「弁護士のくず」第五回退屈なんだニャ!

2006年05月13日

「てるてるあした」第五回

 またやす子が現れて、あの謎の絵を置いていく。
久代(草笛光子)に聞いてみるが「わたしゃ知らないよ」
悩んでいる照代(黒川智花)の元にまたやす子が・・
「これ、何なわけ?」
「大嫌い」

 まあ、幽霊だからそんなにぺらぺらしゃべる訳もないんだけど、
喋ってくれ〜せめてヒントを!
末広屋の主人、ブラザートムさんが戻ってきましたね。
しかし、何でずっとブランド札?値札?つけたまんまの眼鏡をしてるんだ?
照代へのおみやげ、象の卵もいつのまにか割れてるし・・・

 サヤ(木村多江)に話してみる照代だが、自分も夫の幽霊に会ったと話すサヤに何故かむかむかしてくる。
「それって自慢ですか?サヤさんはみんなから心配されて優しくされて
私とは真逆ですよね。
ずるくないですか?!
自分のこと弱いなんて!そう思うなら強くなればいいじゃないですか!」

 照代にしてみると全てを受け入れているような大人のサヤを見ていると
イライラしてくるのかも。
でも、優しいサヤに甘えているだけかもしれませんが。
「てるてるあした」主題歌運命の向こう


 市場で働いた初めての給料が出て照代は感激!
久々にフライドチキンをほうばる。
が、そのお金で東京へ行って、通っていた高校に退学届けを出しにいくよう
久代から言われる。
 笹乃館では、下駄箱の中の靴が全部出されるという事件が起こり、
超常現象なのか泥棒の仕業なのかわからない。
 サヤと祐介の元に夫の実家からプレゼントが続々と届く。
サヤは両親に直接会って返したいと東京へ行くことにする。

 苦しいですね。
ささらでは友達もできてなんとか生活も整いつつはありますが、
かっての友達にそんな姿を見られるのはプライドも傷つくし、そういう現在の自分自身にも対面せざるをえなくなる。
 しかし、陽太は五木さんからスーツを借りたのでしょうか?
「アレ、日本語だ」って陽太にもずっと外国語だったんですかね・・

 サヤのことが心配な陽太(金子昇)は嘘をついて一緒に東京に付いてくる。
照代は二人のことはほっぽって一人で行動。
学校へ行ってみると、母親(荻野目慶子)がすでに退学届けを出しており、
授業料も払い戻し済みだった。
 昔入ったレストランの前で思い出に浸っていると慶子が出てくる。
必死で追いかけるが、見失ってしまう。

 しかし、この母親・・・札束を持って嬉しそうに「銀座へ」とは・・・
払い戻しした金で買い物三昧でしょうか。
もしかして、家族バラバラに行動したのも有り金を持ち出して贅沢しようと
したのでしょうか。
 必死で追いかける照代がかわいそうでした。

 結局サヤと一緒に祐介へのおみやげを買い物している陽太。
遠まわしに「オレならいろんな遊びを裕坊に教えられます」とプロポーズするが
サヤには全然届かない。

 昔住んでいたマンションにやってきた照代。
三人の歯ブラシを投げ捨てて涙・・・
待ち合わせの時間になっても現れない照代を心配して二人がマンションにやってくる。

 もう動く気力もなくなってしまった照代。
かって家族三人で暮していた残骸のそばでぬくもりを得ようとしたのでしょうか。

 買い物に出たサヤはマンションからこそこそ出て行こうとする照代の母親と会う。
照代に会うよう説得するが慶子にその気はない。
「あなたそれでも母親ですか?!
子供がすぐそこにいるのに顔も見せないなんて!」
「元気なんでしょ!だったらいいじゃない!
照代はもう16なのよ。母親なんていない方がいいくらいなのよ!」
さらに、子供を守るために生きているというサヤに対して
「お前のために生きているなんて言われたら1tのバーベル持たされてるみたい!」
と言って去っていく。

 慶子が照代に対して放任主義なのは、自分が受けた母親の愛情が重かったから?
その反動で照代に対しては母親らしい態度をとらないようにしているのでしょうか。
慶子自身も実は苦しんでいるのかもしれません。
慶子の態度から自然と母親像として久代が浮かび上がってきましたが・・・

 照代の態度からもうささらに帰らない気なのでは・・と思ったサヤは
いつになくはっきりと照代に意見する。
「どうせ嫌々預かってんだから、私がいなくなっても誰も心配なんかしない」
バシッ!
「簡単に言わないで!いなくなるなんて。絶対に許さないから」
「何でよ!」
「あなたが好きだからよ」
「うそ!」
サヤは両親が早くに亡くなった事、夫も突然いなくなってしまったことをはなし
「だからがまんできないの。目の前から好きな人がいなくなるの。
あなたがどこにいても必ず見つける。泣いてもわめいても笹乃館に連れて帰る。
明日、帰るんだからね、わかった!?」
「もう帰らないって思っていた訳じゃないの。
待っていたの、お母さんを・・」
その言葉を聞いて照代を抱きしめるサヤ。
「大丈夫よ、大丈夫。又、会えるわよ」

 本当は慶子にそう言って欲しかった。
そして、家に連れて帰って欲しかった。
でも、サヤが心から言って抱きしめてくれたことで照代の心はどんなに
なぐさめられたか。
 傷ついても癒してくれる人がいる、それが照代のささえになっていくでしょう。

 笹乃館では祐介が下駄箱から靴を出していた。
祐介は父親の靴を捜していたのだった。
今回は末広屋の店長に乗り移って祐介を抱きしめる父親。
「いい子だ、ごめんな・・いい子だ」

 照代も小さい祐介と変わりなく親の愛を求める子供なのです。
姿は大きくなってもいつでも親を求める気持ちは同じ。
いくつになったから必要ないなんてことはない。
今回照代に来たメール
「てるてるあした あのこは ただかなしいだけ」
あの子はやす子であり、祐介であり、照代。
そんな魂がお互いに呼び合っているのかもしれません。

 やっと笹乃館に帰ってきた三人が見たのは、救急車で運ばれる久代。
来週はどうなるんでしょうか・・・やす子のことは??
どうする?どうするオレ?!って違う人だから・・

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1. てるてるあした 第5話  [ 塩ひとつまみ ]   2006年05月13日 18:25
初めてのお給料でバイト帰りにフライドチキンを買って食べる照代。 微笑ましかったですね。 退学手続きをするために通っていた高校に出向くことになった照代ですが 「どんな顔して??rl5/5.8
2. てるてるあした−東京の夜・ふたり−(05/12)  [ まあぼの交差点 ]   2006年05月13日 19:37
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3. 「てるてるあした」第5話  [ 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常 ]   2006年05月13日 21:55
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4. 『てるてるあした』第5回 感想?  [ つれづれなる・・・日記? ]   2006年05月13日 23:36
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5. てるてるあした 第5話  [ どらま・のーと ]   2006年05月14日 01:46
『東京の夜・ふたり』 目覚ましを止めて、また布団にもぐりこむ照代(黒川智花)。 廊下の足音に、飛び起き、部屋の戸を開け「今起きました!」 「おはよ。」ドアの前には久代(草笛光子)がいた。 「おはようございまーす!」久代ににっこり笑顔を見せる。 「あ、し、た、....
6. てるてるあした 第5話  [ まいにちおきらく! ]   2006年05月14日 01:48
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7. 【テレビ】てるてるあした #5  [ まぁ、お茶でも ]   2006年05月14日 05:27
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8. 『てるてるあした』 第5話 「東京の夜・ふたり」  [ 老舗ワタクシ本舗 ]   2006年05月17日 13:28
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この記事へのコメント

1. Posted by ミマム   2006年05月13日 18:26
きこりさん、こんにちは。
サヤったら照代のこと「照ちゃん」なんて呼ぶようになってましたね。
こんなところにもサヤが少し強くなった現れとか照代との関係が近くなったのが感じられました。
さて、来週の展開にきこりさんが出すカードは!?…(笑)
2. Posted by きこり→ミマムさん   2006年05月14日 08:57
そうですよね、サヤ、何かがんばってますよね。
照代のこと言い過ぎなんじゃ・・とか思いましたが
サヤにとっても、いい結果になってきましたね〜
陽太は強くなったサヤを受け入れられるかな〜?
3. Posted by 半蔵   2006年05月15日 14:51
今回のは…照代のお母さんの態度にむっかー!!
どういうつもりか知りませんが、ひどいです!あーもう!
久代はどうしたんでしょうね?!
どうも最近最初の方見逃しているので次こそ最初から見なくては〜〜!
4. Posted by きこり←半蔵さん   2006年05月15日 16:38
いや〜憎らしい母親の役荻野目さん、はまってますよね〜
この憎らしさは荻野目さんしか出せないでしょ〜
最後には改心するんでしょうか・・
ささらに来れば、アクが抜けそうなんですけどね。
毎回照代のせつない場面が多すぎて、涙っす〜
5. Posted by めいまま   2006年05月16日 13:49
はい〜あの役は、荻野目慶子さんだから出来るのです!(断言!?)
あの声がきっといいんですよ!多分?そうなんじゃないかな?
どうかな?(自信なし^^;)
留守電の「今海外旅行中です〜」って声のト〜ンが有りだもん!
この人なら、こんな状況でも、「銀座まで。」って
さらっと言える人ですから・・・。
(決して誉めてません)
サヤはこれで、何だか強くなれそうですね。
多分それも慶子のお陰、あんな母親を目にして、
母親心に火が点いた感じです。
照代の事も私がしっかりしなっくちゃ!みたいな。
6. Posted by きこり→めいままさん   2006年05月16日 17:56
あの声のトーンはそんじょそこいらの女優さんでは出せませんな〜
憎らしければ憎らしいほど、照代に同情票が集まるんでもっとやってほしいです。
サヤは照代のお母さんにならなきゃ!って使命感が生まれたのかもしれませんね。
ちょっとづつ強くなってきているサヤにも注目ですね〜
7. Posted by 凛太郎   2006年05月18日 14:40
このドラマも原作はコミックだったのですね。
日本の才能ある人の多くがコミックに創作の場を求めているのでしょうか?

8. Posted by きこり←凛太郎さん   2006年05月18日 16:18
これ、表紙はコミックっぽいですが、小説なんですよ〜
でも最近コミックが原作のドラマや映画多いですよね〜
このごろのコミックは、映画のような流れのコマ割にしているのが多いようなので、すぐに映像化にしやすいのかもしれませんね。
オリジナリティと魅力のある漫画が多いせいなのかもしれませんが、
それだけ小説より漫画の方が身近なのかも・・

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