2008年09月19日
「韓国版 魔王」第18話
チョン・テソン(友雄)がスンハ(領)だと気づいたヘイン(しおり)は兄スゴンから
12年前の出会いの話を聞きます。
ナイトクラブの仕事が終って外に出たら、スンハが倒れており、ずっと食べていなかったらしく栄養失調になっていたそうな・・
その後、ひどい熱で二日間生死をさ迷い・・・3日目に目を覚ました時スンハは
「何か食べものを・・」と。
涙を流すヘイン・・・
スンハとヘインがケンカでもしたのだろうと、慰めるスゴン。
「今のスンハには何の心配もないんですから」
家もなく、食べものもなく、頼る人もなく・・・
16歳の少年がいったいどうやって生きてきたのか・・
スンハ(チュ・ジフン)の味わった苦しみと悲しみを思うと、涙が止まらないヘイン・・
過去のスンハと、そして現在のスンハがひとつになり、ヘインは、たとえ彼が恐ろしい魔王であろうと愛したいと思ったのでしょうか・・
スンハと面会したソクジン(葛西)は、キョン(大隈)に暴行の指示したが
殺してはいないと話す。
「カン・ヒス(典良)の指示ですか?」スンハ
「いいえ・・社長はただ、面倒は起こさないように処理をしろと・・」ソクジン
そしてアリバイを証明してくれる人はいない・・・
皮肉な笑みを浮かべるスンハ。
12年前の出会いの話を聞きます。
ナイトクラブの仕事が終って外に出たら、スンハが倒れており、ずっと食べていなかったらしく栄養失調になっていたそうな・・
その後、ひどい熱で二日間生死をさ迷い・・・3日目に目を覚ました時スンハは
「何か食べものを・・」と。
涙を流すヘイン・・・
スンハとヘインがケンカでもしたのだろうと、慰めるスゴン。
「今のスンハには何の心配もないんですから」
家もなく、食べものもなく、頼る人もなく・・・
16歳の少年がいったいどうやって生きてきたのか・・
スンハ(チュ・ジフン)の味わった苦しみと悲しみを思うと、涙が止まらないヘイン・・
過去のスンハと、そして現在のスンハがひとつになり、ヘインは、たとえ彼が恐ろしい魔王であろうと愛したいと思ったのでしょうか・・
スンハと面会したソクジン(葛西)は、キョン(大隈)に暴行の指示したが
殺してはいないと話す。
「カン・ヒス(典良)の指示ですか?」スンハ
「いいえ・・社長はただ、面倒は起こさないように処理をしろと・・」ソクジン
そしてアリバイを証明してくれる人はいない・・・
皮肉な笑みを浮かべるスンハ。
オス(オム・テウン)(直人)に電話をかけるヘイン(シン・ミナ)(しおり)。
「チョン・テソンという人ですが、その人が真犯人だと確信しているんですか?
生きているとしても犯人だとは限りませんよね?」
ソクジン(葛西)の取調べが始まり、通話記録と交通監視カメラの写真をいう証拠から攻めるパンチーム長(中西)。
「現場にいたとう証拠にはなっても殺害の証拠にはなりません」
「もし、ソクジンが殺害したのなら、タバコを使う必要はないのでは?」
「現状では、依頼人を疑わしく思うのも当然ですが、状況証拠だけで、
殺人と断定しないでいただきたい」
隣室のマジックミラー越しに見ているであろうオスを意識するように見つめながら
ソクジン側に立った発言をするスンハ。
その態度が理解できないオス・・・
「目的はなんです?ソクジンに罪を着せた後に今度は罪を晴らそうとする」オス
「目的はあなたと同じです。
何者かが依頼人を陥れようとしているのを証明することです」涼しい顔のスンハ
「あなたの仕業では?」オス
「殺人犯を捜すのはあなたの役目です。
私達は共通の目的を持つ協力者同士ですね。
ソクジンさんの無実を確信しているのは、あなたと私だけですから。
私は弁護士としての役目を果たすだけです。
あなたも自分の役目を果たして下さい。
すべては自ら回っています。「運命の輪」のように」スンハ
「すべてはあんたの計画だろう!」オス
「私は神じゃない。神がいたとしても運命を変えるのは人間です」スンハ
「「神は運命を予言するが、人は運命を変える」・・・そういうことか」オス
ニヤリと微笑むスンハ。
スンハは嘘を言ってないんですよね。
ソクジンの無実を確信しているし、すべては自ら回っている。
スンハはきっかけを作ったかもしれませんが、ヒスやソクジン、スンギが自ら招いたこと。
オスはスンハの態度に納得がいかないようですが、オスを真実に導いて苦しませることがスンハの目的なのです。
ソクジンの無実を証明することは、オスへの裏切りとヒスの恐ろしい犯罪の暴露へとつながってしまうのですから。
ナヒ(麻里)はヒス(典良)からソクジンがスンギの殺人容疑で逮捕された事を知りショックを受ける。
「人はわからないものだ。
普段は善良でも何かの瞬間に変わることもある。だから人は怖いんだ」ヒス
自分の言葉に妻のナヒがどういう反応を示すか、観察するように見つめるヒス。
この言葉はまるで自分自身の事を言ってるようです。
ソクジンの通話記録にナヒの番号があったために、理由を尋ねるために
電話をするオス。
「ヒスさんが泊まっているホテルがどこか知りたくて」とっさに嘘をつくナヒ。
オスから、ソクジンにはアリバイがないと聞き、心配になるナヒ。
ヘイン(しおり)は、スンハが図書館へ向かおうとして、来た道を戻ろうとしている姿を発見して、声をかける。
昨夜突然抱きしめたことを詫びるスンハ。
そんなスンハの手をぎゅっと握り、
「謝る時は口だけじゃなくて行動で示さないと。
食事とか映画とか、目で見える形で・・・・・何からします?」
ヘインを見つめ、手を離して、自分からヘインの手を握るスンハ。
そして、初めての甘〜いデートが始まりますよ〜
ヘインの誘い方はすごくかわいらしくて、自然でしたね〜
そして、スンハもヘインの口についたクリームをハンカチで拭いてあげたり、
一緒にぶらんこに乗ったり、夕陽を見つめて微笑みあって・・・
2人の心はひとつ・・って感じでした。
ヘインはスンハの本当の顔が知りたかったのかもしれません。
昔、傘を貸してくれた優しい少年テソンとスンハはやはり同一人物なのか・・・
そして、そんな彼を愛し始めている自分の気持ちを・・
一人になって、スンハの事を思うヘインは彼がテソンであることを確信し・・
彼女の事を心配して側にきたお母さんの胸に顔をうずめて泣き続けるのでした。
どんな状況になっても、人間の善なる部分を見つめようとするヘイン・・
そんなヘインだからスンハもオスも救いを求めたのですが・・
家に帰って来て、ヘインの事を思い、自然と笑みが浮かぶスンハ。
彼がこの部屋で笑っているのを初めてみました。
でも、復讐計画も仕上げにかかって来た今、ヘインによって呼び覚まされる人間らしい感情はスンハにとっては受け入れがたいものかもしれません。
ソクジン(葛西)の殺人容疑が確定しそうな雰囲気に、自分の身の安全を心配する発言をするヒス(典良)・・・
そんなヒスにドンヒョン(栄作)は喝を入れます。
「下の者に対する責任が取れなければ、上に立つ資格はない!
ソクジンのためにできることは何でもしろ」
意外とちゃんとした人なんだ〜( ̄-  ̄ ) ただのワンマンじゃないのね・・・
さて、ヨンチョルはロッカーから赤い封筒を取り出して・・・
「もうすぐ終りだ・・もうすぐだ、テフン」と楽しそう・・・またあの曲が・・・
ヨンチョルはロッカーに入れられる封筒で魔王様からの指令を確認してたのね〜
日本版では、公園で背中合わせに坐って会話する領と山野でしたが、
この2人は電話とか封書でのみ業務連絡してるのかしらね・・・
スンギの遺品の鞄をチェックしていたオスは、その中から赤い封筒に入ったナヒとヒスの写真を見つける。
その写真の意味をソクジン(葛西)に尋ねるんだけど「俺にもわからない・・」と真実を隠すソクジン。
さらに2人が自分に隠していた秘密を言え!と問い詰めるんだけど言いやしない・・
追い詰められたソクジンは・・
「何もかもお前のせいだ!
テフンのことさえなければ・・・こんなことは起こらなかった。
あの事さえなければ・・俺たちにこんなことは起こらなかった・・」
初めて自分を責めるソクジンの言葉に呆然となるオス・・・
その頃、ヒス(典良)には、宅配便が届き・・・
赤い封筒に入ったスンギに渡したはずの航空券と、変装して空港にいるヒスの写真が・・・・・・
驚愕し、震えるヒス。
昔の同僚から送ってもらった家出人捜索願のリストの中に、「オ・スンハ」の名を見つけたグァンドゥはスンヒ(スンハの姉)(優香)を訪ねます。
「あなたに届いたUSBメモリーは音楽ではなく、ある真実だったはずです。
私も、この推測が外れている事を願っています」
「中身は音楽だけでした、本当です」スンヒ
テソンの身の上話をした後に、
「私には世間への復讐を選んだ彼を責める資格はありません。
でも、引き返せない道を進む彼を、今からでも止めたいんです。
真実を知っているなら、あの子を止めてください・・それを頼みにきました」グァンドゥ
罪を暴露するためではなく、愛情から真実を確認しようとしたグァンドゥ・・・
スンヒの心にも迷いが出てきたでしょうか・・・
そしてスンハ(領)はヒス(典良)とソクジンの弁護について話し合っていましたよ〜
「キム・スンギを殺したのは別の人物です」つらっと話すスンハ。
「何故そう言い切れるんです?」ヒス
「事件発生時、ナさん(ソクジン)は人と会っていました」誰とは言わないんだけどね・・
新しい証拠が出なければ、48時間以内にソクジンが釈放されると聞き、動揺したヒスは「ホテルの信用を守ることを最優先にして弁護に当たるよう」スンハに命じるんだけど・・
「私がまかされたのはソクジンさんの件ですが?」スンハ
「あなたはこのホテルの顧問弁護士です」ヒス
「この事件はホテルとは無関係のはずです。
もし、関係があるとすれば、暴行を指示したのはカン社長(ヒス)ということに」スンハ
ドキッとして、怒り出し
「ホテルの状況を把握していないようなので、他の弁護して連携して弁護に当たっては?」ヒス
「お断りします」にっこり微笑むスンハ
ヒスはスンハの相手じゃないわね〜
スンハが部屋を出て行くと、家宅捜査のためにミンジェ達が入ってきて、
ソクジンの机の中から、ロッカーの鍵を発見!
会社の更衣室のロッカーの鍵だったんだけど、そこにあった鞄の中から「青酸カリ」らしきものが・・・
にやりとほくそ笑むヒス。
事務所に戻ったスンハは、グァンドゥが病気でもないのに欠勤している事を知り・・
何か、グファンドゥの動向に気づいたんじゃないかしらね〜
そして、ヘインも病気で図書館を休んでいた。
そして、デビル(ソン記者(池畑)を轢いた運転手)が、やっと署に姿をみせて、オスに告白したいと言ってきましたよ〜
「ソン・ジュンピョを憎んでいました。片時も忘れたことはありません」
消すことのできない憎しみに苦しんでいたデビルの元に3年前から手紙が届くようになり、
自分の理解者がいると慰められたそうな・・・
やはり、ソンの交通事故は電話によって指示されたデビルと犯人が仕組んだものだった。
デビルが言うには、電話の声は吃音だったんだって・・・
ヨンチョルを連想するオス。
次々とソクジンが犯人である事を裏付ける証拠が見付り、
「隠している事を言ってくれ!」とソクジンに頼むオス。なのに・・
「言えないんだ・・・すまない・・・本当にすまない・・・」ソクジン
具合が悪いのに外に出て行ったというヘインを心配したスンハは教会へ向かいます。
やはり、ヘインは教会にいました。
「気づきませんでした・・・
私に傘をくれた男の子の後姿が先生に似ていることに・・・」ヘイン
固まるスンハ・・・
「気づかなかった・・あんなに寂しそうに見えたのに、疲れて見えたのに・・」ヘイン
動揺するスンハ。
「背中に真実が見えたのに・・気づかないなんて・・
誰よりもあなたが一番辛いのはわかります・・(涙)
どんなに辛くても、苦しくても、もう自分を止められないあなたが。
それでも、出てこなきゃ・・・どんなに大変でも、暗いトンネルの中からもう出てこないと・・・
精一杯、力をふりしぼって歩くんです」ヘイン
「何の話ですか?」スンハ
「私が一緒です。私が側にいます。私が・・・・。チョン・テソンさん、側にいます」
手を掴もうとしたら、後ずさりするスンハ。
「僕は・・・誰の・・・誰の手も必要としない・・・」苦しそうにつぶやくスンハ
「君が見たものは証明できない・・・12年前と同じように。
今度も君は何も証明できないんだ・・・」
後を向いて去っていこうとするスンハに抱きつくヘイン。
「お願い、もう止めて。自分を捨てないで。希望を捨てないで」
ヘインの手を振りほどいて・・・
「僕は希望なんてものは信じない(涙)通り過ぎた道は二度と振り返らない」
拳を握り締めて、教会から出て行くスンハ・・・
そして、外に出たとたんに耐え切れなくなったように塀にもたれ・・・嗚咽するのでした。
12年前、真実を証明できなかったために、兄は加害者になり、何もかも失ったスンハ。
だからこそ、自分が犯人であると証明できない方法で復讐を実行したのです。
「証明」できないだけで、真実を見ようとしなかった人間たちに思い知らせるために・・
誰も信じず、12年間復讐のためにだけ生きてきたスンハ・・
彼は、ヘインの愛情を受け入れることによって、憎しみの感情が消えてしまうことを恐れたのかもしれません。
ヘインへの愛情と復讐心・・・どちらかを捨てねば生きていけない人間になってしまていたのです。
そして、オスもヘインの事が心配で家の前で待っていました。
とぼとぼと帰って来たヘインを気遣うオス。
「何もありません・・・・・お友達が亡くなった現場に何か証拠品が?
証拠にはなりませんが、確かめたいんです」
勇気を出して、オスの差し出したソクジンのハンカチに手をあてるヘイン。
「「僕は事実を知らせようと・・」と血だらけで訴えているスンギ」
「車の中で抱き合っている男女の写真」
「タバコを吸ったら倒れるスンギ」の映像が見える。
「違うわ!今まで見た残像と違うわ・・・
「地獄の門」もコインロッカーも見えません」ヘイン
スンギの殺人は、違う犯人なのか?混乱するオス。
オスの言葉から「犯人が誰だか知っているんですか?」とヘインが尋ねるんだけど、
スンハと楽しそうに話していたヘインの姿を思い出して、何も言わないオス。
自分だってヘインを好きなのに・・・オスっていい奴だにゃ〜(ノд-。)クスン
ヘインに自分の事を知られた衝撃で、家にも帰れずにいたスンハの元にオスから呼び出しが・・・
何だか憔悴した顔のスンハにちょっと驚くオス。
ソクジンのロッカーから青酸カリが見つかった事を告げ、
「僕がどう協力すればあいつを助けられますか?」と。
「オイディプスの義務を果たすつもりですか?
暴こうとしていうる真実があなたの心臓を貫ぬくことになっても?」スンハ
「ソクジンを救えるなら、それでもいい」オス
「あなたはすでに犯人に関する証拠を握っています。
ナ・ソクジンさんの通話記録と写真です。
いつかあなたは言いましたね。「見えるものだけが真実じゃない」と」スンハ
「「目で見える真実さえ見ないのが人間では?」」オス
「そうです。
目で見えるものと見えないもの・・
まずは見える証拠からです。そこから、目で見えない真実が見つかるでしょう。
楽しみですね。
あなたが真実を知った時、どんな選択をするのか・・」淡々とと話すスンハ
そして、やっとソクジンとナヒの関係に気づいたオス。
留置所にいるソクジンを掴んで
「違うよな?そんなはずないよな・・・お前と義姉さんが・・そんなはずないよな?!」
一人部屋でグラスを手にしているスンハ・・・
鏡に映っている自分自身に「どこまでやれば満足なんだ?どこまで・・・」
鏡にグラスの中身をぶちまけるスンハ・・・
復讐を続ける自分自身に嫌悪感を感じながらも止めることができないスンハ。
そんなスンハを心から愛するヘインの思いは届くのでしょうか・・・
そして、真実を知ったオスはどんな選択をするのか・・
寝ても醒めても「魔王」でございます・・・
「チョン・テソンという人ですが、その人が真犯人だと確信しているんですか?
生きているとしても犯人だとは限りませんよね?」
ソクジン(葛西)の取調べが始まり、通話記録と交通監視カメラの写真をいう証拠から攻めるパンチーム長(中西)。
「現場にいたとう証拠にはなっても殺害の証拠にはなりません」
「もし、ソクジンが殺害したのなら、タバコを使う必要はないのでは?」
「現状では、依頼人を疑わしく思うのも当然ですが、状況証拠だけで、
殺人と断定しないでいただきたい」
隣室のマジックミラー越しに見ているであろうオスを意識するように見つめながら
ソクジン側に立った発言をするスンハ。
その態度が理解できないオス・・・
「目的はなんです?ソクジンに罪を着せた後に今度は罪を晴らそうとする」オス
「目的はあなたと同じです。
何者かが依頼人を陥れようとしているのを証明することです」涼しい顔のスンハ
「あなたの仕業では?」オス
「殺人犯を捜すのはあなたの役目です。
私達は共通の目的を持つ協力者同士ですね。
ソクジンさんの無実を確信しているのは、あなたと私だけですから。
私は弁護士としての役目を果たすだけです。
あなたも自分の役目を果たして下さい。
すべては自ら回っています。「運命の輪」のように」スンハ
「すべてはあんたの計画だろう!」オス
「私は神じゃない。神がいたとしても運命を変えるのは人間です」スンハ
「「神は運命を予言するが、人は運命を変える」・・・そういうことか」オス
ニヤリと微笑むスンハ。
スンハは嘘を言ってないんですよね。
ソクジンの無実を確信しているし、すべては自ら回っている。
スンハはきっかけを作ったかもしれませんが、ヒスやソクジン、スンギが自ら招いたこと。
オスはスンハの態度に納得がいかないようですが、オスを真実に導いて苦しませることがスンハの目的なのです。
ソクジンの無実を証明することは、オスへの裏切りとヒスの恐ろしい犯罪の暴露へとつながってしまうのですから。
ナヒ(麻里)はヒス(典良)からソクジンがスンギの殺人容疑で逮捕された事を知りショックを受ける。
「人はわからないものだ。
普段は善良でも何かの瞬間に変わることもある。だから人は怖いんだ」ヒス
自分の言葉に妻のナヒがどういう反応を示すか、観察するように見つめるヒス。
この言葉はまるで自分自身の事を言ってるようです。
ソクジンの通話記録にナヒの番号があったために、理由を尋ねるために
電話をするオス。
「ヒスさんが泊まっているホテルがどこか知りたくて」とっさに嘘をつくナヒ。
オスから、ソクジンにはアリバイがないと聞き、心配になるナヒ。
ヘイン(しおり)は、スンハが図書館へ向かおうとして、来た道を戻ろうとしている姿を発見して、声をかける。
昨夜突然抱きしめたことを詫びるスンハ。
そんなスンハの手をぎゅっと握り、
「謝る時は口だけじゃなくて行動で示さないと。
食事とか映画とか、目で見える形で・・・・・何からします?」
ヘインを見つめ、手を離して、自分からヘインの手を握るスンハ。
そして、初めての甘〜いデートが始まりますよ〜
ヘインの誘い方はすごくかわいらしくて、自然でしたね〜
そして、スンハもヘインの口についたクリームをハンカチで拭いてあげたり、
一緒にぶらんこに乗ったり、夕陽を見つめて微笑みあって・・・
2人の心はひとつ・・って感じでした。
ヘインはスンハの本当の顔が知りたかったのかもしれません。
昔、傘を貸してくれた優しい少年テソンとスンハはやはり同一人物なのか・・・
そして、そんな彼を愛し始めている自分の気持ちを・・
一人になって、スンハの事を思うヘインは彼がテソンであることを確信し・・
彼女の事を心配して側にきたお母さんの胸に顔をうずめて泣き続けるのでした。
どんな状況になっても、人間の善なる部分を見つめようとするヘイン・・
そんなヘインだからスンハもオスも救いを求めたのですが・・
家に帰って来て、ヘインの事を思い、自然と笑みが浮かぶスンハ。
彼がこの部屋で笑っているのを初めてみました。
でも、復讐計画も仕上げにかかって来た今、ヘインによって呼び覚まされる人間らしい感情はスンハにとっては受け入れがたいものかもしれません。
ソクジン(葛西)の殺人容疑が確定しそうな雰囲気に、自分の身の安全を心配する発言をするヒス(典良)・・・
そんなヒスにドンヒョン(栄作)は喝を入れます。
「下の者に対する責任が取れなければ、上に立つ資格はない!
ソクジンのためにできることは何でもしろ」
意外とちゃんとした人なんだ〜( ̄-  ̄ ) ただのワンマンじゃないのね・・・
さて、ヨンチョルはロッカーから赤い封筒を取り出して・・・
「もうすぐ終りだ・・もうすぐだ、テフン」と楽しそう・・・またあの曲が・・・
ヨンチョルはロッカーに入れられる封筒で魔王様からの指令を確認してたのね〜
日本版では、公園で背中合わせに坐って会話する領と山野でしたが、
この2人は電話とか封書でのみ業務連絡してるのかしらね・・・
スンギの遺品の鞄をチェックしていたオスは、その中から赤い封筒に入ったナヒとヒスの写真を見つける。
その写真の意味をソクジン(葛西)に尋ねるんだけど「俺にもわからない・・」と真実を隠すソクジン。
さらに2人が自分に隠していた秘密を言え!と問い詰めるんだけど言いやしない・・
追い詰められたソクジンは・・
「何もかもお前のせいだ!
テフンのことさえなければ・・・こんなことは起こらなかった。
あの事さえなければ・・俺たちにこんなことは起こらなかった・・」
初めて自分を責めるソクジンの言葉に呆然となるオス・・・
その頃、ヒス(典良)には、宅配便が届き・・・
赤い封筒に入ったスンギに渡したはずの航空券と、変装して空港にいるヒスの写真が・・・・・・
驚愕し、震えるヒス。
昔の同僚から送ってもらった家出人捜索願のリストの中に、「オ・スンハ」の名を見つけたグァンドゥはスンヒ(スンハの姉)(優香)を訪ねます。
「あなたに届いたUSBメモリーは音楽ではなく、ある真実だったはずです。
私も、この推測が外れている事を願っています」
「中身は音楽だけでした、本当です」スンヒ
テソンの身の上話をした後に、
「私には世間への復讐を選んだ彼を責める資格はありません。
でも、引き返せない道を進む彼を、今からでも止めたいんです。
真実を知っているなら、あの子を止めてください・・それを頼みにきました」グァンドゥ
罪を暴露するためではなく、愛情から真実を確認しようとしたグァンドゥ・・・
スンヒの心にも迷いが出てきたでしょうか・・・
そしてスンハ(領)はヒス(典良)とソクジンの弁護について話し合っていましたよ〜
「キム・スンギを殺したのは別の人物です」つらっと話すスンハ。
「何故そう言い切れるんです?」ヒス
「事件発生時、ナさん(ソクジン)は人と会っていました」誰とは言わないんだけどね・・
新しい証拠が出なければ、48時間以内にソクジンが釈放されると聞き、動揺したヒスは「ホテルの信用を守ることを最優先にして弁護に当たるよう」スンハに命じるんだけど・・
「私がまかされたのはソクジンさんの件ですが?」スンハ
「あなたはこのホテルの顧問弁護士です」ヒス
「この事件はホテルとは無関係のはずです。
もし、関係があるとすれば、暴行を指示したのはカン社長(ヒス)ということに」スンハ
ドキッとして、怒り出し
「ホテルの状況を把握していないようなので、他の弁護して連携して弁護に当たっては?」ヒス
「お断りします」にっこり微笑むスンハ
ヒスはスンハの相手じゃないわね〜
スンハが部屋を出て行くと、家宅捜査のためにミンジェ達が入ってきて、
ソクジンの机の中から、ロッカーの鍵を発見!
会社の更衣室のロッカーの鍵だったんだけど、そこにあった鞄の中から「青酸カリ」らしきものが・・・
にやりとほくそ笑むヒス。
事務所に戻ったスンハは、グァンドゥが病気でもないのに欠勤している事を知り・・
何か、グファンドゥの動向に気づいたんじゃないかしらね〜
そして、ヘインも病気で図書館を休んでいた。
そして、デビル(ソン記者(池畑)を轢いた運転手)が、やっと署に姿をみせて、オスに告白したいと言ってきましたよ〜
「ソン・ジュンピョを憎んでいました。片時も忘れたことはありません」
消すことのできない憎しみに苦しんでいたデビルの元に3年前から手紙が届くようになり、
自分の理解者がいると慰められたそうな・・・
やはり、ソンの交通事故は電話によって指示されたデビルと犯人が仕組んだものだった。
デビルが言うには、電話の声は吃音だったんだって・・・
ヨンチョルを連想するオス。
次々とソクジンが犯人である事を裏付ける証拠が見付り、
「隠している事を言ってくれ!」とソクジンに頼むオス。なのに・・
「言えないんだ・・・すまない・・・本当にすまない・・・」ソクジン
具合が悪いのに外に出て行ったというヘインを心配したスンハは教会へ向かいます。
やはり、ヘインは教会にいました。
「気づきませんでした・・・
私に傘をくれた男の子の後姿が先生に似ていることに・・・」ヘイン
固まるスンハ・・・
「気づかなかった・・あんなに寂しそうに見えたのに、疲れて見えたのに・・」ヘイン
動揺するスンハ。
「背中に真実が見えたのに・・気づかないなんて・・
誰よりもあなたが一番辛いのはわかります・・(涙)
どんなに辛くても、苦しくても、もう自分を止められないあなたが。
それでも、出てこなきゃ・・・どんなに大変でも、暗いトンネルの中からもう出てこないと・・・
精一杯、力をふりしぼって歩くんです」ヘイン
「何の話ですか?」スンハ
「私が一緒です。私が側にいます。私が・・・・。チョン・テソンさん、側にいます」
手を掴もうとしたら、後ずさりするスンハ。
「僕は・・・誰の・・・誰の手も必要としない・・・」苦しそうにつぶやくスンハ
「君が見たものは証明できない・・・12年前と同じように。
今度も君は何も証明できないんだ・・・」
後を向いて去っていこうとするスンハに抱きつくヘイン。
「お願い、もう止めて。自分を捨てないで。希望を捨てないで」
ヘインの手を振りほどいて・・・
「僕は希望なんてものは信じない(涙)通り過ぎた道は二度と振り返らない」
拳を握り締めて、教会から出て行くスンハ・・・
そして、外に出たとたんに耐え切れなくなったように塀にもたれ・・・嗚咽するのでした。
12年前、真実を証明できなかったために、兄は加害者になり、何もかも失ったスンハ。
だからこそ、自分が犯人であると証明できない方法で復讐を実行したのです。
「証明」できないだけで、真実を見ようとしなかった人間たちに思い知らせるために・・
誰も信じず、12年間復讐のためにだけ生きてきたスンハ・・
彼は、ヘインの愛情を受け入れることによって、憎しみの感情が消えてしまうことを恐れたのかもしれません。
ヘインへの愛情と復讐心・・・どちらかを捨てねば生きていけない人間になってしまていたのです。
そして、オスもヘインの事が心配で家の前で待っていました。
とぼとぼと帰って来たヘインを気遣うオス。
「何もありません・・・・・お友達が亡くなった現場に何か証拠品が?
証拠にはなりませんが、確かめたいんです」
勇気を出して、オスの差し出したソクジンのハンカチに手をあてるヘイン。
「「僕は事実を知らせようと・・」と血だらけで訴えているスンギ」
「車の中で抱き合っている男女の写真」
「タバコを吸ったら倒れるスンギ」の映像が見える。
「違うわ!今まで見た残像と違うわ・・・
「地獄の門」もコインロッカーも見えません」ヘイン
スンギの殺人は、違う犯人なのか?混乱するオス。
オスの言葉から「犯人が誰だか知っているんですか?」とヘインが尋ねるんだけど、
スンハと楽しそうに話していたヘインの姿を思い出して、何も言わないオス。
自分だってヘインを好きなのに・・・オスっていい奴だにゃ〜(ノд-。)クスン
ヘインに自分の事を知られた衝撃で、家にも帰れずにいたスンハの元にオスから呼び出しが・・・
何だか憔悴した顔のスンハにちょっと驚くオス。
ソクジンのロッカーから青酸カリが見つかった事を告げ、
「僕がどう協力すればあいつを助けられますか?」と。
「オイディプスの義務を果たすつもりですか?
暴こうとしていうる真実があなたの心臓を貫ぬくことになっても?」スンハ
「ソクジンを救えるなら、それでもいい」オス
「あなたはすでに犯人に関する証拠を握っています。
ナ・ソクジンさんの通話記録と写真です。
いつかあなたは言いましたね。「見えるものだけが真実じゃない」と」スンハ
「「目で見える真実さえ見ないのが人間では?」」オス
「そうです。
目で見えるものと見えないもの・・
まずは見える証拠からです。そこから、目で見えない真実が見つかるでしょう。
楽しみですね。
あなたが真実を知った時、どんな選択をするのか・・」淡々とと話すスンハ
そして、やっとソクジンとナヒの関係に気づいたオス。
留置所にいるソクジンを掴んで
「違うよな?そんなはずないよな・・・お前と義姉さんが・・そんなはずないよな?!」
一人部屋でグラスを手にしているスンハ・・・
鏡に映っている自分自身に「どこまでやれば満足なんだ?どこまで・・・」
鏡にグラスの中身をぶちまけるスンハ・・・
復讐を続ける自分自身に嫌悪感を感じながらも止めることができないスンハ。
そんなスンハを心から愛するヘインの思いは届くのでしょうか・・・
そして、真実を知ったオスはどんな選択をするのか・・
寝ても醒めても「魔王」でございます・・・
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1. 韓国版[魔王] 第18話「目で見えるものと見えないもの」 [ 華流→韓流・・・次は何処? ] 2008年09月20日 00:41
スンハの正体に気付いたヘイン、事務長のグァンドゥ。それぞれのスンハへの思いは、彼に届くのでしょうか?
この記事へのコメント
1. Posted by くう 2008年09月20日 01:53
すごく解りやすい描写(^.^)
ついにここまで来ましたね〜。
こうやって読んでいくと、結構日本版は
韓国版に忠実なのね。
ただ回数が多い分、細かくて丁寧。
>そんなヒスにドンヒョン(栄作)は喝を入れます。
「下の者に対する責任が取れなければ、上に立つ資格はない!
ソクジンのためにできることは何でもしろ」
意外とちゃんとした人なんだ〜( ̄-  ̄ ) ただのワンマンじゃないのね・・・
この辺の描写が日本版とは違いますもんね。
日本版では、ひたすら横暴で自分の身だけしか
考えてない父だった。
なのに、ラスト2話で急に人格が変わってしまって、
あれれ(?_?)って感じでしたもんね〜。
あと少し(?)ですかね。頑張ってください(^.^)
ついにここまで来ましたね〜。
こうやって読んでいくと、結構日本版は
韓国版に忠実なのね。
ただ回数が多い分、細かくて丁寧。
>そんなヒスにドンヒョン(栄作)は喝を入れます。
「下の者に対する責任が取れなければ、上に立つ資格はない!
ソクジンのためにできることは何でもしろ」
意外とちゃんとした人なんだ〜( ̄-  ̄ ) ただのワンマンじゃないのね・・・
この辺の描写が日本版とは違いますもんね。
日本版では、ひたすら横暴で自分の身だけしか
考えてない父だった。
なのに、ラスト2話で急に人格が変わってしまって、
あれれ(?_?)って感じでしたもんね〜。
あと少し(?)ですかね。頑張ってください(^.^)
2. Posted by きこり→くうさん 2008年09月20日 08:38
>ついにここまで来ましたね〜。
いや〜やっときましたよ・・・・
昨日は残り2話を一気に見ちゃって、涙、涙でした。
やはり気持ちの整理がつかないです・・・
副音声かよ!ってぐらい、文章が長くなっちゃって・・・(笑
もうのめりこんじゃってるから、どの場面も書きたくなっちゃって・・・
>日本版では、ひたすら横暴で自分の身だけしか
考えてない父だった。
そうなの。
韓国版でも横暴なのはそうなんだけど、心配している場面もあったから、間違った愛情で着てしまったんだな・・というのが納得できる描写になってます。
もともとかなり複雑な筋だから、短縮するのはすごく難しかっただろうと思うわ。
韓国版では、メインのキャスト以外の、脇の方のキャラ設定もかなりしっかりしていて、詳しく描いてくれたから、人間ドラマとしてずしっときました。
他の韓国ドラマも見て見たいな〜
いや〜やっときましたよ・・・・
昨日は残り2話を一気に見ちゃって、涙、涙でした。
やはり気持ちの整理がつかないです・・・
副音声かよ!ってぐらい、文章が長くなっちゃって・・・(笑
もうのめりこんじゃってるから、どの場面も書きたくなっちゃって・・・
>日本版では、ひたすら横暴で自分の身だけしか
考えてない父だった。
そうなの。
韓国版でも横暴なのはそうなんだけど、心配している場面もあったから、間違った愛情で着てしまったんだな・・というのが納得できる描写になってます。
もともとかなり複雑な筋だから、短縮するのはすごく難しかっただろうと思うわ。
韓国版では、メインのキャスト以外の、脇の方のキャラ設定もかなりしっかりしていて、詳しく描いてくれたから、人間ドラマとしてずしっときました。
他の韓国ドラマも見て見たいな〜