「Tomorrow 陽はまたのぼる」第2回「シバトラ」第2回

2008年07月15日

「あんどーなつ」第2回

 奈津(貫地谷しほり)の和菓子職人としての修行が始まった。
竹蔵(尾美としのり)も張り切って、自分が教わったことを奈津に教える。
「菓子は生きものだ、無駄でまで殺すな」
「急ぐのとあわてるのは違うぞ」
弟弟子ができて嬉しいんでしょうね〜

 ほおずき市も近づいたある日、満月堂に鈴子(大森暁美)というおばさまが
「ほおずきのお菓子ありますか?」とやってくる。
しかし、満月堂では先代の時代から、「ほおずき」という菓子は創っていないのだった。
がっかりして帰る鈴子。

 跡継ぎが欲しかった先代は「満月堂では「ほおずき」はもうこさえません。
ですからどうぞ子供を・・」と観音様に願掛けをして、めでたく光子(風吹ジュン)の夫が生まれたらしい。
それ以来、その誓いを守り続けてきた満月堂なのだった。

 お狸様に「早く一人前になれますように」とお願いに来た奈津は
同じく願掛けに来たらしい鈴子に再会する。
鈴子の父はほおずき市に店を出していた職人だったが、今は病に倒れ、2,3日がヤマだと言われてるらしい。
 満月堂の先代にもらった思い出の「ほおずき」の味が忘れられず
「死ぬ前にもう一度あれが食べたいなぁ」と言う父のために浅草に来たらしい。
自分も早くに父親を亡くしている奈津には鈴子の気持ちが痛いほどわかる。
「私、何とかします!ほおずき何とかします!」と約束してしまうのでした。

 梅吉(國村隼)にそれとなく聞いてみると
「満月堂では「ほおずき」を作らないってのが決まりごとだ」
(´・ω・`)・・・・・

 何とか、梅吉に作って欲しいと頼みたいが中々切り出せない・・
で、竹蔵に鈴子の事情を話すのだが・・
「先代のお決めになったことだ、しかたないよ」
(´ω`;)・・・
でも、最後に食べさせてあげたいという鈴子の言葉が頭を離れない奈津・・

 で、いつも通り、仕事が終った後練習をしていた奈津は
緑燐堂の親父に捜してもらった「菓子大観」を見ながら、見よう見まねで「ほおずき」を創り鈴子に持って行こうとする。
で、ケースに収めようとしてるところを偶然戻った梅吉に見付り・・・
「バカやろう!!
店ん中で勝手に菓子こさえることがどういうことかわかってんのか?!」梅吉
「申し訳ありません・・でも、私・・どうしても届けたいんです。
今ならまだ間に合うから・・・」と、作ったほおずきに手を伸ばすと
バシッ!!それを潰す梅吉。

 店を飛び出した奈津は陽介(細田よしひこ)に相談・・・
陽介、縁結びの神様に頼んでましたからね〜
地道に効いてきてるか?
「ちゃんと親方に言わないといけないんじゃないかな。
おばさんにほおずきを創ってあげたいっていうお前の気持ちを」陽介

 竹蔵から奈津の境遇を聞いた梅吉は、満月堂に戻って来て仏前に報告した時のことを思いだしていた。
先代の言葉を伝える光子。
「亡くなる前に、もう一度梅吉のお菓子が食べたいって・・」

 意を決して、光子に「ほおずき」を創る許しを申し出る梅吉。
「間に合うものなら、ぜひ食べていただきたいんです、そのお客様に」
「間に合うものなら?」光子

 満月堂に戻った奈津は、梅吉が「ほおずき」を完成させているのを発見・・
「これ、もってけ」梅吉
「この前、竹蔵が作った餡捨てたの見てたろ?
どうしてだかわかるか?
確かにもったいないけど、のれんには代えられない。
饅頭の味ってのはな、毎日おんなじじゃなきゃいけないんだ。
のれんに恥じない仕事をする職人の責任だ。
同じ餡、同じ生地使って出来上がったもんに違いがあるのか?ってお前さん、そう思ってないか?
 こいつがおんなじに見えるか?」奈津の作った「ほおずき」を差し出す梅吉
奈津が触ってみると、固くてパサパサになってる・・・

 「俺の30年、竹蔵の15年だって、ただ続けてきた訳じゃねぇ・・
満月堂ののれんに傷をつけないように、ただそれだけを願ってやってきたんだ。
ところが、お前さんは、代々の職人が250年以上かけて守ってきた暖簾を勝手に使おうとした。
 こいつを届けたら、お前さんの仕事は終わりだ」梅吉

 やんわり破門?!Σ(T∀T;)
鈴子は「ありがとう、本当にありがとう・・」と喜んでくれた・・
家に戻って、改めて自分は大変なことをしてしまった・・と涙を流す奈津。
 でも、これであきらめるあんどーなつじゃないョ。

 満月堂に走る奈津。
「申し訳ありませんでした!
気を引き締めて一からやり直します!どうかお願いします!!」

 「食べてみろ・・・」ほおずきを渡す梅吉。
「そいつは俺が創ったんじゃない。満月堂という暖簾が創らせてくれたんだ。
明日からそのことを忘れずに作業場に立て」
「はいっ!」奈津

。゚ヾ(´A`)ノ゚。ゥワァーン
何だろう・・・梅吉の教えの言葉が沁みて沁みて・・・
決して奢らず、先代の職人さん達に敬意を持って大切に味を受け継ぐ。
梅吉の「お前さん」って言葉がねぇ・・・また、あったかく響くのさ・・・(ノ´ω`・。)
 「ほおずき」は満月堂の新作に決まったようで・・・これからも味は引き継がれていくでしょう・・・
って、中身がどうなってるのか、半分に切ってよく見せて欲しかったぞ・・
てか、めっちゃ食べてみたかった!!
洋菓子を食べながら見てましたけどさ・・・

 オープニングの小朝師匠の案内も粋だったやね〜
ついでに落語もやっちくりぃ!

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この記事へのコメント

1. Posted by まこ   2008年07月15日 15:46
何とか破門は免れましたが、それくらい
老舗ののれんを汚すような大変な事をしたんだと
みっちり教え込む親方にきゅぅ〜ん
目付きが怖いので、時々ギョッとなるけど
國村さん、しゅてきデス
しかし、先代もややこしい願掛けをしたもんですねー。
「満月堂では」なんて言わなくても「自分はもう作りません」て
言えば良かったのに〜(笑)
2. Posted by 夕来   2008年07月15日 16:38
梅吉さんが、よくある頑固で厳しいだけの親方じゃない所が
いいよね〜。あと言葉ひとつひとつがめっちゃしみる!
修行に入ってまだ日が浅いのに、
自分でほおずき作ろうとしてしまう奈津の豪胆さ(笑)には
びっくりしたけど、親方が頭ごなしじゃなくて
きちんと話して叱るのに感動を覚えましたわ〜。
尾美としのりの竹蔵もいい味出してるよね。
3. Posted by きこり→まこさん   2008年07月15日 19:20
>みっちり教え込む親方にきゅぅ〜ん
いや〜いいよね〜
じ〜んとくるわぁ〜
静かにこつこつと積み上げてる感じが出てて
何故か梅様と奈津の場面になるとうるうるしてきてしまいます・・
>目付きが怖いので、時々ギョッとなるけど
何か毎回必ず睨むとこでアップになるよね?(笑
で、私もドキーーーーン!
>「自分はもう作りません」て
言えば良かったのに〜(笑)
そうそう!てか、もう先代さんじゃなくて次の時代になってるから、許してくれるんじゃ・・とか思ったりもして・・・そんな態度じゃバチあたるか?
4. Posted by きこり→夕来さん   2008年07月15日 19:24
>よくある頑固で厳しいだけの親方じゃない所が
いいよね〜。
何かびっくりするほど、柔軟性があるよね(笑
普通、入ったばかりの弟子の言葉なんて真面目に聞いてくれないんじゃ・・
人情だわ〜
>自分でほおずき作ろうとしてしまう奈津の豪胆さ(笑)には
びっくりしたけど
ほんとだよ!アンタまだ、餡子も練らしてもらってないのに、それを満月堂のお菓子だと持っていくのかい?と私もギョッとしたわ〜
病人がショックでヤマの向こうに行っちゃうョ・・
>尾美としのりの竹蔵もいい味出してるよね。
竹蔵のワンクッションあるからいい感じだよね〜
5. Posted by ikasama4   2008年07月16日 00:15
男のカッコよさって
ルックスだけじゃなくて

1つの事をとことん磨き上げたとこに
あるのかもしれないですね。

だから頑固で厳しいけど
その陰で自分の良さを理解してくれる
優しさがある梅さんがいいですねぇ。

最近はなっちゃんよりも
梅さんで癒されてます(笑)
6. Posted by まっつー   2008年07月16日 00:31
観ていてほっとさせられるドラマですよね。
梅吉みたいに、店ののれんやお客様を大事に考えていれば、
食品偽装問題など起きないだろうになあと思っちゃいました。
7. Posted by きこり→ikasama4さん   2008年07月16日 06:32
>1つの事をとことん磨き上げたとこに
あるのかもしれないですね。
梅さんや竹さんを見てるとホントにそう思いますね。
こつこつと修行して、伝統を守り抜いてその味を引き継いでいく・・・その一貫した生き方がイカしてますよねぇ・・
このドラマに惹かれるのは、自分個人のことよりも
満月堂の味、そのことを第一に考える姿ですがあるから・・
自分が自分がって個人の主張ばかりの世の中やドラマ(「モンペ」とか〜)は見てて疲れちゃいますからね〜
8. Posted by きこり→まっつーさん   2008年07月16日 06:39
>梅吉みたいに、店ののれんやお客様を大事に考えていれば、
食品偽装問題など起きないだろうになあと思っちゃいました。
ホントそうですよね〜
梅さんの中にある誇りがそんな行為を自分に許すはずありませんもんね。
ブランド名だけが一人歩きして、その実が伴わないなんて恥ずかしいことですよね。
もうけることは全然悪いことじゃないけど、
分不相応なお金が入ることは、きちんとした人なら
違和感を感じるはずなのにね・・

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