「結婚できない男」第4回「下北サンデーズ」第三回

2006年07月27日

「PS羅生門」第四回

 さて、今回も扱ってる事件がリンクした東部署。
閉鎖された図書館で見つかった女性絞殺死体と行方不明の女子高生。
絞殺した容疑者大星(佐戸井けん太)という男はすぐに確保されたが、
詳しい事情がはっきりしない。
 東都署のメンバーは大星を追い詰められるだけの証拠を見つけるために
鑑識と一緒になって必死に捜査に当たる。

 今回弓坂(森本レオ)のプロファイリング能力が発揮されたけど、
最終的にどうして女性を図書館に運んだのかとか、
犯人は本当に今までにも殺人を犯してきたのか、
黒田(舘ひろし)が言っていた土壇場で証言をひっくり返すとは
具体的にどういう状況になるのか、
殺したはずの女子高生がどうして生きていたのかというところが
説明されてなくて、強引に話の流れを作っちゃった感じがしたな〜
 早い車で走っていく景色をそれぞれ勝手に見て下さいよという形なのかも
しれないけど、見せる内容が狭くなってもきちんと見えた方がいいと思うんだよな〜

 死者を悼む心が、署員の努力の原動力になっているところとか、
死者や被害者のもっている背景とかが描かれてそれなりにおもしろかったんだけど、
ところどころぼやけるもんだから、見終わって何かすっきりしないものが
残っちゃうんだよね〜
 あっちにもこっちにも広げすぎるんじゃないのかな〜
結果的に終わりよければ全て良し的な収拾のつけ方になってるのような。

 犯人役の佐戸井けん太さんの描き方も、不気味で人間性のない男ではあるんだけど
その男がどうして初めて「人を殺してあんなに切なくなったの」か。
他の人のエピソードではなくて、この男と女子高生の間には何があったのかを
見せて欲しかった。

 ラスト、病院の病室で寝たきりらしい女性に付き添う吉見課長(伊東四朗)、
無反応な母親らしき女性と過ごしている黒田、
たった一人で息子の誕生日を祝っている弓坂の姿が映し出され、
刑事も人間としていろんなものをしょって生きてるんだな〜と
次週につなげていったけど、全体的にな〜んか惜しいドラマなんだよな〜

matakita821 at 15:09│Comments(4)TrackBack(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 2006年ドラマ 

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1. 《PS羅生門》 #4  [ まぁ、お茶でも ]   2006年07月28日 00:51
被害者の検視解剖で途中で失神した留美。だれでも、初めは同じと慰められた。

この記事へのコメント

1. Posted by mari   2006年07月28日 00:50
こんばんんは。
毎回、尻切れトンボで物足りなさを感じるんですよね。せっかく留美が慣れて来たところで、主要なキャストの人柄や背景が判るともっと奥行きが出ますよね。ざんねんだなぁ。
2. Posted by きこり→mariさん   2006年07月28日 05:35
そうなんですよ〜
な〜んか切り口が甘いというか中途半端な感じがするんですよね。
出てくるキャラクターもすごく個性的でおもしろいし、留美もどんどん活躍するようになってきたのに、何かいつも不完全燃焼のような・・・
3. Posted by ヨーコ   2006年07月28日 07:16
5 なかなか面白かったけど、何かが足りない・・・。
ドラマって結構、曜日や時間帯の枠で雰囲気が同じになるよね。
この枠だからこうなるのかなぁ?
やっぱり遠藤と足の早い人、いらないかも(笑。
4. Posted by きこり→ヨーコさん   2006年07月28日 15:31
>ドラマって結構、曜日や時間帯の枠で雰囲気が同じになるよね
そうだよね〜同じスタッフが関わってるのか?
な〜んか少しポイントずれてるんだよね〜
もったいないな〜
今回は舘兄いのかっちょよさが、チラリとしかなかったわ〜決めて欲しかったのに〜(笑
私も遠藤と足の早い人はいらんと思うわ〜

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