2006年08月21日
「モリのアサガオ」 第五巻 郷田マモラ 著
本屋に行ったら、5巻が出ていたじゃありませんか。
もう、一気に読みましたよ。
刑務官になり死刑囚房で働いて一年、及川直樹にはほのかな自信のようなものが
育ちつつあった。
気になるのは、同じ年代で、両親を殺した男の敵討ちをして死刑囚となった渡瀬満の存在。
他の死刑囚達とは違って、死を恐れずに静かに刑が執行される日を待っているような渡瀬の態度の奥にあるものは何なのかを直樹は知りたいと思っていた。
そんな時、直樹は戸籍抄本から、生みの親は別におり、自分は養子だったことを知る。
実の父親は死刑囚や元刑務官から何度もその名を聞いた「山本」。
直樹は「山本」を調べているうちに、自分自身の出生の秘密や何故死刑囚房で
働いていたのかを知り、自分の運命と向き合うことになる。
今までは、直樹との関わりによって、死刑囚達や被害者家族、加害者家族達の
姿を描いてきたが、ここに来て直樹本人の生に焦点が合わされる。
そして、それがそのままこの漫画のテーマに結びついている。
謎解き的な部分もあり、すごくおもしろい構成になっている。
1巻から5巻まで見ると壮大な人間ドラマになっているのだ。
自分自身の生の根本を揺るがすような事実を知ることのへ恐怖心と戦いながら
傷ついてぼろぼろになっても、真実を知ろうとする直樹の姿に心が打たれる。
さらに、そんな直樹を静かに強い意志で見守ろうとする周りの人々。
そして、自分の運命を受け入れられず苦しむ直樹を救ってくれたのは、死刑囚の渡瀬だった。
もう、一気に読みましたよ。
刑務官になり死刑囚房で働いて一年、及川直樹にはほのかな自信のようなものが
育ちつつあった。
気になるのは、同じ年代で、両親を殺した男の敵討ちをして死刑囚となった渡瀬満の存在。
他の死刑囚達とは違って、死を恐れずに静かに刑が執行される日を待っているような渡瀬の態度の奥にあるものは何なのかを直樹は知りたいと思っていた。
そんな時、直樹は戸籍抄本から、生みの親は別におり、自分は養子だったことを知る。
実の父親は死刑囚や元刑務官から何度もその名を聞いた「山本」。
直樹は「山本」を調べているうちに、自分自身の出生の秘密や何故死刑囚房で
働いていたのかを知り、自分の運命と向き合うことになる。
今までは、直樹との関わりによって、死刑囚達や被害者家族、加害者家族達の
姿を描いてきたが、ここに来て直樹本人の生に焦点が合わされる。
そして、それがそのままこの漫画のテーマに結びついている。
謎解き的な部分もあり、すごくおもしろい構成になっている。
1巻から5巻まで見ると壮大な人間ドラマになっているのだ。
自分自身の生の根本を揺るがすような事実を知ることのへ恐怖心と戦いながら
傷ついてぼろぼろになっても、真実を知ろうとする直樹の姿に心が打たれる。
さらに、そんな直樹を静かに強い意志で見守ろうとする周りの人々。
そして、自分の運命を受け入れられず苦しむ直樹を救ってくれたのは、死刑囚の渡瀬だった。
死刑囚という存在、「死刑制度」の是非、被害者と加害者、裁くものと裁かれるもの、
それを見守るもの、様々な面から人間を描いてきたこの漫画だが、さらに「冤罪」というテーマにも関わっていく。
人間が人間を裁く上で出てくる問題、その結果、受け入れねばならない人間の心。
この漫画、深い!深すぎるよ〜
ラスト、冷静に死を受け入れていたかのような渡瀬の心が壊れ自殺未遂をする。
いったい何が渡瀬の心を乱したのか、渡瀬自身の真実とは・・
直樹は「留置所という森の奥深くにある底なし沼の存在」に気づくことになる。
もう、次の巻が待ち遠しいよ〜
う〜ん、この漫画、映画化かドラマ化して欲しいな〜。
「モリのアサガオ」第二巻
「モリのアサガオ」第三巻
「モリのアサガオ」第四巻
「モリのアサガオ」第七巻
それを見守るもの、様々な面から人間を描いてきたこの漫画だが、さらに「冤罪」というテーマにも関わっていく。
人間が人間を裁く上で出てくる問題、その結果、受け入れねばならない人間の心。
この漫画、深い!深すぎるよ〜
ラスト、冷静に死を受け入れていたかのような渡瀬の心が壊れ自殺未遂をする。
いったい何が渡瀬の心を乱したのか、渡瀬自身の真実とは・・
直樹は「留置所という森の奥深くにある底なし沼の存在」に気づくことになる。
もう、次の巻が待ち遠しいよ〜
う〜ん、この漫画、映画化かドラマ化して欲しいな〜。
「モリのアサガオ」第二巻
「モリのアサガオ」第三巻
「モリのアサガオ」第四巻
「モリのアサガオ」第七巻
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