「さまよう刃」 益子昌一 監督富良野にて・・・

2010年05月13日

「臨場 シーズン2」 第5回 カウントダウン

 カイ君、普通の犬の演技すばらしかったですョ〜d(゚д゚*)
なんか不思議な感じしたけど・・・
あぁ・・私も、カイ君なでたい・・・(´゚Å゚`)

 そして、イチよ、卒業試験合格おめでとう!
来週から、すぐに君の代わりがやってくるんだね。

 それにしても・・・自分で「孤独死」を演出するなんて・・・
死を待っている間、どんなに寂しかっただろうね・・・(。´-ω-`。)

 一人暮らしの老人・寺西竹夫(織本順吉)の遺体が自宅のソファに横たわった状態で発見された。
通報したのは飼い犬のタロ(カイ君)。

 寺西さんは高血圧と糖尿の持病があり、右足が不自由だった。
8年前に奥さんが他界して以来、一人暮らし。
1週間に一度訪問介護のヘルパーさんに来てもらってたそうな・・
 仕切りをまかされたイチ(渡辺大)の見立ては、持病により心臓に異変をきたした結果の、
衰弱による臓器不全の自然死。事件性はなし。
 
 だが、倉石(内野聖陽)は意義を申立てましたぞ。
「なぜ、(寺西さんは)死ななきゃならなかったんだ?」
「何で、タロは元気なのよ?」

 タロはドッグフードの袋を自分で破って食べていた、
水は自由に出入りできる庭の水道から出ている水を飲んでいたと答えるイチ。
「お前の目は節穴か・・・?」イチをえさ場まで引っ張っていく倉石。
「死因に不審あり!!一課の立原呼べ!」

 いやはや、根こそぎ拾わせるためとはいえ、犬にトイレのしつけをするかのように乱暴に顔を押し付けられたイチの屈辱感はかなりのものだったと思われ・・
 イチは、自分が一課に異動することを知って、いぢわるしてんじゃ・・って思ったようです。



 そんなイチに「あなた、この2年間、倉石さんの何を見てたの?バカじゃない?!」
と叱責する小坂(松下由樹)。

 いいぞ〜!言ったれ〜!(*`д´)b 調子に乗るんじゃねぇぞ、イチ。
でも、まず最初に「異動は、おめでとう」と言う小坂はさすがですわ〜

 立原(高嶋政伸)たちが到着し、家の中を調べていたら遺言状を発見。
家と土地以外の貯金300万をヘルパーの金森さん(中島ひろ子)に遺すと書かれており、娘2人は怒り心頭・・・
 立原はすぐに金森さんの周辺を調べさせました。

 立原は、通報時の野次馬の中にいたにも関わらず、寺西死亡を知らないフリをした金森さんに、疑惑を抱いたようですわ〜

 司法解剖の結果、寺西さんは末期のすい臓癌を患っており、余命半年だったことが判明。
死因は脱水症状による腎不全。胃にも腸にも内容物は見当たらなかった。
前回、金森さんが訪問してから5日間の間、飲まず食わずだったらしい・・

  タロは倉石がしばらく預かることに・・・
って・・・『結婚しない男』のKENちゃんの時といい、タロもきゅうりを食べさせられてましたが、犬ってきゅうり好きなの( ´゚д゚)?

 さて、倉石が気付いていたことは・・・
・郵便受けは、新聞が詰まらないよう内側を故意に壊してあった。
・タロの餌袋は爪で引っかいて破いたものではなく、刃物で裂かれたいた。
・庭の水道は、偶然ではなくタロのために細目に流してあった。
・カーテンは少し開けて、明かりが入るようになっており、室内の電気は点けたままだった。
・タロは娘2人にはまったく懐いていなかった。
・寺西さんが亡くなっていたソファは、家族の写真や思い出が目に入る位置だった。
・タロは紙ものを集めるのが好き。

 イチの推理は、寺西さんは病気を苦に自殺しようとして、金森さんが報酬の300万目当てに、それを手伝ったというもの。

 「俺のとは違うなぁ〜〜。なぁ?タロ。
すい臓癌の末期だから生きる理由を失ったぁ?
人間ってのはなぁ、生きる理由が無くたって、そう簡単に死ぬもんじゃねぇ」
「だけど死にたいとは思うじゃないですか?」イチ

「死にたいと思うことと、本当に死ぬのは別もんだぁ。
人が死ぬのは、生きる事に絶望した時だけだ」倉石
「またですか?!俺の見立てにケチつけたばかりじゃないですか、倉石さん!」
「・・・・・・・根こそぎ拾えてねぇからだよ」

「俺、立原管理官に捜査一課に誘われてます」イチ
「そぉなの?ふーん・・・そろそろ帰るか、タロ、行くぞ」倉石
「・・・・・・・」イチ
「倉石さん、まるで興味ないみたいね。
あの人が興味あるのは、根こそぎ拾うことだけよ」小坂

 倉石の心の中では、もう根こそぎ拾えていたようです。
「かくれんぼ」で西田教授(小林勝也)と飲んでおりますョ・・
「先生よぉ、人ってのは何だって死に際なんかを考えるのかねぇ・・」倉石
「めんどくさい生き物だからね、人間ってのは」西田
「だから、謎を残したがるか・・」倉石
「わかりやすい人生ってのは、死んだ後、すぐに忘れられちまうんだよ。
謎があれば、人の心に残るじゃないか・・」西田

 立原もイチと同じように考えたようで、金森さんを事情聴取し、問い詰めております。
で、その時に寺西さんの娘が家を売るよう説得していたという情報を得ました。

 その頃、倉石は小坂と共に寺西家でタロと遊んでおりました。
「タロだけが知ってることがあるはずなんだよ・・・」倉石

 その通り、タロは金森さんが紛失したと思っていた介護メモを拾って
軒下に隠しておりました。
メモには寺西さんが亡くなる前日にも訪ねた事が記されてましたが、
金森さんは否定。
そしてタロの宝物の中には睫毛の付着した脱脂綿もありました。

 ムカムカキー!心乱れたイチでしたが、その後、やっと根こそぎ拾う決意をして
寺西家に来ております。
寺西さんと同じようにソファーに横になると・・・・・見えてきましたぞ〜!

 さて、お通夜の前に、寺西家に娘たちが集められました。
立原や金森さんも来て、イチの卒業試験開始。

 てか、金森さんに悪態をつく娘たちにイラッ・・(#`-_ゝ-)
『渡鬼』みたい・・・見たことないけど。

 寺西さんの死は、自殺でした。
寂しさを感じながらも、思い出の沁み込んだ家でタロと共に静かに過ごしていた寺西さんですが、
余命半年だというのに、娘たちからこの家を売るよう迫られ絶望してしまった。
 金森さんが帰った後、タロが飢えないよう準備した後、横たわり、衰弱死を待ったんだね。

 全く親の事を省みなくなってしまった娘たちに、自分の孤独を感じて欲しい、
家族の思い出を大切にして欲しい、自分の事を忘れないで欲しいという思いを込めた「孤独死」の演出でした。
 寺西さんの寂しさを理解していたのは、金森さんだけでした。

 寺西さんのことが心配になった金森さんは、死の前日、家を訪ね衰弱した寺西さんを発見した。
でも、「ほっといてくれ、お願いだ・・」という寺西さんの声を聞き、
この家で死なせてあげたいと思い、脱脂綿で涙を拭いてあげて、家を出たそうな・・

 「爺さんも、今頃後悔しているだろうよ・・・
本当なら、あんたら実の娘さんたちに看取って欲しかったはずだろうからな」倉石

 イチの話を聞いて泣き崩れる娘たち・・・
って、描き方がちょっとありがちな感じだったけどね。
結局、家を売らずに住む事にしたのかしら?調子いいわね・・
タロが、かわいがってもらえるか心配だよ・・・・
倉石のとこの子になれば、毎週見られるわ〜って思ったけど、カイ君忙しいから
スケジュール合わないんでしょ?

 それにしても、親子の最期の別れをこんなふうに演出せざるを得ないなんて、
悲しすぎる。
抗議の意味も込めてたんだろうけど、実行するのは親としてどうなんだろう・・って気もしたぞ。
 金森さんは「自殺幇助」ってことになって、罪に問われるんだろうし・・
ヘルパーさん、続けられなくなっちゃうのかしら・・・それが心配だよ。

 さて、根こそぎ拾おうと努力したイチの姿に倉石も満足したようです。
「立原、一ノ瀬のこと、よろしく頼む」
黙って頭を下げるイチ・・・
「・・・ああ」立原
って、遅いよ!倉石、もうとっくに行っちゃったし・・・

 来週から、イチは1課か・・・背広だとちょっと違和感・・( ̄∀ ̄)
立原にしごかれるがいいわ・・・
 第1回 封印・前編
 第2回 封印・後編
 第3回 未来の花
 第4回 似顔絵
 第6回 濡れ衣
 第7回 声
 第8回 証言
 第9回 傘
 第10回 最終章 渾身〜前編 
 第11回 最終章 渾身〜後編
 
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撮影中、タロと一緒にいた内野さんはその演技力にびっくり・・
「俺の知っている犬とは違うな〜」とつぶやいたそうな・・( *^皿^)

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この記事へのコメント

1. Posted by くう   2010年05月13日 22:15
>死を待っている間、どんなに寂しかっただろうね・・

自殺って普通はパッとやっちゃう物ってイメージだから、
静かに死を待つなんて想像もできない。。。
どんなに寂しい気分だろうね。
私だったら、お腹が空いて我慢できずに失敗しそう(; ;)

そうそう、抗議の気持ちなんだろうけど、こういうのって
娘達の心に一生傷を残すとか思ってくれないかなぁ。。。
いつか自分もこの娘達のようになるかも、自分自身が
このお父さんのようになるかもって考えたら
やりきれない話だわ〜(>_<)

イチが本当に卒業しちゃうなんて寂しい〜。
渡辺大さんに何か他の大きな仕事が入ったとか(?_?)
代わりの検察官は、ひとクセもふたクセもありそう〜。。。
2. Posted by まこ   2010年05月14日 12:50
さすがカイくん!
中に北大路さんが入ってるだけあって
演技力も抜群なんだワン!って違うか(笑)。
見てる最中は、あの娘達にムカッとしたけど
ふと自分の事として考えると、もしかしたら
あたしもああなっちゃうかもしんないな〜と
なので、いっそ根こそぎ拾わずに、孤独死って
事にしとけば良かったんでねぇの・・・などと
姑息な事を考えてしまいましたわー
倉石には反抗的なイチだったけど、
立原の事は尊敬してるのかしらん。
次週からのイチの態度に興味津々(笑)。
3. Posted by 凛太郎   2010年05月14日 14:11
今回も良く出来たないようでしたね。
カイ君も可愛かったし。

今、兄から借りて横山秀夫の刑事物の小説の三冊目を読んでますが、警察の部外者が書いているとは思えないほど、警察組織の内部や日頃の活動を知りぬいたような、良く出来た興味深い内容のものばかりです。
兄からは10冊近く借りていますが、最後に「臨場」も読むつもりです。
4. Posted by きこり→くうさん   2010年05月14日 21:32
>自殺って普通はパッとやっちゃう物ってイメージだから、
静かに死を待つなんて想像もできない。。。
そうだよね・・・
自殺なんて、時間をかけてたらできないように思うけどなぁ・・・
今回みたいにじわじわと弱っていくのを待っている間、頭は働いてるんだからいろいろ考えるじゃない?
最後はキレイにまとめてたけど、親が自殺して子供がどんなに傷つくかとか思わなかったのかなぁ・・
家族にも人間にも絶望してしまったのかねぇ・・
ずっと生きてきて、それが最終的な決断だなんて
悲しいし何とも言えないストーリーだったなぁ・・
>代わりの検察官は、ひとクセもふたクセもありそう〜。。。
何か生意気そうだったよね(笑
倉石がどんなふうに仕込むのか楽しみだわ〜
5. Posted by きこり→まこさん   2010年05月14日 21:41
>ふと自分の事として考えると、もしかしたら
あたしもああなっちゃうかもしんないな〜と
私だってそうですよ〜
さすがに家を売り飛ばそうとは思わないけど(笑、
自分の生活優先ですもん・・・
しかし、何か理由があって疎遠になってるっていうならわかるけど、仲良さそうな一家だったのにね。
最終的にあの家はどうなったのかを
教えて欲しかったわ〜
>倉石には反抗的なイチだったけど、
立原の事は尊敬してるのかしらん。
どうなんだろ?
しかし、1課でイチが活躍するようになると、
いつも立原のそばで怒鳴っていた隆大介さんが
目立たなくなるんじゃないかしら〜?なんて
心配してしまいましたわ〜(* ̄m ̄)
6. Posted by きこり→凜太郎さん   2010年05月14日 21:54
>今回も良く出来たないようでしたね。
カイ君も可愛かったし。
イチの卒業試験でしたもんね。
ラストの倉石の言葉に、頭を下げるイチを見て、
成長したものよのう・・って思いましたわ〜
検視官のジャケットを着てないイチにちょっと違和感でしたが、徐々に慣れるでしょう(笑
>兄からは10冊近く借りていますが、最後に「臨場」も読むつもりです。
いいですねぇ〜
原作の倉石はどういうイメージなんでしょうか・・
また違う雰囲気なのかなぁ・・・
基本の構造にリアリティあると、やっぱりぐいぐい引き込まれていきますよね。
7. Posted by 桔梗   2010年05月15日 11:51
犬とおじいさん、続きましたね(笑)。最後に役者さんの名前と同様に犬の名前が出るって珍しくないですか?(普段気にして見たことなくて…)
カイくんがたくさん見れて良かったわ(笑)。役者だよね〜。家のお父さんより年収いいと思います…。

イチはやっぱりあっちに行くんかい(-.-)。私なら何処までもウッチーについていきますよ(笑)。
この頃現場でウッチーの傍で写真撮ってる女性が気になるんですが、個人的な会話とかないのね。
来週から加わる人、なんかありそうね。イチは可愛かったんだけどなぁー。
8. Posted by きこり→桔梗さん   2010年05月15日 14:01
>後に役者さんの名前と同様に犬の名前が出るって珍しくないですか?
そうですよね〜HPでもしっかりと「ゲスト」のところに名前出てましたもん・・・
スターですよね〜(笑
私は「新参者」のドン吉の本名(芸名?)とか知りたかったんですが、見つけられませんでした。
>私なら何処までもウッチーについていきますよ(笑)。
そうそう、私もずっとおそばにいますよ(笑
2年しか修行しないで出て行くとは・・
やっぱりアッチにずっと行きたかったのね・・(*¬д¬*)
>この頃現場でウッチーの傍で写真撮ってる女性が気になるんですが
あのメガネかけた女性でしょ?私も気になってました。
もしかして、この女性がイチの後に入ってくるのかな〜と思ってましたよ〜
あの生意気そうな警官だったとは・・
来週から鑑識課、荒れそうですな〜Ψ(`∀´)Ψ

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