「ブラッディ・マンデイ」第4回「アグリー・ベティ 2」第5回 揺らぐ心

2008年11月03日

「ジャッジ 供 第2回 共犯

 前回に引き続き、大美島に生きるということが描かれました。
オープニングでは「(土地の)境界確定請求事件」の現地検証をする恭介(西島秀俊)の姿が・・・
境界線の問題ね〜北国でもありますよ・・・
屋根の雪が落ちてくるとか、捨て場所とかでね・・
 でも、ここでは麓先生(山本學)の一喝で解決しそうですけどね・・・
それだけに、狭い地域での密着した人間関係もかいま見せました。

 鹿児島地裁・家裁大美島支部(長っ!)では新任の書記官斉藤さん(酒井彩名)の歓迎会が「里美」で行われた。
どうやら、瀬戸君(橋爪遼)は斉藤さんと同期だったようで・・・
書記官試験で先を越されちゃった瀬戸君は、ちょっとコンプレックスを刺激されちゃった模様・・・

 恭介は、島に来て2件目の殺人事件の裁判の審判をすることになった。
前回、知りましたが、殺人事件の審判は、裁判官3人による合議体で進められるんですね。
鹿児島から、安田(利重剛)・成瀬2人の裁判官が出張してきました。
安田裁判官は、前回の裁判で恭介のやり方を認めてくれたようで、じっくりのんびりというやり方に添ってくれる感じでしたね。

 事件は交際を断られた稲村(柄本佑)が沙耶(柳沢なな)を公園で待ち伏せして殺害したという身勝手なものでした。
しかし、「第一回公判期日」では、弁護人畑(浅野温子)から、殺したのは稲村だが、
交際を申し込んだのは稲村の友人である森(中村倫也)であることが明らかにされる。

 さらに、森が交際を断られた時に、興奮した稲村が被害者のシャツを破いたために、怒った沙耶がレイプ事件として訴えると言っていたこと、
賠償金30万を請求していたと森から稲村に伝えられていたことがわかる。
 告訴を恐れた稲村は20万のお金を(森が10万支払った)森に託すが、
その後、被害者から20万の増額請求があり、
森から「自分が説得するから連れて来い。気の強い女だから抵抗したら、ナイフで脅してでも連れて来い」と言われたらしい。
 その後、公園で沙耶を待っていた稲村の元に森から「(稲村の)アパートの周りに警察が!あの女に騙された!やるしかないぞ!」の連絡が入り、動転した稲村は
沙耶を刺してしまったらしい。

 畑弁護士は、この事件は森が主犯となり、稲村を従わせた共犯事件であると主張し、「第二回公判期日」での「森の証人尋問」が待たれることになった。

 そんな時、里見の娘で寄宿舎に入って鹿児島の高校に通っている娘の結が突然、島に戻ってきた。
クラスメイトに島言葉を笑われた結は、自信を失い、人と話すのが怖くなっていた。

 さて、森を証人に迎えて行われた「第二回公判期日」。
森は、沙耶に告白したのは稲村の方で、自分はあくまで付き添いであったこと、
稲村のために怒った沙耶の元に謝りに行き土下座したこと、
「レイプ未遂で訴える」という沙耶の言葉を伝えると、稲村は「あの女殺してやる!」と激昂していたことを話した。
 でも、その証言中に、稲村が興奮して叫びだして倒れたために公判は中止。

 恭介は他の2人の裁判官に
「どちらかが真実を語っている。そう考えましょう。
そして、その声を聞き漏らさないようにじっくりいきましょう」と伝える。
いや〜裁判官としての恭介のスタイルというものができてきているような・・・
頼もしいわ〜

 森の証言と稲村の証言の違いについて、留置所の稲村を訪ねた畑は、
「とかいちゅーにわかりゃーむんや・・・ざまぁみろ」
という言葉に衝撃を受ける。
 平先生(寺田農)に、その言葉の意味を聞いてみると、
島言葉で「都会の人にはわからない」という意味らしい・・・
 畑は、なぜ稲村がそんな言葉を口にしたのか調べ始める。

 島ことばは島民の絆でもあるけど、よその人間にしてみたら壁のように感じるのかもしれません。
お互いが親戚同士のように気楽な交流があった島から出て、初めてコミュニケーションの難しさを感じた結のように、稲村や森にも同じ体験があり、苦しんだようでした。

 第三回公判期日で、畑は稲村の生い立ちから事件を解き明かそうとします。
小さい頃からいじめられっ子だった稲村の唯一の友達が森であったこと、
そして、稲村は森への感謝の気持ちから、小さい頃から彼に従って、いたずらやスリまでやっていたこと。
 高校を中退して、大阪の工場で孤独を感じながら働いていた時、8年ぶりに森に再会してうれしくてたまらなかったこと。
 島に2人で戻ってきてから、昔の関係が戻り、いつも2人でつるんでいたらし
い・・

 恭介の森への質問から、被害者がお金を請求していたというのは、森が稲村に彼女を殺させるためについた嘘であることが判明する。

 畑は稲村に、最初自分ひとりの犯行だと言った本当の理由を尋ねるのでした。
「勇気出じゃち(いきいじゃち)」畑
なかなか口を開けない稲村に対して恭介は・・
「森辰夫はあなたにとって、たった一人の友達だった。
しかし、森にとってのあなたはどうなんでしょう?
森は友達とは思っていないのでは?」
「そんなことないです!そんなことはない・・・・と・・・思います」稲村
「先程までの証言を聞いてもですか?」恭介

「たっちゃんも本当はひとりぼっちなんです。
島を出てから、たっちゃんもわいしか頼れないんです!
たっちゃんは悪くない、悪いのはわーです・・
わーを死刑にしてください・・」稲村
 その言葉を聞いて涙を流す森・・・

 自分を阻害したように感じた都会の人間への森の憎しみが、親しい間柄である稲村に向かったんでしょうかね・・・
もし、2人が都会になじめていたら、楽しい思い出を作ることができたなら、
そして、彼らを支えてくれる大人がそばにいてくれたら・・・
こんなねじれた関係にはならなかったかもしれません。
 稲村の、森を思う優しさを森がわかってくれてよかった。
自分はひとりぼっちではなかったという思いは、嘘を認め刑に服することになったこ森の人生の支えになるでしょう。

 そして、結のことで悩んでいた里見は、娘ときちんと向き合って伝えましたョ〜
「島ことばはあんたそのものなんだよ。
堂々と島ことばを使いなさい。
そして、この島にいた時みたいに凛とした結でいなさい。
そしたらさ、いつか誰かが結の良さをわかってくれるっちば」里見
いつも自分を見ててくれる母の愛情に勇気を得た、結ちゃんは鹿児島へ元気に帰っていきました。

 稲村に出された判決は懲役12年・・・・
「島を出てから、頼る人もなく孤独に生きてきた道のりには
辛いことも多かったのはわかります。
しかし、人は誰でも、心細い思いを抱えながら懸命に生きています。
孤独に負けないよう、二度と罪を犯すことがないよう、自分自身を見つめ直して下さい。
できるはずです、勇気をだせば」恭介
「はい」稲村

 ずっと目をふせておどおどしていた稲村が、恭介の言葉を受けて、
きちんと正面をむいてはっきりと応える姿には・・・(ノДT)アゥゥ
これからの長い人生、恭介のこの言葉が彼を導いていってくれるでしょう・・

 今回もいい話でした。
阿曽山大噴火さんの裁判レポートでも裁判官のちょっと笑える「訓戒」が紹介されたりしますが、恭介の訓戒は被告であろうとなかろうと心にしみるものでしたわ・・・
 来週も楽しみザンス・・・

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"酒井彩名" について書かれたエントリを検索してみました。 Blog さやかの日記:酒井彩名ちん♪ただ今撮影分の水戸黄門は、酒井彩名ちゃんがゲストでした♪ あまり絡みがなくて話せなかったけど、同世代の方がいるって楽しい!! お互

この記事へのコメント

1. Posted by まこ   2008年11月03日 15:23
うんうん、最後の稲村の「はい」にやられたっちば!
被害者のお嬢さんには本当にお気の毒でしたが
今回の事で、稲村と森がしっかり反省し
立ち直ってくれるのが供養ですよねー。
そして刑を終えた後には、真の友情を育んで
ほしいっちば。
TDLがあるのは千葉だっちば・・・お後がよろしいようで(笑)。
2. Posted by MIKEY   2008年11月03日 16:03
はろはろー

 お久しぶりニャリーン。
 茶トラのマイキーニャリよ〜。

「今年の猫字(にゃん字)まつり」が、始まったニャリよ〜。

 今年も、ぜひ参加してニャリーン

 「今年の猫字」を考えて、ニャンコの1年間を振り返るニャリよ〜。
3. Posted by きこり→まこさん   2008年11月03日 17:10
>今回の事で、稲村と森がしっかり反省し
立ち直ってくれるのが供養ですよねー。
そうそう、私なんかすっかり被害者の事を忘れて
加害者2人のことばかり考えていたバチ当たりもんですわ・・
でも、裁判という状況に身をさらすことによって
本当の自分と出会えたというか・・
嘘の関係を精算できたようでよかったっち!
鹿児島に帰った結ちゃんが、あんなに大量のみかんをどうしたか、それが気になったっち・・・
4. Posted by きこり→MIKEYさん   2008年11月03日 17:11
ありがとうございます〜!
今年も喜んで参加させていただきます。
5. Posted by ikasama4   2008年11月03日 19:08
稲村には外の世界の人にわかってもらえない孤独があった。
でも、そういう孤独は誰しもが抱えている事。

恭介の言葉が
「みんな同じなんだよ。」って感じで

キチンと法の事も
相手の心も考えてくれる。

恭介のそういう姿勢を見ていると
裁判官ってスゴイ仕事だなって思えますね。

そして、法律の世界で
こういう人の心が通い合っている光景は
本当に心が温まるようです。
6. Posted by 夕来   2008年11月04日 06:10
ホント1年前の恭介だったら、「じっくり行きましょう」とかは
言えなかっただろうね〜。
そんなことも思い出されて、今回はより感動を呼びましたわ!
稲村も森も被害者も恭介のおかげで救われた感じで…。
そして親子モノには弱いので、
結と里美のエピにもじんわり来ちゃったよー。
そうそう、うちの親もみかん1箱よく送って来てたけど、
アレってすぐ腐るんだよね…。
結ちゃんどうしたんだろーか。
7. Posted by きこり→ikasama4さん   2008年11月04日 08:31
>でも、そういう孤独は誰しもが抱えている事。
でも、狭い世界に生きている稲村にはわからなかったんでしょうね。
裁判になって初めて外の世界に触れるというのも
悲しいですが、彼らの周りの大人は誰もきちんと
関わってこなかったんですかね・・・
>そして、法律の世界で
こういう人の心が通い合っている光景は
本当に心が温まるようです。
私がこのドラマに惹かれるのもそういうところなんですよね。
人間が人間を裁く、その時に最も大切なのが、
裁く相手の未来を親身になって考える姿勢なんだな〜と教えてもらいました。
8. Posted by きこり→夕来さん   2008年11月04日 10:43
>そんなことも思い出されて、今回はより感動を呼びましたわ!
何か余裕が出てきたっていうかね・・・
仕事に乗ってきてるっていうか・・それだけに、
また仕事人間になる可能性もちょっと見えたよね。
そんなところを家族が見守ってるっていうのが
いい感じだったなぁ・・
>そうそう、うちの親もみかん1箱よく送って来てたけど、
アレってすぐ腐るんだよね…。
みかんも食べる時は止まらない感じで食べるんだけど、ブームが去ると、全然手をつけなかったりするからね(笑
昔は正月用に必ずひと箱買ったもんだけど、今は10個買ってもうちは3人だから減らないで腐らせることがあるよ。
9. Posted by sannkeneko   2008年11月05日 13:12
お邪魔するのが遅くなりました。

頼る人、心を開ける人がいないという孤独感。
でも被害者は本当にお気の毒ですが
森と稲村はこれから初めて対等な友人関係になれるような気がします。

>恭介の訓戒は被告であろうとなかろうと心にしみるものでしたわ・・・
書記官もはっとしたような表情だったし。
彼女も変わっていくのかしら?
10. Posted by きこり→sannkenekoさん   2008年11月05日 16:32
>森と稲村はこれから初めて対等な友人関係になれるような気がします。
そうですよね・・
そういう意味では、この裁判で今までの人生を見直すことができたというか・・・
何の罪もなく殺されてしまった被害者のことを思うと、犯した罪は重いですが、その判決を恭介という裁判官が下したのは彼らのためにも良かったと思います。
>彼女も変わっていくのかしら?
そうなんでしょうね、
瀬戸君にも優しくなるかな?(笑

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