「14才の母」第三回「家族」第二回

2006年10月27日

「嫌われ松子の一生」第三回

 徹也(萩原聖人)の親族に出席を断られた松子(内山理奈)はそっと別れを告げる。
一人になった松子は牛乳配達とレジ打ちをしながら生活していく。
そんな松子を支えようとする岡野(谷原章介)

 親切心かと思えば、結局はスケベ心からだったという岡野・・・
やっぱりね・・
いちおう徹也の実家に墓参りに連れて行くという名目だけど、泊りがけの旅行へ
誘う岡野ちゃん。
ちゃんと部屋は別々に取って、その夜もじらしたあげくに松子の方から
「私を抱いてください!」と言わせるなんて・・・
「困ります!そんなつもりじゃ・・」ってしらじらしいぞ〜!
作戦勝ちだあね〜

 そんな事には全然気づかない松子は、岡野が言う
「妻との間に愛はなかった。君は本当の愛が何かを教えてくれたんだ」
という言葉を信じて、楽しい毎日を始める。

 いちおう不倫なんだけどね〜
そういう苦しみは松子にはいっさいなし。
目の前に愛があるなら、それにしがみつくのみ。
『今度こそ見つけた安住の地。
たとえ妻にはなれなくても愛人であってもかまわない。
私は心の底からそう思ってました』
 

 生活に張りが出てきた松子は、調子に乗って、又、故郷へ帰ってしまう。
留守の間、勝手に入り込み、父親の日記を読むと、
松子が出て行ってからずっと松子からの連絡を待っていたらしい父の文章を読んで
涙にくれていると、弟の嫁が帰って来てびっくり仰天。
 無理やりお金を渡して帰ろうとするとおかしくなってしまった妹にすがりつかれる。
突き飛ばして家を飛び出す松子。

 しかし、何で帰るかね〜
あれほど、紀夫にもう帰るな!って言われたじゃん!
でも、そこが松子なんですね。
あの時、自分のしでかしたことの重大さに泣いたはずなのにもう忘れている。
だから、時間がたてば、他の人も忘れて許してくれると思っている。

 さて、元AV女優の沢村めぐみ(小池栄子)さん登場しましたね〜。
小池さん、がんばってキャラ創ってますよ〜
ちょっとコントっぽいけど、それはおいおい慣れてくるでしょう・・
女傑と言う感じを出そうとして、ステレオタイプな喋り方にはなってますが・・
これからですよ。
 「ロビーで一番いい女に声をかけな!それが私だ」
うひょ〜!女と生まれたら一度は言って見たいもんですね〜
この貫禄はちょっとやそっとじゃ出てきませんよ〜
来週は松子との関係がはっきりするようで、すごく楽しみです。

 さて、やっぱり自分には岡野しかいない・・と思って気づいてみたら
最近、冷たい岡野ちゃん。
仕事に行くと言って早々に帰る岡野を尾けていくと・・・
豪邸でかわいい奥さんがお出迎え・・・
それを見た松子はいたずら心でピンポーーン!
「このあたりに川尻という家を探してるんですが・・?」
出てきた岡野はギョッ!!
次の日、怒鳴り込みに来る。

 多分、松子は家庭争議を起こそうとしたんじゃないんですよね。
岡野への愛情から・・・
愛がないと言ってた奥さんのところに帰らなきゃならなくてかわいそう!
私が救ってあげなきゃ・・ぐらいの気持ちだったと思います。
 でも、その結果は岡野を怒らせ、隠していた本心を知さられる羽目に。
「僕は君を自分のものにしたかった・・
才能も情熱もかなわなかった八女川に勝つために奪いたかった」と。

 求められたから愛だと思った。
でもそれは勘違いだった。
あてつけに死のうと思ったけど、手首の切り方が浅くて死ねない。
朝、目が覚めて、自分で床のシミとなった血の始末をする情けなさ。
岡野の妻が置いていった手切れ金を一枚一枚やぶいて、窓からパアーーーー!!

 もう、いいや・・
落ちるなら、とことん落ちてやろうっと・・
白夜へ行って、赤木マネージャー(北村一輝)の前で堂々と服を脱ぎ
一糸まとわぬ姿で「ここで働かせて下さい!」ニコッ!
 驚きながらも受け入れる赤木。
スミ子姐さん(鈴木蘭々)がつけてくれた源氏名雪乃として働くことに。
下着姿で満面の笑みを浮かべ
「いらっしゃいませ!雪乃でございます!」という姿を見ていたら何故か涙が・・

 人の心に無頓着なように、自分自身の痛みにも無頓着な松子。
精神年齢が中学生から止まってしまっているような松子は
自分が今いる場所がどんなところか、どうなっていこうとしているのかも
気づかない。
 いろんな事に気づかないがゆえの無邪気な笑顔が悲しい。
赤木マネージャー、松子を救ってやって!

 今週の一輝のファッションもイカしてましたね〜
エンジ色みたいなでかいエリのシャツにベスト、
黒に朱色の入ったペイズリーのペラペラシャツ、ボトムはパンタリョーンなのかしら?
もっといろんな一輝が見たいわ〜
来週も乞うご期待!


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この記事へのコメント

1. Posted by ヨーコ   2006年10月27日 15:48
5 常に「この人がいないと生きていけないっ!」って思っちゃうのね、松子は・・・ある意味羨ましいけど。
今回の話題は何と言っても、一生懸命頑張ってる小池栄子と可愛い一輝でしょう♪頑張ってるのに申し訳ないけど、笑っちゃうんだな〜小池さんが登場すると。ゴメンよ〜って思いながら笑ってたよ(笑。一輝はこのドラマでファン増えそうだね。笑顔とか照れる表情が可愛いもの♪
2. Posted by きこり→ヨーコさん   2006年10月27日 22:32
>松子は・・・ある意味羨ましいけど
ほんとだよね〜思い込みが激しいんだろうね〜
>一生懸命頑張ってる小池栄子と可愛い一輝でしょう♪
そうそう!!コントかよ!って感じの・・
あのキワモノっぷりがたまらないよね〜
一輝を見るのも楽しみだよね〜
も〜どんなファッションでも似合っちゃうから!
一輝ったら!
そして、この商売長そうなのに実は純情そうな様子・・このギャップがいいねぇ・・
3. Posted by キッド   2006年10月28日 00:14
きこり様、こんばんは。

疑うことを知らない松子。
つまりすべて自分が思いこんだ通りでないと
パニくるわけですよね。
彼は盗んでいる。
盗んでいるのを隠している。
でもそれを告白してくれる。
・・・告白しない。ええーっ。

彼は私を愛している。
彼は私を見たらすっごく喜ぶ。
・・・彼は喜ばない。
ええーっ。

父は私より妹を愛している。
妹がいなければあたしだけを愛してくれる。
・・・父は妹も私も愛していた。
ええーっ。

精神年齢というよりも
もーどーしようもなく
ビョーキです。

しかし、松子をビョーキだと断定すると
ほとんどの人がビョーキになってしまうので
ブンガクということにしているのです。

ま、大ビョーニンのキッドが言うのも
なんなのですが・・・。

来週は北村さん出番多そうですね。
4. Posted by めいまま   2006年10月28日 00:25
>今度こそ見つけた安住の地〜
何度聞いた事か…これから何度聞かされるやら^^;
>ボトムはパンタリョーンなのかしら?
夜中に爆笑しちゃいましたよ!!あのテッカッテカのシャツが似合う男は日本広しと言えども”一輝”と”ヒロシ”位のもんよ♪
しかし、内山理名ちゃん思い切りましたねぇ〜!
5. Posted by ads(あず)   2006年10月28日 01:42
脇役たちが意外にも光りまくっていますね。
公式サイトでは新たな登場キャラとキャストが紹介されたけど、
その多さには驚いてしまいました。
それが唯一の楽しみだったりして?(笑)

いや、楽しみはこちらでもあるんです。
blogでの人気がどうも下火な中、
きこりさんの松子レビューは楽しみにしているんですよ。
松子と同様、前向きな意見が満載だ〜。
6. Posted by まこ   2006年10月28日 13:58
一輝だけでも濃いかったのに、栄子嬢キターーー!(笑)
あの江戸っ子口調(なのか?)の威勢の良さが
たまんねぇじゃねぇかっ!ちくしょーめ!

あぁ、前向きで能天気な松子が素敵
あんな風に生きられたら楽だろうな・・・←ちょっと疲れてま〜す(笑)
7. Posted by ミカ   2006年10月28日 23:20
琥珀色の月にトラックバックしていただきありがとうございました。こちらもさせていただいたんですが、3つもなっちゃったので削除願います(笑)
お手数おかけします。

嫌われ松子の一生に関してずっとブログで綴っていきますので、またよろしくおねがいします
8. Posted by きこり→キッドさん   2006年10月29日 15:49
>つまりすべて自分が思いこんだ通りでないと
パニくるわけですよね。
そうんなんですよね〜
そして、そのパニくりようが尋常じゃない!
ウエイトレスからいきなり白夜に行ってしまったように、いきなり底まで行っちゃうっていうか・・(笑
0か10かじゃないと気がすまないんですかね〜
考えてみりゃ、八女川との生活も普通の人だったら濃すぎる生活なのにすんごい生き生きしてましたもんね〜
>来週は北村さん出番多そうですね。
でも、これでお別れなんですね〜
寂しいわ〜
9. Posted by きこり→めいままさん   2006年10月29日 15:52
>何度聞いた事か…これから何度聞かされるやら^^;
そう、この言葉聞くたんびに何かおかしくなっちゃいますよね〜(笑
でも、きっと、その都度真剣に思ってるところが
松子なんでしょうね。
>あのテッカッテカのシャツが似合う男は日本広しと言えども”一輝”と”ヒロシ”位のもんよ♪
確かに!!
ヒロシの事を忘れていたわ〜!
ヒロシが着るとなんかビンボーくさいけど
確かに着こなしてるわ〜!(笑
10. Posted by きこり→あずさん   2006年10月29日 15:59
>脇役たちが意外にも光りまくっていますね。
そうなんですよね〜!
消えた行ったキャラ八女川さんも、多分消える北村さんも、すごく存在感があってもう会えないのが寂しいですよ〜
>blogでの人気がどうも下火な中、
きこりさんの松子レビューは楽しみにしているんですよ。
ありがとうございます!励みになりますよ〜
やっぱりみんな「コトー」の方にいってるんですよね〜?
「松子」は徐々におもしろくなってくるパターンだと思ってるんですがね〜
内山さんもだんだんノッてきてるようだし・・


11. Posted by きこり→まこさん   2006年10月29日 16:02
>あの江戸っ子口調(なのか?)の威勢の良さが
たまんねぇじゃねぇかっ!ちくしょーめ!
(笑)いや〜何なんでしょうね〜
あの栄子嬢の喋りは・・・
まこさんは見てないと思いますが昔やってた「プレイガール」とかを思い出したわ〜
何か、見てるとこそばゆくなるような・・って言うか・・チックショーーって叫びたくなるっていうか・・(笑
目が離せませんよ〜
松子のゆれ幅の大きすぎる生き方は見るほうにも
気合が要求されるよね〜?
12. Posted by きこり→ミカさん   2006年10月29日 16:05
>嫌われ松子の一生に関してずっとブログで綴っていきますので、またよろしくおねがいします
あのいろんな意味で波乱万丈な松子の人生に付きあう人が少しづつ脱落していってる中で、
気持ち固まってますね〜(笑
私も、このドラマはけっこう好きなんで、
記事のアップは相変わらず遅いですが
よろしくお願いします。

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