「赤鼻のセンセイ」 第7回我が家の花たち 2009年 7月・8月

2009年08月21日

韓国ドラマ 「ファン・ジニ」 第1回 三千拝の願い

 映画版の『ファン・ジニ』を見て、ドラマ版にも興味がわいたんで見てみました。
『ファン・ジニ』というドラマの存在は知ってたんですが、DVDのパッケージに出ているハ・ジウォンさんの横目でちろりん・・・って写真がいぢわるそうに見えて敬遠してたのよね・・( ̄∇ ̄;)

 でも、見たらおもしろかったわぁ〜
小さい頃のジニを演じたシム・ウンギョンちゃんが、何ともかわいくてね〜
惹き込まれちゃいましたわ〜

 16世紀の朝鮮王朝時代、松都(ソンド)の寺で育った10歳のチニ(シム・ウンギョン)は叶えたら托鉢に連れて行ってもらうという約束をして、大人でも大変な『三千拝』という苦行に挑戦する。

 不眠不休でふらふらになりながら成し遂げたジニは、仲間と共に托鉢へ・・
実は、チニは自分を生んだ母を捜したくて外に出たのでした。
赤いチマと香り・・・それだけを頼りに母を見つけようとしたが大勢の人の中から、母を見つけることはできなかった。

 「お坊様、お母さんはどこにいるの?どこに住んでるの?」
涙を流しながら尋ねるチニ。
「しとやかで賢い子になったら、訪ねて来てくれるぞ」お坊様
「私が賢くないから・・悪い子だから迎えに来てくれないの?
そうなの?お坊様、私、お母さんに会いたい!お母さんの所に連れてって!!」チニ
「・・・・・・・(´-ω-`)」お坊様

 
 すっかり意気消沈するチニ・・・
だが、山の中で休憩している時に、チニは、偶然に松都(ソンド)教坊の妓生(キーセン)たちが舞う姿を見て、一瞬で惹き付けられてしまう。
寺に帰っても、妓生たちの姿が頭を離れない・・・
もう一度、あの踊りが見たい・・その思いだけでジニは寺を抜け出して妓生たちの居る場所を探すのでした。
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 その頃、松都(ソンド)教坊の行首(ヘンス)(何か教坊の中の一番偉い人らしい)のペンム(キム・ヨンエ)は、この教坊の未来を託せるような才能のある若い妓生が欲しいと願っていました。

 昔なじみのソン長官が連れてきた明国の使節を迎える宴席で、踊りを披露していると宮中の女楽(舞楽を奏する妓生)を率いるメヒャン(キム・ボヨン)が現れ、宴を仕切り始め、使節団の目を奪っちゃったのよね・・
メヒョンは女楽イチオシの童妓プヨンに舞わせ、女楽の実力をペンムに見せ付けるのでした。

 何かよくわからないんだけど、メヒョンとペンムはライバル関係にあるようで、
かつてはペンムも都の女楽の一員(か、ヘンス?( ̄ー ̄?))だったらしいのよ・・・
それがメヒョンに取って代わられて、都落ちしたみたいなのさ〜

 で、ペンムは密かに女楽の行首(ヘンス)の座を狙ってるし、メヒョンはメヒョンで
ペンムの存在がいまだに気に掛かってるらしく、こうやって実力と地位の違いをアピールしに来たらしいのよね・・・

 宴が終わって、メヒョンの元を訪ねるペンム・・
「何を恐れているのだ?」
「恐れている?何を言い出すのだ?」メヒョン
「私にはそう見える。女楽のヘンスと言えば押しも押されぬ地位なのに、
なぜ、水揚げ前の童妓を人前で舞わせるような事までするのだ?」ペンム
「・・・・・・・(#`-_ゝ-)ピキ
すでに勝負はついた。いさぎよく負けを認めたらどうなのだ?」メヒョン
「芸の道は相撲の取り組みとは訳が違う。勝ち負けで片付けることではない」ペンム
「女楽のヘンス・・その地位を誰より欲しているのはお見通しだ」メヒョン
「値するのは芸を極めたものだけ」ペンム
「もう十分極めたと思っておろう」メヒョン
「そんな事はない。キーセンとは常に謙虚であるべきもの、私はそう信じている」ペンム

 冷静さを装いながら、二人の目には炎が・・・怖いのう・・・(;;゜д゜) 

 そんな経緯もあって、メヒョンの鼻をあかすためにも新しい才能を見つけ出さなきゃならんと決意するペンム・・
部下で教育係のクムチュン(チョン・ギョンスン)に命じて、捜させるのでした。

 寺を抜け出したジニは『妓生募集』の張り紙を見つけ、早速松都(ソンド)教坊に向かうんだけど、修行僧だって事で門前払いをされてしまう。
 でも、あきらめ切れずに塀にしがみついて妓生達の練習風景を覗いておりました。
(まるで『ガラスの仮面』のマヤだよ・・・)

 で、ジニが一人で踊っているところを見かけたペンムは、すぐに彼女の才能に気づくのさ・・
たった1回見ただけで、踊りを覚えたと知り驚くペンム・・・
(『チニ・・・恐ろしい子・・』)
さらに、チニの頭の良さと感受性の鋭さに目を見張るのでした。

 で、妓生を捜していたペンムと妓生になりたいチニで話がまとまりそうだったんだけど、チニを追いかけて来た住職さんたちに捕まって、チニは寺に引きずられていってしまうのよ・・

 「どうすればあの子を手に入れられるのだ・・」悩むペンム・・

 寺を出て妓生となり、踊りを習いたいと言い張ったチニは牢屋に閉じ込められるんだけど、ハンガーストライキで対抗。
さらに牢屋の柵を壊して脱走してしまう。

 ところで、実は、チニの母親のヒョングム(チョン・ミソン)は、松都(ソンド)教坊にいる妓生なのよ・・
子供は死んだとペンムに嘘をついて、産まれたばかりのチニを寺に預けていました。
自分と同じ妓生の人生を娘には歩ませたくなかったから・・・ 

 チニの強い意志を知っている住職は彼女の今後を相談するためにヒョングムの元を訪ねるんだけど、そのせいで子供を産んだことと、それがチニであることがペンムにバレてしまうのさ〜

 厳しい階級制度の元では妓生の子は妓生になることが決まっているために
ヒョングムの行為は法にも背くものだったのね・・・

 ヒョングムは「お見逃し下さい!」ってペンムに頼むんだけど、
チニを欲しがっている彼女がこの機会を逃すわけない・・
チニが逃げた事を知ると、居場所を吐かせるために、拷問(何か竹刀みたいので叩いてたわ〜( ̄ロ ̄lll)ひ〜)にかけさせるペンム様・・・
しかも、他の妓生たちへの見せしめのために、庭のど真ん中で・・・
そんな場面見たら、さすがのチニも逃げ出すんじゃ・・・

 そうこうしてるうちにチニが目の下にクマを作って(3日も飲まず食わずで歩いてきたからね〜)松都(ソンド)教坊に到着。
「舞を習いにきました・・」

 ヒョングムは「だめよっ!!入ってはいけない!絶対にいけない!早く逃げて!」とチニに訴えるんだけど・・・
「おいで・・・こっちへいらっしゃい」ペンム
「入ってはいけない!絶対にいけない!逃げるのよっ!」
ヒョングムの必死の様子に一瞬躊躇する感じのチニ・・
「さぁ、いらっしゃい」手を差し出すペンム
「早く逃げるのよ!!」ヒョングム
「何も気にする事はない。私の手を取るのだ」ペンム
で、ついにチニはペンムの手を握ってしまうのよ〜〜Σ( ̄ロ ̄lll) 

 って、チニは妓生に成りたかったんだからいいのか・・・σ( ̄、 ̄=)
でも、この時のペンムは騙して悪い道に誘い込む魔女のようだったぞ・・

 母親に会いたかったチニの思いが通じたのか・・・
運命のめぐり合わせなのか・・・
でも、チニが自分で選んだ道ですからねぇ・・・後悔はしないでしょう・・・

 時代劇って、食わず嫌いだったけど歴史的な背景とか文化とかもわかるから楽しいねぇ・・・
朝鮮王朝時代の事がもっと知りたくなったわ・・・

 『映画版 ファン・ジニ』の感想
あさがお

妓生の髪の毛ががっちりと編んであって、とっても重そう・・・
頭、かゆくても掻けないよ・・と心配になったあなたもポチッとな〜(ll鞘U∀鞘U)

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1. ファン・ジニ(黄真伊)第1話「三千拝の願い」  [ 華流→韓流・・・次は何処? ]   2009年08月22日 14:51
最近韓国ドラマづいている私です。しかも[太王四神記]に次いで、これも時代物です。

この記事へのコメント

1. Posted by aki   2009年08月22日 14:50
こんにちは。
ドラマ版「ファン・ジニ」見始めたんですね。
私も最初は時代劇が苦手でしたが、
このドラマ辺りからすっかり、時代劇にはまっちゃいました。

このドラマでは、妓生のしきたりや作法、
当時の身分制度の事も良く解り、
また衣装の美しさや、出てくる楽器の珍しさにも興味をそそられ、
面白かったです。

私のレビューも6話くらいで止まっているので、
また続きを頑張ってみようかな?
2. Posted by きこり→akiさん   2009年08月23日 19:58
>私も最初は時代劇が苦手でしたが、
なんか韓ドラって時代劇もすんごいたくさんありますが、日本の時代劇好きな私でもちょっと敷居が高かったんですよね・・
でも、チニの身分とかこの時代におけるキーセンという存在について調べているうちにすごく興味がわいてきました。
キーセンはまずあの髪型にびっくりしちゃいますよね・・すんごい重そう(笑
服装もあでやかで美しいし・・・
座ってる時って足がどうなってるのか気になります。
コレって全部で24話でしたか?
ちょっと時間かかりそうですが、最後まで見たいですね〜

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