・・
せめて母親がいるだけでもいいとプラスに考えることにしたとミギョン言っていたのに・・
絶望したファランは家に火を放ちました。

 火事に気づいた島民達はファランの家に集まり、消火活動が始まりました。
ファランの母親と男が島を出たのを目撃した島民はファランも一緒に出たと
思っちゃったんだよね。
 でも、異変に気づき駆けつけたミギョンには炎の中にいるファランが見えました。

 燃え盛る家の中に飛び込んだミギョンは、ファランを見つけたんだけど、
落ちてきた材木の下敷きになってしまう。
後を追ってきたイルホにファランを託し、炎の中に残ったミギョンはほっとしていました。
「良かった・・・」

 ミギョンはファランを救いだすことで、自分を救いだしてくれた母の思い、その愛情を感じ、信じることができたんじゃないでしょうか・・・
炎の中のミギョンは母のように微笑んでいました。

 って、ヽ(゚Д゚)ノ ミギョンこのまま死んじゃうのかよ?!と思ったら、
救急車が走って行ったから、何とか助かったようです。
車内に置いてあるミギョンの鞄の中に入っていた花の種が窓から散って・・・
ってのは、ちょっとやりすぎだったかにゃ〜

 それからどれぐらいの月日が流れたのか・・
郡議員選に出馬したジェグアンが島で演説をしてますわ〜
ファランは健やかな顔で学校で授業を受けています。

 そして、花束を手にしたファランと島民達が港で船の到着を待っておりますよ〜
船上には、病院から退院したらしいイルホとミギョンが乗っていました。
二人の目に見える島は綺麗な花に縁どられ、楽園のようでした。

「ただいま〜!帰ってきました!」
出迎えたファランをしっかりと抱きしめるミギョン・・・
島のあちこちに、ミギョンが植えた種が芽吹き、美しい花を咲かせておりました。

 いいドラマでした。
『楽園』は、心の中にある。
それを見出して形にしていくのは生きていく人間自身・・・
炎の中で愛を見出したミギョンは、この島で生まれ変わった。
新しい家族、イルホやファラン、島の人々と共に生きていくことでしょう。

 静かにそっと心に灯りを灯してくれるようなドラマでした。
主演のチ・ジニさん、キム・ハヌルさんの抑えた演技が脚本を生かしていましたね〜
さりげなく描かれたアラムとジェグアンの姿も効いてました。

 来週はどんな愛の姿が描かれるのか・・・楽しみですわ〜
 第一夜 『楽園』 前編

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『スポットライト』のキャップは最高だけど、純朴な青年のチ・ジニさんもしゅてきでしたわ〜

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matakita821 at 12:31│Comments(0)TrackBack(1)韓ドラ いろいろ 

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1. チ・ジニ 最新情報 - これ好き! KoreaFan  [ これ好き! KoreaFan ]   2010年08月17日 04:37
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