「木下部長とボク」 第10話「ブラッディ・マンデイ シーズン2」 第9回 (最終回)

2010年03月20日

「咲くや この花」 第九回 今日を限りの

 由良(平岡祐太)が、仇として狙っていたのは門田伯耆守稲葉(寺田農)でした。
10年前、主君が幕府内の悪事に関わっていると知った由良の父深堂好忠は、
相談のため、歌留多を手に門田を訪ねる約束をしていたそうな・・
内密の約束であったために、由良は父親から口止めされていたのさ。

 父親は門田の屋敷に向かう途中で殺されてしまった。
表向きは、自分だけ罪を逃れようとした由良の父親が上様に主君の罪を訴えでようとし、
それを阻もうとした主君が刺客を送った・・ということになっているんだけど
自分に類が及ぶのを恐れた門田の仕組んだ事らしいのさ〜

 門田の思惑通りにすべては進み、深堂家は断絶、主家はおとり潰しになってしまった。
取調べの時、門田は由良の父親と会う約束はなかったと述べたためお咎めなし。

 門田と会う約束があった事を知っているのは由良ひとり・・・
由良は、その証拠を見つけたくて父の死体が見つかった河原に行ってみたが、
砂に埋まった下の句札一枚しか見つけることができなかった。

 その上の句札と、10年たって巡り会えるとは・・・
2枚の札を目の前にして、父の無念さを思い、怒りに震える由良・・・
「私は侍だ。心穏やかな暮らしなど、望んではならんのだ!!」
刀を手に、犬死覚悟で門田の屋敷に向かおうとする由良を必死で止めるこい。

 そうだよ〜由良様〜落ちついて〜
屋敷の門をくぐる前に斬り殺されちゃうよ〜((ヽ(;´Д`)ノ))

「わかりました!どうぞ、御前試合に同行なさってください。
御前試合に勝てば、将軍様はどんな願いでも叶えてくれるそうです。
私は必ず勝って、門田様の悪事を将軍様に訴え、罰してくださるようお願いします。
どうぞその場に立って、見届けてください!」こい

 こいの言葉で、やっとクールダウンした由良は足を止めました。
でも、御前試合でこいが負けたら、すぐにその場で仇を討つと告げるのでした。

 うぅ・・・(-_-)すごいプレッシャーや・・・

 だけどもだっけどぉ〜
ご近所のみなさんもそめ(余貴美子)も、後見人にはそめがなると思ってるよ〜
みなさん、将軍様の前で試合をするこいの事を心配しております。
で、「将軍様に見初められたりして・・・」という言葉が自分に向けられたものと勘違いするそめ・・・( ^∀^ )
 でも、勘違いしたのはそめだけじゃないようで・・・
そばで聞いていた信助(佐野史郎)もドキッとしておりました。

 渡らなかったラブレターの事が発覚して以来、どうもこのお二人さん
調子が狂ったようで・・・
以前のように威勢のいい啖呵が出なくなったんだよね〜
大家さん(でんでん)も長屋のみなさんも不思議がっております。

 うなぎと梅干は食べあわせが悪いなんて言うけれど・・・・やっぱり迷信だったようですね・・
その事で長吉さんの位牌にしのが文句を言っていたら、こいとしの(寺田有希)の会話が聞こえてきちゃったぞ・・

 こいと由良の決意を聞いたしのは当然止めたさ・・
もしこいが負けて、由良がその場で門田に襲い掛かったりしたら、由良の命はない。
もしかして、連れてきたこいの身だって危ないかも・・・

 「決して負けない。由良様のお命がかかってるんだもの。誰が相手でも勝ってみせる」こい
「おばさんには何て言うのよ?
そんな事のために後見人を由良様に譲れなんて、許してもらえると思ってるの?」しの

 生半可な決意ではないことはわかっている。
でも、娘をそんな危険な事に関わらせたくない・・・そめの心は複雑ですョ・・

 江戸城の大奥に入り、学問指南役となったはな先生(松坂慶子)は
新たに花嵐(はなあらし)という名をもらいました。
意欲的なはなは、姫君たちに和歌だけでなく、外国に関する知識も伝いたいと考えたのですが、
門田にストップをかけられちゃったわ・・・
「異国の学問などこの国にはいらん!この国を汚すものはいらん!」

 でも、あっさりと引き下がる花嵐ではありません・・
進退を賭けて訴えたところ、門田は、御前試合に出て勝てば、上様が希望を叶えてくれると伝えました。
「勝負に勝って、大奥にていかなる書物を使っ学問を講じてもよいというお許しをいただけばよかろう」

 こいの強さは大奥にも伝わり、町娘に負けるのを恐れたお女中たちは御前試合に出たがらなくなっちゃったのよね・・
門田は対戦相手を探していた所だから、渡りに舟ってやつかい・・

 <( ゚Д゚;)> しかし・・・これは、すごいカードになりそうですョ〜 

 その頃、楽しみにしていた御前試合が、すっかり悩みの種になってしまったそめは
浮かない顔で働いております。

「渡しては〜くれぬものとは 知りながら〜 なお恨めしき〜 待ちぼうけかな〜」
(明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな 藤原道信朝臣か?)

 若旦那(内田滋)ったら、こいに簪を渡してくれなかった恨みをしのにぶつけております。
でも、しのはやっぱり渡せなかったと謝ってましたわ・・・
「どうしてだい?!ヽ(`皿´)ノ」若旦那
「お慕いしているからです」しの
「んっ?」
「私は!若旦那をお慕いしているのです!」しの
「??(゚◇゚ノ)ノ・・・ふざけるなっ・・・あ、あたしを誰だと思っているんだい・・?
も・・・百敷屋の跡取り順軒だぞ・・・!
こんな小さなうなぎ屋の娘がっ・・・・・・・・・ばかあーーーーーーーー!!!」

 何か混乱して、走って逃げてったわ〜〜
「んっ?」って顔がかわいかったわ〜( ´∀`)

 そばで聞いていたそめは大笑い・・・
「偉ぶってるけど、女の子にお慕いしていますなんて言われるの初めてなんだよ〜」
でも、勇気を出したしのを褒めてました。

 しのは長吉がしたことを知り、自分の気持ちに嘘をついて生きていきたくないと思ったそうな・・
しのの姿は、自然とこいと重なり・・そめの気持は決まりました。

「いいよ・・・あたしはお城へはいかない・・・
誰でもあんたが後見人にしたい人を連れていきなよ」そめ
「お母さん・・・ありがとう!お母さん!」こい
「けど・・本当に覚悟はできているんだろうね?負けたら、由良さんのお命はないんだよ」そめ
「だから、何としても勝たなくちゃいけない」こい
「まったく・・・アンタって子は・・
アンタには余計な苦労させたくないってず〜っと願ってるのに、こんな願ってるのに、
自分から厄介ごとしょいこむんだから!しっかりおやり!それがアンタの選んだ道なら」

 涙をこらえながらしっかりとこいの手を握るそめの親ごころに泣けたわ・・(ノω;`)
悔いのない人生を送って欲しい・・・ただそれだけなんだよね・・

 そして、御前試合の前夜、こいは由良と会っておりました。
もしかしたら永遠の別れになってしまうかもしれない・・・でも2人の心は落ちついておりました。

 こいは、もし自分が試合に勝ったら由良の持っている下の句札をくださいと頼むのでした。
「一緒にしてやりたいのです。この歌の上の句と下の句を」
「ならば、今」由良
「いえ、明日は由良様が持っていて下さい。お守りです。
『ゆくへも知らぬ 恋のみちかな』・・・この歌の下の句には、こいがいます。
こいが命がけであなたを守っております」こい
「わかった・・」
 懐から、初めてこいと会った日に顔に張り付いたおみくじを出す由良・・
「『よろず華やかに目立たば 望み叶ふ』・・・存分に華やかに目立ち、私の望みを叶えてくれ」

 まっすぐに包み込むような笑顔で由良を見つめるこい・・・
もうイジイジしていた女の子はいません。
いつのまにか堂々と愛する人を守るために戦う女性へと成長していたんですね・・・
 それにしても、せめて歌留多を一緒にしてあげたいとは切ない・・・
二人が一緒に生きていける未来はないのかねぇ・・・

 御前試合の朝、こいは本試合でいただいたりっぱな振袖を身に付けております。
町人ふうに形を変えた由良も一緒ですョ。
「それじゃおこい、きっと勝つんだよ。
(由良に)お命を大事になさってくださいませ」そめ

 見送るそめも辛いやね・・
ご近所さんには、後見人が由良だとは気付かれなかったんだけど、
見送りに来た若旦那のせいで、バレちゃったぞ・・
「おいっ!どういうこったい?!」信助
「!・・・・。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。 うわ〜〜ん!」そめ

 さて、江戸城に着いて、対戦相手がはな先生だと知ったこいはびっくり・・・
そして、こい先生もそばにいる由良を見て、事情を察したようです。

「おはな先生・・・私が勝たないと由良さまは・・」こい
「由良様が真の武士ならば、目の前の試合が真剣勝負かどうかすぐに見抜いてしまいますよ。
私もまた、愛しい人の志を継いでここに来ました。負ける訳にはまいりません
今日は楽しみにしてきましたよ。
あなたと命がけで戦えることを」花嵐

 あぁ・・・もう気迫で負けてるような気が・・・
おこいちゃん、しっかりして〜!
愛する人のために、そして自分自身のために、お互いの志を賭けた勝負が始まるのよ〜
 百敷屋徳兵衛(大和田伸也)と門田が由良の存在に気付いちゃったし〜
心臓バクバクの最終回になりそうですわ〜 
てか、予告見ただけで涙が・・・
こいの乗った舟の行き着く先を一緒に見守りましょう・・・

 第一回 めぐりあひて
 第二回 君がため
 第三回 嘆きつつ
 第四回 嵐吹く
 第五回 来ぬ人を
 第六回 花さそふ
 第七回 みをつくしても
 第八回 恋ぞつもりて
 第十回 (最終回) 今は春辺と

うぐいす


今回は涙腺が緩みっぱなしだったというアナタ・・・・゚・(。>Д<。)・゚・
涙をぬぐって、ポチッとしてみましょう〜(;´д`)ゞ

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2. 咲くやこの花 第9回『今日を限りの』  [ 昼寝の時間 ]   2010年03月20日 22:02
「忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな」(儀同三司母)

この記事へのコメント

1. Posted by largo   2010年03月22日 00:12
きこりさん、こんばんわ。

こちらにもコメントさせていただきます。




>涙をこらえながらしっかりとこいの手を握るそめの親ごころに泣けたわ・・(ノω;`)

私も泣けました・・・
この母にして、この娘ありですね。

来週、皆がどうなるかが気になる一方、終わってしまうのが寂しくもあり。

>こいの乗った舟の行き着く先を一緒に見守りましょう・・・

見守りますよ〜(^^)
2. Posted by きこり→largoさん   2010年03月23日 06:21
>この母にして、この娘ありですね。
そうですよね。
第一回目は気が強そうな母親とそんな母親に辟易としている娘って感じでしたが、今じゃこの2人は
親子なんだなぁ・・って納得させてくれますよね。
そめの娘を思う本当の愛情には、毎回じ〜んとさせられます。
そしてその気持に応えようとするこいにも。
藤本有紀さんの職人技がどんな最終回に仕上げてくれてるのか、見るのが楽しみですねぇ・・

3. Posted by 桔梗   2010年03月24日 00:14
今回の若旦那、ちょっと怖かった…でもしのちゃんに告られて…。まだしのちゃんの名前覚えてないね、あれは。
あの豪華な着物は、優勝して貰ったのね…私はおそめさんがムリして用意したのかと思っちゃってました(笑)。
花嵐と聞いて山嵐を連想した私ですが(笑)…子弟対決どうなるんでしょう。おこいちゃん、しのちゃん、はな先生、そめさん…藤本先生がたった30分でどんな決着をつけるのか、楽しみだわ。でもあと30分で終わっちゃう〜(;_;)
4. Posted by きこり→桔梗さん   2010年03月24日 07:45
>今回の若旦那、ちょっと怖かった…
「バカーー!!」って叫んでましたよね〜(笑
しのに告白されて、固まっちゃってたのが笑えました。
これはもしかしたら、もしかするかも・・
>子弟対決どうなるんでしょう
ブロスでは、おこいちゃん、いいとこまで戦ったって書いてあったんですが、
そこまでしか書いてなかったんですよ〜(笑
でも、予告で由良様が襲い掛かってたから、負けちゃうのかな〜
>藤本先生がたった30分でどんな決着をつけるのか、楽しみだわ。
はたして30分で収拾つくんだろうか?って不安になりますが、藤本先生ならきっと自然にいつものテンポで終らせてくれるでしょうね。
今からドキドキしていますよ〜
本当にこのドラマのみなさんともう会えなくなるなんて寂しすぎますョ・・・

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