「パズル」第5回「ハチワンダイバー」第3回

2008年05月18日

「トップセールス」第6回 転機

 1981年2月、岡野(蟹江敬三)亡き後の城南営業所の所長に、マネージャーだった橋本が就任し、谷口もマネージャーに昇格。
隆男は工場建設のためにアメリカに赴任することになった。
行けば4,5年は戻って来られない。
 真理子(石田ひかり)は人形修行が軌道に乗りそうだし、娘のかおりのためにも
日本に残ると隆男(椎名桔平)に宣言。

 しかし、真理子め・・・また隆男をためしてるよ・・
「ホントに一緒に行きたかったら絶対について来いって言うよね?」って・・
子供を洗脳するな〜
いやいやいや・・つくづくめんどくさい女だわ・・
素直になりゃ〜いいのに・・
 結局、単身でアメリカに向かう隆男。

 ミヤケモータースでは「カーコンパニオン」として店頭専門でセールスをする女性を
採用することになり、城南営業所に配属された来た幸田(浅見れいな)の若さと明るさで活気づき、
所員のテンションも
 真面目だった谷口(鈴木一真)も営業に同行させるほど、幸田に入れ込み雲行きが怪しくなってくる。

 1881年5月、アメリカに赴任した隆男は日系2世である山川の案内で
デトロイト視察に向かう。
当時アメリカでは日本車が市場を侵食し、そのせいでデトロイトでは工場の閉鎖が相次ぎ失業者も増え、反日感情が高まっていた。
そのため、バーで飲んでいた隆男は日本人だというだけで暴行を受ける。

 「(アメリカ車が売れなくなったのは)経営判断のミスや努力不足もある」と
怒りから指摘する隆男・・
「私の父も解雇されました。
30年真面目に働き続けて、何の落ち度もなく、クビを言い渡されました。
日本人はみな言います。
日本車が売れるのは性能がいいからだ、日本人ががんばって来た結果だ。
でも、それは勝った人の理屈です。
 彼等は日本の車に未来を奪われている。それがここの現実なんです」と山川は話すのだった。

 未来を作るための車が争いの種になっている・・・
一日本人がどうすることもできないほどの大きな渦が巻き起こり、
その中で抵抗しようとしてもどうにもならない、そんな時代だったのでしょうか・・
 
 隆男の怪我を心配した真理子から電話が入る。
街の雰囲気を心配した隆男は「来なくていい」と伝えるが
「私が心配してないとでも思ったの?!
ねぇ、言ってよ!すぐ来いって言って!そばにいろって言って!」真理子
「・・・・・・・来てくれ・・真理子、そばに居て欲しい」隆男

 なんかね、やっとこの二人は夫婦になってきたって感じですかね。
最初っからうまくいく夫婦なんていないですョ(多分・・(6 ̄  ̄))
年月をかけて、少しずつ夫婦らしくなっていくんですよね。
 まぁ、隆男の場合は諦めも入ってますが・・・

 売った後に何のフォローもしようとしない幸田の仕事のやり方を注意した久子(夏川結衣)は思わぬ反撃でショックを受ける。
「私、槙野さんみたいな営業やりたくないんですよね。
休みなしに働いて結婚できないなんて、何か嫌なんですよね、そういうの。
寂しい女の一人旅みたいで・・」
「=( ̄□ ̄;)⇒ ガーーーン」

 これが世間の見方なんでしょうね・・
「結婚できなくて、仕事でがんばるしかない女」・・・
久子がどんなにエネルギッシュに深く人生を生きてるかなんて気づきもしない。

 アメリカに行く事になった真理子を励ますために吾郎(山口馬木也)が声をかけて
みんなが集まった。
「私は今、この人を支えてあげなきゃならないんだ、そう思ったの」と、誇らしげに話す真理子・・
 吾郎敗北・・・飲みに誘う高村(小沢健)の優しさにじ〜ん・・・

 そして・・・久子と二人っきりになった真理子。
「ホームドラマみたいな家に二人きりで取残されたらさみしすぎるじゃない・・・
それが怖かったの」とアメリカに行かなかった理由を話すのでした。
「真理子・・・
寂しいって言うのは一人旅につく言葉だよ。
真理子は違うじゃない。
 私ね、ホントは一緒に歩きたいって思った人いたのよ。
すごく尊敬してた。
ずっと一緒にいられると思ってた・・でもね、亡くなったの、その人」久子

 隆男への愛情を再確認した真理子はやっと本音を話してくれた久子を
初めて心から抱きしめるのでした。
「辛かったね・・」
 女の友情は瞬間が命ですから。

 1981年6月、谷口は幸田のことで営業先の細谷(細見大輔)と口論になる。
「彼女クラスの子がたかが車のセールスマンと結婚するわけがない。
もう少し、世間体のいい男を選びますよ」
その言葉に思わず掴みかかる谷口。
 その結果、クレームが社長の耳まで届き、自ら辞表を出す谷口。

 もちろん引き止める営業所のみなさん・・
そして晴美(佐藤仁美)も・・・
「車売る以外にできることあるんですか?
しがみついてくださいよ!車売るの好きなんでしょう?
それしかないんでしょう?
やり直せばいいじゃないですか、もう一度ここで」
「俺は同情されるのも見下されるのもごめんだ!やったことの責任は取る。
君に指図される憶えはない!」と去っていくのでした・・・

 結局、晴美も営業所を辞めて、実家に帰ることにした。
アベベに誘って飲む久子と晴美。
 そこで初めて晴美も心を開き、姉へのコンプレックスから親と確執があること、
でも、城南営業所に来て、岡野に認められ救われたことを話す晴美。
「残る理由ないですから。所長もいないし、谷口さんも・・・」

 しかし、辞めると知ってわざわざ晴美に謝りに来た谷口。
「君ならどこでも必要とされるよ。
今まで本当にありがとう。今後のことが決まったら必ず連絡する、元気でがんばれよ」
 うれし涙を流す晴美「私、がんばらなきゃ・・」

 ずっと谷口をだけを見詰めてきた晴美ですからね〜
でも、こういう人って、待ってないでちゃっかり実家でお見合いしてすぐ結婚するパターンの気がするな〜

 「あんたはどうするつもり?結婚。
臆病になって欲しくないのよ、ダメになることを怖がって、初めから諦めてしまうような生き方だけはあんたにして欲しくない」光枝(十朱幸代)
「今まで、いろんな人に支えられて来たから、これからは私が支えていかなきゃ・・
」久子
「それでいいの?」光枝
「もしもね・・この先も一人でず〜っと働いて生きていくことになっても、
それはそれで寂しいことでもみじめなことでもないと思うんだ。
お母さん見てるから、そう思えるの。
一人旅でも走ってみる、もう少し先まで」久子

 いつでも久子は前を向いている、前を向いて走ろうとしている・・・

 さて、1986年1月、取材先で吾郎はバブリーな悪魔の囁きに耳を傾けてしまう。
「金ですよ・・金が金を生むんです。
錬金術の秘密を握った者だけが世の中を動かす力を持つことができる。
下克上です、大森さん」

 同期の隆男や高村へのコンプレックスをたくみにつかれて、ダークサイドに
引き込まれていく吾郎・・・
いろんな細かい要因が彼に心の隙間を作っちゃったのね・・・マズイよ、コレ・・

 営業所では橋本が本社に戻ることになり、全員が久子の所長就任決定の瞬間を待っていたが、
前例がないということで役員会で却下されてしまう。
さらに、ミヤケモータース創業当時から働いている工場長や藤山をクビにすると聞き、
だまっちゃいられない久子。
「かけがえのない人間なんて職場にはいらんのだよ。
仕事はマニュアル化して誰もがやっても同じにできるようにする」所長
「(私達の仕事は)お客様の未来を一緒に作ることです。
車を希望に換えて喜びに換えて売れと、私はそう教わりました」久子
「車は利益を出すために売る。
営業マンは客を買う気にさせる技術があればいい。代わりはいくらでもいる」

 ひ〜〜職場が砂漠化してるよ〜
岡野とはまるっきり違う、売ればいいという効率化優先、結果優先の営業方針・・・
久子は営業所を去る決心をする。

 高村のアドバイスで外資系のディーラーのSuBの店頭を覗いた久子は
自信に溢れた営業マン末長(金子昇)の姿に希望を見出すのでした。
 思い出溢れる城南営業所の事務所に「ありがとうございました」と頭を下げ
去っていく久子・・
 で、アベベで「ミヤケモータース城南営業所解散式」?

 「転職、よく決心したね」光枝
「車を売ることはお客様の未来を一緒に作ること。
それを信じて働けるなら、そこが私のミヤケモータース城南営業所だから。
また一から出直しだ!」久子

 あくまで夢を忘れず希望を胸に力強く歩いていこうとする久子は子供の頃に見たヒーローのよう・・・
涙を流しながらも、別れを恐れずにチャレンジしようとする久子の姿には感動するとともに勇気をもらって・・・また泣けてしまいました・・。*゜(PД`q゜)゜*。
 さてさて、次のライバル末長にしょっぱなからパンチをくらい、果たし状を渡した久子の新しい時代は始まったばかり・・・負けん気を見せてくれい!

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1. トップセールス 第6話 「転機」  [ 渡る世間は愚痴ばかり ]   2008年05月18日 16:25
岡野亡き後 来月から橋本さんが所長に就任 谷口さんがマネージャーに就任 で、所長代行である柴田はアメリカに行く事になりました。
2. NHK土曜ドラマ トップセールス 第6話 転機  [ レベル999のマニアな講義 ]   2008年05月18日 16:38
『転機』内容谷口が、マネージャとなった営業所。そんなとき、本社から店頭専門のセールス要員、カーコンパニオンが配属されてくる。その女性・幸田留美子(浅見れいなさん)は、笑顔で成績を勝ち取っていく。谷口は、幸田の教育係をしていたこともあり徐々に、惹かれてい...
3. トップセールス(6)  [ ドラ☆カフェ ]   2008年05月19日 16:19
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この記事へのコメント

1. Posted by ikasama4   2008年05月18日 17:48
一緒に生きていきたい人がいるって
思えるくらい久子は所長が好きだったんですね。

今の職場がなくなったとしても
岡野の遺志を尊重できる職場があれば
前を向いて進んでいけるってとこなんでしょうね。

にしても次の職場に来て早々挑戦状(笑)
思わず「アネゴ」って呼んでしまいそうです(〃▽〃)

あれから5年
個人的に晴美と谷口がどうなったのか
ちょっと見てみたいですね。
2. Posted by きこり→ikasaam4さん   2008年05月19日 08:25
>思えるくらい久子は所長が好きだったんですね。
そうだったんですね〜
そこまで久子が思いつめてたとは・・・
それじゃ病院のベッドの中に入るぐらいはいっか・・(笑
でも、事務所で一人岡野の残したノートに触れながら涙する久子の寂しさを思うと・・・・悲しくて悲しくて・・
>にしても次の職場に来て早々挑戦状(笑)
さすが久子ですよね〜
やってくれます。
で、もちろん103台売ってくれるんですよね〜
あと2回、久子のがんばりをもっと見ていたいです。
3. Posted by ルル   2008年05月19日 16:30
きこりさん、こんにちは〜。

ホント、、久子は岡野が
好きだったのですね
悲しみを一人で堪え
明るく仕事をする彼女には泣けましたよ〜。。

>寂しい女の一人旅みたいで・・」

ったく!この人は
何もわかってませんよね
でも、こういう女性に逆上せた谷口にも不可解な(笑)
残り2話ですね〜。見てる方も書いてる方も少ないけど、ikasaam4さんと三人で頑張りましょう♪
4. Posted by きこり→ルルさん   2008年05月19日 18:23
>悲しみを一人で堪え
明るく仕事をする彼女には泣けましたよ〜。。
ほんとにねぇ・・・
久子は周りの人に甘えたりしないから・・
いつも一人で耐えてますもんね・・・
今回高村のアドバイスが生きてよかった・・・
もう結婚相手としてはあきらめたんだろうけど、
久子のために何かしてあげたいとう思いからのアドバイスだったものね・・・
>ikasaam4さんと三人で頑張りましょう♪
(笑)そうでですよね〜がんばりましょ!
あと2回・・終わりが近づくのがすごく寂しい・・・
来週はバブルへGOなのね・・・

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