「赤鼻のセンセイ」 最終回「オトメン (乙 男) 」  第6回

2009年09月12日

NHK連続テレビ小説 「つばさ」 第24週 「あなたを守りたい」

 さて、ほとんどの人がぽてとを辞めてしまって・・・
スタート時のように真瀬(宅間孝行)とつばさ(多部未華子)だけになってしまいました。
 翔太(小柳友)から川越キネマが城之内房子(冨士眞奈美)のものになったと聞き、彼女の元へ向かった二人は斉藤さんの部下が働いているのを見てびっくり・・
房子は川越キネマの建物を壊して、そこに観光物産館を建てるという再開発計画に着手しはじめたらしい・・

 しかしさ・・・川越キネマって斉藤さん(西城秀樹)のものでしょ?
それを勝手に売り飛ばすって犯罪行為では?
それとも斉藤さん、ブラジルに行くからって手下に川越キネマ売り渡したのか?

 再開発計画に反対しているラジオぽてとが川越キネマを不法占拠しているという噂はあっという間に伝わり、パーソナリティを勉めてくれていた市民ボランティアのみなさんは離れていってしまうのさ〜
万里(吉田桂子)のお母さん(広岡由里子)だけは残ってくれたけどね・・

 取り合えず、夜の間に番組を録音して放送分のストックを作るつばさたち・・
徹夜でくったくたザンス・・
で、ここに来て、二人っきりでぽてとを守ろうという使命感と疲れがごっちゃになり
恋愛モードになるつばさ・・・

 ( ´゚д゚`)えぇ〜?!これまた安易な・・・
二人っきりになったら余計そういう感じにならないように気をつけると思うけど・・・

 ぽてとの危機は千代(吉行和子)には内緒にしていたんだけど、加乃子(高畑淳子)たちの様子から房子の企みに気づいた千代は勝負着物をまとって房子のもとへ・・
 自分への恨みからつばさをいぢめているのなら止めて欲しいと訴えるんだけど
『観光物産館』は房子の長年の夢だったらしく、景観にも考慮した、
市民のためのまっとうな施設であることを知り、ちょっと驚く千代・・
 
 「お金はかかっても価値のあるものにしたい。
川越の人達に受け継がれる宝を残したいの。
それが、この町でしか生きられない私の最後の夢・・・」房子
「川越でしか生きられないのは私も同じです」千代
「あなたには先を託せる家族がいるじゃないの。
私なんか、自分が死んでしまったら何も残らない・・・・」 房子
「ごりっぱな計画だったら、何をやっても許されるのですか?」千代
「残された時間を考えたら、ぼやぼやしている暇はないのよ!」房子

 この房子の言葉は、千代の心にグサッときたようです。
葛城(山本學)の元へ行くよう後押ししてきた加乃子の言葉を真剣に考え始めたようですョ〜

 葛城と会った千代は、二人が出会うきっかけとなった香炉を形見として手渡され、葛城の残された時間が少なくなっている事を知るのでした。
葛城は、家を正太郎(ROLLY)にまかせて、千日草が庭一面に咲いている小さな家に住む事にしたらしい・・
千代を誘おうとしたみたいだけど、結局口には出しませんでした。

 そうそう、以前甘玉堂だった蔵造り通りの店が売りに出されてるという情報をキャッチした加乃子は、借金を返しがてら斉藤興業へ・・
こちらも翔太(小柳友)ひとりになっちゃたのよね・・・
 「社長がこの川越に残した夢を守るのが俺の仕事だと思ってます」堂々と応える翔太。

 父親と離れて生きてきた翔太にとって、斉藤さんは川越のお父さんみたいな存在?
斎藤さんとの出会いが、翔太を強く成長させたようです。
あの元手下どもに「川越キネマは必ず取り戻します」って啖呵切ってたけど、どうするつもりかにゃ〜

 一方、ぽてとには録音ばかりの放送へのクレームと川越キネマを出て行けというファックスが入っておりました。
再放送できる番組を捜すために、伸子(松本明子)や二郎(脇知弘)らの番組を聴き直しているつばさの目には涙が・・・
 寂しさと疲れが出てきちゃったようで・・・
それを優花から聞いた真瀬は、つばさを無理やり家に帰すのでした。

 さて、玉木家では、またまた加乃子が千代に葛城のところへ行くように説得していました。
ここにきて初めて腹を割って自分の気持ちを話す千代・・・

 「私はあなたに嫉妬していたのです。
自分が奪われたものをあなたから奪うことで恨みを晴らしていました。
初恋の人と引き裂かれていた身を、娘のあなたにも味合わせた」千代
 って、この二人の会話を家のあちこちで聞いている家族のみなさん・・
ちょっと怖いぞ・・・

 家を出て行った2年後に加乃子は一度帰ってきたらしい・・
その時に加乃子が打ちひしがれていたら家に入れたけど、幸せそうな様子を見て
意地でも家の敷居をまたがせないと千代は思ったんだって・・
 そして、つばさも家の前に立っていた加乃子を「こんな人知らない」と拒絶して追い返したそうな・・

 それぞれが、実は加乃子が10年も放浪することになった責任を感じていたのね・・・
そして初めて家を出た本当の理由を話す加乃子・・・
成長する子供達に接しているうちに、自分も千代のように子育てに失敗するんじゃないかと思ったら怖くなったそうな・・
「そう思ったら、子供を持ったことも間違いだったような気がして・・・」

 でも、実際はまめで、いい母親だったと話す竹雄(中村梅雀)。
親子って、どうしても負の荷物を受け渡してしまうところがありますよね・・
千代が持っていた家への憎しみや苦しみは加乃子に受け継がれ、そのまま家にいたら
その負の思いは、加乃子からつばさに受け継がれてしまったかもしれません。

 家を離れ、放浪している間に憎しみや苦しみを解き放った加乃子・・・
玉木家の負の連鎖を断ち切ることができたんだから、いいお母さんですョ・・・
思うようにいかない人生を千代のせいにしてきましたが、その思いからも解放されたようです。
 「私の人生がうまくいかなかったのは母さんのせいじゃなかった。
母さんのせいにしてきた私自身が問題だった」加乃子
この言葉は千代にとっても救いとなったでしょう・・・

 って・・・いつのまにか千代の部屋に家族全員集合・・・
言っちゃなんだけど・・・心のうちを話し合わなきゃ理解し合えないとは思うけど
なんでもかんでも心の中にしまってきた思いを家族で話し合うのって、
私はちょっと・・・σ(・ω-;)
誰にでも秘密はあるんだし・・・
家族だからって、心の中にあるすべてを見せ合わなくてもいいように思ったり思わなかったり・・・
(A;´・ω・)アセアセ

 「母さん、今から人生取り戻そう!
今、母さんが家を出ることは誰にも迷惑かけないんだから!」加乃子
「いいえ、私は家を出ることはできません。
そんなことをしたら、私のこれまでの生き方を否定することになります!」千代

 ( ゚Д゚)強情だわね〜
でも、その後、お互いに許しあった千代と加乃子はやっと心から抱き合うことができました。
つばさも家族の愛情を感じて充電できたようです。

 で、ぽてとの番組に家族を次々と出演させるつばさ・・
知秋(冨浦智嗣)、テツの話ができてよかったね♪
リスナーも楽しい雰囲気を感じてくれたようで、反応も上々。

 千代の送別会が行われている玉木家に房子がやってきました。
買い取った蔵造り通りの店を貸してくれるんだって・・・
でも、条件は千代が女将として残ること・・
それがダメなら、つばさがラジオぽとてを辞めて女将の加乃子をサポートすること。
この機会を逃したら、蔵造り通りの店に戻ることはできないかもしれない・・・
ちょっと考えさせてもらうことに・・・

 つばさの様子が気になった真瀬は、斉藤興業を訪ねて、事情を知りました。
翔太ったら、「つばさの事をよろしくお願いします」って頼んでたぞ・・
(え〜〜?!(o゚Д゚o) やっぱりつばさは真瀬とくっつくのか〜?!)
 このごたごたの責任を感じる翔太・・・
「悔しいんだ・・・斉藤さんの夢は俺の夢だ。川越キネマは何があっても守りぬく」

 悩むつばさの元に、いつものようにラジオのおじさんが現れ、
房子の行動は屈折した嫉妬の感情だと教えてくれました。
「その気持をくんでやれれば、分かり合えるかもしれないねぇ・・」

 で、おじさんと話してる所に現れた真瀬は、つばさが独り言を言ってるのにびっくり・・
そこまで追いつめられていたのか・・と、つばさのためにここを明け渡す決心をしました。
 「お前かキネマかどちらかをあきらめろと言われれば、俺はキネマ手放す。
他の場所を広場にできなくはない。
お前のいないラジオぽてとは考えられない」真瀬
「明日まで待ってください」つばさ

 帰宅したら、知秋が竹雄から菓子作りを教わってました。
「先代に言われたな・・・
菓子は駅伝のたすきで、お前はそれを繋げるために走ってるんだ。
お前の前にたすきを託した人間がいることを忘れるな。
お前の後にたすきを待ってる人間がいることも忘れるなって」竹雄
「なんかねぇ・・・家族も駅伝のチームみたいだねぇ・・
誰かが困ったら、誰かが助けて、たすきが行ったり来たりしながら、ず〜っと走り続けてる感じ?」知秋

 これを聞いていて、つばさの心は決まったようです。
知秋も伝統の味を守りぬくことに決めました。
竹雄は「蔵造り通りの店に戻るのは悲願です。
でも、家族の誰かが大事なことをあきらめてまで戻ることはないと思います」と発表・・
千代も同意しました。
 つばさもぽてとをあきらめないし、千代には葛城の元へ行ってほしいと・・
いつかきっと蔵造り通りの店を取り戻すという目標を持って、玉木家は新たなスタートを切ることに決まりました。

 その事を房子に伝えた後、つばさは真瀬に「風を起こしましょう、ラジオで」と提案するのでした。
そして、家族の愛情に支えられて、遅ればせながら千代もやっと飛ぶことができましたぞ・・
 いいわねぇ・・・私も山本學様と静かに暮らしたいわ・・・

 ラスト2週、どうなるのかにゃ〜
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何か、今週が最終回みたい・・と思ったあなたもぽちっとな〜( ̄∇ ̄;)

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1. つばさ 第24週第144回 千代を追い出し  [ レベル999のマニアな講義 ]   2009年09月12日 17:22
“つばさが人々に笑顔と幸せを配達する、ちょっと夢のようなお話”キネマを明け渡す決断する真瀬そのころ甘玉堂では、知秋と武雄そして、加乃子と千代こころが繋がる、ふたりとふたり4人は、蔵造り通りのお話。一方、、、つばさはキネマということで、キネマの話は先送り...

この記事へのコメント

1. Posted by ヨーコ   2009年09月13日 06:00
ええ、ええ、私も山本學様だったら静かに一緒に暮らすのも良いかと♪あの年齢であの知的な雰囲気と清潔感は他にいないよね〜。今週は急につばさが真瀬にほのかな恋心・・みたいな展開。真瀬がつばさを好きになるのは「えっ!ロリコンじゃん!」って受け入れられないのに、つばさの淡い恋心は「年上の男性に憧れるってのも20歳ならあるかなぁ?」なんて受入れ易い。これってキーワードは清潔感かなぁ、やっぱり。何事も清潔感は必要ですな。知秋君も和菓子職人になる気持ちが固まった様だし、まだまだ問題は山積みとはいえいい雰囲気になってきたね。
2. Posted by きこり→ヨーコさん   2009年09月13日 16:48
>あの年齢であの知的な雰囲気と清潔感は他にいないよね〜
いや〜やっぱり清潔感は大事だわ〜
身につけようと思ってもこの清清しさはなかなかねぇ・・(笑
>真瀬がつばさを好きになるのは「えっ!ロリコンじゃん!」って受け入れられないのに、
ロリコンってアナタ!多部ちゃんもお年頃ですョ(笑
まぁ、奥さんのイメージと重ね合わせてるんだろうけどね・・
二人っきりになって、お互いを意識するって展開がちょっとねぇ・・中学生じゃないんだからさ〜とか思っちゃった。
でも、私も、コレぐらいの年には年上の頼りになるおじさま系の人にあこがれたわ〜(笑
知秋の職人服似合ってたよね。
父親と息子、男同士でいい感じだったわ〜
あと2週間、知秋と万里ちゃんとはあのままかしら〜ちと気になるわ・・・

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