「オーラの泉」松岡修造さんの回「不信のとき」第五回

2006年08月04日

「下北サンデーズ」第四回

 あて、毎度お掃除に励む下馬さん(古田新太)・・・
アンタはレレレのおじさんかい?

 下北サンデーズの駅前劇場での新作「サマータイムストレンジャー」
の初日も迫ったある日、サンボ(カンニング竹山)が母親が来るので休ませて欲しいと頭を下げる。
 サンボは母親にとんでもない大風呂敷を広げていた。

・自分は下北サンデーズの座長・作家・演出家である
・TVドラマや映画の仕事もしてる(こんなのすぐばれるだろ)
・政財界にも知人が(これは言い張れば成立か?)
・デザイナーズMSの共同計画を持ちかけられてる(結局、金の無心?)
・彼女は現役国立大の女子大生(つまりゆいか)
(玲子からは「やっぱり若い子がいいのね・・」と怨み節が)

 あきれ返る団員達・・・しかしゆいか(上戸彩)は
「すごいです!サンボさん、すごいです!
そんな独創性溢れる手紙、未熟者の私には絶対書けません!」

 ほめ殺し?
「またこの子の暴走が始まったわ・・」亜希子(山口紗弥加)
ゆいかの協力を呼びかける声にあくたがわ(佐々木蔵之介)も
「団員は家族同然。家族が困ってる時は助けるのが当然だろ!」
 団員全員であくたがわのシナリオの元にお母さんを騙すことを決定。

 さっそく、あくたがわのミッションに従って動き始める団員達。
ゆいかは八神の大豪邸に行って、料理の作り方を習う。

 八神の飼っているフェレット、ノロイって・・・「ガンバの大冒険」かよ・・

 さて、お母さん(吉行和子)を二人で上野駅で出迎え→劇場へ案内(団員達の熱い尊敬の視線)→りっぱな住まい(八神家)に案内→恋人ゆいかの手料理を振舞う

 しかし、ゆいかが料理のメモをなくしたことから、結局いつものちくわ木産へ。
→団員が突貫工事で創り上げた(ゆいかたちの部屋を改造)ロハスふうデザイナーズマンションへご案内→就寝

 ロハスって便利な言葉だな〜

 この芝居のために肝心の駅前劇場初日だっていうのに消耗しきっている団員達。
そして、勝手に上京してきちゃってるゆいかのおじいちゃん(北村総一郎)は
密かにゆいかの行動を見つめていた。
そして、言葉たくみにサンボの母親に近づく。

 「お嬢さん、お嬢さん」って、みのかい?
足を洗わせるためにやって来たというサンボの母におじいちゃんは
舞台を見れば全てわかると同行する。
 一方、慣れない事をやっていっぱいいっぱいのサンボは
「(母親の前に)こんな格好で出れない」とネガティブ発言でみんなを困らせる。
そこに喝を入れたのが玲子。
「ブサイクも不器用もアンタの個性でしょ!
お母さんはそんなあんたを愛してるんでしょうがーーー!!
だったらその個性を全うしてみなさいよ!」

 いいね〜
人間開き直る時がくるもんだけど、サンボも玲子のこの言葉で腹をくくれたようです。
「礼は芝居で返す!」

 極度の疲労が集中力を高め、緊張を感じる暇がなかった団員達は
生き生きとした芝居を繰り広げる。
お客は大喝采、スタンディングオベーションで応える。

 「お嬢さん、おわかりになるでしょうか?
舞台はたった二種類しかない。作り手が本気で楽しんでる舞台とそうでない舞台と」
おじいちゃん
 黙ってうなづく母。

 いいね〜謎のおじいちゃん・・・
自由でひょうひょうとしていいて、それでいてゆいかへの愛情が伝わってくる。
ステキなおじいちゃんです。
 ラストに下馬さんから涙目で「座長!」と訴えられてたんで
やはりそのスジの方ですね。
 しかし、三度笠は常に手放せないのかな?

『この時、私は始めて知った。
本当に感動した観客の拍手は心が感じられる。
手を合わせるだけで、人はこんなにも感動を伝えることができるのだ』
 千恵美「(サンボに)今日だけ主役を譲ってあげる」(「Wの悲劇」の三田佳子?)

 さて、お客さんもいなくなって団員達に
舞台に感動したことと、サンボの嘘に付き合ってくれたお礼をするお母ちゃん。
「できの悪い息子ですが、どうかこれからもよろしくお願いします」
「サンデーズはサンボさんに救われています。
誰にもサンボさんの代わりはできない。
サンボさんにはサンボさんにしか見せられない空があるからです。
サンデーズにはサンボさんの見せる空が必要なんです」ゆいか
さらに、サンボにチューをして
「サンボさんは私が始めて好きになった男性です。
私はサンボさんを愛しています!」
団員驚愕、サンボ卒倒、お母さん大喜び・・・
『ついていい嘘もあるということで・・』
嘘かよ!!お母さん本気にしてるだろうよ!

 脚本のおもしろさと脇のみんなに助けられてるとはいえ、
上戸彩さん、すごくいんじゃないですか〜?
あんまり好きなタイプではないのは変わらないんだけど、
やっぱりこの人は主役をやる人だし、実力と魅力のある人なんだろうね。
次週への期待を持たせる人ですよ。

 来週は下北サンデーズにどんな苦難が?

このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 下北サンデーズ 第4話:世界はサンボを座長と呼ぶんだぜ!  [ あるがまま・・・ ]   2006年08月04日 16:18
ゆいたん、やるぅ〜!(*^-^)(ε^*)ちゅう{/hearts_pink/} いきなりあんな事しちゃって、サンボへの熱い想いを語るゆいか! (ノ; ̄◇ ̄)ノ エエエエェェェェェ-マジすかぁ〜〜〜{/eq_2/} ついていいウソもあるという事で・・・ なぁ〜んだ(笑)。 今回はサンボがメインのお...
2. 「下北サンデーズ」の道を行く!第4回 乱  [ 長江将史〜てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ  ]   2006年08月04日 17:02
    意外と濃い夏の日々、てれすどん2号も選択の時、、、とつらつら述べる前に、今回の題名「世界はサンボを座長と呼ぶんだぜ!」って思っきりサンボマスターの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」やんけ!!!(笑)そりゃあカンニング竹山がサンボ現っていう名前...
ゆいか(上戸彩)らの劇団、下北サンデーズは次回公演の通しげいこも順調に進み、チケットの売れ行きも上々といいことずくめ。そんな中、サンボ(竹山隆範)だけが元気がなく、公演の初日を休みたいという。サンボは母親の新子(吉行和子)に、自分が劇団の座長で、ゆいかという恋...
4. 下北サンデーズ第4幕「母親をダマせ!?涙と失神のニセ舞台」  [ レジェンド オブ ウルトラマン(*^-^)ゞNプロジェクト(o`・ω・)ゞ ]   2006年08月04日 19:52
今回はサンボがメインという事でしたが、やはりサンボはお母ちゃんに嘘をつきすぎですよね(;^◇^;)ゝ イヤァ サンボの嘘に付き合いザンデーズ、ほんとにいいメンバーばかりです。 あくたがわはいつもの居酒屋でしゃべっていても一番座長らしいし(>▽<;; アセ...
5. 下北サンデーズ 第四回公演  [ どらま・のーと ]   2006年08月04日 20:10
『世界はサンボを座長と呼ぶんだぜ!』 今までのあらすじを振り返りながら走る続けるゆいか(上戸彩)。 目的地は、スーパー。 激安納豆5個入り 100円! ラスト1個。主婦と目が合い、 「土曜の次は、サンデーーーーズ!!」 「ガッデーム!」 ゆいかの勝利!! スーパー....
6. 下北サンデーズ 第4話  [ あいりぶろぐ ]   2006年08月04日 20:43
 「下北サンデーズ」第4話を見ました。  何気に4話のタイトル「世界はサンボを座長と呼ぶんだぜ!」を見てると、昨年放送された「電車男」(連ドラ版)の主題歌「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」を歌ってたサンボマスターを連想してしまいます(笑)ここにもネタが。。....
7. 「下北サンデーズ」第4話  [ fool's aspirin ]   2006年08月04日 21:24
サンボ(カンニング竹山)祭り! いや、でも竹山はホントに、 エンタでひとりで変なキレトークしてるより、 演技の方がずっといいわ…と改めて思った今回。 青森の母(吉行和子<津軽弁あまりナシ)に嘘ばっかりの 手紙を書いてしまったサンボ。 彼を助けようと、我...
8. 下北サンデーズ4サンボがゆいかのダーリン??  [ ぱるぷんて海の家 ]   2006年08月04日 21:25
ウレない三文役者が、苦節十年今や自分はチョー売れっ子の舞台俳優であり劇団座長であり大学講師だと、故郷の母にUSOをつく。そして母は上京する大事な舞台初日前日に・・・。 何と言うベタなストーリでしょうか!! 今、世間様ではベタドラマがトレンディだと云って....
9. 下北サンデーズ第4話〜ベタな展開!  [ 一言居士!スペードのAの放埓手記 ]   2006年08月04日 22:02
下北サンデーズですが、カンニング竹山が母親についていたウソを、劇団員全員でツジツマを合わせようとするかなりベタな展開でした。そして、その嘘を母親が見抜いている辺りもベタで、今回は左程面白くはなかった気はします。(感想、以下に続きます)
10. 《下北サンデーズ》第四回公演  [ まぁ、お茶でも ]   2006年08月05日 00:28
「サマータイム・ストレンジャー」の通し稽古も軌道に乗り、皆が浮き立っていた。一人サンボが浮かない顔をして初日を休みたいと言い出した。
11. 下北サンデーズ−4話 −  [ まあぼの交差点 ]   2006年08月05日 04:45
下北サンデーズ−4話 世界はサンボを座長と呼ぶんだぜ!−を見て,おもしろかった。ただし,「おもしろかった」としかいいようがなく,頭に「まあまあ」をつけるかどうかを悩む程度の,ごくごくあたりまえのドラマであったことも確かだ。さんぼ現の母親が下北半島(ダジ...
12. 下北サンデーズ 第4話  [ まいにちおきらく! ]   2006年08月05日 16:21
おもしろーいヽ(´ー`)ノ
13. 下北サンデーズ 第4話  [ 塩ひとつまみ ]   2006年08月05日 17:02
サンボのお母さんが息子のお芝居を見に上京することに。 サンボが母宛に書いた手紙に並べ立てた嘘八百のすごいこと しかも最後に「お金を口座に振り込んで」だなんてねー(笑) お母さんはサンボを地元に連れて帰ろうと思

この記事へのコメント

1. Posted by まこ   2006年08月04日 16:28
>作り手が本気で楽しんでる舞台

おじいちゃん、良い事言うなぁ〜
舞台のみならず、サンボのウソにも本気で付き合いそれを楽しんでたサンデーズのメンバーに感動!
ベタだけど、いい仲間を持って羨ましいぞと本気で思ってしまいました(笑)。
2. Posted by ヨーコ   2006年08月04日 17:54
5 今回は割と熱い演劇の世界が真面目に描かれてた感じがしたわ。なのに最後、ネチネチ歌うフミヤの歌に黒沢がカットイン!最高に笑ったし、気持ち良かった〜(泣!もっとカットインしまくっても良かったのにな(笑。ケラさん出なかったけど、お忙しいのかしら?
3. Posted by めいまま   2006年08月04日 17:58
上戸さん、私もあまり得意な方じゃないんですが…(上目線。)
このドラマの中では気にならないですね、ようやく、団員としても
馴染み始めたし…。
話はベタで、お母さんはみんなお見通しさっ!ってな結末でしたが、
本当にいい仲間でいい気分で見れました!
4. Posted by mari   2006年08月05日 00:27
劇中劇、もう少し見たかったですね。
あんなにお邪魔虫になっていたゆいかが、感動モノの役柄でした。
5. Posted by きこり→まこさん   2006年08月05日 05:12
>舞台のみならず、サンボのウソにも本気で付き合いそれを楽しんでたサンデーズのメンバーに感動!
ホント、ホント!!
わざわざ、シナリオやスケジュールまで作って、
改築したり、その情熱がすばらしいよね。
その全力で向かう態度にサンボへの愛情を感じたからお母さんも許してくれたんだよね。
6. Posted by きこり→ヨーコさん   2006年08月05日 05:15
劇団員の世界って感じだったよね〜
何かほろりとしたよ。
>ネチネチ歌うフミヤの歌に黒沢がカットイン!最高に笑ったし、気持ち良かった〜(泣!
何でフミヤわざわざじかに歌ってんだ?とか思っちゃったよ〜
せっかくさわやかな気持ちになってるのに止めてほしいわ〜
でもそこに黒沢と投入するとは作り手も分かってるのかしら(笑
7. Posted by きこり→めいままさん   2006年08月05日 05:18
>このドラマの中では気にならないですね、ようやく、団員としても馴染み始めたし…。
私も、自分で何で上戸彩さんが好きじゃないんだろう・・とか考えたんですが・・・
あの声かな〜と。変にはりあげるふうの。
でも、今回ははりあげて何ぼの世界だからなじんでんのかしら?
吉行和子さん若いよな〜とか思いながら見てましたよ〜(笑
8. Posted by きこり→mariさん   2006年08月05日 05:21
>劇中劇、もう少し見たかったですね。
ホントですよね。
私も、芝居の中でのみんなの断片的な表情がすごく
良かったから、もっと見たいかもって思いましたよ。
ラストの刺される場面ではおおーーとか思いましたもん。
もしかしたら、上戸さんTVより意外と舞台向きかも・・
9. Posted by 凛太郎   2006年08月05日 11:32
今回は先の分かるお決まりのパタ−ンでしたが
それでも充分楽しめました。
今まで上戸彩を良いと思ったことはありませんでしたが、このドラマでの彼女には好感が持てます。
ボロアパ−トを改造したデザイナ−ズマンション?はなかなか良かった・・・。
下馬とおじいちゃんとの過去の経緯にも期待できそう。
結局「下北サンディ−ズ」と「PS羅生門」を見ている僕でした。
10. Posted by きこり→凛太郎さん   2006年08月05日 14:37
>今回は先の分かるお決まりのパタ−ンでしたが
それでも充分楽しめました。
ホントですよね。
これと似たようなパターンを今まで何度見たことか。
でも、見飽きた感がない・・新鮮な気持ちで一時間見ることができました。
出会いなんでしょうね。キャストとスタッフがすごくいい出会いをして波に乗ってるのを感じますね〜


コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「オーラの泉」松岡修造さんの回「不信のとき」第五回