「小公女セイラ」 第7回「JIN−仁−」 第8回

2009年11月29日

「外事警察」 第3回 囮 (おとり)

 いや〜ヒヤヒヤドキドキの連続で不整脈だよ〜( ̄Д ̄ll)
見ながら一緒に「早く!早く!」って叫んじゃったぞ・・・
でも、ジュリオは気づいてたよね。
なのに報告しなかったということは・・・(д)?

 『フィッシュ』関連の情報は途絶え、テロ集団の宗教的・思想的背景が全く見えない中、『テロ対策国際会議』は近づいてきていた。
残された手がかりはジュリオという外国人が店主を勤めるバーだけであり、
そのためには愛子(石田ゆり子)を協力者にすることは必須であった。

 住本(渡部篤郎)とのやりとりから、愛子を怒らせてしまったと思った陽菜(尾野真千子)が
彼女の元を訪ねると、挑むような態度の彼女の姿が・・・
「何をすればいいの?お金をくれるんでしょ?」

 住本はすぐに彼女の夫誠一(二階堂智)を24時間看護の高度な医療が受けられる施設入所の手続きを取った。
海の見える場所の贅沢で設備の整った施設に夫を預けることができてほっとした表情の愛子。

 そして監視によってジュリオは毎日決まった時間に宅配便を受け取り、携帯には着信電波が確認された。
ジュリオは『フィッシュ』からの指示を実行犯に伝える『レポ』という中間の手先として活動していると推察する住本。


 「下村愛子を使う」住本
ジュリオに接触させて、彼がレポ用として使っている携帯のデータを盗ませるのさ・・・
コレ、段取り聞いたけど、覚えられなかったよお・・・(;´д`)ゞ
私だったら、どこ押すんだっけ?ってモタモタしてるうちに見つかっちまうワ・・・
(てか、その前にスカウトされないっスね)

「彼女へのごほうびだ。目の前にぶら下げてやれ」住本
それは植物状態になった患者への最先端治療に関するパンフレットだった。
 検査によって、手術すれば誠一にも回復の可能性があることがわかり、希望を感じる愛子。
費用はもちろん住本班もち。

 って、実は住本個人の持ち出しだったんだね・・・
警察の共済組合から借金して300万捻出してたらしい・・・
協力者登録すれば、資金も出るんだろうけど、今回のような危険な任務の場合認められないし、申請している時間も勿体ないんだろうね。

 愛子の逃げ場を失くすような住本のやり方に疑問を感じた陽菜は、
また五十嵐(片岡礼子)のとこに相談に行ったぞ・・・
「何だか怖いんです。結局、主任の思惑通り進んでて」
「いつまで甘いこと言ってるの。
下村愛子は確かに蜘蛛の巣にかかった。
かけたのはあなたよ。
情を捨てなさい。でないと協力者も自分自身も守れないわ」五十嵐

 うぅ・・・確かにな・・・(´-ε-`)
陽菜の中途半端な情のかけ方は非常に危なっかしいものを感じます。
でも、それが人間としての普通の感情なのですが、それを捨てなければ外事の人間にはなりきれない。

 そんな時、協力者だったニケ(No.11907)が『フィッシュ』の手先と思われる者に拉致される。
ニケが外国人バーを探っていたことはすぐにジュリオに伝えられ、他にもスパイがいるかもしれないと警告を受けておりました。

 そして、愛子がジュリオの携帯データコピーのためにバーに潜入する日がきました。
彼女に、待機している住本らにSOSを伝える機能のついた時計を持たせる住本。
でも、これが作動したとしても、実際は決して助けに行く事はない・・・
こえぇ・・・((( ;゚Д゚)))ぶるぶる震えるよぉ・・・

 いや〜〜も〜この場面、マジでドキドキしたよ〜
ジュリオがいつ戻ってくるかもわからんし、戻りそうなのを伝えることもできんし、
携帯戻したとこでジュリオ帰って来ちゃうしさ〜(;゚Д゚艸)
 愛子の機転で嫉妬から携帯の中身を見たってことになったけどさ〜
今まで普通の客と理容師の関係だったのに唐突に恋人きどりってのも、見るからに怪しそうだけどなぁ・・

 任務が終わりタクシーに乗り込んだ愛子を追いかけ、すぐに抱きしめた陽菜・・・
この彼女の中にある情が彼女の命取りになりそうです・・・

 その後、誠一の手術が行なわれ、彼と暮らす未来に思いをはせる愛子・・・
彼と理容室を始めた頃、「あなたにとっての幸せって何?」と尋ねたら
「夜、君におやすみって言ってもらって、朝、君におはようって言ってもらう。
それだけで十分だな。それ以上の幸せはないよ」と答えた誠一・・・

 二人だけの小さな幸せを求め、愛子もそれが欲しくて結婚したはずなのに
自分からそれを壊し、彼の人生をも狂わせてしまった。
でも、やりなおしてみせる・・・・愛子なりに決意して始めたことだったんですね。

 手術は無事成功。経過を見守ることになりました。

 ニケの妻の昌代(遊井亮子)が所轄の警察署に夫が行方不明になったことを訴え「公安の田村という男に利用された」と騒いだため、協力者ニケの行方不明が警備企画課理事官の倉田(遠藤憲一)の知るところとなる。

 ニケにさせていたことを全て報告するよう命じられた住本が拒否したために
倉田の判断で、ニケの協力者登録は抹消され彼に関する記録は全て消されてしまう。

 その頃、内閣官房長官村松(余貴美子)は、有賀警備局長(石橋凌)を呼び出し
『テロ対策国際会議』で使用する爆発物検知器を谷村テック社のものから他社のものに変えるよう命じておりました。
「もう一度お聞きします。会議の警備は万全ですか?
不穏な情報は入ってはいませんか?」村松
「いいえ」

 いや〜これHPの「秘匿ファイル」で読んだけど、たとえ自分の上司にあたる村松にさえ情報は流しちゃダメなんだってね・・・
 で、村松さんがCIA極東担当のジム・コンラッドの言う事聞いてんのは、
今後の進退かかってるからなんだってね。
ジムにそんな力があるとは・・・( ̄ω ̄)フーン
村松の目が怖かったわ〜
教えてくんないなら、こっちはこっちでやるわよ・・ってかい?

 ニケの妻昌代の元へ向かう住本。
ニケは住本との契約が切れた後も、住本のために独自に動いていたらしい・・
「捜し出す。必ず無事に帰す」と約束する住本。

 そして自宅へ行き、すぐに妻の絵美(奥貫薫)と娘を実家に帰させました。
「あなたは誰・・?あなたは何者なの?」絵美
「僕は・・・僕だよ」住本
「本当の仕事はなに?」
「君たちは知らなくていい。君たちを守るためだ。とにかく実家へ。僕を信じて」

 あなたの何を信じろというのか・・・
私はあなたのことを何も知らない・・・本当のあなたはどこにいるの・・?
絵美の目はそう語っていました。
 
 でも、少しほっとしたぞ・・・
ニケに何かあっても知らんフリするんじゃないかって思ってたもの・・・
家族への愛情もある。
住本には感情がないわけではない。完璧に制御していただけだったんですね。
 
 愛子が手に入れたジュリオの携帯データからは怪しい番号は発見されなかった。
ジュリオはレポ連絡の時だけいちいち携帯のSIMカードを入れ替えて使っていた模様。
普段はそのSIMカードは奥の部屋に保管してあるらしい。
 今度は愛子にそのSIMカードを盗ませなければならない。

 病院にいる愛子を訪ねた陽菜は、彼女が看護師の世話を断り誠一の体を必死に拭いている姿を見る。
彼女は救われたわけではなかったのか・・・
自分たちのしたことは彼女の心の闇をさらに黒く深くさせただけではないのか・・
打ち消そうとしても湧き上がる疑問・・・
 
 そんな時、陽菜は倉田から呼び出される。
自分が把握していない協力者の存在があることをかぎつけた倉田は陽菜に
その協力者に関する情報を全て報告するよう命じました。
 躊躇する彼女にニケが行方不明になっていることを伝える倉田。
「私は本気で忠告している。住本という男はな、公安が生んだ魔物だ」

 うぅ・・・こんな事態なのにクールガイエンケンにとろけるわぁ〜(*゚益゚*)

 自分はどうするべきか・・・・悩む陽菜の元に住本が現れ・・・
「もう一度使う」
「これ以上は危険です」
「国際会議まで時間がない。やってもらう」
「主任の協力者と同じ目に合わせるわけにはいきません。やらせません」
「お前にそんな権限はないよ」
「私が運営者です!」
「だったら説得しろ。やらなければ、今まで積み上げえきたものを全て取り去る。
すぐに旦那の治療を打ち切り、施設から追い出し、元の生活に戻す」
「人間のやることじゃない!!」
「・・・・かもな」
「私にはできません!!」
「お前は、ここまでだ」

 蘇る住本の記憶・・・
父親から言われていた言葉・・・
「いいか健司、お父さんがいない間、お母さんを守ってくれよ。
それから・・・人を騙すような人間になるな。人を信じる人間になれ」

 自分にできなかったことを息子に託そうとしたのか・・
住本の父親も自分の仕事を隠していたんですね。
母親は夫が植物状態になって初めて危険な仕事に携わっていたことを知ったらしい・・
「ねぇ・・・あなたは誰?」
父と同じように自分も妻に問われている・・・でも自分でもわからない・・

 誠一の世話をする愛子を見つめる住本・・・
彼女と母の姿が重なる・・・

「もう一度やってもらえませんか。奥の部屋に入ってもらいたい。
それにはジュリオが肌身離さず持っている鍵を奪う必要がある。あなたにしかできません」住本
「怖いの・・自分が怖い。
本当は何もかも投げ出してこの人から逃げ出したい、心のどこかでそう思っている。
私・・・・楽しんでる。
この人の介護から解放されて、あなたから命じられる危険な行為を楽しんでる・・・
恐ろしい・・・・自分の醜さが恐ろしい・・・」愛子

「醜くなんかない。
毎日語りかけても何も答えてくれない。
永遠に続かに思える日々。
なぜ自分がこんな目に合うのか、これほどの罰を受けることをしたのか。
いつしか、この人さえいなくなってくれれば・・と願い、いっそ殺して自分も死のうかと考え、
そんな自分に怯える・・・誰だってそうなる。
それを責められる奴なんてどこにもいない。
望むなら終わらせてやる。あとの処理は何とでもなる。アンタは俺を恨めばいい」

 呼吸器を外そうとする住本の手を止め、愛子はまっすぐに彼を見つめておりました。
彼女は薬を使ってジュリオを眠らせてる間に奥の部屋に侵入し、SIMカードを入手。
全てを終えた愛子は住本に言うのでした。
「一緒にしないで!
私、思ったことないから。あの人に死んで欲しいなんて一度も思ったことない。
私、信じてるから。あの人が蘇るって」

 夫の介護に疲れ、首を締めようとした母の姿を見てしまった住本は
自分の手で全てを終わらせようと、父親の首を締めたのだった。
しかし、母にに見つかり成し遂げることはできなかった。
「何て子なの?!恐ろしい!!あなた・・・ごめん・・・」

 母のためにしたことだったのに・・・
自分の正体を隠し続け突然植物状態になった夫を介護する日々・・・
母の父への愛情とはどんなものだったのか・・・・
はたしてあれは愛情だったのか、執着だったのか・・自分を救うためだったのか・・
そして、父は自分たちのことをどう思っていたのか・・・
自分にはわからない・・・

 その頃、愛子は夫に話していました。
「心配しなくていいよ。私は利用されてる訳じゃないから。私があの人たちを利用してるの」
 誠一の目から涙が・・・

 愛子との関わりによって住本の心に変化が現れるのでしょうか・・・
自分でもどうすることもできない住本の心の闇・・
彼はその深い心の闇を抱えたまま、これからも生きていくのでしょうか・・
 愛子も住本も、もう自分ではどうすることもできない場所に流されてきているような気がします。

 第1回 テロリスト潜入!
 第2回 協力者
 第4回 裏切り
 第5回 突入
 第6回(最終回) その男に騙されるな

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来週の展開が怖くてたまらん・・(艸゚Д゚ll)でも、もちろん見るさ!と
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matakita821 at 18:14│Comments(4)TrackBack(11)「外事警察」 

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この記事へのコメント

1. Posted by う〜みん   2009年11月29日 18:49
5 怖い、めちゃめちゃ怖いです〜(ΘoΘ;)読んでるだけでドキドキしちゃいました。
でも住本にもきちんと感情があるってわかって安心しました。感情をそこまで制御できるってのも怖いけどでも奥さんや子供に対する愛情は作り物じゃなくて良かった〜
新聞のテレビ欄に石田ゆり子さんのインタビューが載ってたんですが渡部篤郎さんって撮影の合間でも役に入ったままらしいですよ(^_^;)それもちょっと怖いかも(^_^;)
2. Posted by きこり→う〜みんさん   2009年11月30日 19:37
で>も住本にもきちんと感情があるってわかって安心しました
そうなんですよ〜
私もほっとしたんですが、でもだからこそ住本のこころの中の闇は深いんでしょうね。
もし住本に感情がなければ、もっと楽に生きられたでしょうに・・
人間らしい感情があるからこそ苦しみや葛藤が生まれる・・
彼の心の闇は自分でももはやどうすることもできない状態になってるんでしょうね。
>渡部篤郎さんって撮影の合間でも役に入ったままらしいですよ(^_^;)
それは怖い( ̄m ̄〃)
渡部さんって普段でもそんなおちゃらけたこと言うタイプじゃなさそうだし、役に入ってるとなると
張り詰めた感じで余計怖いですよね。
3. Posted by ikasama4   2009年11月30日 20:17
下村愛子があ〜〜〜んな事になっていても
微動だにしない外事4課の方々も不気味ですが

あなたが殺せないならば俺が殺してあげようとか
提案する住本が一番不気味ですね。

そんな事をしたら警察って
冤罪だろうと何でもアリの集団です(; ̄∀ ̄)


次回の予告を見る限りでは
奥さんにとってすごく可哀相な展開に
なりそうでドキドキします(・∀・;)
4. Posted by きこり→ikasama4さん   2009年11月30日 22:06
>あなたが殺せないならば俺が殺してあげようとか
提案する住本が一番不気味ですね。
この台詞、何の違和感もなくスッと出てきた感じですもんね。
それがすごい・・
「あとの処理はなんとでもなる」って、マジ?
ホントに?(; ̄Д ̄)
でも、住本が言い切るからにはそうなんでしょう・・
このドラマ見てると、怖さがじわ〜っと沸いてきて
手足が冷たくなっちゃいますョ・・
はたして愛子はどうなっちゃうのか・・・
ニケは生きて帰れるのか(多分無理ですよね)
まったく想像がつかないです。

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