「魔王」第3回「あんどーなつ」第3回

2008年07月20日

「監査法人」最終回 会社、救えますか?

 暴漢に襲われた井上(阿部サダヲ)は病院に運ばれたが意識不明・・
襲ったのは出店を待っていた加盟者だった。
出資者達とのトラブルや「消えた上場した時の資金」関して尋ねる健司(塚本高史)と
茜(松下奈緒)だが、すっとぼける山岸(山本龍二)。

 小野寺(豊原功補)に経過を報告する健司。
「資金がどこに消えたか明らかにし、加盟者たちの不安を取り除く、それがエスペランサのすべき責任です」
「必要ない!今は動くな。
その真実がプレシャス・ドーナツとエスペランサを揺り動かすかもしれないんだぞ!」小野寺

 事件を知り不安感を強めた出資者がプレシャス・ドーナツに押し寄せていた。
健司を見つけた一人は
「アンタのせいだ!あんたがこんなろくでもない会社を上場させるから!」
「会社の資金の行方については私が必ず調査します。約束します!」健司

 健司達は井上の秘書から「社長を救って下さい」と裏帳簿の記録が入ってるUSBメモリーを渡される。
そこには山岸が社長になっている「M&Bコーポレーション」という会社に
「プレシャス・ドーナツ」の上場後の資金が12億も流れてることが記されていた。


 改めて山岸を問い詰める健司達・・しかし・・
「全ては社長の指示です。
彼には莫大な借金がありましてね〜その返済の為にはしかたなかったんでしょ・・
責任を負うのは井上ですよ。
私はむしろ、彼の計画に巻き込まれた被害者ですよ。
 そもそも、あんたが上場を承認したんだろ?自分だって共犯じゃないか!
今さら金は戻らない。
先生、これ以上よけいな事に首突っ込まないほうが身のためだと思うな」山岸

 そんな山岸と連絡を取り合い、山岸中心の会社再生計画をたてている小野寺に
「エスペランサの信用問題になる」と訴える健司。
「あなたは経営者としての立場ばかり考え、会計士としてのあるべき姿を忘れています」
「今のこの危機を乗り越えない限り、俺たちの理想も未来も消えてなくなる。
エスペランサは俺にとっての全てなんだ!!」小野寺
「エスペランサを守りたいだけじゃないか!!」健司

 自分が世の中を引っ張っていってると思っていた井上も、所詮は山岸の手の上で転がされてただけだった・・
そして、小野寺も秘書の近藤にいつのまにか操られていて、自分で舵が取れない状態になったいた?

 山岸が社長に就任したことを新聞で知った井上はふらふらと山岸の元に現われ、
「お前も俺と同じ痛みを味わえっ!」と鉄パイプをふりまわすのでした。
必死で止める健司。
「すいません、井上さん、俺のせいです。俺が上場を認めなければ」
「俺は山岸にはめられたんだ!!」
 会社の開業資金が足りなかった井上は、山岸の仲介で1億円借りることができた。
しかし、その後頼みもしないのにどんどん金が振り込まれ、そのうち、その金を返すために会社を経営するという状況に陥ってしまっていたのだ。
「アンタが言い出したんだろ!少しでも早く、少しでも大きく会社を成長させたいって!」山岸

 「いいかげん目を覚まして下さい!
この会社は井上さんのものではないんです。山岸さんのものでもない。
加盟金を払った人達の、株を買ってくれた人達の、
あなたの夢を信じたみんなのものなんですよ」
健司の言葉に鉄パイプを離す井上・・・
 そこに警察が現われ、二人を連れて行ってしまった。
「健司、また、一緒に夢見ような?」井上

 空しい・・・井上の夢や理想はどこへ行ったのか・・
それに加担してしまった自分はいったい何をしていたのか・・
うつろな表情の健司・・・

 何故そんなに会社を大きくしたいのか、何故そんなに急いだのか・・
凡人の私にはわからないけど・・分不相応な夢をみた結果のような気がします。
時代の勢いに乗せられたと言ってしまえばそれまでだけど、
会社は大きくなればなるほど、生きもののように勝手に動き出して個人の手には負えなくなってしまうものなのでしょうか・・

 そして、小野寺も財政監督庁の宮島(利重剛)から切り捨てられていた。
「小野寺さんともあろう人が、何故粉飾を見抜けなかったんですか?」
あすなろ会計との合併話を断る小野寺に対して
あすなろ監査法人の方から合併を断ってきたと冷たく言い放つのでした。
 
 小野寺も宮島に利用されてただけか・・・
エスペランサ監査法人の信用は地に落ち、のぞみ自動車からは契約解消される。
退職願を出す健司。
「もうここに夢はありません・・だから、辞めます」
「そっか・・好きにしろ」小野寺
「小野寺さん、どうして変わってしまったんですか?」健司
「引継ぎはちゃんと済んだのか?」小野寺
「結局アンタはエスペランサのことしか頭にないんだ。
俺はアンタを信じてここまでついて来た。
アンタは俺に語ってくれた理想をいつのまにか無くしてしまった。
アナタには失望しました・・」健司

 そんなアナタ、恋人に愛想着かした女性みたいな事言ってもね・・
自分で選んだ道ですから・・・

 マスターの店で茜に報告する健司。
「あなたは会計士である前に父親になんなきゃなんない。
ちかちゃんにはあんたが必要なの。
ちかちゃんの事幸せにしてあげなきゃだめだよ・・」茜

 で、ちかも居る妻朋美の実家のある富山へ向かった健司・・
散歩する朋美とちかに会うのですが、逃げ出す朋美・・・あらら・・・
「ちかにとってもここの方がいいと思うの」義母の恵子(多岐川裕美)に言われ、
部屋にこもってる朋美とドア越しに話し合う健司。

 「やっと・・朋美が家を出た理由がわかった気がする・・」健司
「辛かったの・・
あなたのいう事はいつも正しい。でも、それが私には苦しかった。
心が休まる暇がなかった・・・
正しい言葉が人を傷つけることがある。
嘘でもいい、優しい言葉のひとつもかけて欲しかった・・」朋美
「ごめんな、朋美」
 ちかからもらった絵を胸に、二人を置いて、一人東京に戻る健司。
「また来る」窓から見詰めている妻につぶやくのでした。

 嘘のつけない男健司・・
そういう所が好きで結婚したんでしょうが、
疲れた朋美には真実以外を拒絶する冷たさに感じられてしまったのかも・・
人間としての固さが会計士としての生き方にも出ていた健司でしたが、
何か、ひとやま超えた感じですかね・・・

 健司は、監査難民となっている尾張部品の津山(うじきつよし)から、顧問会計士になって欲しいと頼まれ、
「会社を支えて来たのは一人一人の社員です。
この社員たちのために会社を救って下さい!お願いします!」という熱意に惹かれ
引き受ける。

 そして、久々にマスターの店で飲んでいた健司は拘置所から出てきた篠原(橋爪功)と再会する。
裁判では自分のやってきたことは全て認めながらも一貫して無罪を主張してきたらしい。
「自分のやってきたことが犯罪である訳がない」
しかし「自分も家族も幸せになれなかったことに気づいた」と話す篠原。
「何が正しいか間違ってるかなんて、本当のところ簡単には決められない。
だからこそ、数字だけでは見えてこないものに目を凝らす・・
ま、結局は自分の目で見て、自分で自信を持って判断していくってことだ。
しっかりな」篠原

「理想」に拘る余りに「理想」を見失ってしまった小野寺と、
「理想」の形を変容させながらも持ち続けた篠原の姿・・・
どちらも幸せになれなかったってのが悲しいけど・・
正しいか正しくないかは今自分が判断すべきことではない。
自分が信じた道を貫くというやり方でいいんじゃないか?という篠原の言葉は
健司の中で新しい希望になったんじゃないでしょうか・・

 さて、尾張部品の顧問会計士として仕事に励む健司は、工場の現場で働く社員たちにリサーチをして経営状態を詳しく調べていた。
そして、在庫評価のごまかしがあることを発見して、会長に報告。
「あなたの犯した不正は社員への裏切り行為です」
「私は会長として少しでも利益を上げ、彼らの生活を守る責任がある」会長
「どんな理由であれ、不正を見逃すことはできません。
この現実を認めることが会長としてのあなたの義務です。
顧問会計士として、尾張部品の決算を認めることはできません。
・・・・再生する方法は必ずあります。最後まで諦めず共にがんばりましょう」健司

 信頼感というものはお互いに作り上げていくものだということが
健司の姿から伝わってきました。
不正を行った会社を切り捨てるのではなく、共に努力して再生への道を探る。
健司の会計士としての生き方が見えてきたようですね。

 小野寺も少しづつ自分を取り戻しつつあるようです(って、プレシャス・ドーナツの件は罪に問われなかったんかね?それに近藤とは手を切ったのかしら〜?)
第一回は「会社、つぶせますか?」
そして最終回には「会社、救えますか?」
健司の会計士としての行き方の変化が出ているタイトルでした。
篠原がどうなったのかも気になところですが・・・

 おもしろかったですね〜
派手な現場で働く地味〜で責任の重い会計士という仕事にスポットを当てたドラマなんて初めてで、内容も難しかったですがいろいろ勉強になりましたよ〜
 塚本高史さんに関しては、私の中で未だに「木更津キャッツ・アイ」のアニのイメージをひきずってたんですが、今回の役でふっきれたな〜という感じです。
苦悩している顔ばかりでアレでしたが、次回の作品が楽しみになりました。
 それと、篠原役の橋爪功さんも印象的でした。
やっぱりうまい役者さんの演技に出会うと気持ちよくドラマが見られるわ〜

 ところで、2007年に放送された西島秀俊さん主演の「ジャッジ」のパート兇11月1日から放映されるようですね。
そちらの方も楽しみですわ〜

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matakita821 at 15:12│Comments(12)TrackBack(6)「監査法人」 

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1. 「監査法人」第6話(最終話)  [ 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常 〜ドラマ編(仮) ]   2008年07月20日 15:37
真実を貫くことだけが正しいわけではない。 それが誰か人のためになっていなければ意味がない。 第6話(最終話)『会社、救えますか』
2. 監査法人 最終話 「会社、救えますか」  [ 渡る世間は愚痴ばかり ]   2008年07月20日 17:38
公認会計士は常に品位を保持し
3. ・NHK「監査法人」最終回  [ たまちゃんのドラマページ ]   2008年07月20日 19:51
2008年7月19(土)21時から、NHKで、「監査法人」(最終話:最終回「会社、救えますか?不正発覚激動の結末」)が、放送されました。 監査法人(最終回)◇井上(阿部サダヲ)の殴打事件がきっかけで粉飾が明らかになり、プレシャスドーナツの株価は急落。エスペ...
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監査法人、最終回でした。 じっくり見ていたんですが、お話がどうなったのか正直わか
6. 監査法人(終)  [ ドラ☆カフェ ]   2008年07月22日 15:59
視聴率は 8.2%・・・前回(6.3)より 「会社、救えますか」

この記事へのコメント

1. Posted by sannkeneko   2008年07月20日 16:03
きこりさん、お疲れ様でした。
上手くまとめたな〜という最終回でしたね。
実力派揃いの俳優陣が贅沢と言うかもったいないという気もしますが、
橋爪さん流石の怪演でございました。

>「ジャッジ」のパート兇11月1日から放映されるようですね。
その前にリベン〜ジ!で「上海タイフーン」もありますね♪
楽しみです。
2. Posted by きこり→sannkenekoさん   2008年07月21日 10:33
>上手くまとめたな〜という最終回でしたね。
やはり、こういうでかい問題と人間の生き方を絡めるのって難しいんだろうなぁ・・って思いました。
>橋爪さん流石の怪演でございました。
あの憎らしいたぬき親父の役なのに
なんか最終的に健司が慕ってしまうというのが
納得の演技でしたよね。
>その前にリベン〜ジ!で「上海タイフーン」もありますね♪
これって、撮影もちょっと中断して放映ものびのびになってたドラマですよね。
この時間帯のドラマ、私も、すごく楽しみにしてるんです。
こんどはちょっとユルイ雰囲気のドラマだといいなぁ・・
3. Posted by ikasama4   2008年07月21日 12:38
橋爪さん演じる篠原が良かったですねぇ。

小野寺の立場に立てば
篠原のやり方は間違っているように見えるけど

篠原の立場に立てば
小野寺のやり方は間違っているように見える

これは面白いですね。
何が正しくて何が間違っているのか

全ては他人に流される事なく
自分で判断しなければならないって事ですね。

最後の篠原の言葉は
すっごい納得力がありました。

彼の言葉に従って
社長に心意気を見せて欲しい=給料を上げて欲しい
限りです(; ̄∀ ̄)ゞ


>「ジャッジ」のパート
ですね。今度は西島さんが転勤するとこまでを描くみたいですからね。
これはかなり泣けそうな予感です。
4. Posted by ユーミン   2008年07月21日 15:13
終わってしまいました。
1回も飛ばさずに見たのは、珍しいです。
何か余韻がいっぱいありましたね。
主人公の家庭の事、職場の事、人間関係の事
はっきり言って、知らない世界の事で勉強になった気持ちでした。
5. Posted by きこり→ikasama4さん   2008年07月21日 18:44
>篠原の立場に立てば
小野寺のやり方は間違っているように見える
そうなんですよね・・・
人は白黒はっきりつけたがって、このドラマも
篠原と小野寺のどっちが正しいのか?という見方もあると思いますが、そうではなくて自分の信じた道を突き進むことが大切だって・・すごいメッセージだと思います。
>社長に心意気を見せて欲しい=給料を上げて欲しい
限りです(; ̄∀ ̄)ゞ
今はそういう太っ腹な社長ってめずらしいのかも・・(悲
働けば働くだけちゃんと返って来る、そして家族も幸せになれるように考えて、責任を持つ。
そういう世の中になって欲しいです。
6. Posted by きこり→ユーミンさん   2008年07月21日 19:00
>1回も飛ばさずに見たのは、珍しいです。
おもしろかったですよね。
「監査法人」の世界の一端を初めて知りました。
「厳格監査」をつらぬこうとする余り、
基準に達しない会社を切り捨てざるを得なかった
健司が、会社と共に新しい道を探していこうという
スタイルに到達していく姿に救いがありました。
夫から逃げていた朋美がすこし心を開いてくれたのも良かったです。
クライアントとも家族とも、少しづつ信頼を築いていけば希望はあるっていうのが最後あってほっとしました。
7. Posted by とわ   2008年07月21日 22:50
こんばんは〜

きこりさんの記事を読んで若杉の心情などもっと深く理解できた気がしました。

篠原のセリフ、カッコいいです。5話のも良かったし。若杉があこがれた人だけありますね。

このドラマ、前半は特に難しくて、ついていくぞという意気込みが必要でした。その分、とても勉強になりました。またこういう職業ドラマ?をNHKさんにはじっくり作ってもらいたいなと願っています。ジャッジも楽しみです。

それから塚本さん。力演されてましたね。苦悩する表情ばかりでしたが。エンディングの写真が笑顔のもので、ああ、笑うとこんな感じだったなあ〜と思い出せてちょっとホッとしました。

未来ある終わり方だったので、続編があるかもしれませんね。
8. Posted by きこり→とわさん   2008年07月22日 06:38
>このドラマ、前半は特に難しくて、ついていくぞという意気込みが必要でした。
そうなんですよね〜
普段スルーしてるような話題だったんで(汗
理解するのが大変でしたよ〜
でも、そういう難しい局面に関ってるのも
結局は同じ人間なんだな〜と思い始めると
ドラマが見やすくなったというか・・・
篠原は非常におもしろい人物でしたよね〜
さすが橋爪さんって感じでした。
>苦悩する表情ばかりでしたが
何か見てるとこっちが苦しくなってきちゃいましたよ〜
ドラマの間中、苦渋に満ちた顔ばかりで・・
撮影中ストレスたまりそう・・(笑
やっぱりこの時間帯のドラマは見ごたえがありますよね。
9. Posted by ルル   2008年07月22日 16:03
こんにちは〜♪
何とか追い着きました

正直、、「ハゲタカ」ほどハマれなかったけど
普段、知る事も無い別な世界を
現実のニュースと照らし合わせ
社会の出来事を改めて知り、お勉強になりましたよ〜。お話出来る方が居て良かったデス!
ありがとうございます!
まだまだ宜しくです〜
10. Posted by きこり→ルルさん   2008年07月22日 18:05
>社会の出来事を改めて知り、お勉強になりましたよ〜
なぜかこのドラマの感想は「勉強になった」ってなっちゃうよね〜(笑
私も、途中でめんどくさいわ〜ってなっちゃった時もあったけど、書き続けたのは健司よりも篠原が気になったからかな〜
小野寺はイマイチわからなかったし、エスペランサもどうなったんだかよくわからなかったぞ!
>お話出来る方が居て良かったデス
私も〜!
他のみなさんの記事を読んで、わからなかった部分を教えてもらったりして、楽しかったわ。
次は「上海タイフーン」かな?
11. Posted by 凛太郎   2008年07月23日 10:49
内容は地味で難解な部分もあり、家の奥さんなどは見る気を無くしていましたが、実に見所の多い深いドラマでした。
ただひつだけ、欠点を挙げるとすれば、主役の2人、特に松下奈緒が若過ぎです。個人的には好きな女優さんですが、確か20台前半のはず。
せめて30歳前後の女優さんを起用して欲しかったと思います。
それにしてもNHKドラマ恐るべしです。
12. Posted by きこり→凛太郎さん   2008年07月23日 12:35
>内容は地味で難解な部分もあり、
そうなんですよ〜
そこで仕事をする人間の部分があまり出てきずらいっていうか・・人間同士のいろいろ描いてたら時間がなくなるっていうか・・(笑
だから、記事も書きづらかったんですが、
終ってみるとこういうドラマもおもしろいかな〜って・・
>せめて30歳前後の女優さんを起用して欲しかったと思います。
確かにね〜
塚本さんは、10代でも通りそうな感じだし・・
こういう仕事だとあんまり若造に見えるのもアレですよね?
この世界に入ったばかりの若者の苦悩って感じだからこの二人だったんですかねぇ・・

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