「赤鼻のセンセイ」 第9回NHK連続テレビ小説 「つばさ」 第23週 「旅立ちのうた」

2009年09月04日

韓国ドラマ 「ファン・ジニ」 第5回 許されぬ定め

 さて・・・思いっきりチニ(ハ・ジウォン)に平手打ちをくらわせたウノの母上(アン・ヘスク)・・・
「両班(ヤンバン)の子息をたぶらかすとは身分をわきまえぬ大罪」と告げましたョ〜

 「ご子息から贈られた詩にお返事はしましたが、罪とは思いません」堂々と答えるチニ。
「ならば、何だと言うのだ?」
「ご子息にお尋ね下さい」チニ
「生意気な!!」母上
 まっすぐに母上を見て、毅然とした態度を見せるチニに母上の苛立ちはどんどんエスカレート・・

 この一大事をそばで見守っていた仲間が、すぐにペンム様(キム・ヨンエ)に知らせに行きましたョ。
「罪を認めねば死罪にしてくれる」母上(って、そこまでの権利あるの?(゚д゚)?)
 この騒ぎを聞いて、ヒョングム(チョン・ミソン)も駆けつけました。

 なんかウノのお母さん、ヒョングムの事知ってるみたい・・
で、普通にヒョングムの事を侮辱しておりました。
「母とは関係のないことです。侮辱はお止めを」抗議するチニ。
「妓生の分際で私に意見するとは、無礼にもほどがある。
許さぬぞ。必ず牢に入れてくれる!」母上

 コレを聞いたウノが「悪いのは私。勝手に心を寄せたのです」と訴えたんだけど逆効果・・
恥をかかされたと思って、逆上した母上はそばにあった熱湯(晩飯の準備か?)を
チニにぶっかけましたわ〜!!
 
 Σ(゜ロ゜;)ひ〜!!
でも、そこに現れたペンム様が自分の体を盾にしてチニを守ってくれました。
(まさに『ガラスの仮面』の月影先生とマヤだよう・・・)
ファン・ジニ オリジナル・サウンドトラックピアノが泣かせる・・・韓流ドラマメロディ~「ファン・ジニ」「太王四神記」~


 痛みを面に出さず、土下座して詫びるペンム様・・・・ヾ(・´д`・;)ノぁゎゎ
「お許し下さい。お怒りは当然。
卑しい身の我ら、死んで償うべきですが、どうかこの度だけはご容赦を。
すべては行首(ヘンス)の私が至らぬゆえ。
お許しいただければ、厳しく戒め、二度とご迷惑はおかけしませぬ」

 今度こんな事になったら、ペンム様が自害してお詫びするってことで
やっと許してもらえました。
この状況に、やっと事の重大さを理解したチニ・・・
しかし、悔し涙をこらえてウノを見つめることしかできませんでした。
 そして、ウノも自分のふがいなさを感じながらもどうすることもできず、
母に従って去っていくのでした。

 二人のあの美しかった時間が、まさかこんな結果を招いてしまうとは・・
誇り高いペンムが自分のためにしてくれたことを目の当たりにして、
チニは初めて身分の差というものの存在を知ったのです。
そして、その現実の前に涙を流すことしかできないということも・・・

 チニの心が深く傷ついた事に心を痛めるヒョングム・・・
オムス様(チョ・ソンハ)も責任を感じておりました。
「信頼できる男に思えたが・・しょせんは両班。
あの連中の語る愛など、この程度だ。もろく崩れやすい。
あの若者にこの愛は貫けまい」オムス

 「なぜ私のことなどかばったのですか?」チニ
「妓生は顔が命。行首として当然のことをしたまでだ」ペンム
 
 真っ赤にただれたペンムの背中に、涙を流しながら薬を塗るチニ・・・
「慕っていたのか・・初めてか。
つまらぬ。妓生に恋は無用だ。
いくら思いを寄せてもむなしいだけだ。
”言葉を解する花”・・・・・
妓生は習ったとおり歌い舞い、小さな喜びに満足し、1杯の酒に悲しみを込め、
ほどほどに男に合わせるのだ。
あふれる熱い思いは流しされ。
たとえ天に見初められても、そっと目を閉じよ。それが妓生だ」ペンム

 「信じたのです。あの方の真心を」チニ
「真心?そんなものを信じたのか?
誠の心なら母の怒りも静められたはず。
信じるな。男の心など当てにならぬ。夏の日に夕立を待つほうがましだ」

 静かに語るペンム・・・
ただ、舞いに魅せられて妓生の世界に飛び込んだチニは、妓生としての人生の悲しみに初めて触れたのです。

 さて、ウノの家では母上が夫のキム判書(イ・ヒド)に、この事件の報告をしておりました。
一緒に怒ってくれると思ったのに大笑いするキム判書・・・
自身も遊び人のこの夫は『たかが妓生遊び』と思ってるのよね。
結婚させれば落ち着くと、結婚話を具体的に進め始めましたわ〜

 この事件はウノの許婚カウン(ソ・ヒョンジン)の家にもすぐに伝わりました。
怒ったカウンの母親は縁談を取りやめる!とウノの家に行くのですが
罪人たちが叫ぶ声を聞いて、気がそがれたようです・・
 んが・・・ウノの相手が書庫で知り合ったチニだと知ったカウンは
彼女を呼び出してケジメをつけるのでした。

 「今日、教坊では何も起きなかった。
私の許婚が偽りの美しさに心迷ったこと、そして分をわきまえぬ童妓が愚かな夢を見たことも、
すべてなかった。
行首ペンムに伝えて。
今後いかなる不手際でも父の耳に入ったなら、行首の座を退くことになると」

 ガキのくせに、父親の威光を借りた脅しをかけるとは・・(鞘Uェ鞘U)
幼い頃から自分は階級制度の上位にいると知ってるこやつらは、
『キーセンふぜい』と自分が同じステージにいるなんて認めたくないことなんでしょう・・

 母親に心配もかけたくなくて・・・教坊の片隅で、声を殺して泣くチニ・・
「大声で泣け。泣き叫ぶがいい。頼れぬ男だが、お前には初恋。忘れるにも心を尽くせ」ペンム
「・・・・・・・・」チニ
「泣いて忘れるのは嫌か?ならば別の手が・・」

 「丹田に悲しみを込め、ゆっくりと解き放て。
無理に忘れずともよい。深く息を吸い、愛も丹田に納めるのだ。
妓生は一途な愛を貫けぬ運命。
だがその愛を消すことはない。
思いを胸に秘め、悲しみを笑える日まで舞い続けるのだ。
喜びに笑うのではなく、痛みと怒り、苦しみに微笑め。
それができてこそ真の妓生だ」

 悲しみすら芸のこやしにさせようと、チニに舞を教えるペンム・・
彼女も悲しみと怒りを舞いに昇華させ、生きてきたのでしょうか・・
厳しくて、激しい妓生の人生・・・
涙を流しながら舞い続けるチニを見つめるペンムの心にも嵐が蘇ったかもしれません。

 その頃、ライバルのメヒャンチームは、剣の舞の特訓を続けておりました。
笑顔を浮かべながら踊り続けるプヨン(ワン・ビンナ)。
彼女も心の中で血を流しているのかもしれません。

 プヨンの才能を認めながらも、わざとチニを話題に出して対抗心を煽るメヒャン(キム・ボヨン)。
自分のチームの勝利を確実にするためにあるお方の力を借りることにしたようですョ〜

 さて、ここで登場するのが王族の風流人ピョクケス(リュ・テジュン)。
HPによると、チニの今後の人生に大きく関わってくるキーマンのようです。
メヒャンめ・・女楽の競演の審査員となるヒョクケス様に取り入ろうと?

 ウノは常に監視状態に置かれ、外出することもできずにいました。
チニのことが心配でたまらないんだけど、協力者だったトクパル(ムン・チョンシク)にも見張られております。
 ウノを教坊に行かせたら、トクパルが奥様から罰を受けるみたいよ・・

 で、学校の帰りに友達のサンス(チョン・サンフン)に協力してもらってトクバルを引きつけてる間に逃走・・
許婚のカウンに縁談を取りやめたいという手紙を渡してましたわ〜
 その後、教坊のチニの元へ・・・
一生懸命謝るんだけど、チニは相手にしない・・
「二人の身分の違いも、厳しい法の壁もくぜずせはせぬ。何も変わらぬのです。
分別なきことをすれば、傷つくのはこの娘です。それをお望みか?」
オムス様にも追い返されてしまう。

 張り裂けそうな思いで、教坊を出たウノは、チニと過ごした思い出の場所にきていました。
美しく踊るチニの姿は今はもうない・・・

 さて、ここでチニと同じ童妓であるソムソム(ユ・ヨンジ)のエピソードが描かれます。
彼女はホントなのかどうかよくわからん美容に聞く薬を先輩の妓生にいろいろ売りつけてる子で、実家が困窮しているために妓生を志望したらしい・・・
母親は病気で働けず、ソムソムが送ったお金は父親が博打に使ってしまうらしい・・
 空腹に耐えられず姉を頼って教坊に来た兄弟をシカトするソムソム・・・
そんな彼女に代わって、何かと兄弟の面倒を見てくれてるのが松都(ソンド)教坊の下男チャンイでした。

 にゃんと『復活』と『魔王』に出演されていたチョ・ジェワンさんじゃないですか〜!
何か嬉しいですねぇ・・

 ソムソムの兄弟にご飯を食べさせてあげてると、彼女が来て「これで払って」とお金を放りましたわ〜
で、チャンイを水車小屋に誘うと、服を脱ぎ始め・・・・
「これが望みでしょ!叶えてやるわ」ですと・・・( ゚д゚)ンマッ!!
もちろん、そんなソムソムを受け入れるチャンイではありません。

 「妓生の体は渡し舟と同じ。お金を出せば乗れるの!だからあげるわよ。
どうせ誰かに抱かれる体よ!」
「やめろよ。自分を傷つけるな。こっちまで辛くなる。
俺は何も望んでない。ただふびんで・・
家族のために欲しいものも我慢して耐えてるのが気の毒で」チャンイ
「何よそれ!同情なんて真っ平!」ソムソム
「服を着ろよ。外で待ってる」

 小屋で「腰抜け、ばか・・まぬけ・・」と言いながら膝を抱えて泣くソムソム・・まだ子供なのに・・・彼女もまた重いものを背負って生きている。
心の奥ではチャンイの思いを受け入れているのかもしれませんが、プライドの高いソムソムは同情されるのが耐えられないんですね・・

 夜・・・ウノの事を忘れようとコムンゴの練習をしているチニのそばで
彼女もカヤグムの練習を始めました。
「私は精進して都へ行く。女楽になるわ。
そして高いお金で、ものすごく高いお金で芸と愛を売る。
チニもあんな男は忘れて、最高の妓生になるのよ」

 チニとはまったく別のタイプの子ですね〜
でも、こういうハングリーな子は気合が違うから、目的を成し遂げるかもしれないね。
家族のためにもチャンイのように貧しい男ではなく、権力のある男に愛されなければと思い込んでるのかな・・

 ウノが屋敷に帰ると、ウノの監督不行き届きの罪でトクパルが打たれ、血みどろになっておりました。
「この役立たずめ。目を離すなと申したに、なぜいいつけを守らぬ」
鬼のような顔で、トクパルを打つよう命じる母上様・・・
「打つなら私を。悪いのはこの私」母上に必死で頼むウノ
 
 やっと打つのを止めてくれましたわ・・
支えようとするウノの手を振り払ってトクパルはふらふらと自分の部屋へと帰っていきました。
 トクパルの態度と、優しいと思っていた母の残酷な仕打ちにショックを受けるウノ・・・

 トクバルのところへ薬を持っていったウノは話すのでした。
「すまなかった。どう謝ればいいのか・・
私より(トクパルは)5歳も年上なのに、私は平気でぞんざいな口をきいてきた。
それがおかしいとは一度として思わず、年上のお前が私に敬語を使い、
身の回りの世話をし、つらい仕事をする、それを当然だと思っていた。
 もしかすると両班というのは、ひどい恥しらずなのかもな・・
身分が違うだけで、人をこき使ったり、道具のように扱ったり、
相手の気持ちは考えず自分のことばかり・・・
すまなかった。私の罪は重い、深すぎる」

 今回のことで、ウノも初めて自分は階級社会の中で生きてきたことを思い知ったようです。
たまたま両班の子として産まれただけで、下の階級の者を使い、特権を行使してきた。
そのことにずっと気づかず当たり前と思って生きてきた傲慢さを恥じるウノ・・・

 心のきれいな子なんですよね・・・
ウノの思いはちゃんとトクパルに伝わりました。
トクパルは「人間扱いしてくれた初めての人」の恩に報いたいと、また協力を申し出てくれました。
 で、ウノの書いた手紙を渡してくれとタンシム(イ・イネ)に頼んでたわ〜
「やっと立直ったのよ。会うわけない」タンシム
「とにかく渡してくれ。あとは二人の問題だ」トクパル

 手紙を見たチニは「きっぱり終わらせるために」会うことにしたようです。
二人が会っていたいつもの場所へ来たチニは目を見張るのでした。

 東屋に向かう細い橋の上には一面に美しい花びらが敷きつめられおりました。
そして、東屋の天井から下がっている紐を引くと指輪が・・・
指輪の中には『吾すなわち汝なり 汝すなわち吾なり』と記されていたのです。
 「百年、千年、変わらぬ契り、その美しい契りをそなたに贈る」
ウノからの永遠の愛の誓いの言葉を受け入れたチニは、口づけを交わすのでした。

 ウノの真心は本物でした。
そしてチニの中にもウノへの思いが消そうとしても消せないほどに育っていたのです。
二人は、厳しい階級社会の掟に背くことができるんでしょうか・・
おばちゃん、心配よ・・・(´-ω-`)
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あの花びらはウノとトクパルでやったのか?
大変じゃろ〜〜と二人をねぎらいたくなったアナタもぽちっとね!(b・ω・b) 

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1. ファン・ジニ 第5話「許されぬ定め」  [ 華流→韓流・・・次は何処? ]   2009年09月06日 15:57
ウノの母親に蔑まれ、傷付き一人泣くチニ。ペンムはその悲しみを舞いに込めるように言いますが・・・・。

この記事へのコメント

1. Posted by aki   2009年09月06日 15:53
こんにちは。
何時観てもペンムの存在感は凄いですよね。
きっと数々の修羅場を潜り抜け、
沢山の悲しみ苦しみを、自分の芸の肥やしにしてきたんだろうな〜って思えるひと言ひと言。

毎回、ウノとチニの若く純粋な2人との対象が、絶妙な気がします。

それにしても、最後の場面、
東屋へ続く道や、周りの風景もとっても綺麗で、
そうしてあのプロポーズ。
ここまでされたら、やっぱり何があっても、
ウノの胸に飛び込みたくなりますよね(笑)
2. Posted by きこり→akiさん   2009年09月07日 13:25
>何時観てもペンムの存在感は凄いですよね。
いつも多くを語らないペンムですが、
今回はチニのために語ってくれましたね。
黙っていても、これまでの人生が見えるような・・
キム・ヨンエさんってすごい俳優さんですね。
>ここまでされたら、やっぱり何があっても、
ウノの胸に飛び込みたくなりますよね(笑)
そうですよね〜(笑
わざとらしいサプライズとかは嫌だけど、
この場面はウノの誠意を伝えたいという思いが伝わってきてじ〜んとしちゃいました。
こんなんされたら、そら、許しますわ〜(笑

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「赤鼻のセンセイ」 第9回NHK連続テレビ小説 「つばさ」 第23週 「旅立ちのうた」