「Around 40 〜注文の多い女たち〜」第2回「キミ犯人じゃないよね?」第2回

2008年04月20日

「トップセールス」第2回 最初の一台

 1974年8月、
多恵(りょう)の夫亮介(風間トオル)から「免許もない女性から車は買わない」と言われた久子(夏川結衣)は自動車教習所に通い始め奮闘中。
岡野(蟹江啓造)との「試用期間の間に3台売ること」という約束はまだ果たせていない。
 んで、免許を取ってから多恵のところに営業に向かおうとしていたが・・
「亭主に断られたら女房をくどけ!女房もダメなら子供をくどけ!」岡野
「子供さん、まだ3歳・・」久子
「何?!オマエがくだらんいい訳してる間によそが取ってくぞ!」岡野

 多恵の元へ向かった久子だが・・
「車はもういいわ・・」
どうやら仕事仕事で家庭を顧みない亮介に疲れ果ててる様子・・
それに買ったところで夫は車に乗る暇もない・・
家庭内にもギスギスした雰囲気が・・
「奥さんが運転すれば?」久子
「自動車って旦那さんが乗るものでしょ?自分で運転なんて情けないわ、
みじめな気持ちになるだけよ・・」

 女性の乗る場所は助手席であって運転席じゃない。
運転するのは相手のいないかわいそうな人・・
てか、ありえない・・ぐらいの感じだったのでしょうか?

 1台も売れない久子を心配する母光枝(十朱幸代)は就職情報を渡して、
名刺も捨てればと刺激する。
ムカーーーとする久子だったが岡野の言った「名刺はまだあるのか?」の言葉も
思い出し、営業先にメッセージを添えた名刺をくばることを思いつく。
精力的に名刺を配り歩く久子。
 
 そんな時、教習所で多恵に再会する。
久子の言葉で「運転できたらいろんなことが変わるような気がしたの」と
子供を預けながら免許を取る決心をした多恵。
「少しは無理もしなきゃ・・
できることだけですませてたら人生な〜んにも変わらないから」

 夫に頼るだけでいらいらしていた多恵が自分を変えようと可能性を信じて
がんばっている・・
こういう出会いが営業の醍醐味なのかもしれませんね。

 久子は車を下取りして新車を入れてくれるという設計事務所の浅岡の元へ行くが、
またしてもセクハラもどきの条件をつけられ、あせった久子は一瞬迷うがはねつけるのでした。
「そんなに固いと売れるもんも売れないよ!」浅岡

 がっくり来た久子は報告の時、岡野に
「私、甘いでしょうか?車を売るには女の武器を使うぐらいじゃないと」とぼやいてしまう。
「車のセールスをなめるな!!
そういうやり方で売ってきたら、俺はオマエをその場でクビにする、いいな!!」
 事務の藤山(梅沢昌代)にも
「アンタ甘いね。上っ面だけ捨て身のフリをしても(岡野には)通りゃしないよ。
あんまり所長をがっかりさせなさんな」と言われる。

 岡野所長、いいッスねぇ・・
久子をきちんとしたセールスマンに育てるため、あくまで営業の表街道を歩けるよう指導。
藤山も時には厳しく、そして優しく大人の距離で久子を見守ってるのが伝わってきます。

 さて、久子が転職して隆男(椎名桔平)と接近したことを心配した吾郎(山口馬木也)と高村(大沢健)が久子の実家のお好み焼き屋に集合をかけた。
しかし、久子の件をまったく聞いていなかった真理子(石田ひかり)は
ジェラシーメラメラで怒って帰ってしまう。
 吾郎によると、隆男が好きだったのは久子らしい。
でも、久子が真理子との仲を取り持ってしまって、結婚へと進んだらしい・・
きっと、真理子に隆男が好きだとか先に言われちゃったんだろうねぇ・・

 そんな頃、多恵のために子供の世話をして遅くなった久子は岡野に行商をしていた母の思い出を話す。
「どうしたらお客さんの役に立てるか考えてるだけ」と言って、
嬉しそうに行商先の家の人の用事を引き受けていた母・・

 「お前のお母さん、どこで商売のコツを覚えたんだろうな・・・
御用聞きか・・いい言葉だな・・」岡野
「・・・・・・・・!」久子
 岡野の言葉にヒントを得た久子は営業の発想を変えることにした。
『どうしたらお客様の役に立てるか、車を売るよりも先にそれを考えることにしました。
母譲りの御用聞き営業です』
 久子は営業先で積極的にいろんな手伝いをして回るのでした。

 おもしろいですね〜
車に乗っていた父の姿が脳裏に刻まれ、母の生き方を見てきた久子だからこそ思いついた営業法。
ちゃんといままでの人生が営業には反映されてるんですね。
 「男と同じことをやってどうする?」と岡野が言ってましたが、
女性としての久子ならではの営業のやり方、やっと見つけましたね。

 1974年9月、台風の中でも久子は営業に回っていたが多摩川が増水していることを知り、
身重の多恵の手伝いに行く。
そうするうちに堤防決壊する恐れが出て避難することになり、留守の旦那さんの代わりに避難所へと付き添う久子。
 で、仕事を終えて避難所に来た亮介は文句ばかり・・
さらに久子に対しても
「人の弱みにつけこんで恩を売ってまで成績上げたいですかねぇ、浅ましいもんだなぁ」と。
 さすがに怒りだ出した多恵と人目もはばからずケンカを始める二人・・・

 自分に頼ろうとばかりすると多恵を責める亮介に多恵が免許を取ろうと通ってることを話す久子
「私はセールスマンです。
車を売りたいです。買っていただきたいです。
でも、家族がバラバラだったら車を買っていただいても意味がないんです。
車を買ったらドライブをしよう、お父さんの送り迎えもしよう、
そういう家族の楽しい未来を作るために車はあるんです。
未来を一緒に作らせていただきたいから私は車を売るんです。
意味がないんです・・家族が壊れてしまったら・・」

 TVのニュースで写された台風16号の豪雨で多摩川決壊により流された家、浸水した家の映像・・
追いまくられるように家庭の団欒も捨てて働き続けてきた男だけでなく、
支えてきた家族達にとっても衝撃的だったでしょう。
 70年代に山田太一が原作·脚本を手がけた「岸辺のアルバム」というドラマも
最終回は多摩川の決壊で家が崩れていく様子が描かれていました。
 イケイケヤレヤレ!でがむしゃらに突き進んできた日本人が家族というものを考え直した事件だったのでしょうか・・

 そして相変らず営業に励む久子のところに多恵と亮介たちがやってくる。
「車を売ってください。
私達、槙野さんから車を買いたいんです。
私達家族の未来を一緒に作っていただけませんか?」亮介
「はい・・・ありがとうございます(涙」

 いや〜こっちも泣けてきちゃいましたよ・・
久子の御用聞き営業の成果が出たのはそのすぐ後で、晴れて正社員になることができたのでした。

 その後、営業成績も順調に伸びていく久子でしたが・・・不渡りをつかまされ・・
えらいことになっちゃいそうですョ・・・
この当時の車っていくらぐらいなのかな〜?久子がかぶることになっちゃうの〜?
それにしても夜逃げした大澤さん・・犬を置いてくな〜!!

 いや〜おもしろい!
ひとつのモノを「売る」「買う」という行為の中にこんな濃い人間模様があるとは・・
私、モノを買う時にはできればそういう人との関わりをを排除した中で選びたいと思ってきましたが・・
何だか羨ましい感じですわ・・
 そうそう、営業トップ争いをする谷口のそろそろかんでくるんでしょうか?
来週も楽しみです。 

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1. トップセールス(2)  [ ドラ☆カフェ ]   2008年04月20日 23:24
「最初の一台」
2. トップセールス 第2話 「最初の一台」  [ 渡る世間は愚痴ばかり ]   2008年04月20日 23:53
女性は結婚が永久就職。 社会に出て働くのはとても難しい時代だった。

この記事へのコメント

1. Posted by けいくんだぞうさん   2008年04月20日 21:35
4 「ごくせん」を見ないで、このドラマを見てました。1回目は見逃してしまったのですが、今回はしっかりと最後まで夢中になって見てました。1970年代の世相を盛り込みながら、「働くこと」の意味を考えさせられるよいストーリーでした。いつの時代でも、女性が働き続けるには、理解ある上司や同僚、家族の存在は、欠かせないと思いました。「嫁に行け」と言わずに働く娘を応援する母親役を十朱幸代さんが好演していらっしゃいました。視聴率は、芳しくないでしょうが、このドラマのように、演技力ある俳優さんたちによる骨太なドラマを待望している視聴者も多いと思います。
2. Posted by ルル   2008年04月20日 23:30
きこりさん、こんばんは〜。

>それにしても夜逃げした大澤さん・・犬を置いてくな〜!!

そうだぁ〜そうだぁ!
それにしても
一台目が売れた時はワタシも
泣けましたよ〜
久子のようなセールスウーマン(笑)がいたら
いいですよね〜。
来週も楽しみです♪
3. Posted by ikasama4   2008年04月21日 00:36
「未来を作る」

面白いですね。
久子はお客様の未来を作ると同時に
自分自身の未来も作っていってるのですからね。

今の時代だとモノを買う際に
こうした人との関りには何か裏があるとか
鬱陶しいとか思ったりしてしまうんですが
本当に槙野さんみたいな人だったらと思うと
たしかに羨ましいですね。

次回、槙野がどうなっていくのか楽しみです
(≧∇≦)b
4. Posted by きこり→けいくんだぞうさんさん   2008年04月21日 13:16
>今回はしっかりと最後まで夢中になって見てました。
私もメモ取りながらすんごい真剣に見てました。
最終的にはすごい人になるってわかってるのですが
この地道な努力が報われるといいが・・と見守っていました。
>女性が働き続けるには、理解ある上司や同僚、家族の存在は、欠かせないと思いました
そうなんですよね、固定観念にとらわれず思い切った判断をしてくれる岡野のような上司にめぐまれたからこそ、久子もがんばることができた。経理のおばさんの暖かい視線も背中を押してくれたし、
十朱さん演じる母親らしい励ましも・・
この時間帯は地味ですが、しっかりとしたドラマが味わえる貴重な時間帯ですよね。
5. Posted by きこり→ルルさん   2008年04月21日 13:20
>そうだぁ〜そうだぁ!
ね〜!しかも首輪つけたまま・・債権者の人達も
わんこのことなんて気にしないだろうし・・
心配になったよ〜
>久子のようなセールスウーマン(笑)がいたら
いいですよね〜。
今は車というでかい買い物をするときですら
それほど、セールスマンと深い関わりなく買ってると思うんだけど・・・
何かモノを買うっていうことはどういうことなのか
改めて考えさせられました。
久子と隆男との今後も気になりますね〜

6. Posted by きこり→ikasama4さん   2008年04月21日 13:27
>久子はお客様の未来を作ると同時に
自分自身の未来も作っていってるのですからね
そうなんですよね、
お客様のことを思って行動した結果、久子の未来につながってきている、すごくおもしろいですよね。
しっかり者でがんばりやの久子だけど、
谷口との競争がチラついて、ついつい不渡りを掴んでしまいましたが、そういう人間的な姿が
またいいですよね〜
一歩づつ着実にセールスマンとして成長していく姿を見るが楽しみです。

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