「オトメン (乙 男) 」  第6回「救命病棟24時」 第6回

2009年09月14日

韓国ドラマ 「ファン・ジニ」 第7回 決意

 ウノ(チャン・グンソク)への思いを貫くことにしたチニ(ハ・ジウォン)は、
弦を切ったコムンゴを手にペンム様(キム・ヨンエ)の元へ・・
「妓生にはならず、下働きの水汲みになります」チニ

「絵空事だ。身分の壁は越えられぬ」ペンム
「あの方に何も望んでいません。
夫婦になれずとも恨みません。
でも、あの方を慕う気持、それだけは守りたいのです。
この身もこの心も、他の殿方には渡せません」チニ
 ウノへの思いを貫くためなら、熱湯をかぶることも厭わないというチニの決意を知ったペンムは、条件をつけて受け入れました。

 その条件とは・・・
近々行われる宴で、もしチニが誰か殿方の目に留まり水揚げされることになったら、
髪飾りを差し出すとオッケーということになるんだけど、
その髪飾りをウノが奪い取ったら二人の愛を認めるというのさ・・・

 「若様が本気なら、必死で奪うはず。それが愛だ。
愛は試練を乗り越えて得るもの。
お前はこの6年芸だけに生きてきた。
そのお前が芸を捨て、未来への希望も投げ打つほどの恋だ。
相手にもその覚悟が必要だ。
本物の恋なら、正面切って勝負せよ。
勝てば何も言わぬ。思い通りにするがよい。
私もすべてを賭け、二人の未来を守ってみせよう」

 ペンムから勝負の事を聞いた母親のヒョングム(チョン・ミソン)は
「あの若様には無理です。できるはずがない」ショックが隠せない・・
「その時はあきらめるまでだ」ペンム
「たとえ奪ったとしても罰せられる。
両班は威信を重んじます。
もし若様が人前でそんなまねをすれば、無事では済みますまい。命さえ奪われるかも。
行首様、何をお望みです?なぜ、そこまで追いつめるのです」ヒョングム
「確信だ。生涯、愛を貫く確信だ。
今は良い、春風のような恋だ。だが、愛はそうはいかぬ。
愛?命がけの愛も悪くはない。だが知りたいのだ。
命を懸けるほどの愛なのか。それを見極める」ペンム

 なんだかペンムはこの勝負を使って両班に復讐しようとしているんじゃ・・?
ここに来て、私、初めてペンム様に不信感が芽生えてきちゃったわ〜
本当にチニのために『愛の確信』が欲しいの?
だいたい、ウノがその宴に出るなんて聞いてないし・・・
もし、ウノが宴に来なかったら、その場にいた男に水揚げされるしかないじゃないですか〜

 その頃、ウノは役人になる道を諦めて、生活していくためにトクパル(ムン・ションシク)から農作業を教わっていました。
身分を捨ててまで、チニの事を思う若様の覚悟に驚くトクパル・・・
 そして、慣れない畑仕事に鍬を振るうウノの姿を遠くから眺めるチニ・・・
恋しさは募るばかり・・・

 チニの行く末が心配なヒョングム・・・
やっと教坊に戻って来たチニに「ペンム様に従うの?」と尋ねるのでした。
「胸の中であの人を思い続けよう、結ばれなくてもいい、耐えられる・・・そう思ってた。
それなのに、私って悪い女みたい・・性悪なの。
やってみたいの・・あの勝負を」チニ
「若様が傷つくかも」ヒョングム
「知ってる」
「お前も傷つくのよ」
「わかってる。でも、あきらめたくない・・・
愛し合うっていけないこと?好きな人と結ばれるのがなぜ罪なの?」チニ

 ウノへの思いは強く激しく、チニ自身にはもう抑える事ができませんでした。
それと共にこの愛を世間に認めて欲しいという思いも強くなりペンムの提案にすがるしかなかったのです。
どうしたらいいのかわからず、ヒョングムの胸で涙を流し続けるチニ・・・
 「もっといい家に生まれていれば苦しまずにすんだのに・・・」
抱きしめて、一緒に涙を流す事しかできないヒョングム・・
「許してちょうだい・・ごめんね・・」

 ヒョングムはオムス(チョ・ソンハ)に頼んで、ウノと会うことにしました。
オムスは、チニの水揚げが近い事を伝え、
「他の男と通じた女を妻にできますか?さらには、ご両親が承知なさるか」と問いめるのでした。
「水揚げ前に説得します。命を懸けて説得します」ウノ
「身請けをしては?」オムス
「それはいやです。
単なる遊びの相手として見た事はありません。
私の妻として、堂々と生きて欲しいのです」ウノ
「たとえご両親が許したとしても世間が許しますまい」オムス
「戦います。世間であろうと法であろろうと私は引きません」ウノ

 身分など考えず、ヒョングムを「自分の妻となる人の母上」と敬うウノ・・
驕ったところの一切ないウノの本物の優しさに、ヒョングムも心からこの人にチニを託したいと思ったでしょうね・・

 教坊の廊下で、一人思いつめているチニの元へペンム様が・・・
「稽古に出たということは、勝負を受け入れたのか?」
「そうです」チニ
「では、今日から若様に会ってはならぬぞ。
会ったとしても勝負の話はするでない。守れるか?」ペンム
「わかりました」チニ
「世間の心を打て。
若様が見せる覚悟とお前の技芸で世間の心を動かすのだ。
そうなれば、恋も成就できよう。
だが、力が及ばぬ時は、未練をきっぱりと捨て妓生として生きるのだ」ペンム

 なんだか怖いわ〜((( ;゚Д゚)))
チニはとんでもない方向へ流されていってしまうんじゃないの?
 でも、チニはペンムのいいつけを守って、ウノが訪ねて来ても会わないことにしたようです。
タンシム(イ・イネ)が「水揚げがすむまで会えない」と伝えるはめに・・・

 その頃、チニたち童妓は舞の修練のために川辺に来ておりました。
で、なぜか、彼女たちを棒に結んだ紐にぶら下がらせたり、宙釣りにするペンム様・・・

 ??(((((゚д゚;ノ)ノ わからないわっ・・・ペンム様が何をしようとしているのか・・

 その様子を見ていたメヒャン(キム・ボヨン)の手下は早速、彼女に報告。
メヒャンは、ペンムが自分たちの師匠が亡くなる前にペンムにだけ伝えた『鶴の舞』を競演で演じさせようとしていると気づき青ざめるのでした。

 「誰も見たことのない神秘の舞だ・・
鶴が人なのか、人が鶴なのか見分けのつかぬその姿・・
実に美しく見事な舞だ。
この世のいかなる舞も遠く及ばぬ。
あれが、競演で披露されれば、審査官はおろか王様も目を奪われよう」メヒャン
「つまり、我等は負けると?」プヨン(ワン・ビンナ)

 ペンムに脅威を感じたメヒャンは審査員に選ばれそうな有力者たちを宴に招いて、童妓たちを水揚げさせようと考えました。
もちろんピョクケス様(リュ・テジュン)もいらしてますよ〜
 んが・・・童妓たちの舞を見たピョクケス様は・・・
プヨンの美しさに魅せられはしても、「踊りはそこそこでつまらぬ」ですってョ!
青筋が立つメヒャン・・・

 その頃、チニたちも舞いのための特訓を続けておりました。
厳しく辛い特訓に最後まで耐え、笑顔を浮かべながら舞おうとしたのはチニだけでした。
今のチニにとっては、舞のために精進することがウノへの愛の証明だったんですね・・

 一方、メヒャンは剣の舞の練習をするプヨンに「ピョクケス様の力にすがるのだ」と、練習をやめて水揚げに備えるよう命じていました。
「人の力に頼るのは嫌です。自分の力で・・」とあくまでガチで勝負をして勝ちたいと訴えるプヨンの頬を打つメヒャン・・
「愚か者め。世間を知った顔をして何も知らぬな。
芸の良し悪しを計る物差しなどこの世にはない。
あれば、ここにはペンムがいたはず。
力のある男の心をつかめ。芸はその次だ。
覚えておけ。強い者が生き残るのではない。生き残った者が強いのだ」

 Σ(゜◇゜ノ)ノ なんと?!
妓生なのに、芸の道を否定?
きっと、女楽の行首(ヘンス)を決める時にも、女をつかってその座を手にいれたのでしょう・・
 命をかけて舞ったとしても男たちは真剣に見ていないと思ってるのか・・
でも、それじゃ妓生という存在を自分で貶めてることになるんじゃ・・
それに、これって、プヨンの力を信じていないってことですよね・・
 チニの才能をどこまでも信じ鍛えようとするペンムとは正反対だわ〜

 この言葉は、正々堂々と(って、影でピョクケス様とコンタクト取ろうとしたけど)舞の勝負で勝ちたかったプヨンにはショックだったでしょう・・
あきらめたように、湯につかる表情が哀れでした。

 勝負の事を知ったクムチュン(チョン・ギョンスン)は、チニの特訓に付き合い続けるペンムに、チニが勝負に勝つ手伝いをすることになるのでは?と心配しておりました。
「6年も大事に育ててきて、あっさり手放すので?」クムチュン
「まぁ、見ておれ。実れば良し、実らねばさらに良し」ペンム
「そうでしょうか・・負ければ、チニは心に深い傷を負い、
悲しみの余り胸が粉々になりましょう」クムチュン
「芸とは悲しみを糧に育つ残忍な木だ。
もしかしたら、この松都教坊は二つとない宝を得るかもしれぬ」ペンム

 Σ(゜д゜;)そんな〜
ペンム様ったら、チニが傷つき、その傷を糧に妓生として成長するのを望んでるの?
HPの相関図で、『チニ→ペンムに復讐心』となってた意味がやっとわかってきたような・・・

 そしてプヨンの水揚げの日がやってきました。
美しく着飾ったプヨンは妖しい舞でピョクケス様を誘い、
遊びなれてるはずのピョクケス様も(*゚∀゚)まんざらじゃなさそうですわ〜

 んが・・・屋敷や財宝を与えるというピョクケス様に「女楽の未来」をねだった途端にピョクケス様は白けた表情になっちまいました・・・
「私が水揚げするほどの女ではないらしい。
妓生ならば、芸や笑顔を売っておれ。
権力を請うとは何事だ!財宝を欲しがる女は気にならぬが権力を望む女は好かぬ」

 作戦失敗・・・
ちょっと無粋でしたわな〜こういうひねくれたお方と取引するにはまだ若すぎたョ・・
自分を高く見積もりすぎたんじゃないのぉ〜
ショックで動けないプヨン・・・

 そして・・・
「芸に精進せよ。
お前を勝ち得た時、つまらぬ女のために両班の名を汚したと言わせるな。すべてはお前しだいだ」
 ペンム様の言葉を信じ、コムンゴの稽古を続けるチニ・・・
本当にペンムを信じていいの?

 そしてウノは・・・
チニの水揚げの事を知り、両親を説得する時間はない(父親のキム判書は都に出張中)と、チニとの結婚許可を求める嘆願書を役所のチョン・チュクに直接手渡しておりました。

 「身分が違う。法が認めぬ」チョン・チュク
「愛に身分はありません。法が間違っています」ウノ
「なんだと?!法を侮辱するとは、ここをどこだと心得る!」
「法は民を守るもの。圧するものではありません。
この婚姻果たします。法が邪魔するなら、戦います」
「あの童妓の命、目の前で絶ってくれる!目も覚めよう!」
「罪なき者を殺めるは、王とて許されぬ行い。
それでもやるというなら、まず、私の命を奪われよ」

 ウノの言ってることは正しいんだけど・・・(´-ω-`)ウーン...
正しいからといって認められる訳では・・・
チニの水揚げに間に合うの〜?!
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どこまでも清らかなウノの瞳がコワイ・・・
汚れたこの世の中では生きていけないような気がして・・・
そんな不安をポチッとして紛らせて〜(・´д`・;)ゞ 

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1. ファン・ジニ(ハ・ジウォン主演) 第7話「決意」  [ 華流→韓流・・・次は何処? ]   2009年09月17日 18:59
ウノへの気持ちのために、妓生として生きることを止め様としたチニですが・・・・・

この記事へのコメント

1. Posted by aki   2009年09月17日 18:57
こんばんは。
今回の宴での賭けは、絶対ペンムの罠ですよね。
一瞬若く純粋な二人が、愛に勝利する姿を見たのかとも思いましたが、
折角自分が目を付けた「松都一の天才」を、
みすみす諦めるなんて事は、ペンムに限って無い気がしてきました。

芸の道を追求し、その力で勝ちたいプヨンも、
やはり妓生のしきたりからは逃れられないようで、
彼女も可哀想ですね。
ピョクケスに振られて、このままじゃすまないだろうし・・・・
2. Posted by きこり→ aki さん   2009年09月18日 06:50
>今回の宴での賭けは、絶対ペンムの罠ですよね。
そうですよね・・
こんな賭けに乗らないで、二人で逃げて〜!って思いましたよ〜
人間としてよりも教坊の行首としてどうあるべきか・・を優先して生きているペンムがチニを離すわけないですよね・・・
でも、妓生の道をあきらめる決意をするチニも
愛に生きていくべきか迷う部分もあるわけで・・・
そこに賭けてみたい気持もわかります・・
>芸の道を追求し、その力で勝ちたいプヨンも、
やはり妓生のしきたりからは逃れられないようで、
あんなに芸の道に精進しているのに、それだけでは生きていくことは許されないんでしょうか・・
でも、ピョクケスにおねだりするのはちょっとねぇ・・
早かったように思いますわ〜σ(´-ε-`)ウーン…

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