「白い春」 第10回「臨場」 第9話  「餞〜はなむけ」

2009年06月18日

「アイシテル〜海容〜」 最終回

 キヨタンのお墓の前で会ってしまったさつき(稲森いずみ)と聖子(板谷由夏)・・・
土下座をして詫びるさつきに、聖子は顔をあげるよう頼むのでした。
「あなたがどんなに苦しんでも、私は楽になれないんです。
おそらくこれからもずっと・・・」
「生きて・・・生きてください。
「清貴のために。あなたのお子さんのために・・」聖子

 同じ母親として、さつきの苦しみに理解を示した聖子。
しかし、苦しみとは一人で背負うもの・・・相手に預けることも預かることも決してできない。
さつきも聖子も、それぞれが生きている限りずっと背負い続けなければならないでしょう。

 「もう二度と会うことは・・・」
さつきと決別した聖子・・・
確かにキヨタンは、さつきの息子に殺された。
智也はその罪をつぐなわなければなりません。
でも、お互いの家族が憎しみの感情で繋がり続けることは止めにしたい。
自分たちがこれからも前を向いて生き続けていくためにも・・・

 そんな聖子の決意をしっかりと受け止めた秀昭(佐野史郎)。
息子を殺された怒りと苦しみの中で、違う感情を持つことはキヨタンに対する裏切りではないかと思い続けてきた秀昭でしたが、憎しみにこだわり続け生きていくことはむなしいし、何よりキヨタンが望みはしないと悟ったのでしょうか・・・

 そして、一年後・・・智也(嘉数一星)が施設を出る日やってきました。

 う〜ん・・・1年後って、私は早すぎると思いました。
どんなに智也が施設で模範的に過ごしていたとしても、1年では、施設の職員が智也の本当の姿を知るのは難しいんじゃないでしょうか・・
智也がまだ幼いから、両親と引き離しておくのは更正のためにも、
精神的によくない影響があると考えたのかな〜?
 智也は殺そうと思って石に何度もぶつけたのではなく、感情が高ぶって行動した結果殺してしまったとはいえ、命を奪っているのですから・・・

 これが3年後でも5年後でも遺族には納得のいくものではないと思いますが
1年ってなぁ・・・
同じ俳優さんに演じさせたいから、入所期間を1年にしたんじゃ?(でも、そうなると、このドラマを作る意味が根本から揺らぐような気も・・・)とか思っちゃうわ〜

 何より智也自身も、以前のように両親や祖母に囲まれ、普通の生活に戻り、
学校に通う事に違和感を感じていました。
その違和感がつぐないの始まりなのかもしれませんが・・・

 温かな家、おいしい食事、家族に見守られた生活・・・
でも、亡くなった清貴君はその時間を永遠に持つことがない・・・
殺した自分が幸せになり、殺された清貴君はその幸せを二度と味わうことができない。
そんな事が許されるんだろうか・・・
 自分が罪を犯したせいで祖母も習字教室を止めなければならなかったし、
父親も転職するはめになり、マンションも出て行くことになった・・・全ては自分のせい。
 いたたまれなくなった智也は、富田の元に行き「施設に戻りたい」と告げるのでした。

 事件当時は自分の思いにしか目がいかなかった智也が、回りを見ることができるようになったってことでしょうか・・
世間と関わるのが怖いという気持もあるでしょう・・
学校にいる他の子達と自分は違う・・・同じように見えたとしても、それは自分が知っている。

 つぐないたい気持と自分自身のあり方のバランスが取れない。
さつきは、清貴君の存在を常に忘れないのはいいけれど、だからといって人間的な感情や喜びを捨てる必要はないと伝えるのでした。
「大切なのは、智也が清貴君の分も生きていくこと。
生きて、今できることをすること。
いろんな経験をして、自分が何をしてしまったのか知ること。
そのために智也はここに、お父さんとお母さんのそばにいていいの」

 より深く今を生きること・・それがつぐないの道に繋がる。
難しいですよね・・・つぐないの形が目にはっきり見える訳じゃないし・・・
でもさつきの愛情を実感することのできた智也は、やっと今いる場所から歩き始める決意ができたようです。何もかもこれからなんでしょうね・・・

 そして、和彦(山本太郎)は変わりましたね。
一日一日を大切に生きはじめているのが伝わってきました。
「子供の前じゃ飾りなんていらないんだよ。
たとえそれでダメだったとしても、何度でもぶつかっていけばいいじゃないか」
 ちゃんと智也と向き合っていこうとしているのが伝わってきました。

 さつきや和彦の心の成長があるのは良かったと思えるのですが、そのために幼い命が失われなければならなかった・・というのが、苦しいですね。
あの事件の結果、人生に真摯に向き合うことができるようになったというのが・・・

 一方、同級生が見ていた携帯サイトから、智也が1年で施設を出て小学校に通っていることを知った美帆子(川島海荷)は衝撃を受けていました。
それは聖子も秀昭も同じ・・・
 美帆子は智也が通っているという小学校の前で登校する子供たちを見つめていました。
顔もわからないのに、気づいたらここに来ていたという美帆子・・・

 「ママはね、こう信じたいの。
あの子もきっと、私たちと同じように苦しんでいる。
苦しんでいる子を憎んで、その先に何が生まれる?何も生まれない」聖子
「ママの言うとおりだ。
憎むべき相手はあの中にはいない。
憎しみを持つ自分の中にしか、その相手はいないんだ。
だからもう、あの子はいない」秀昭

 自分が作っている公園の前に2人を連れてきた秀昭は
「家族が自然と集まって、子供たちの笑顔が花のようにあふれる場所だ。
二度とあんな事件が、被害者や加害者が生まれないようにと・・
キヨタンが亡くなったことを無にしないためにも(自分たちが)しっかり生きていかなきゃな」と、話すのでした。

 『海容』とは、広い心で相手を赦す事・・・
それは人間の心のなかにあるものですが、それには時の流れも必要なんじゃないのかな・・と思いました。
人間の心の中にある荒々しい感情を治めるのは人間の意志ですが、時の流れがそれを手伝ってくれるようにも思います。
 人それぞれだとは思いますが、私は、息子が亡くなって1年で、しかもその相手が
施設から出てきて、聖子のような境地に達するのはかなり難しいと思いました。
そうなれる人は時間なんて関係ないのかな・・?
 せめて5年・・・だったら説得力があったような気も・・・

 それと、さつきが出産し、新しい命と出会うことによって、智也が自然と命の重さに気づいたってのも理解できるんだけど・・・・・
ごめんなさい・・・私だったら子供作ろうという気にならないよな〜とか思ってしまいました。

 個人的な思いでしめちゃいましたが、難しいテーマに挑戦した意欲的なドラマだったと思います。
毎回、自分だったらどうするだろう・・・と思いながらドラマを見ていて、
加害者の母親と被害者の母親どちらの思いも伝わってきて、糾弾する気にもなれず
かといって許す気にもなれず、常にもやもやして、感想を書くのが怖かったです。

 そんなドラマでも希望を感じながら見ることができたのは、キャストのみなさんの
演技を超えた必死な思いが伝わってきたから・・・
板谷由夏さんの演技には『海容』という言葉を信じさせてくれるものがありました。
苦しみを見つめながらも人間として生きていこうとする意志と愛情のある表情が忘れられません。
 家庭裁判所の裁判官富田を演じた田中美佐子さんの、人間を信じようとする暖かい強さには慰められましたし、希望を感じることができました。

 終わったけど、終わってしまった感じがしません・・・
このもやもやはずっとすっきりしないんだろうなぁ・・・
ブログランキング

これで、来週から『レッドシアター』に集中できるわ〜って思ったあなたも、ポチッとな〜( ̄∇ ̄;)

このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. アイシテル〜海容〜 第10話(最終話)  [ Happy☆Lucky ]   2009年06月18日 16:22
第10話(最終話)
2. アイシテル〜海容〜 最終回  [ アンナdiary ]   2009年06月18日 16:42
深くて、重くて、色々考えさせられるいいドラマだった。苦しんでる子を憎んで、その先に何が生まれる?何も生まれない。。。憎むべき相手はあの中にはいない。 憎しみを持つ自分の中にしかいない。
3. アイシテル〜海容〜 第10話(最終回)  [ エリのささやき ]   2009年06月18日 17:42
終わりましたね。まだ気持ちの整理がついてないですわ・・・
アイシテル~海容 後編 (2)(2007/03/06)伊藤 実商品詳細を見る 清貴の墓前で出会う2人・・。土下座するさつきをみつめる聖子・・(涙) 「笑って??.
5. アイシテル〜海容〜 最終回 感想  [ ぐ〜たらにっき ]   2009年06月18日 19:37
『2つの家族…それぞれの結末』
6. アイシテル ??海容?? 最終話  [ 渡る世間は愚痴ばかり ]   2009年06月18日 20:23
さつきと聖子。二人の母が出会う。
7. 「アイシテル??海容??」最終回 ☆☆☆  [ ドラマでポン! ]   2009年06月18日 22:29
もう2度と会わない、でも亡き息子の代わりを生きて下さい、と被害者母。お前がいなければ生きていない、と人を殺した息子を抱きしめる加害者母。それぞれの愛を描いて納得の最終回でした。智也くんに弟が誕生。……新しい命はキヨタン家に来てあげて欲しい気もするのです...
8. 『アイシテル??海容??』 最終回  [ 美容師は見た… ]   2009年06月19日 00:10
まさか野口家に新たな命が誕生し、その小さな命によって智也が心底から涙を流し詫びの言葉を漏らすとは!予想外の展開にヤラレましたわぁ。。。エンドロールで流れた、クランクアップの様子を見せてくれたのも良かった。本当に皆さんお疲れ様でした!って感じが伝わって来ま
「アイシテル-海容-」最終話智也が施設へ収監されてから1年後の2つの家族のその後が描かれていた。
10. アイシテル〜海容〜<最終回>【生きる】  [ FULL OF LOVE ]   2009年06月19日 09:20
 ども。子供や家族、母について色々考えさせられたドラマだったなぁと思ったすももです。  さて、二つの家族はそれぞれ生きていく決意をしました。智也は出所後、施設に戻りたいと言い出しました。自分がいれば迷惑がかかるから、と。生まれてこなければ良かった、と。....
11. 【アイシテル】最終回感想と視聴率最高!  [ ショコラの日記帳 ]   2009年06月19日 10:48
たった1年で出てきてしまうんですね。確かに、智也(嘉数一星)君、いい子だけど、被害者の家族は、それを知ったら辛いだろうなあ。もう、殺されてしまったキヨタンは帰らないんだし・・・ 偶然、智也君が編入した学校を知ってしまった美帆子(川島海荷)ちゃんは、...
12. アイシテル 〜海容〜 最終回  [ 塩ひとつまみ ]   2009年06月19日 12:22
あなたがどんなに苦しんでも私は楽にならない 恐らく…これからもずっと… 娘のために、主人のために笑いたい 笑う時間が欲しい ですから ...
13. アイシテル〜海容〜 第十話(最終回)「2つの家族…それぞれの結末」  [ 掃き溜め日記〜てれびな日々〜 ]   2009年06月19日 19:14
清貴(佐藤詩音)の墓前で、さつき(稲森いずみ)は初めて聖子(板谷由夏)と対面した。すぐにお互いが誰か分かる二人。さつきはその場に土下座して、全て私が悪いと謝罪をする。聖子はさつきの前にしゃがむと、優しく肩に手を置いた。「あなたがどんなに苦しんでも私は楽にならな....
14. 《アイシテル??海容??》◆最終話  [ まぁ、お茶でも ]   2009年06月20日 08:38
先週、清貴の墓前で、聖子と対峙したさつき。 聖子の目の前で、土下座した。地面にひれ伏し 「申し訳ありませんでした。すべて、私が・・・」と言ったきり声が続かない。 聖子は膝まづき 「顔を上げてください。 あなたがどんなに苦しんでも私は楽にならないんです。おそら...
15. アイシテル 最終回 (川島海荷さん)  [ yanajunのイラスト・まんが道 ]   2009年06月22日 00:09
◆川島海荷さん(のつもり) 川島海荷さんは、日本テレビ系列で毎週水曜よる10時から放送されていた連続ドラマ『アイシテル??海容??』に小沢美帆子 役で出演しました。先週は第10話(最終回)が放送されました。●あらすじと感想
16. アイシテル〜海容〜(原作を読みました)  [ ドラ☆カフェ ]   2009年06月23日 09:55
  ドラマ最終回視聴率は 18.6%・・・前回(16.6)より 「2つの家族・・・それぞれの結末」 終わりましたねぇ。 遅れながらも録画で??..
17. 『アイシテル〜海容〜』稲森いずみ、板谷由夏、川島海荷  [ 創られた世界を楽しんで何がわるいっ☆ ]   2009年06月24日 09:09
アイシテル~海容~ DVD-BOX稲森いずみ, 板谷由夏, 山本太郎, 川島海荷VAP,INC(VAP)(D) 2009-08-21by G-Tools 2009年4〜6月放送。日本テレビ。平均視聴率1...

この記事へのコメント

1. Posted by ikasama4   2009年06月18日 20:48
水曜枠はこういう視聴者に考えて欲しいと
思うテーマを題材にした物語が多いので
この手の作品では毎回勉強させてもらっています。

板谷由夏さんはこの枠の
「anego」「ハケンの品格」「ホタルノヒカリ」で
ステップアップしてきた印象があります。


今までの彼女の演じてきた役柄から
ちょっとキツめでツンツンしてるって感じが
合ってるかなと思ったんですが

今回の役を受けて、こんな顔もあるんだなと驚きました。
多分、実生活で彼女自身が母親になった影響もあるのかもしれませんね。


ドラマとしては終わりましたが
この問題は渡って生涯に続いていくのでしょうから

スッキリするって言う事は忘れてしまう事にも繋がるから

こういうのは分からないまま常に自分に問い続けていく事が
大切なのかもしれませんね。


ちなみに次期クールから始まる
大泉さんと小林さんのドラマでまた当分「レッドシアター」には
集中できそうにないです(; ̄∀ ̄)ゞ
2. Posted by 凛太郎   2009年06月19日 10:19
題材が重たいものなので、決して見ていて楽しいドラマではありませんでしたが
見終わってみると、なかなか見応えの有るドラマだったと思います
被害者、加害者の家族全員の心の動きが、丁寧に描かれていたと思います
ただ物語の根本である、少年が幼い子供を殺してしまう動機が、あまりに弱すぎる気がします
あんなまともに育っていた良い子が、あの程度の動機で人を衝動的に幼い子供を殺してしまうものなのか?
そして毎日のように友達や兄弟と相撲をとったり、プロレスごっこや取っ組み合いをして、相手に何をしたら怪我をして、ここまでならやっても大丈夫か分かっていたつもりの僕らの世代の人間には、コンクリートの道路の上に倒れた子供の後頭部を、死ぬ(頭蓋骨を破壊する)程の力で、道路に叩きつけるなど言う行為は、とてもふつうの少年の出来るとは思えません
もしかすると原作者(脚本家)の方が、僕よりずっと若いか、女性、もしくは取っ組み合いなどせずに育った人なのかもと思ってしまいました
批判がましくなってしまいましたが、このドラマは真面目な良いドラマだったと思います
3. Posted by きこり→ikasama4さん   2009年06月19日 10:25
>この手の作品では毎回勉強させてもらっています。
そうですよね、『14才の母』もこの枠だったし、
『ハケンの品格』もだし、いろいろ考えさせられるドラマばかりです。
考えるきっかけをもらって、いろんな人の考えも垣間見られて楽しいのですが、今回は特に自分の中ではなかなか消化しきれないものがありました。
板谷由夏さんは、言っちゃなんですが、今まで興味がなかったのですが、このドラマを見ていろんな感情を含んだ複雑な表情がすごくいいなぁ・・・と思って見ていました。佐野さんとのコンビネーションも良かったですよね。
>大泉さんと小林さんのドラマでまた当分「レッドシアター」には
集中できそうにないです(; ̄∀ ̄)ゞ
実は私もそうなんですよ〜
ドラマが始まるまでのちょっとの間は『レッドシアター』なんですが、始まるとね〜
そういう方多いでしょうね
4. Posted by ミマム   2009年06月19日 12:23
一番変わったのは和彦かな…なんて
最初の頃の彼に腹を立てていたのを思い出しています。
色んな思いが残ってしまったお話ではありましたが…

>そんなドラマでも希望を感じながら見ることができたのは、キャストのみなさんの
演技を超えた必死な思いが伝わってきたから・・・

同感です。
結構、泣かされもしました。

次クールは大泉さんですね。
あの予告にちょっと癒されてしまいました(笑)
5. Posted by えいこ   2009年06月19日 13:37
「自分がもしこの立場だったら・・・」と
色々と考えさせられたり、心に残る言葉の多い
いいドラマだったと思います。
最終回で、被害者加害者双方の家族に
一見普通に見える日常が、これからも
たんたんと続いていくように感じられたのも
逆にリアルだったかなと感じました。

私もテレビに向かって「1年かよ!!」って
言ってしまいました(笑)。
いくら何でも1年は短いですよね〜(*>д<*)。
でもあと3年とか施設にいることになってしまうと、
精神的にも肉体的にも変化が激しい時期に入るので
(反抗期が始まってしまったり)
それも考慮されたのかな?

でも一年でキヨタン家族が
いつまでも恨んでばかりいるのはむなしい・・・
憎むべき相手は自分の中にいる・・・
こう思えたところが、すごいですよね。
これって、加害者がまだ幼い少年で
少年の家族もごく普通だったからこそ
こう思えたんじゃないかなって思います。
加害者がもしオッサンで、いたずら目的で連れ去って
抵抗したから殺したとしたら、きっとキヨタンママも
キヨタンパパも一生恨み続けたんじゃないかなぁ??
6. Posted by きこり→ミマムさん   2009年06月19日 18:02
>一番変わったのは和彦かな…なんて
最初は登場するだけで腹立たしかった自分本位でお子ちゃまだった山本さんが、最終回ではちゃんとさつきを支える頼もしい父親になっていたもんね。
>結構、泣かされもしました。
そうなんですよ〜
聖子にも泣かされましたが、意外なことに
佐野さんに結構泣かされたかも・・
最終回のお墓のシーンには、泣けました〜
川島海荷ちゃんも良かったですよね。
来期の「赤鼻のトナカイ」小林聡美さんも出るし、
楽しみな作品になりそうですね。

7. Posted by きこり→えいこさん   2009年06月19日 18:11
>でもあと3年とか施設にいることになってしまうと、
精神的にも肉体的にも変化が激しい時期に入るので
そうだね〜難しいお年頃だから、長い時間、両親と離しておくの今後のためによくないって考慮されたのかな・・
でも、面会時間を1ヶ月に1回から2回に増やしたり、1週間に1回とかにしたり、たまに自宅に帰したりとかってもっと時間をかけてもいいんじゃ?って思ったりもしたわ・・・
何より遺族感情を思うと、たった1年で?ってなってしまうし・・・
>キヨタンパパも一生恨み続けたんじゃないかなぁ??
それはあるよね。
殺人を楽しむという犯罪者もいる訳だから。
更正の望めない人間もいると思うし・・罪の深さに気づく可能性のない人間だったら救いはなかったよね。
両方とも普通の家族だからこそ、加害者になる可能性も被害者になる可能性もあったと思えるというか・・
でも、もともと優しくて思いやりのある智也がいろいろあったとはいえ、幼い子を殺すという設定には違和感がちょっと消せなかった部分もあるなぁ・・
でも、そういう智也だから、聖子たちも許せたのかなぁ・・・
8. Posted by きこり→凜太郎さん   2009年06月19日 18:22
>見終わってみると、なかなか見応えの有るドラマだったと思います
そうですよね。製作側のチャレンジ精神に拍手を送りたいというか・・・
ドラマの中とはいえ、ある決着をつけるのは難しいことですもんね。
>あの程度の動機で人を衝動的に幼い子供を殺してしまうものなのか?
私もそれはずっとひっかかっていました。
そもそも乱暴者でもないし、ほとんど問題もなさそうな智也を育てるのに、さつきはどんな悩みがあったんだろう?って気も・・
そして、コンプレックスはあったけれども、もともと優しくて頭もいい智也が何度もキヨタンの頭をガンガン打ち付ける行動に出るだろうか?ってそぐわないものを感じていました。
でも、凜太郎さんも書いておられるように、今の子はケンカとかもしないようにお互いに神経使ってるようなところがあるから、どこまでやれば大怪我するかとかわからなかったのかもしれないですね。
いろんな意味で想像力を働かせることができなくなっているのかな?
私も、このドラマを見ながらいろいろ考えることができてよかったと思っています。
9. Posted by ルル   2009年06月27日 11:32
今頃になっちゃってすいません(*_ _)

>感想を書くのが怖かったです。

難しいですよね〜。でも、きこりさんは毎回書かれたようで、、お疲れでした。
聖子の海容さは結果的には
犯人である智也の心からの反省と謝罪に
結びつくとはいえ、、
う〜ん、、、聖子は偉大だな〜と思ってしまいます。。きこりさんの言われたように
時の流れもあってこそ
相手に対する思いが変化して行くのはありますよね。そこは原作も早いけど
智也が大罪を理解したのが5年後だったので
その点はドラマにも取り入れて欲しかったかな。
しかし、ドラマも中々見応えある
作りでしたね〜。
MONKEY MAJIKの歌も良かったデス。
(PVを見た事、あります?
10. Posted by きこり→ルルさん   2009年06月27日 15:51
>う〜ん、、、聖子は偉大だな〜と思ってしまいます。。
本当に菩薩のような女性でしたよね。
しかもすごく短期間に悟っていたといういか・・
そこがちょっとすごすぎるとすら思ったけど・・・
時間の経過を描くのはなかなかTV的に難しいんでしょうね。
智也役の役者さんで行くのなら、あんまり施設に長く入る設定にはできないだろうし・・・
私は年令ごとに役者さんを変えてもいいと思うけど、
その部分だけ演じるのもまた大変なのかな・・?
>MONKEY MAJIKの歌も良かったデス。
うん!すごくよかったよね。
あのPV、私、CATVで途中から見て、市場みたいなところにあるカツオみたいな肴をお姫様みたいな人が掴んでたから、どういうシュールな展開?って思ってたら、ラストになって繋がってほっとしたよ(笑
ドラマと合ったいい曲だったよね。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「白い春」 第10回「臨場」 第9話  「餞〜はなむけ」