「結婚できない男」第6回「かもめ食堂」 荻上直子監督

2006年08月10日

「PS羅生門」第六回

 先週、録画したのに見る暇がなかったんでまだ見てないんですが
何か、今回流れがスキッとしてすごくよかったんじゃないですか?
ラストの主題曲が終るまで集中して見ることができましたよ。

 今回のテーマは「死に金」と「生き金」でしょうか。
銀行の金を使い込んで刑務所に入り、出所してストックしてあった金を拝もうとしたらすでに奪われていた男、河辺。
 そして、銀行の強引なやり方に翻弄され借金地獄になった末、
せめて社員達へは給料を渡したいとの思いでATMの現金を強奪した
街工場の社長住岡(前田吟)。
 対照的な二人の男の生き方が描かれました。

 「社員のためにそこまでやる社長は他にはいませんよ」と城東銀行の
竹岡(半海一晃)が言うだけあって、社員達にも慕われ、
給料を払うよと宣言したのに心配して見守ってる社員達。
遅れていた給料がもらえるのに「その金を返してきて下さい」と頼む社員達。
 その言葉に
「私は私だった。誰かを怨んだり憎んだりした訳じゃない。
これは私の決意なんだ」


 確かに犯罪で得た金ではあるけれど、明らかに河辺の持ってた金とは
違う種類のお金だと思うのです。
 社員一人一人に感謝の気持ちを伝え、給料を渡す住岡社長。
「皆さん、約束してください。必ず、生きて元気でいてください。
その代わり、私も皆さんと約束します」

 生きていくための金、生き続けていくための金、
社長から渡されたこの給料は、ただ物を買うための紙ではなく
命の証書にも等しいものだと感じたはずです。
 黒田達の車に乗った社長を追いかける社員達の姿には泣けましたよ〜

 そして、同時進行で描かれた土橋(佐野史郎)の借金小地獄。
彼にとって金とは何ぞや?
 多分、お金で苦労した土橋。
今や、借金を借金で返すという、もはや金が常に回転している状態。
でも、何とか生きていってるからそれなりに自分のためにも使ってるんでしょう。
結局、どこかへ流れて行く金ならどこから来ても同じじゃん!
人の金も俺の金!って感じですかね。

 そして、お金の怖さを知りながら多くの人間を追い詰めてきた竹岡と支店長。
彼らにとって金とは道具でしかなかったのに、その道具に振り回され自爆する羽目になってしまった。

 留美(木村佳乃)が物を買ってもらっちゃダメって言ってたと陽平から聞いて
落ち込む悟(斉藤祥太)。
でも、ラストに「家族だからいいよね」とガソリン代を借りたと知り嬉しそうだった。
 お金が絡むとその人間関係がはっきりしてしまいますよね。
様々なケース(生き方)を見せながら、すごくおもしろい作りになってました。
 4回目までは迷いながら見ていたのですが、もう迷いませんよ〜
次回が楽しみです。

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この記事へのコメント

1. Posted by ヨーコ   2006年08月10日 18:05
1 あれ?あれ?なんで私は見損ねたんだろう(泣?
このドラマの枠っていつも見ない枠だから、油断してると新聞を見落として見損なう日がいつか来る・・・って思ってた矢先に(泣。オロロン。
でも、きこりさんのブログで内容はわかった!
1話完結のドラマじゃなかったら、余計にきこりさんのブログが頼りになるんだろうなぁ。
次回は忘れずに見るよー!
2. Posted by きこり→ヨーコさん   2006年08月11日 05:33
水曜の9時って忘れがちな時間だよね〜
新聞のTV欄に前田吟が容疑者って載ってたから
意外〜!悪役か・・と思って見てたら
やっぱりいい人だったわ。
何かね、前回までのもどかしさがなくなって
すごくすっきりした流れだったよ〜舘兄いの恫喝も聞けたし・・(笑
3. Posted by 凛太郎   2006年08月12日 01:39
今回はなかなかよろしかったのではないでしょうか。
金融関係の人には是非見てもらいたい内容でした。
「PS羅生門」は回を増すごとにだんだん面白くなっているような気もしますね。
4. Posted by きこり→凛太郎さん   2006年08月12日 09:03
>今回はなかなかよろしかったのではないでしょうか。
そうですよね〜!前田吟さんもすごくよかったし、
それぞれのキャラクターもうまいぐあいに出てましたよね〜
伊等四朗さんの屋台が出てくると、一緒に飲みたくなりますよ〜

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