「パズル」第6回「ハチワンダイバー」第4回

2008年05月25日

「トップセールス」第7回 バブル

 久子(夏川結衣)がSuBで働くようになり5年の月日が流れていた。
世の中はバブル景気で浮かれており、高価な輸入車の売り上げも伸びてきていた。
公約どおりライバルの末長(金子昇)と成績を競い合い、今ではトップセールスになっている久子だった。

 インディアナの工場に居た隆男(椎名桔平)は従業員たちに
「車は乗る人の未来をつくる」というスローガンを伝え、日本に戻ってくる。
そして、国内外の工場のために部品を調達する購買部への異動を希望するのだった。

 お互いを認め合い、いいライバル関係になっている久子と末長の会話がいいですねぇ〜
SuBの車に愛情を持ち、お客様にその良さをわかってもらおうと、常にフェアに闘っている。
燃えよドラゴン」の「don't think. feel!」・・・懐かしいわぁ・・・
最高にかっこよかった・・・
わたしゃ、「燃えよデブゴン」も好きだけどね・・

 さて、記者を辞めた吾郎(山口馬木也)は高級リゾート地の買収やゴルフ場の建設など不動産売買を手広くやっているミツダ・インターナショナルの社長満田(剣持直明)の秘書になっていた。
金をばら撒くことによってさらに利権を広げ、それがまた金を産むという世界にどっぷりと浸かり変わっていく吾郎・・・

 吾郎は不動産関係の羽振りのいい客を次々と久子に紹介するが・・
ステータスのために車を購入しようとするその客の姿に幻滅を感じる久子だった。

 さらに、SuBの車は富裕層のものという末長に対して、
もっといろんなお客様にSuBの良さをわかって欲しいと思う久子。

「手ごろな価格のモデルなら、私達みたいな普通の会社員だってがんばれば手が届くでしょう?
私、うちの車が大好きなの。
特別なお金持だけじゃなくて、車が好きな普通の人たちにSuBで走る楽しさを
もっともっと伝えたいと思って・・」久子
「キレイごとですね。理想論ですよ」末長
「そうよ、だって、仕事に理想がなかったらつまらないでしょう?
「車を売ることはお客様の未来を一緒に作ること」、
この仕事を始めた時から、私はずっとそう思っている」久子

 熱く語る久子をまぶしそうに見つめる末長。
そして、そんな末長に久子も特別なものを感じてるようで・・・・

 さて、1989年12月、こじゃれた高級店へみんなを招待する吾郎は、金を湯水のごとく使って大盤振る舞いする。
そんな吾郎の姿に戸惑う、隆男、真理子(石田ひかり)、高村(大沢健)、久子。
会話もお互いに張り合ってるような噛みあわない感じに・・・
 そして、吾郎の生き方に危険なものを感じてアドバイスする隆男たちに
「嫉妬か?!悔しいんだろう?」と言い放ち、高村を突き飛ばし去っていくのだった。

 同期の友人に持っていたコンプレックスを巧みに読まれ満田の生き方に乗せられ、
踊らされ、必死で仲間に優越感を示そうとする吾郎の姿が痛々しい・・
仲間だからこそ、負けたくないしバカにされたくない・・

「男同士ってのはしょうがないもんだよ・・
誰が一番か、どっちが上か、序列をつけないと気がすまない。
正直言うと見下していた、吾郎のこと・・あいつを軽く見てた。
自分が勝負する相手として認めていなかった。
 俺な、昔から柴田には一歩譲ってしまうところがあるんだ、
その分、吾郎を見て安心していたのかもしれない。
あいつには勝てる!そう思ってた。
20年も友達ヅラして・・本音はこんなもんだ・・・」高村
「一緒よ・・・どこかで勝ち負けを考えてるもの・・・私と真理子も。
比べあって、自分の方が相手よりも勝ってるところを見つけるとほっとしている。
いやらしいよね・・・
 でもね、心配してるのも本当。幸せになって欲しいって願ってるのも本当。
面倒なものよ、女どうしも・・・」久子

 わかりますね・・・
お互いに微妙な位置関係を計りながらいるっていうか・・・
自分が下にはなりたくないと調節しながら付き合うっていうかね・・
でも、幸せになって欲しいという気持ちに嘘はない・・・
本当に面倒なもんです。

 バブル景気で株価が上昇を続けるなか・・そんな流れに不安感と危機感を感じながらも
振り回される人々・・・それぞれの生き方が試される時でもありました。

 下請けの部品工場を訪ねた隆男が見た、社長とその息子の姿は典型的でしたね・・
この景気の良さによる増産に気を良くし、事業拡大や工場の建て替えを考える息子。
地道に今まで通り、自分のやるべきことだけをやっていこうとする父親の社長。

「でかい、高い車ばっかり売れるってのはどういうんですかねぇ・・
日本の車、安くて小さいのが自慢だったのに・・
こんなこと言うと、親父は夢がないって息子に笑われるけど、
ほそぼそでいいんですよ・・・この工場でやっていけりゃそれで・・」社長

 浮かれて「身の丈」に合った生活を忘れてしまった人たち・・・
無理して高くした梯子に乗ってしまったら、不安定になって落ちるだけなのに・・
「分相応」な生活とはどういうものなのか、わからなくなってきてる時代だったのでしょうか・・
って・・最初気づかなかったけど・・・この工場の浮かれた息子さんって・・
SP」のテロリスト、リーダーさん役で私の心をノックアウトした北村有起哉様じゃないですかぁ?!
最初、気づかなかったよお〜!!
HPで「トップセールス」7回・8回出演っての見て、見直してやっと気づいたよ〜!!
来週はじっくり見られそうね。
 
 支店長に選ばれ、よその支店に異動することになって末長にお祝いの食事をおごった久子は、その帰りに末長から交際を申し込まれる。
しかし、ついはぐらかしてしまった久子の態度に傷つき、今まで持っていた久子の果し状の名刺を渡して去っていくのでした・・・

 え〜〜ん!!
ちょっと〜!末長もそんなに簡単に傷つかないで、もう一押ししてみてよぉ〜!
この年になるとね、押して押して、しつこく申し込まれたからとかの自分へのいい訳がないと、なかなか心を開けないもんなんですョ〜
年上の女に申し込むんなら一回断られたぐらいでめげんなよ〜!
 末長のことは好きなんだけど・・新しい関係に入っていくのが怖い・・・
傷ついて立ち直れなくなるのが怖い・・・だから末長を傷つけてしまった・・
追いかけたけど、その時はもう遅かった・・・(;-_-) =3
やっぱり岡野さんみたいな人はもう現われないのかなぁ・・・

 アベベでの親子での年越しが何だか沁みましたねぇ・・・
「あんたはね、自分が一番大切だと思うこと、一生懸命やり続ければいいの。
あれもこれもうまくやろうとか、世間並みになろうとか、そんな事考えなくていい。
アンタ、不器用なんだから・・」光枝(十朱幸代)
「誰に似たのかなぁ・・」久子
「お父さんよ・・・」光枝
「除夜の鐘、毎年聞くけど、煩悩って中々消えないよねぇ・・」久子
「消える端からまた生まれてくるのよ・・・だから毎年鐘つくんじゃないの?」光枝

 この母親には叶わない・・・
穏やかな気持ちの中で、除夜の鐘を聞きながら、久子は思ったんじゃないでしょうか・・・
 1990年になると、景気に陰りが見え始め、土地の高騰を防ぐために不動産への融資を規制する政策が取られ、苛立つ満田・・・ミツダ・インターナショナルの経営も急激に傾き始める。
 1991年4月、久子が一台目の車を買ってもらった村上(風間トオル)の勤める帝都信組も満田に無担保で融資したツケが回ってきて、破綻・・
1991年9月、ミツダ・インターナショナルは四千億円もの負債を抱えて倒産、
社長は背任と贈賄の容疑で逮捕され、吾郎は行方不明となる。

 村上と会う久子・・
「忙しい忙しいで走り続けて・・結局信組から切り捨てられました・・
家内が言うんですよ・・あの時、家が流されたと思えばいいって・・・」村上
「あの台風の時ですか?」久子
「あの時、何もかも無くしたと思ってまた始めればいい、そう言うんですよ、
出直しますよ・・家族と一緒に。まだまだ人生長いですからね」村上

 久子に再起を伝える村上の顔は穏やかでどこか幸せそうでした・・
家族の支えがあれば、一緒に生きていく人がいればがんばれる。
村上にとってバブルとは家族の大切さを改めて知ることができた時代のうねりだったのです。
 その村上に笑顔で答えた久子は、SuB初の女性支店長に任命され、また新しい時代を生きようとしていました。

 なんだか、一人一人の人間が時代の波に巻き込まれながらも一生懸命生きようとしている・・その姿に心が打たれました。
このドラマには偉人のような人は出てこないけど、普通に生きてる、でも、生きる事を愛そうとしている人間の姿が描かれて、だからこそ見てる者の心に響くんですよね。
 ついに来週は最終回、久子のがんばりを最後まで見守りたいと思います。

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1. トップセールス 第7話 「バブル」  [ 渡る世間は愚痴ばかり ]   2008年05月25日 18:09
1986年 バブル景気が始まった頃 日本の自動車は次々に海外に基盤を作っていった。
2. トップセールス(7)  [ ドラ☆カフェ ]   2008年05月26日 15:59
視聴率は 5.5%・・・前回(5.8)より 「バブル」

この記事へのコメント

1. Posted by ikasama4   2008年05月25日 18:29
そうそう、この時は自分もデブゴンです(笑)
ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポー
当時はこの三人がセットのように出演してましたからね。

そして、ダイヤモンドを歌う夏川さん。
今年はCDデビューも夢じゃない?!
もちろん正午さんとこの会社で(; ̄∀ ̄)ゞ

バブル時代
金が何よりも頂点にあった時代

そんな時代が崩壊した時
本当に大事なものは何なのか
それを改めて考えさせてくれます。

人との絆って時には
人を見下したり嫉妬したりするけれど
その人が窮地の時には心配して助けたいと思う

だからこそ切っても切れないものなんでしょうね。

次回で最終回。
久子の生き方と共に久子の周りのトモダチがどうなるのか

そして北村有起哉さんがどうなるのか(笑)
しっかり見届けたいと思います。
2. Posted by きこり→ikasama4さん   2008年05月26日 08:31
>そうそう、この時は自分もデブゴンです(笑)
サモ・ハン・キンポーは衝撃でした(笑
あの頃はいろんな香港映画が封切りになって、
「ミスター・BOO!」とかも笑いましたね〜
>そして、ダイヤモンドを歌う夏川さん。
いや〜、時代ですよね・・・
「無理恋」で歌うところは見ていましたが
何か新鮮でした。
何かGSふうの曲で正午さんのところからデビュー・・!
律子と一緒にデュエットとか〜?(笑
>だからこそ切っても切れないものなんでしょうね。
そうですよね。
付き合いが長くなって深くなればなるほど、複雑でいろんな想いがからまりあうけど、
そんな中にも純粋な思いがあるというのが不思議でありおもしろいですよね。
若い頃なら、不純に思う感情かもしれませんが、
今ではだからこおもしろいな〜と思うように・・・・
ところで、リーダーさんの工場の未来がとても気になります(笑
3. Posted by ルル   2008年05月26日 16:16
きこりさん、今頃すいません(^∧^)

>末長もそんなに簡単に傷つかないで、もう一押ししてみてよぉ〜!

末長は年下だから、押さないかも〜(;^_^A アセ
とすれば、「無理恋」の夏木さんも尾身さんに
強引にアタックをしたのかな?(笑)

>一人一人の人間が時代の波に巻き込まれながらも一生懸命生きようとしている・

いや〜ホントですよね〜。
村上がココで関わって来るとは意外でしたが
村上・妻(りょうさんも忙しいネ)の強さは
邦子さんや久子にも言えるわけで
こういう女性が
きっと、家族や企業を支えていたのですよね。
やっぱり人間て
一人では生きていけないな〜
(なんて、、
4. Posted by きこり→ルルさん   2008年05月26日 19:12
>末長は年下だから、押さないかも〜(;^_^A アセ
ダメ〜?
もう一押し、二押しで末長と付き合ったと思うんだけどなぁ・・・
もともと惹かれてたんだし・・・
でも、しょせん、その程度の人だったってことなのかしら・・・
来週、吾郎が真理子にせまってたから、
やっと別れて、隆男とって話に・・・はならないか?
>きっと、家族や企業を支えていたのですよね。
家族の支えがあう村上はまた新しい道を歩んでいける・・一方、吾郎ちゃんは・・・いったいどうなったのやら・・・
5. Posted by 凛太郎   2008年05月30日 14:11
今は仕事が忙しいので、ドラマでちゃんと見ているのは、この「トップセールス」と「バッテリー」だけです。どちらもNHKですが見応え充分のドラマです。
きこりさんのおっしゃる様に、スーパーマンの様なセールスマンの登場しない、人間臭い堅実なドラマがしっかり描かれた内容の濃いドラマだと思います。
6. Posted by きこり→凛太郎さん   2008年05月30日 15:50
>人間臭い堅実なドラマがしっかり描かれた内容の濃いドラマだと思います。
ほんとですよね、
久子はすごいがんばりを見せる女性だけど、
弱い部分もあるし、どこか自信をもちきれてない部分があるような・・でも、そんなプレッシャーを何とかはねつけて、強くなろうとしているところに惹かれますね〜
その他の高村や隆男、吾郎との間の複雑な感情にもうなづいてしまいます。
真理子だけは、ちょっと好きになれないかな〜
でも、隆男といい夫婦になってきてるような気もします。
7. Posted by mana   2008年05月30日 17:37
こちらにお邪魔しますぅ(^▽^;)
北村有起哉さんでしたかー!
何だかあのキャラが気になって気になって、
エンドロールで捜したんですけど、分かりませんでした。
きこりさんのお陰でスッキリ♪
私はあの工場での会話を聞きながら、
この先バブルも弾けちゃうことを知ってるだけに、
ドキドキして見てましたよ。
「やめとけ〜〜!」って。
しかし、リーダーも変われば変わるのもので…(笑)

うんうん、末長は諦めるの早かったですね。
プライド高いんですかね〜。
結ばれても上手く行きそうもないからいいですけど。

村上がこんな形で再登場するとは。
しかし風間さん、いい役者さんになったなぁって思わせました。
昔は”ただイイ男”のモデル風間トオル!(笑)
そう、あれはバブル全盛期の頃('▽'*)。。oO
久子って、時代の流れに上手く乗って生きてますね。
8. Posted by きこり→manaさん   2008年05月30日 18:51
>何だかあのキャラが気になって気になって、
私も最初気づかなかったんですョ〜
来週の予告の顔は、すぐにリーダーさんだっ!ってわかったんだけど・・
で、リーダーさんのHPで見たら、7回、8回に出演って書いてあったんで、やっとわかったというか(笑
>「やめとけ〜〜!」って。
ホントですよ〜バブル景気で調子に乗っちゃって、
その後、すっからかんになった人たちのことが思い浮かんで・・・親父さんも年だっちゅーに・・(涙
>しかし風間さん、いい役者さんになったなぁって思わせました。
私も最近そう思います!
昔は絶対消えるパターンの人だよな〜出れてもサスペンスの殺され役ぐらいだよな〜とか失礼なこと思ったことをお詫びいたします・・(笑

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