「臨場 シーズン2」 第10回 最終章 渾身〜前編「ハガネの女」 第5話 不登校児童が連れてきた悪魔!!

2010年06月19日

2夜連続 鬼平犯科帳スペシャル 「高萩の捨五郎」

 2夜連続たぁ、嬉しいやね〜じっくりと見させていただきましたよ。
一夜目は、「高萩の捨五郎」。

 さて、小房の粂八(蟹江敬三)を伴い、大川へ足を延ばした平蔵(中村吉右衛門)は、
嘗役(なめやく)(押し込み先を調べ上げ絵図面や覚書を盗賊に売る者)として知られている高萩の捨五郎(塩見三省)を目撃。
 後をつけているうちに、捨五郎が、間違って侍に小便をかけてしまった子供が斬られるところを助ける場面に遭遇。
平蔵は侍達を追い払い、脚を斬られた捨五郎の世話をその子供の親に頼んで去っていくのさ。
一応、粂八もそばに付けてね。

 意識を取り戻した捨五郎は、盗人仲間の粂八に江戸にいる籠滝(かごたき)の太次郎(若松武史)への手紙を届けるよう頼んだよ。
仕事の繋ぎかと思ったら、コレは断りの手紙だった。
義理のある人から頼まれて一度は会ったけど、捨五郎は、「急ぎ働き」や「畜生働き」が専門の太次郎のことが嫌いだったのよね。

 しかし、この態度に怒った太次郎は、すぐに手下を連れて仕返しに向かったのさ・・・
そんな事お見通しの平蔵は、ちゃんと同心たちと共に捨五郎の居る百姓家の前で迎えました。
「おめぇたちは、一歩たりとも中には入れねぇよ」

 籠滝の太次郎とその一味はお縄にされ、捨五郎は役宅へ運ばれ治療をほどこされました。
その間に、平蔵は捨五郎を斬った若侍の家来の前に姿を現し、始末をつけていたのよ・・
斬った奴は、七千石の旗本戸田肥前守の息子伊織らしい・・・
「この長谷川平蔵、二度と見逃さぬと肥前守様に申し伝えよ!」

 それを聞いて驚きひれ伏す捨五郎・・・・そりゃそーだ。
でも、平蔵は伊織を罰することができなかったことを捨五郎に詫びるのでした。
若い頃、伊織の父親にはずいぶんと世話になったらしい・・
銕ちゃん、若い頃はかなりやんちゃだったからね。

 粂八は捨五郎に密偵であることを明かし、騙していた事を土下座して謝ったさ・・
でも、捨五郎は覚悟を決めていたよ。
「どのような処罰もお受けします」
 そんな2人に酒の入った徳利を渡す平蔵。
「飲みあかすほどはないが、やれ・・」

 (*゚∀゚*)くぁ〜〜!!わかってらっしゃる平蔵さん・・・
こういう場面には酒がなきゃね。
鬼平犯科帳〈20〉 (文春文庫)鬼平舌つづみ (文春文庫)鬼平犯科帳の世界 (文春文庫)

 捨五郎が療養中の間、平蔵は自らびわの木の枝を切って来て、これからも脚を引きずって生きる捨五郎のために杖を作りました。
回復してきた捨五郎は、それを手に散歩に出かけたよ・・・

 使い勝手が考えられたしっかりとした優しい杖・・
悪党に見せる鬼のように厳しい顔と自分に見せてくれた思いやり。
逃げるかもしれない自分を信頼して、見張りもつけずに出してくれた大きさ・・
その杖で歩いているうちに捨五郎の心に長谷川平蔵という男の心が伝わり、泣けてきたさ・・

 戻って来た捨五郎はこう申し出たよ。
「長谷川様のお役に立ちとうございます!」
「よいのか?」平蔵
「はいっ」
「頼むぜ」

 ギャーーーー!!ヾ(*`Д´*)ノ 平蔵様ーーーー!!!
ついていきます!!

 それから3年の月日が流れ、捨五郎は密偵として生きておりました。
平蔵に助けられた日、自分のせいで逃げてしまったメジロを平蔵のために縁日で買ってる姿が・・・

 その帰り、捨五郎はかつて一緒に仕事をした妙義の團右衛門(津川雅彦)と再会し、
奴が3年前に自分が売った図面の蝋燭問屋三倉屋でおつとめをしようとしているのを知るのさ。
で、手伝って欲しいと頼まれましたよ〜

 捨五郎は早速、この報告をするために平蔵の元へ・・・
團右衛門は3年前から三倉屋に引き込み女のお兼(北原佐和子)を入れており、
にゃんと火付盗賊改方の情報を得るために役宅にも2年前から手下の竹造(火野正平)(台所の飯炊き)を送り込んでいたそうな・・
團右衛門の盗人宿は船具屋の松島屋だってよ・・

 竹造に気づかせないために、この事はしばらくは他の与力や同心たちにも知らせず、最少のメンバーで動くことに。 
平蔵は捨五郎に事が決着するまでは役宅に近づかず、團右衛門には気を許さないよう命じ、翌日から三倉屋と松島屋には同心と密偵たちの見張りが付けられました。

 んが、捨五郎が密偵であることは、捨五郎の後をつけていた鳥居松の伝吉(春田純一)によって團右衛門に知らされておりましたぞ。
でも、気付いていないフリをして、伝吉を通して捨五郎に押し込みの日にちや時間を伝えて油断させる作戦さ。
手下どもにも徹底させております。

 「鬼の平蔵と四つに組んで大相撲が取れるのは、この俺だけだ。
いいか?名うての盗賊改の鼻をあかすんだ!これっぽっちもぬかるんじゃねぇぞ!」
 なんて言いながら、自分はしっかり女遊びをしております。
茶店で働くいい女八重(遠野なぎこ)を夢中にさせておりますわ〜
おつとめの日の前にお別れを言ってたけどね。

 そして、ついに三倉屋押し込み決行の日がやってきました。
捨五郎は七つ(午後4時頃)に松島屋で團右衛門たちと待ち合わせることになっており、
押し込む時間は九つ半(深夜1時)の予定でございます。

 松島屋に向かう捨五郎を心配して舟で送ろうと申し出る粂八をきっぱり断る捨五郎・・
「俺にはコレ(杖)がある」
捨五郎の目には、密偵としての役目をやり遂げる強い決意が見えました。

 火付盗賊改方では、大捕り物があるとは外からは気付かせぬよう命じられておりました。
平蔵はギリギリまで役宅で静かに過ごし、同心たちも泊まりでないものは家に帰ったと見せかけて、あちこちの見張り所や空き家で待機する段取りさ。

 九つ半が近づき、役宅では寝ている忠吾(尾美としのり)を叩き起こし竹造の確保。
松島屋では、團右衛門が勢ぞろいした手下たちに号令をかけております。
その向えの店から、同心たちは目を光らせ動きがないか見つめております。
三倉屋の近くでもみなさん、平蔵の出動指令を待っております。

 んが、押し込み予定の時間が過ぎても変化がない!
松島屋に踏み込んだ平蔵たちは、殺された捨五郎の変わり果てた姿を発見。
2階に赤々と蝋燭を灯し、人がいるように見せかけていましたが、
團右衛門たちは床下から脱出し舟で逃げた後でした。
 「俺としたことが・・・何たることを!!捨五郎、許せーーーー!!」
涙を流しながら詫びる平蔵・・・・

 舟の上の團右衛門は伝吉と共に満足の笑みを浮かべておりました。
「今頃は、鬼の平蔵の目にも悔し涙か・・・( *^皿^)」
 捕まえた竹造とお兼を責めあげても、なんら情報は得られず・・・
團右衛門たちの行方を掴む事はできませんでした。

 花と酒を供え、捨五郎の墓の前で涙を流し詫びる粂八・・・
何も言わず、折れた杖を墓に寄り添わせるように差し込む平蔵・・・

 役宅で捨五郎からもらったメジロを見つめている平蔵様・・
この度のことを重く受けとめ、進退伺いを立てたそうな・・・(受理されず)

 それから1年が過ぎ・・・
侍姿のなりで江戸に現れ、早速八重とエキサイティングな夜を過ごし、
「あの鬼平にもう一泡吹かせてやりたくなった」と、浮かれ歩いている團右衛門と伝吉に近づく男が・・・

「妙義の團右衛門・・・思いのほか、早く現れたな」
「何だとお?てめぇは?」團右衛門
「火付盗賊改、長谷川平蔵」
「ええっ!!へいぞお?」
逃げようとする二人に静かに近づいてくる同心たち。
刀を奪われ、お縄を頂戴するはめになったのよ。

 「團右衛門、己の女好きが仇になったようだな。
いささか盗賊改をなめ過ぎたようだ、ハッハッハッ!
このままですむと思うなよ。
己の一味をことごとくひっ捕らえるまでは、この俺が責め抜いてやる。
高萩の捨五郎も草葉の陰から己を見ているであろう。
さぁ・・どこまで辛抱できるか・・歯を食い縛って楽しむがいいや・・」
 悪い奴にはとことん容赦がない、鬼の平蔵の姿を見せつけるのでした。

 捨五郎の墓前に報告を済ませ、歩いていく平蔵の顔には無念さがにじみ出ておりました。
命をかけて密偵として生ききってくれた捨五郎のことを思うと身を切られるほど辛い。
 役宅に戻り、メジロに餌を与えている久栄(多岐川裕美)を見つめながら、
平蔵は捨五郎という男のことを思うのでした。

 (TmT)ウゥゥ・・・今回もジプシー・キングズの「インスピレイション」が沁みる!
ラストの吉右衛門様の深くて情のある、そして男気のある顔に泣けた・・
鬼の平蔵として、捨五郎の死を背負ってこれからも生きていくんだね・・
苦いラストでしたが、男平蔵をじっくりと堪能させていただき、満足でございます。

 今回は彦十(長門裕之)とおまさ(梶芽衣子)が活躍しなかったのと、
猫どの(沼田爆)の料理がじっくり見られなかったのが残念だったわ〜
鰯のぬたと蕗の煮付け、ごぼうの叩き見たかったよお・・
 
 今晩ももちろん見るさぁ〜!d(゚ε゚*)
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ねこちゃん


「鬼平犯科帳」の録画を優先させたから「ヤンキーくんとメガネちゃん」を生見しようとしたけど、睡魔に負けた・・・(゚´ω`゚)
今回の分は記事書けないと思ふ・・ 

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