「小公女セイラ」 第1回「JIN−仁−」 第2回

2009年10月18日

「チャレンジド」 第2回 パートナー

 さて、頑なだった新谷(村川絵梨)の気持ちがやっとほぐれたね〜
カリカリした雰囲気はすぐに生徒達にも伝わるし、新谷自身のためにも状況を受け入れて啓一郎と腹を割れたのは良かったよ・・

 相変わらず壁を作っている副担任の新谷とはうまくいってない・・・
啓一郎(佐々木蔵之介)は、校長の花村(西郷輝彦)から、実は新谷が担任になるはずだったと聞いて、やっと彼女の態度の意味がわかり、すまなさを感じたようですわ。
 録音した生徒達の声を聞いても、なかなか名前を憶えることができない・・
もどかしさとあせり、不安を感じながらも前に進み続ける啓一郎・・・

 夫の変化にすぐに気づいて、「何でも話す約束でしょ!」と
啓一郎のこころの扉をガバッと開けちゃう幸江(富田靖子)がいいですねぇ・・
校長にアドバイスされたボランティアをお願いする件も、啓一郎は迷ってたようだけど、
幸江の「いいじゃない!」のひと言で、やってみようって気になったようだし・・

 このドラマ見てたら、考えないでまず「イエス」って言ってみよう・・って気になるよなぁ・・

 ボランティアとして来てくれた斉藤君は、国文学専攻で、福祉にも興味があるため点字も打てるというすばらしい人材・・
でも、啓一郎のことを気にしながらも素直になれず冷たい態度を取ってしまう新谷は、またも「私へのあてつけですか」と言って出て行ってしまう。

 廊下にいる新谷をシャンプーの匂いでつきとめた啓一郎は彼女と話し合おうとするんだけど、
感情的になっている新谷は拒絶・・
「やっと担任になれると思ったのに・・夢だったのに・・
先生は卑怯です。目が見えないからって特別扱いされてる。
こういうの逆差別っていうと思います」だってョ・・・
 でも、言いたい事は言えたからね・・・

 そんな状況の中、啓一郎の初めての授業が行なわれました。
校長やロビンソン(川平慈英)、板橋(くわばたりえ)も見に来ております。
点字や音声パソコンに食いつく生徒達・・
でも、マグネットに「徒然草」をわかりやすく書いてきて、順番に揃えて置いたのに
途中で床に落としてぐちゃぐちゃに・・・

 「やっぱり目が見えないと無理なんじゃ・・」という生徒達の声もあちこちから上がり、
動きが止まってしまう啓一郎・・・・
でも、積極的に手伝ってくれる生徒も現れ・・・まずまずの1回目でした。

 でも校長からは冷静なご指摘が・・・
「あれは授業をおもしろがっていたのではない。
あなたの存在がもの珍しく、あなた自身がおもしろがられていたんだと思いますよ。
生徒たちは、すぐに飽きるでしょう」
 それに生徒たちのいたずらでポン太がほおっかむりされた件もあり、
啓一郎は自信を失ってさすがに落ち込むのでした。

 んが、ここでもさりげなくフォローして気持を切り替えさせる幸江・・
字を覚えはじめた息子の大介の事を話して、まだスタートラインに立ったばかりなことを思い出させてました。
 さらに角田という女性徒の声に関西のイントネーションがあることを教えたおかげで、
憶えるコツを掴んだ啓一郎は完璧に名前を声を一致させることができました。

 次の日、授業で古文になじませるために生徒に自由に和歌を作らせた啓一郎は
自分らしい授業スタイルも見えてきたようです。
この流れは新谷の苛立ちをさらに深めたようですが・・・
 
 彼女は親に担任になれなかったと言ってないみたいで、それも悩みのひとつだったんだね・・
お母さんに「がんばって」と言われて「がんばってるよ!」と不機嫌に応えておりました。

 このドラマでは「がんばる」という言葉がよく出てきます。
がんばるしか道はない、そう思いつめてる人間にとって「がんばる」という言葉は重くのしかかることもあるでしょう・・
 でもがんばるって、一人で背負うことじゃないのかもってこのドラマを見ていたら思います。
たくさん荷物を持っていて重かったら、そばにいる人にちょっと持ってよと頼めばいいし、
そばにいる人も斎藤君のように「困っている人がいれば助けるのは当たり前」というふうに
お互いにシンプルに考えたらもっと楽になれるような気も・・・σ(´-ε-`)

 次の授業では、啓一郎がマグネットを逆様に貼ったために、授業が進まないことに苛立ちを感じていた鵜飼(竹内寿)が新谷に授業交代するよう言い出したり、
比夜(小池里奈)がパニック障害の発作を起こしたりで、一進一退・・

 でも、比夜も教室に入れるようになったし、具合が悪くなったことを
自分で言えるようにもなったし、少しづつ動いてると思うわ〜

 さて、学力テストの採点を斎藤君に手伝ってもらおうとしたら、
お母さんが交通事故に合って、来られなくなり新谷に頼むことに・・・
んが、帰宅途中に他の自転車に接触した新谷は、採点済みの答案用紙の何枚かを川に落として流してしまう。

 「点数はつけてあるので、成績に問題はありません」と報告する新谷に驚く啓一郎・・
「それ、本気で言ってるんですか?
あなたにとって、成績とはテストの点数のことなんですか?
あなたにとって、授業中の生徒とはいったい何なんですか?
答案用紙に書かれた自信ありげな文字やためらった消しゴムの痕をいったいどんな思いで見てたんですか?
 生徒との無言のコミュニケーション・・・
私は答案用紙を見てるだけで授業風景が自然と思い出されます。
私はそういうことが楽しくて、この仕事をやってきました。
それなのに、テストを点数だなんて・・・」

 すぐに新谷に連れて行ってもらって、川に入りテスト用紙を捜しておりました。
圧倒されたけど、いろいろな事に気づかされた啓一郎の言葉と行動・・・
 新谷は自分で作った2年3組の子供たちのファイルを見つめて、初心に返ることができたようで・・
大切な気持を思い出させてくれた啓一郎に自然と感謝の気持がわいてきたんじゃないですかね・・・

 次の日、啓一郎が生徒達の答案用紙を紛失したことを詫びて、再テストをすることを告げていると遅れて新谷が教室へ入ってきました。
潔く謝り、それは自分のミスで啓一郎は自分のフォローをしようと何時間もがんばってくれたことを生徒達に話しましたわ〜

 さらに、「テスト」の意味をしっかりと伝えてました。
「テストって、教師にとっては生徒からの通知表っていうか・・・
ラブレターみたいなもんなんだよね」 
 新しい問題用紙の中身は点字で打ってあり、それを確認した啓一郎はその問題で再テストを行なったのでした。

 新谷から「私は塙先生の目なんだから」という言葉が聞けたのは嬉しかったねぇ・・
新谷先生は元々優秀な先生みたいだから、彼女が支えてくれれば啓一郎の目指す理想の授業ができそうです。

 やっと新谷先生とタッグが組めて、ほっとしたのもつかの間・・・
鵜飼が新谷のテスト用紙紛失は啓一郎の監督不行き届だと糾弾し、PTA会長の母親に話すと言ってきましたぞ〜
この生徒も何か問題を抱えているようです。

 この竹内君・・・どっかで見たことある子だと思ったら、『魔王』の弟役やってた子ね〜
なかなか印象的ですわ・・・

 このドラマを見た後は、啓一郎に影響され、すっかり私も熱くなっております。
時代は変わっても真実は変わらないのね・・と、いつになくまっすぐな考えが沸いてきて、
夫からネガティブきこりと呼ばれている私ですら、ポジティブな人間になったような錯覚に陥ります。
更正のためにも見続けるべきね・・・(鞘U∀鞘U)ハハ・・
りす



撮影中、何気に打ち身や切り傷が多そうな蔵之介のことが心配になっちゃったアナタ、
ポチッとしてみませんか〜?(´゚д゚`)


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◆村川絵梨さん(のつもり) 村川絵梨さんは、NHKで毎週土曜よる9時から放送されている土曜ドラマ『チャレンジド』に新谷京子 役で出演しています。先週は第2回が放送されました。●あらすじと感想

この記事へのコメント

1. Posted by ikasama4   2009年10月18日 22:45
担任になれると思っていたのに
新任でしかも盲目の教師が担任になって
自分がその副担任になるなんて

自分の方が塙先生よりもやれるのにって
思いがあったためにあんな風に反発してたんでしょうね。

それにしても親父ギャグ満載の
塙先生って、個人的には教室だけに
して欲しいかなと思ったりして

なんか佐々木さんに親父ギャグは
個人的に似合わないかなと思って(; ̄∀ ̄)ゞ


それにしても
塙先生の授業がイマイチだからって
PTA会長の母親に言いつけるっていう息子って
なんかスッゴイマザコンにしか見えないです
 ̄▽ ̄
2. Posted by う〜みん   2009年10月18日 23:20
5 色々な事を考えさせられるドラマですね。(と言ってもドラマ自体は見れないのでここであらすじを読ませてもらっただけですが..)
うちには小学生の子供がいるので保護者の立場で考えると担任の先生が目が見えないというのはとても不安です。勉強についてもですが子供がケガをしたり子供同士がトラブルになった時に的確に判断して対処してもらえるのかどうかと心配すると思います。でもハンディキャップを背負った方が懸命に仕事をしている姿は子供達の心を成長させることは間違いないとも思います。保護者としては非常に複雑な心境でしょうね。
私には障害がある身内がいるので(身体ではなく知的障害です)違う見方をすると障害があっても周りのサポート体制が整えば仕事ができる可能性があるという事を多くの人が考えてくれるきっかけになればいいなとも思いました。
3. Posted by きこり→ikasama4さん   2009年10月19日 13:41
>自分の方が塙先生よりもやれるのにって
思いがあったためにあんな風に反発してたんでしょうね
そうでしょうね・・
もともとは生徒思いのいい先生みたいだし、
望むものがタイミングよく与えられれば能力を発揮したと思いますが、そこに啓一郎がすべりこんじゃったから・・・
そりゃ、腹立ちますよね(笑
>塙先生って、個人的には教室だけに
して欲しいかなと思ったりして
確かに・・(笑
あと相手の表情が読めないからでしょうが
声がでかすぎる・・・
PTA会長の息子はお母さんに言いつけるよって言いにくるのがやっぱ子供だなぁ・・って感じで。
でも、煩い親が出てきて騒ぐんだろうなぁ・・
4. Posted by きこり→う〜みんさん   2009年10月19日 13:52
>保護者の立場で考えると担任の先生が目が見えないというのはとても不安です。
そうですよね・・
私も現実問題として考えると、いじめとか声だけで状況が把握できないだろうし、怪我とか病気にすぐ気づいてもらえるのかな〜?って思いました。
だから、今回新谷から「私が先生の目です」という言葉が聞けたのは本当に良かった。
啓一郎が見えない分、副担任が目を光らせるというか、信頼関係が大事になってきますよね。
教員同士だけでなく生徒や親ともまめに連絡を取り合って意志の疎通を図っていかないと難しいと思います。
でも、目が見える人間はどうしても見えた情報に頼ってしまうところがあるので(顔・外見・雰囲気)心の目で相手に接することができると思うんですョ・・
きれいごとかもしれませんが、目が見える相手とだって信頼関係を築くのは難しいから、啓一郎のように情熱があって積極的に関わってくれる先生だったら子供をまかせたいな・・とも思いました。
5. Posted by つっぺ   2009年10月19日 20:35
>このドラマ見てたら、考えないでまず「イエス」って言ってみよう・・って気になるよなぁ・・
本当にそうですね〜 
一人で抱え込んでしまいがちなことも、思い切って踏み出してみたら
ウソみたいに解決することがあったりするよなぁ〜
とか、自分の同じような経験をいちいち思い起こさせてくれたり…
もっとシンプルでいいんだーと再確認させてくれるというか…

>新谷から「私は塙先生の目なんだから」という言葉が聞けたのは嬉しかったねぇ・・
このシーン、反芻してみただけでまたウルっときてしまいました〜(笑
真面目な人ほど理想に縛られやすそうだし、
新谷も思い通りに進まなくて苦しかったんだろうなーというのが垣間見えたので
それが解けて、敬一郎にとって心強い相棒になってくれそうなのが純粋に嬉しいですわ〜

次回は親絡みで心配な雰囲気ですけど
徐々に味方も増えてきたところだし、無事に解決してくれるといいんですが…
6. Posted by きこり→つっぺさん   2009年10月19日 22:00
>一人で抱え込んでしまいがちなことも、思い切って踏み出してみたら
ウソみたいに解決することがあったりするよなぁ〜
そうなんですよね・・
考えることも大切なんだけど、結構一人で考え続けてると迷宮に入っちゃって出られなくなったりするから、そういうのを捨てて、まず行動する事で進むってのがいいのかなぁ・・って見てて思いました。
>このシーン、反芻してみただけでまたウルっときてしまいました〜(笑
私もです(笑
本当は新谷先生だって、啓一郎に優しく接したかったんだろうなぁ・・ってのも伝わってきたし、
こういう理解しあえた瞬間って、ドラマってわかっててもウルッってきちゃいますよね。
>次回は親絡みで心配な雰囲気ですけど
モンペ問題ですね(笑
どうやって親と理解し合えるのか・・・ドキドキで見守りたいと思います。
7. Posted by まっさき   2009年10月23日 17:02
5 あの斉藤君役ってだれですかね?すごく気になります。前に何かに出てたと思うのですが・・・

8. Posted by きこり→まっさきさん   2009年10月24日 19:08
コメントありがとうございます。
>あの斉藤君役ってだれですかね?
どこかで見たことあるような・・・
ちょっとわかりませんでした(´∀`;)
「困っている人がいたら助けるのは当たり前」
さらっと言ってくれたのが胸に響きました。
あれっきりとは寂しいですね。
きっと啓一郎のことを心配していると思うので
最終回までに会いにきてくれたらいいのに。

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