そーや17歳2008年夏ドラマ 何を見る? その2

2008年06月23日

「監査法人」第2回 800億円の裏帳簿

 う〜む・・理事長(橋爪功)と健司(塚本高史)はどういう関係なんでしょうね〜?
もしかして親子なのかな〜?とか思ったんだけど・・
いくら意見が違うからって、上司を「アンタ」呼ばわりはしないよね〜?
 バーでの二人の会話はおもしろかったですね。

「理想で人生を全うした人間は一人もいない。成功者ではね」篠原
「人生の成功って何ですか?」健司
「登っていくことだよ、一歩一歩・・上へ」篠原
「・・・幸福とは関係なかったんだ」健司
「幸福は心の問題。成功は金と権力の問題。
だがまぁ、敗者や失敗者の中にも幸福な人間がいるっていうことは私も認めるがね」篠原

「この仕事、俺には向いてないのかもしれない・・」健司
「それを決めるのは自分じゃない。時間かな・・人生の。
肝心なのは生き続けることだ、一歩一歩上に上っていると信じてね。
私と小野寺と、どちらが君の人生で真実だったか、いずれ思い知る時が来る」篠原
「もうわかってる。真実は小野寺さんにある」健司
「しかし、その真実で押しつぶされ、くたびれてるように見えるけどね・・」篠原
「それでも、誇りが支えてくれる」健司
「そうか・・残念だね・・」篠原

 にゃるほど・・・権力を得ることと、幸福になることは混同されがちですからね・・
健司と篠原の道ははっきり別れている。
 権力は得られなくても、常に真実と向き合い誇りを持って生きていきたい健司と
権力志向の篠原。
でも、経過は違えど、もしかしたら最終的には同じところに向かっているのかもしれない。
篠原が権力だけを見詰めているようには見えないんだけどなぁ・・甘いか?
権力を手に入れて実現したいものがあるんじゃ・・? 
 
 そして、幸福に向かっている生き方をしてるはずなのに苦しみ続けている小野寺(豊原功補)。
彼の生き方は健司に大きな影響を与えるはずですからね〜
苦しくても踏ん張って前を向いていって欲しいところですョ・・

 2002年、名古屋市にある飛鳥屋の倉庫が火事になり、謝罪記者会見が行われた。
その後、飛鳥屋の会計監査に取り掛かるジャパン監査法人のみなさん。
しかし、健司と茜(松下奈緒)は書類の中に火災の損失も固定資産の損失も、火災保険の支払いの記載も見当たらないことに気づく。

 経理に説明を求めると、倉庫の管理は別会社の「あおなみ興産」に依頼しているために記載がないそうな・・・
飛鳥屋とあおなみ興産の間に不適切な関係があるのでは?とにらんだ健司は
上司である吉野(勝村政信)に報告するが、財務諸表上は問題ないし、
あおなみ興産は理事長の恩師である鈴本会計事務所が担当であるため、
法的にも調査はできないと言われる。
「法を犯してまで行う厳格監査など、本末転倒だ」吉野

 しかし、厳格監査のため、独自の調査を続けた健司と茜は、
飛鳥屋の経理の魚住(西原亜希)の協力であおなみ興産の裏帳簿を手に入れ、
800億の債務隠しがあったことを確認した。
実際には存在しないあおなみ興産が飛鳥屋の不良在庫を全て引き取ることによって
飛鳥屋の経営は存続しており、あおなみ興産がないと債務超過が明るみになり経営は破綻・・・どうやら隠蔽を指示してきたらしい東部銀行にとってもエライことになる。

 小野寺と吉野の指示を仰ぐ健司たち。
今となってはサプライズマートの破綻も東都銀行が裏で糸を引いていたことを知った
小野寺に健司は尋ねる。
「もしあの時真実を知っていたら、サプライズマートに同じ監査報告をしましたか?」
「真実は避けて通れない。同じ監査報告をしたと思う・・・
しかし、その前に、経営者を説得することができたと思う。
真実と向き合ってくれるように」小野寺

 さて、吉野の意見は・・?
「まったくナンセンスだ!
飛鳥屋の中村社長と東都銀行の国友頭取との間で罠にはめるだの、生き残りのための蹴落としあいだのということは絶対にありえない。
東都銀行が飛鳥屋を潰すようなことは絶対にありえない!」

 ええ〜?コレって理事長と3人で密談してお互いの意志を確認し合った場にいたから?
そんな、アンタ、友達じゃないんだからさ・・・蹴落としあいや利用しあいは十分ありえるでしょうよ・・・

 早速、健司の報告を理事長に相談しに行く吉野・・
「聞かなかったことにする。
この情報が漏れたら、破滅だな・・みんな。
東都銀行も、飛鳥屋も、うちもだ。わかるな・・この意味が」篠原
「・・・はい・・」吉野

 思い余った健司は、飛鳥屋中村社長に直訴。
しかし、あくまであおなみ興産と飛鳥屋は無関係で取引があるだけとつっぱねる社長。
「取引を止めてください!
飛鳥屋を愛する社員の人達のためにも、ぜひ真相を聞かせてください!
飛鳥屋の再建に協力させてください!」

 一会計士の言う事に耳を傾けてくれるぐらいなら、こんなことになってないんじゃ・・
社長クラスの人が下っ端の会計士に直接会うなんてことあるのかな?
 そんなこんながあって、最終ジャッジを吉野と健司に確認する理事長。
もちろん健司は「承認できません」
吉野は・・・・「承認するつもりです」結局こっちが生かされたのか・・?
 これって健司が主査だっけ?吉野?
もし、主査が承認するって言ったら、理事長でも文句言えないの?
やっぱり会社としての決定とかになるから、理事長が最終ジャッジを下すの?
すいませんね・・・よくわからなくて・・・

 しかしさ、理事長の方針としてはこれからもずっとなれあい監査でいきたい訳でしょ?
なら、邪魔な小野寺とか健司を辞めさせればいいような気もするけど・・
まぁ、小野寺は配置替えになったけど・・・
吉野の気持ちが揺れてるのにも気づいてるみたいだし・・・どうする気かねえ・・?

 何かやっぱりこのドラマおもしろいですね。
相変らず、すんごい地味だけど・・・
経営のからくりも興味深いし、仕事と生き方の関係とか、社内における人間の位置関係みたいなのも描いてるし・・
 しかし、健司、毎日あんなに残業ばかりじゃ、そりゃ疲れきるわ・・・
娘とゆっくり話す時間もありゃしない・・・その辺も「幸福」に影響してきちゃうよね・・
 続きが楽しみです。

このエントリーをはてなブックマークに追加
matakita821 at 13:42│Comments(4)TrackBack(5)「監査法人」 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 「監査法人」第2話  [ 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常 〜ドラマ編(仮) ]   2008年06月25日 17:17
大手食品メーカーの経理処理を主導しているのは 会社のメインバンク。 第2話『800億円の裏帳簿』
2. 監査法人(2)  [ ドラ☆カフェ ]   2008年06月25日 20:00
視聴率は 8.6%・・・前回(7.7)より 「800億円の裏帳簿」
3. NHK土曜ドラマ 監査法人 第2話 不良債権隠し  [ レベル999のマニアな講義 ]   2008年06月25日 20:02
『800億円の裏帳簿』内容総合食品メーカー・飛鳥屋の倉庫で火事が発生した。社長たちによる謝罪会見が行われたモノの。。。後日行われたジャパン監査法人による会計監査で、主査の若杉健司は、火事関連のことがまったく記載されていないことに気付く。その事を若杉が指...
4. 監査法人・第2話「銀行登場」  [ 山吹色きなこ庵・きままにコラム ]   2008年06月25日 23:48
もうっ!NHK??????! 野球延長をする場合は、「延長します」だけじゃなくて、次の
5. 監査法人 第2話 「800億円の裏帳簿」  [ 渡る世間は愚痴ばかり ]   2008年06月26日 19:58
昔、あるバーに一人の客がやってきた。 老紳士だった。

この記事へのコメント

1. Posted by ルル   2008年06月26日 13:12
きこりさん、こんにちは〜♪
待ってましたよぉって、、
一回書いて送ったら
消えてしまいましたわ

>私と小野寺と、どちらが君の人生で真実だったか、いずれ思い知る時が来る」篠原

かつての篠原も健司のように
正直な仕事をしていたのでしょうね。
それが経営者の立場になって、変わったのでは?
商売人て、小賢しいというか
飛鳥屋も銀行頭取も(俳優さんも濃い〜けど)
真っ黒な感じがして(笑)

>主査が承認するって言ったら、理事長でも文句言えないの?

最終決定権は理事長にあると解釈したけど
解りづらいよね。

>邪魔な小野寺とか健司を辞めさせればいいような気もするけど・・

そうそう〜ワタシも思った!、、けど
会社のイメージがダウンするから
不当な解雇はしないとか?
ならば、不当な扱いをすると思ったけど
そこに篠原と健司の関係が何かあるとか?
2. Posted by きこり→ルルさん   2008年06月26日 13:33
>それが経営者の立場になって、変わったのでは?
そうだよね〜
経営者になると、社員のことも考えなきゃならないし、会社つぶす訳にもいかないし、いろいろ考えるだろうからねぇ・・
>飛鳥屋も銀行頭取も(俳優さんも濃い〜けど)
真っ黒な感じがして(笑)
やっぱり白くちゃ生き延びることができないのかな・・(笑
何か、実質より人の足ひっぱって生き延びることに夢中になってるような気も・・
>そこに篠原と健司の関係が何かあるとか?
いったいどういう関係なんだろうね?
ただのバーで知り合った男と同じ職業を目指した男って感じがしないんだよねぇ・・
3. Posted by ikasama4   2008年06月26日 19:57
かつて健司があのバーのバーテンダーとして
バイトしていた時に篠原が客としてやって来た。

そこで篠原は自分がやっている仕事
公認会計士における仕事の楽しさや情熱
誇りをバーテンダーである健司に語った。

その言葉に触発されて健司は公認会計士になる事を
決意して、そして篠原がいる監査法人の会社に就職した。

けど、篠原が言った事は全部嘘だったって
思ってああいう悪態が出たんでしょうね。

一応今回の内容を見てそう思いました(; ̄∀ ̄)ゞ

>邪魔な小野寺とか健司を辞めさせればいいような気もするけど・・
そうしたら過去にこの会社がしてきた事を
暴露する恐れがあるから出来ないのかもしれません(笑)


とりあえずこの社会も気になりますが
健司の出て行った奥さんも気になります(; ̄∀ ̄)ゞ
4. Posted by きこり→ikasama4さん   2008年06月27日 08:33
>けど、篠原が言った事は全部嘘だったって
思ってああいう悪態が出たんでしょうね。
にゃるほど〜!!
篠原に裏切られたという思いがあの態度になった訳ですね。
そして、篠原もそれを知っているから罪の意識を
感じて、健司に甘いんですかね・・・
>健司の出て行った奥さんも気になります(; ̄∀ ̄)ゞ
あんなハードな仕事をやってた子育てもっていうの
キツすぎますよ。
マスター夫婦の援護がないとどうなるんだ?って感じですよね。
奥さん、戻ってくるんですかねぇ?

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
そーや17歳2008年夏ドラマ 何を見る? その2