「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」第二回「結婚できない男」第3回

2006年07月18日

「吾輩は主婦である」39話

 さて、ももえ(猫背椿)一家も加えてフルメンバーで夕食を食べている矢名家。
『たかしが家を出たらおまえがちよこの面倒を見てやってくれ』
遺書を読みながら涙するももえとちよこ(竹下景子)。

 「で、お前は何で泣いてんの?」たかし
「みりゃわかんだろ!読むものなくて間がもたねぇ〜から
子別れ」読んで泣いてんだよ!ちなみにうそ泣きだよ!悪いかよぉ〜!!」やす子
「別に帰っていいのよ」ちよこ
「冷てえなぁ〜ホントに涙出てきた・・・お前ら何とも思わないの?
こいつら(ももえ一家)宛の遺書があって、なんで私にはないの?!絶対変じゃん!」
「そればっかりだな」たかし
「あ〜!!読みたい!読みたい!遺書!遺書〜〜!!」
じたばたしてむずがるやす子。
そんなやす子にいらっと来てまんじゅうをぶつけるももえ。
「いって〜〜!!!まんじゅういでぇ〜〜!!」



 朝になったら、捜索願を出すことにしていちおう解散。
やっと一人になって自分宛の遺書を読み始めるたかし(及川光博)。
『吾輩は主婦である。名前はみどり。
さて、いよいよ最後になってしまった。
赤パジャマ、始めに断っておくが、お前のは長い。言いたいことが山ほどあるからな・・』

遺書厚っ!!
そんなに書く時間あったのかいな?

 そこに書かれていたのは・・・
たかしから執拗に肉体関係を迫られたこと、そして、一線を越えずにすんで心からほっとしていること。
小松に「みどりが夏目漱石なんだ!」と告白してくれたことがすごく嬉しくて
たかしからの愛情を感じたこと。
 そして、胃潰瘍を宣告され、
『余命いくばくもない吾輩は、お前や家族のためにお前たちが一番望んでいることをしてやりたいと思った』とみどりに戻りたいと心底思ったこと。

 『そのためには金だ。金の心配さえなくなれば吾輩はみどりに戻れる』と
いろんなことをやったが果たせなかったこと。
『許してくれ、赤パジャマ。
これ以上、吾輩は吾輩のままこの家に居座るわけにはいかんのだ。
猫がひっそりと死ぬように吾輩もどこか知らない土地で息をひき取ろうと
筆を取った次第である』

 そして、つぼみのためにミュージカルを仕上げてから、
ミュージカル魂に火がついたたかしが、楽器店のガラス越しにため息をつきながらピアノを見ていたこと。

 お前はトランペットが欲しい黒人の子供か?!
 
 『吾輩にはもちろん、家族の誰にも見せたことのないお前の姿を吾輩は見てしまった。
お前は自分の気持ちを偽り、毎日赤い自転車で仕事に向かっていたのだなぁ・・・』
思いがけず自分のことをいろいろと考えてくれていた漱石に感激している
たかしのところへ、グランドピアノが届く。
(つーか、でかすぎて商店街の中に入らんし・・普通バラバラでくるだろ・・)
『これは吾輩のお前に対する感謝の気持ちだ』

 えええーーーー!
嬉しいような邪魔なような・・・しかも料金は支払い済かと思ったら、
三四郎文学賞の賞金を当てにしての購入。
 そこに三四郎文学賞選考委員から落選の知らせが・・・
お金を要求する運送屋の前でパニックになるちよこ。
「あ〜〜ん!!!(泣)払いますよ!払えばいいんでしょ!!」
仏壇に隠してあった通帳を出してきて
「定期解約して立て替えておきますから必ず返してよ!」ちよこ

 『そのピアノで曲を作り、詞を書き、歌い、踊ればよい。
みどりもそれを望んでいるだろう。
夢を追い求める男に女はついていくのである。
さしでがましいようだが、郵便局には吾輩が辞表を書いて出しておく』

 これで、又、元のモンナシーヌだね・・・
しかし、店のどまんなかにあるピアノ。ど、どうすれば・・・

 ジャンバルジャンへ行ったたかしは、
漱石がたかしのために「モンナシーヌ」のテープを持ってレコード屋へ
売り込みに行ったことを知る。
「俺はバカだな・・・
みどりちゃんを愛するあまりに吾輩をないがしろにしてきた。
長いこと一緒に暮してきたのに、吾輩の中にみどりちゃんを求めるばっかりで
吾輩を理解しようとしてこなかったんだ・・・」
自分の態度を初めて後悔するたかし。

 職も失ったことだし、また夢に向かって一から出直しだ・・と思ってるところに
漱石の導きか・・・現場に復帰したイボリー(尾美としのり)が・・・
しかも、初日まで一ヶ月切ったのに脚本が出来ていないと!
出番だよ、たかし!!
自分に曲を書かせて欲しいと頼むたかしだったが・・・
「それは無理!俺にそんな権限ないし。それに矢名さ、才能ないも!」
ガーーーーーーーーーーーーン!!!!!
ガラガラガラ!閉店!

 そして、何とかポジティブシンキングで職探しに行こうとしていたたかしの元へ
ヨレヨレになったみどりが中年のおやじと共に矢名家の玄関に立っていた。
「どっち・・・?」

 みどりちゃん、じゃなくて「どっち?」。
やっと吾輩の存在を認めることができたのに、吾輩はいない。
吾輩をひっくるめたみどりが好きなんだと気づいたのにね〜

 しかし、及川光博さん、
最初はミッチーが普通のお父さんなんて違和感!と思いましたが、いけましたね〜
さすが変幻自在の王子様。
吾輩やまゆみからのいじめられっぷりも良かったし、
吾輩にしつこく迫る姿もリアル(笑
 そして、やっぱり立ち姿がキレイ!
ミュージカル場面のバカっぷりも見事だったし、
やっぱりおもしろい俳優さんだな〜と再認識しましたよ〜
いつも意外なフィット感を見せて楽しませてくれる怪人ですな〜

 今さらジローだけど、明日はやっと最終回の記事を書きます・・・

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36〜38話のの続きです。第39話 「からだ」とうとう「赤パジャマ」あての遺書。ミュージカル「つぼみの花が咲く時」の成功(笑)で音楽への思いが高まるたかし。グランドピアノが配達され,遺書には「努力賞」と書いてあったが,代金200万円は仏壇から通帳を出したちよこ...
2. 吾輩は主婦である 36話〜40話  [ 塩ひとつまみ ]   2006年07月19日 20:55
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3. 『吾輩は主婦である』最終週(第36話〜第40話)の感想。  [ まぜこぜてみよ〜う。by青いパン ]   2006年07月21日 14:49
5 ◆TBさせていただきます◆『吾輩は主婦である』最終週(第36話〜第40話)の感想ですっ!! 続編は、『嫌われ やすこの一生』でお願いします(笑)♪ ライブドアブログの不具合も重なり、予定ずれまくりのなか ようやく書けまひた(汗)。 ※『吾輩〜』は5話分の....

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