「無理な恋愛」第8回「ラスト・フレンズ」第8回

2008年05月29日

「ホカベン」第7回

 「今までで一番辛い仕事になるぞ、その覚悟はあるのか?」杉崎
「はい」灯
「守るのは女じゃないぞ、弁護するのは犯人の男の方だ。しかも初犯じゃない、再犯だよ。
やるかやらないかは、堂本、お前が決めろ」杉崎

『私は新人弁護士堂本灯・・
弁護士は依頼人のために全力をつくさなければならない。
それがたとえどんなに卑劣な犯罪者でも・・』

 被害者の松沢明美(片瀬那奈)は自分と同じ年齢、
事件内容の書類を読んでいるうちに、気分が悪くなり吐いてしまう灯・・
加害者の戸塚源一(遠藤雄弥)は19歳の浪人生、
父親の戸塚健一(並樹史朗)が区議会議員をしている関係で、
エムザが関っている公害訴訟の協力が必要なため
「最悪でも執行猶予、示談になれば上出来」という結果に持っていかなければならないのだ。
 
 所長(大杉蓮)はいままでの経験から杉崎に弁護するよう指示しましたが
断り、堂本の意志にまかせると言い切っちゃいましたね〜
今まで杉崎が弁護してきた件もエムザ内の絡みだったのでしょうか?
その結果辛酸をなめたはずなのに、新人の灯にやらせるとは・・・
灯を使ってリベンジしようとしているのか、灯がエムザに居ながらも新しい道を
見つけてくれるかもしれないと期待しているのか・・・

 しかし、源一に面会した灯・・・・
「私は弁護士である前に一人の人間です。
戸塚さん、三つ質問をさせてください。
あなたがひとつでも嘘をつけば、私はあなたの弁護人を降ります。
たとえ、それで事務所をクビになったとしても」って・・・威勢は良かったけど・・

「あなたは今、本当に深く反省してるんですね?」
「この強姦事件は計画的なものではありませんね?」
「今後二度と二度と女性を傷つけないと約束してくれますね?」って・・
コレ「YES」としか答えようがないでしょうよ・・・
甘い!甘いよ・・・助かるためならいくらでも「YES」って言うって・・
エムザに居る自分を納得させるための段取りの質問・・とも見えたぞ。

 事件当日の源一の足取りをたどるうちに、灯と杉崎は
被害者の明美と会ってしまう。
灯が源一の弁護をすると知った明美は
「あなた・・女性じゃないですか・・あなた男に襲われたことある?!」
「ありません」灯
「私もなかった、この前まで・・
電車に乗ったら隣に坐ってる男の人が怖くて怖くて冷や汗が出るなんてことなかった。
エレベーターで男の人と二人きりになるだけで、真っ青になることなんてなかった。
銀行の窓口で男の人が来るだけで、緊張して手が震えることなんてなかった。
男の人が運転してるタクシーには怖くて乗れないなんてことはなかった!
なのに・・・あの男の弁護をなぜ女の人がしてるんですか?!
どうしてあの男の弁護をあなたがするのよ!」明美

 襲われた明美の苦しみを目の当たりにした灯・・
弁護士である前に人間だと言った灯ですが、今回は女性としての自分をも
厳しく見詰めることになりそうですね。
しかし、もし、エムザのしがらみがなかったら灯は断ったでしょうか・・?
同じ女性として加害者に嫌悪感を抱きながらも、弁護士として絶対超えねばならなないハードルとして灯なら引き受けたような気もします。

 灯の母親(かとうかず子)は、
「裁判が終った後にぶん殴ってちょん切ってやればいい!」と言ってましたが、
私も個人的にはレイプは殺人未遂と同じと思っています。
示談ですむ問題ではないし、3年か4年刑務所に入って許されるのもおかしいと思います。
服役すると同時に強制的にカウンセリングを受けさせ、加害者自身の持っている問題を追求し矯正するようなプログラムを実施するべきだと思います。

 しかし・・明美側の弁護士と話した灯は示談金の金額を聞いてきたことから
「100%加害者に非がある」と認めてしまいましたョ〜
しっかり録音されてました。
何度も言うけど、甘いんだよなぁ〜

 被害者の気持ちを思いやれなかったと反省する灯に
源一のところへ行って、強姦ではなく明美が嘘をついて自分をはめようとしていると供述を変えさせろ、
明美の過去を調べて、裁判官の心証が悪くなるような事を見つけ出せと支持する杉崎。
「私は同じ女としてそんな卑怯なことはしたくありません!」灯
「お前の性別なんてどうだっていいんだよ!加害者弁護してんだろ!!
それが法律の認める正義なんだよ」杉崎
「杉崎先生、それ、本心ですか?本当にそうすべきだと思われてるんですか?」
「俺の本心が聞きたいのか・・・
死刑になりゃいいんだよ・・
暴力で女を犯すような奴、誰が弁護したいんだよ・・
俺だって人間だよ、それぐらいわかってるよ、何が正しいかぐらいわかてんだよ。
法律が正義だ・・そんな奴守るために弁護士になったんじゃねぇんだよ!
お前に言われなくったってそんなことわかってんだよ!!
これが俺の本心だ・・聞けて満足か・・・」杉崎

 弁護士の本音と建前・・・言ってもしょうがないことなのかもしれない。
所長は「裁判が終れば弁護士の仕事は終る」「いいかげん割り切れ」と言い切ってましたが、
弁護士としての責任はどうなんですかね・・
裁判が終ればもう関係ない・・そんなふうに思えるでしょうか?
罪を犯した人間が裁かれる場に関った人間として、背負うものもあるんじゃないでしょうか・・
それはもちろん弁護士だけではなく、裁判官、検察側、加害者自身、加害者の親、それぞれにも言えることだと思うのですが・・

 結局示談は成立できず、裁判が近づいていた。
調査事務所の報告書には明美の8年前の万引きの補導歴が載っており、
それが裁判官の心証に影響すると話す倉木(戸田菜穂)。
迷う灯だったが、裁判でその事実を使うよう杉崎は指示するのだった。

 裁判当日、明美に不利な事実を次々と公表し、明美に罵倒されるままになっていた灯・・
おや?急に弁護士として目覚めたのか?と思ったら、加害者の本音を引き出すためだったんですね。
計画的犯行だと知ったことから、一応担当弁護士としてはきっちり仕事はする、
でも勝とうとは思わない、むしろ負けて欲しい・・ぐらいの気持ちだったんじゃないでしょうか・・
弁護士としてよりも人間としての生き方を優先させた灯はダメ弁護士かもしれませんが、杉崎もほっとしたようで・・・「負けた記念に」お酒に誘いましたね。

 もうさ・・・思い切ってエムザ辞めて、杉崎と倉木と3人で事務所興せば?
その方が後悔のない弁護ができるんじゃないの〜?

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10. ホカベンvol.7  [ ita-windの風速計 ]   2008年05月30日 03:51
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強姦。暴力で女性の尊厳を踏みにじる、この世でもっとも卑劣な犯罪。 杉崎から継ぎの仕事の割り振りを言われた灯。 相手の気持ちなんて考えなくて良い。弁護士なんてのは相手の傷口に塩を塗るのも仕事なんだよ。 現場には相手の女と戸塚しか居なかったんだろう。今から戸塚...

この記事へのコメント

1. Posted by mari   2008年05月30日 05:27
どんな被告でも弁護士を付ける権利があるから
灯はつらかったですね。
でも杉崎と組んで、この事件を正当なほうへ運んだとも思えました♪
2. Posted by ルル   2008年05月30日 15:06
きこりさん、こんにちわ〜

>罪を犯した人間が裁かれる場に関った人間として、背負うものもあるんじゃないでしょうか・・

ホント、そう思いますよ〜。
よく裁判官の心証を良くするとか言ってますが
裁判官によって
判決も違うようで、、コレッて怖ろしいですね(裁判制度が相変わらず不安。。)
今回、灯は弁護士としては負けたけど、人としては
正しいと思いますよぉ。
最後の北村さんの
はにかんだようなお顔に思わず
こっちも笑みが(笑)
3. Posted by きこり→mariさん   2008年05月30日 15:43
>どんな被告でも弁護士を付ける権利があるから
灯はつらかったですね。
そこに弁護士という仕事の特殊性と難しさがあると思います。
でも、弁護士だからって相手の気持ちに添う必要もないわけで・・
法律という武器を使いながら、その人の明日を一緒に作るのが仕事なんでしょうけど・・・難しいですよね。
今回、杉崎もすこし救われたようでほっとしました。
4. Posted by きこり→ルルさん   2008年05月30日 15:46
>裁判官によって
判決も違うようで、、コレッて怖ろしいですね
そうなんですよ〜
裁判官だって人間だから感情が入りますよね・・
いろんな個性の裁判官がいるだろうし・・・
てか、心証を考慮したパフォーマンスが普通に考えられてるってのが何かショックでした・・
こんなんで陪審員に選ばれたらどうするんだ〜?
>はにかんだようなお顔に思わず
こっちも笑みが(笑)
やっぱり北村様はいいよね〜
毎回スーツなのも得点が高いわ。
たまに普段着やパジャマ姿も見てみたいわ〜(笑

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