「14才の母」第七回「家族」第六回

2006年11月24日

「嫌われ松子の一生」第七回

 昭和52年2月、やっと松子(内山理名)も出所。
「あなたは罪を償いました。恐れることもひるむこともありません。
これからは堂々と胸を張って生きていくのよ」瀬川課長(片桐はいり)

 いや〜片桐はいりさん、相変わらず不思議な存在感です。
でも、あの世とこの世の間にいる番人のような、
シャバの人間でもなければムショの人間でもない、難しい立場で
生きている独特の雰囲気がありました。
 余計な温情など感じさせないところがかえって気持ち良かったです。

 8年前の「待ってるから!」の言葉を頼りに島津(杉本哲太)を訪ねてみれば・・
奥さんと子供らしき存在を見て、反対側へ歩き出す松子。
「松子の事は忘れたことがなかった!すまない・・・」
「大丈夫・・私は大丈夫だから・・」
『大丈夫なんて言葉を口にする人間が大丈夫な訳ありません。
でも、全ては遠い過去になったのです。これでもう思い残すことはありません』

 ムショの中では時間が止まっていた。
シャバに出て、やっと時差に気づいたのです。
あの世(ムショ)に行ってしまった人よりも、この世にいる生身の女性を求めるのはしかたのないこと。
ずっとこの世で生活してきた島津にとって、松子は過去から来た幽霊みたいなものなのです。


 松子は刑務所にあった美容室と同じ「あかね」という名前の美容室を銀座で見つけ、
懐かしさから、ここで働かせてもらいたいとオーナーの内田あかね(秋野暢子)に頼み込む。
テストに合格した松子は内田の店で働くことになった。

 あかねは自分も刑務所にいた過去を話し
「這い上がろうとする女達の手助けをしてやりたいんだ。
本当に信用できるのは、地獄を見た人間達さ。
そこから這い上がろうとする人間、私はとことん信用する。
 どんなに辛くても決して諦めるんじゃないよ。立ち直ってみせるんだ」あかね

 いい人に出会えたじゃないですか〜。
情があるだけじゃなく怖さもあるあかね。
そんな人がそばにいれば、どうしたって前向きに生きていかさるでしょ・・

 そして「シャバで待ってるから!」と言っていためぐみ(小池栄子)とも再開する。
2人で酒を飲み、語り合う。
めぐみは出所後、水商売の世界に入り、ストリッパーの仕事をしていたが、
モデル事務所の社長と結婚したけど、夫の事務所の経営はうまく言っていないようで・・

 何かモデル事務所社長・・とかっていうとどうしても野田社長の顔が
浮かんでしまうわ・・
夫を助けるためAV女優になって金を稼ぐから、その時のヘアメイクをやってほしい
というめぐみの頼みを断る松子。
「めぐみの言ってた希望って身体を売って稼ぐってこと?」

 なんだよ、なんだよ〜!松子ったら、いいこぶって・・
夫のために身体をはってがんばろうっていう友達を助けてやろうとは思わないのかい?
何か変だぞ!

 さて、美容室では松子の事が気に入らない同僚達による陰湿ないじめが始まっていた。
履歴書を盗み見た琴美(原田夏希)らがネチネチと松子の過去を責め立てていた。
「私達はね、みんな一度だって罪を犯したことはないわ。
それで当たり前なのよ。
一度でも罪を犯した人間は何度だってやるのよ。
人生に敗者復活戦はないのよ」

 そんな〜!信金さん!そうなんですか〜?!
一度だって罪を犯したことがないなんて・・・逆にそっちの方がヤバイんじゃ・・

 前科者とは仕事はできません!と去っていく従業員を黙って見送るあかね。
「あんな奴ら、こっちから願い下げだよ。
ここが正念場だよ。約束しただろ?ちゃんと立ち直って成功するんだって」あかね

 あかね姐さん!ついて行きます!
たいしたもんだよ蛙のションベン見上げたもんだよ屋根屋のふんどしってね!(by 車寅次郎)

 そんな松子の所へ、めぐみが来て、出演したアダルトビデオを持ってくる。
涙を流しながら「私は負けないから。何本も出て大もうけしてやるんだ・・」
しかし、落ち込んでいる松子には、めぐみの精神力の強さというか
地響きがするようなど根性に違和感を感じたのでしょうか・・
「もう店に来ないで欲しいの。
私達会わないほうがいいんじゃないかな・・」

 ( -.-) =з
めぐみを視界から消したところで、過去は消えないんだけどね・・
開き直って生きていくしかないじゃないのぉ〜
やっぱり松子は生きる力が弱すぎるのだわ・・
 松子の気持ちもわかるめぐみは
「もし、私が必要な時が来たら、いつだって私は松子の力になるから・・」なんて・・
松子の周りには男気のある子が集まるね〜

 さて、松子が働く美容室は、偶然にも龍(要潤)の姐さん(?)(なんつうの?
組長の奥さん?)のひいきにしている店だった。
松子の帰りを待ち伏せする龍。
苦節何年でしょう・・・やっと松子と再会。
でも「川尻先生!」って・・・
その名前でだけは呼んで欲しくなかった・・・
「ずっと先生に謝らなければと思ってました」龍
「あなたに何がわかるの?!思い出したくないの!」
「先生にあえて自分嬉しかったです(しゅん・・・)」
「待って!一緒にご飯食べよっか?」

 ん?過去を思い出させる人間とは会いたくなかったんじゃなかったのか〜い?
も〜ホントに男が絡むとアレなんだから〜!
『龍洋一との再会は、さらなる泥沼へと私を引き込んでいったのです』
って、これ以上泥沼が?!
いったいどこまで落ちれば気がすむんだぁ〜

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この記事へのコメント

1. Posted by nanapu   2006年11月24日 20:54
昨日はドクターコトー見るの忘れた・・・・
ジェイコムでつい映画を見ていて・・・なんの映画かもわからんが・・・面白かった。
今晩はベートーベン見るかな?
2. Posted by ヨーコ   2006年11月25日 07:08
5 せっかくいい美容院で拾ってもらえて働ける様になったのにさ、来週からまら泥沼か〜。
自分はいつも男でダメになってるって、いつになったら気づくのかなぁ・・・でもこういうタイプの人って一生女なのよね。誰かいないと生きていけないんだわ。
小池さん、今回もグッジョブ!
現在の場面だけがコントで回想シーンは大丈夫だね(笑。
3. Posted by まこ   2006年11月25日 13:36
あぁんもぉ、松子ったら!!!
シャバでがむしゃらに頑張ってるめぐみに
向って何て事言うだ!!!
なのに、いつでも力になるからだなんて・・・
めぐみ、いい人だ〜〜〜

ヘアメイクも担当してあげれば良かったのにさ。
松子のアホーーー!

頼むから、オーナーのあかねさんを裏切るような事は・・・と思いつつ、松子の事だから無理!(笑)
4. Posted by めいまま   2006年11月25日 14:06
こんなに周りにいい人ばかりが、そしてみんな手を差し伸べてくれるのに〜〜〜
どうして立ち直れないのでしょう?不思議!?
つうか、それが松子?又しょうも無い男と堕ちて行こうとしているよ〜!?”選択の歯車”がおかしくなっているのかねぇ〜?(苦笑)
5. Posted by きこり→anapuさん   2006年11月25日 15:10
>昨日はドクターコトー見るの忘れた・・・・
いや〜でも、ドクターコトーの方がかなり視聴率いいらしいよ・・
もともとこのドラマ見てる人少ないけど、
さらに少なくなったような・・・
松子の懲りない様子に耐え切れずに見捨てたのかしら・・・
私はヤンキーな要君見たさに見てるよ〜(笑
6. Posted by きこり→ヨーコさん   2006年11月25日 15:16
>せっかくいい美容院で拾ってもらえて働ける様になったのにさ、来週からまら泥沼か〜。
この人はね〜何なんでしょ・・・
泥沼じゃなきゃ生きていけないのかしら?(笑
水清ければ松子住まずってね・・
>でもこういうタイプの人って一生女なのよね。
そうなんだよね〜
同じこと繰り返して苦しんでるっていうか・・・
その泥沼の連鎖を断ち切りましょうよ!
せっかく手に職をつけたのにね〜
もう北村さん出ないのかな〜カンバーック!一輝!
7. Posted by きこり→まこさん   2006年11月25日 15:20
>シャバでがむしゃらに頑張ってるめぐみに
向って何て事言うだ!!!
そうだよ〜!
いいじゃないのAVだろうとDVだろうと!(ん?)
めぐみが必死に生きていこうとしてるのに、
>その気持ちがわからんとね!頼むから、オーナーのあかねさんを裏切るような事は・・・と思いつつ、松子の事だから無理
そうなんだよ・・・
信頼とか愛情をかけられると逃げ出してしまうっていうか破壊的な行動にでてしまうんだよね・・
しかし・・・暴力的な要君・・似合ってるのが怖い・・

8. Posted by きこり→めいままさん   2006年11月25日 15:23
>どうして立ち直れないのでしょう?不思議!?
つうか、それが松子?
そうなのかも〜
立ち直りたくないのかも・・も〜常に負のサイクルで動いてっからね〜
プラスに行こうとすればするほどマイナスに引き寄せられるっていったい・・
>選択の歯車”がおかしくなっているのかねぇ〜?(苦笑)
歯車がないのかも(笑
とりあえず来たバスに乗っちゃって、
あれ〜?こんなはずじゃなかったのに〜?変だな?
とか言ってバスから飛び降りることの連続ですからな〜
来週も?

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