「深夜食堂」 第4話 ポテトサラダ「チャレンジド」 最終回 さよなら、先生

2009年11月07日

「小公女セイラ」 第4回

 う〜む・・・どうやらセイラ一族は人のコンプレックスを刺激するというか
マイナス部分を引き出してしまうようだね・・・
いまだに千恵子(樋口可南子)を苦しめる薫子(黒川智花)の存在・・・
いつか千恵子がこの苦しみから解放される時が来るのでしょうか・・

 ミレニウス女学院では伝統行事である生徒達による演劇『ロミオとジュリエット』の公演が近づき、
真里亜 (小島藤子) は念願だったジュリエットの役を手にいれましたョ〜
 しかし、ジュリエット役になった人が他の配役も決めるって変なの・・(´゚д゚`)
一応この公演の責任者は笑美子(斉藤由貴)なんだけどねぇ・・・
例によって、たいして役にたたないわ〜

 さて、先週は真里亜の命令に従ってセイラを無視していたまさみ(岡本杏理)が
またセイラの部屋にやってきましたわ〜
わたしゃ、こういうコウモリみたいな奴が一番嫌いだわ・・・
性格は悪いけど真里亜にはまだ自分があるからなぁ・・・
マイナスエネルギーから出ている行動とはいえ・・・
 かをり(忽那汐里)は常に傍観者で、ぼやくことしかしないし・・・
まぁ、女子同士のいがみ合いに関わり合うのが嫌なんだろうけど、若いんだからそんな高みの見物ばかりしてないで人間と関わりあえばいいのに・・とかって、
おばちゃんは思うぞ。

 乳母の役を割り当てられたまさみがセイラ(志田未来)の指導で大根から急激に進歩・・・
それをみたみなさん(真里亜とその手下以外)は、こぞってセイラの指導を仰ぎに屋根裏部屋に押しかけました。
(疲れて帰ってきたってのに、お嬢さんたちの道楽の付き合いまでせにゃーならんとは・・(-_-)) 

 実はセイラもこの公演でジュリエットを演じるのが夢だったらしい・・
母親から、この公演のことを小さい頃から聞かされ、あこがれと共に成長したので
台詞は全部暗記してるし、小さい頃からジュリエットごっこなんてしてたのかもね・・
 でも、学園の生徒じゃないから公演には参加できない。
裏で生徒達の演技指導という形でセイラが関わってるのを知った真里亜は
院長に頼んで、厨房のメンバーも劇に参加させてましたわ〜
 で、小沼夫妻(大和田伸也・広岡由里子)やカイト(林遣都)には役を与えるんだけど、
セイラには裏方のめんどくさい仕事を全て押し付けるのでした。

 このドラマのおもしろいところは、ヒールである真里亜が必死で努力する姿も
ちゃんと描いていること。
今回、練習中に風邪で倒れた真里亜は一人で看病するセイラに
「あなたのそういうところが私は嫌いなのよ。偽善的で気持悪いわ!大嫌い!
私だったら絶対そう思う、いい気味だって・・」といい放ちますが、
セイラを見てると、彼女の方が健康的にすら思うぞ・・
 いぢめてもいぢめても、意に介さず献身的に尽くそうとするセイラ・・・
真里亜にしてみたら、アイデンティティが崩壊するような恐怖ですョ。

 セイラはマザー・テレサのような愛を叩き込まれてるのかもしれないけど、
凡人からしてみれば、一段高いところから手を差し伸べられてるように思えるんじゃないのかねぇ・・

 そして今回、千恵子の深い傷となっている学生の頃のエピソードが紹介されましたね・・
千恵子がミレニウス女学院の学生だった時、同じように『ロミオとジュリエット』の公演があり、
ジュリエット役だったセイラの母薫子は風邪を引いて寝込んでしまったのよね・・
で、代役として、にゃんと千恵子を指名したのでした。
「あなたならできる、絶対よ。自信を持って・・」薫子

 薫子としてはいつもおどおどしている千恵子にジュリエット役を演じることによって自信を持って欲しいという願いも込めてたんだろうけど、結果は散々・・・
台詞はわからなくなるし、演技力も表現力も薫子より劣るということを証明するはめになり、
消してしまいたい思い出となってしまったようです。

 ショックから薫子に怒りをぶつけた千恵子はクラスメイトから白い目で見られ、
ますます評判を落とすことに・・・

 う〜ん・・・この場面を見た限りじゃ薫子はおめでたい人って感じだよね。
千恵子が怒るのもわかるぞ・・
で、その結果知恵子がすごい悪人みたいになってるし・・・
 薫子は穢れなき天使だったんだね・・・誰からも愛される・・
天使には人間の心の闇とか苦しみは理解できない。
だから伝えようとしても、それは自分に跳ね返ってきてしまう・・

 さて、公演が近づいたのに熱が下がらない真里亜はあせっております。
「心配しなくても風邪ぐらいでチャンスを逃すタイプじゃないわ、あなた」と言って
セイラは真里亜の代役を頼まれたから、喜んで引き受けたと話してました。
本当は「ヒロインは生徒がやるべきですから」って断ったんだけどね・・
「悔しかったら意地でも元気になれば」と真里亜の怒りパワーを引き出しておりました。

 てか、お嬢様学校なのに養護教諭もいなきゃ医師も呼んでもらえないのかい?
見れば見るほど不安になる寄宿舎生活だわ〜

 セイラの看護の甲斐あって、真里亜は回復。
練習に戻ることができました。
嬉しそうにその様子を見ていたセイラに言放つ真里亜・・
「お礼は言わないわ。あなたの仕事ですものね。
でも、ひとつわかったことがある。本当に心の底からあなたが嫌いだってことがよくわかった」
「申し訳ございません」
「さっさと準備しなさいよ!今夜は徹夜よ、早くしなさいよ!」

 いぢめプレイ?( ̄ω ̄;)

 公演日を迎え、学芸会は無事大成功・・・・
セイラも裏でみなさんを支えました。
(公演終了後、小道具を抱えて客席に座っていたセイラ・・・
『Wの悲劇』の薬師丸ひろ子みたいに舞台上がって一人芝居始めるんじゃ?って思ってたら、やっぱり?)
カイトのお願いを聞いて、舞台で一人ジュリエット(亜弓さん?)を演じるセイラ・・
その姿を見ていた千恵子は舞台の電源を切るよう伝え去っていくのでした。

 ちょっとおもしろくなってきたかも・・
さすが岡田惠和さん・・・まさか「小公女」で院長先生の心の傷やコンプレックスが描かれるとは思わなかったわ。
薫子と千恵子との関係が見えたことによってドラマに深みが加わったように思います。
 千恵子は薫子の呪縛から解き放たれる時が来るのか・・・
そして、その娘であるセイラは母親とは違った人間らしい生き方を見つけることができるのでしょうか・・
 来週も楽しみです。
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亜蘭先生(田辺誠一)って、千恵子のこと好きなの?( ̄ー ̄?)
意外な展開にちょっとびっくりしたアナタ、ぽちっとしてみて〜

matakita821 at 23:29│Comments(6)TrackBack(9) このエントリーをはてなブックマークに追加 「小公女セイラ」 

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なるほどねぇ・・・φ('д'*)フムフム 何でセイラの母がジュリエットを演じる事が出来なかったのかと思いきや、 抜擢はされたものの、体調を崩したせいで、千恵子に代役を頼んだんですねー{/face_ase2/} セイラの母にしてみれば、優秀な千恵子ならきっとやり遂げてくれるだ...
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 ども。心の強さが他人のコンプレックスをあおるってことはあるなぁと思ったすももです。  結構面白いなぁ、このドラマ。妙な芝居の女の子たちも、この設定ならありな気もするし、何も考えずに見てて結構楽しい。私の中では、こち亀と同じ道を歩むかと思っていましたが、....
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この記事へのコメント

1. Posted by まこ   2009年11月08日 14:34
今回初めて気付いたんだけど、新聞のテレビ欄に
わざわざ「脚本・岡田惠和」って表記してあるんですねー。
すごいな〜岡田さん
>セイラ一族は人のコンプレックスを刺激するというか
>マイナス部分を引き出してしまう
うんうん、今回の話を見て、むしろセイラ母子に
嫌悪感さえ抱いてしまった
そして、今まで憎たらしく感じてた千恵子に
同情すら・・・
銭ゲバでは、犯罪者と知りつつも主人公に
共感させられてしまい、ヤバいヤバいと
惹き込まれてしまったけど、今回も悪人寄りの
視聴になりつつある今日この頃(笑)。
原作が児童文学だとのんきに見てたのに
己の醜い部分があぶりだされそうで怖いわ〜
2. Posted by きこり→まこさん   2009年11月08日 18:05
>わざわざ「脚本・岡田惠和」って表記してあるんですねー。
ホントだ(笑
今、新聞で確認しちゃった・・・
三谷幸喜なみじゃないですか〜
>うんうん、今回の話を見て、むしろセイラ母子に
嫌悪感さえ抱いてしまった
なんかね〜セイラのいい子ぶりにも最初なんか違和感を感じたけど、御母さんの薫子には怒りすら感じたわ〜
自分の黒さを証明する感じになっちゃったけど(笑
無邪気にもほどがあるっちゅーか・・・無神経な気がしたわ。
でも、こういう人をけなすと自分が悪者になるっていう状況もよくわかる(笑
>今回も悪人寄りの
視聴になりつつある今日この頃(笑)。
いや〜私も千恵子の暗部に飛びついてしまったわ・・
セイラよりも知恵子に感情移入する自分が怖い・・
やっぱり私はこっち側か・・
リトマス試験紙のように恐ろしいドラマだわ〜
3. Posted by 夕来   2009年11月09日 08:00
>舞台で一人ジュリエット(亜弓さん?)を演じるセイラ
あのシーンはなかなか痛々しかったわぁ〜(笑
カイトもセイラもちょっとズレてる感があるよね。
薫子も相当ズレてるけど…。
ミンチンもとい千恵子の暗部が暴かれるのは
なかなか楽しいですな。
あの暗い顔した少女時代役の子もいいわぁ。

原作を知らないダンナと息子が最後はどうなるん?と
聞くから「ハッピーエンド」と答えたら
「それは走馬灯か?」とか「爆死するんか?」とか
岡田さんと聞いてすっかり銭ゲバモードで困ったもんです。

まぁここからセイラが母親を越えて行くってのが
テーマなのかなぁ。児童文学と言えど
先が全然読めないのがこのドラマの醍醐味だよね。
4. Posted by きこり→夕来さん   2009年11月09日 16:38
>あのシーンはなかなか痛々しかったわぁ〜(笑
いや〜舞台って怖いよね〜(笑
大変だったろうなぁ・・って同情の目で見てしまたわ・・
>カイトもセイラもちょっとズレてる感があるよね。
薫子も相当ズレてるけど…。
んだね・・
カイトなんて、今まで普通の公立中学に通ってたのにも関わらず、スレてなさすぎというかなんというかだし・・
セイラは絶対ネットとかしたことなさそう・・(笑
なんか情報から遮断されて育った人見たいだよねぇ?
薫子に関しては、もし私と薫子が一緒のクラスだったら、薫子の暗部をあばこうと積極的にいぢめるかも(←どす黒っ!)
>あの暗い顔した少女時代役の子もいいわぁ。
そうそう、微妙に樋口さんに似てる・・(笑
>「それは走馬灯か?」とか「爆死するんか?」とか
(( ^∀^ ))ハハハ・・逆にそっちの方が派手でいいかも・・
岡田さんだから、普通にメルヘンじゃ終わるまいって期待しちゃうよね〜
5. Posted by まっつー   2009年11月10日 03:23
>>う〜む・・・どうやらセイラ一族は人のコンプレックスを刺激するというか
マイナス部分を引き出してしまうようだね・・

これは、初回から、そうなんだろうなと思ってました。
だって、セイラの母薫子にとって、学院生活が幸せな思い出で、
同じ思いをセイラにもしてほしくて、同じ学院に通わせたかったのだろうけど、
薫子の同級生だった学院長にとっては、
トラウマになるほど、忌まわしい思い出だったようですし。

たぶん、最終的には、
セイラもこの学院での出来事がよき思い出になるのでしょうね。
数十年後、真里亜が学院長になって、セイラの娘をイタぶる
という負の連鎖のオチかな
と原作を知らない僕は予想しとります(笑)。
6. Posted by きこり→まっつーさん   2009年11月10日 18:16
>薫子の同級生だった学院長にとっては、
トラウマになるほど、忌まわしい思い出だったようですし。
同じ場面が薫子にとっては幸福な思い出で、
学院長にとっては消してしまいたいほどの汚点だったなんて・・
そして、薫子は彼女の心の傷にも気づいていないんだとしたら・・・
怖いとと言おうかおもしろいと言おうか・・(笑
>数十年後、真里亜が学院長になって、セイラの娘をイタぶる
という負の連鎖のオチかな
お金持ちみたいだから、学院を買ってもらうこともありえそうですね(笑
アニメでは、最終的に和解してたけど、岡田さんの脚本ではどんなふうになるのか・・
楽しみですよね〜

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