「けものみち」最終回ネコムライス 春バージョン

2006年03月11日

「白夜行」第九回

 2004年冬、亮司(山田孝之)は具合が悪いふりをして
薬剤師である栗原典子(西田尚美)に近づく。
そして、笹垣(武田鉄矢)が留守の間に事務所に忍び込み
どこまで自分達のことを知っているのか調べる。
 笹垣は篠塚(柏原崇)に頼まれて、江里子の事件に雪穂(綾瀬はるか)
が関わっていないかを調べていた。

 笹垣はついに真相に近づいてきました。
藤村の事件も江里子の事件も雪穂と亮司のしわざだとわかったようです。
江里子にライターのふりをして雪穂の話を聞いていましたが・・・
ライターには見えんと思うな〜
面構えが怖すぎるもん・・・

 雪穂の母親、礼子(八千草薫)が離婚のことを知って心配してやってきた。
離婚の裁判記録を見て雪穂の中絶のことを知った(うそだけど)礼子は
「中絶のせいで子供でけへんかったんか・・?」と。
「それで良かったと思う。自分の子供愛せないと思うし」

 礼子は初めて雪穂の本音を聞いたと言って少し安心して
帰っていきますが・・・。
自分の母親を憎んでいた雪穂は、母親になることが心底恐ろしかったのでしょう。
子供を愛せないということは母親を愛せないということ・・・
そして、自分自身を愛せないということ。
ですが、雪穂に子供を生んでもらって、子供から救いを得て欲しかったと
思ってしまいました。


 亮司は自分達に近づいてきている笹垣の存在を感じる。
『こぼれ落ちる過去の断片を全て拾い集めるのは無理だから
拾う奴を消そうと思ったんだ・・・
いつか海へ出るあなたの未来のために』
 一緒に住み始めた亮司と典子。
亮司は笹垣殺害の準備のために、小説の題材にすると偽って典子から青酸カリの知識を教えてもらう。

 全ては雪穂のために・・・
もう亮司には迷いはないのでしょうか。
生きることは殺すこと。
全てが雪穂のためであり自分のためなのです。

 藤村の暴行事件の犯人と疑われていた菊池(田中圭)と会った笹垣は
雪穂が亮司の父親に買われていた存在だったと知り、呆然とする。
さらに、昔礼子が言っていた「雪穂の気になる人」とは篠塚であると
確信する。

 ついに雪穂の過去を知ってしまった笹垣。
その線から亮司が父親を殺したであろうことも。
かと言って逮捕できるわけでもないのに笹垣の追及の手は緩みません。
もう自分自身でも止められなくなっているのでしょうか。

 亮司のことを真剣に思っている典子は体を合わせても反応しない
亮司のことを心から心配する。
「何があったかしらないけど、すごく後悔していることがあるんじゃない?」
「これは罰なんだよ」

 父親が幼い雪穂にしたこと、そしてその現場を見てしまったこと、
そしてその父親を殺してしまったこと・・が複雑に絡み合い
トラウマとなって、亮司の心と体を蝕んでいるのでしょう。

 礼子は近所の人からもらったサボテンを庭に埋めようとして、
(多分)松浦の死体を発見する。驚きを隠しながらまた、埋めて
ショックで倒れてしまう礼子。

 あ〜やっぱりね〜あのサボテンの花は松浦が咲かせていたのですね。
穴を掘った時点で礼子が倒れて、他の人にその状態を見られたらまずいよ〜と
思っていたら礼子は必死で見つからないようにしていました。

 篠塚は別のラインから東西電装の情報を盗んだのが秋吉という男で
それが亮司だと知る。そして、笹垣から暴行事件は雪穂と亮司の仕組んだことだと
知らされる。
「人間の魂を奪う確実な方法やと思ってるんでしょう。
唐沢雪穂は同じ目におうたことがあるんです・・」

 母親に売られ、亮司の父親に犯された時、
雪穂の心は死んだのです。
雪穂は、その復讐をしているのかもしれません。

 入院した礼子のの枕元へ来た雪穂に
「庭のあれ、なに・・?あんた、ほんまのお母さん殺したんか・・?」と。
しかし、礼子は静かに
「しんどかったやろ、かんにんな。気づいてやれんと・・・
けどな、あんたのいてる所は生き地獄いうねん。
自主し・・・長生きするから・・待っててあげるから。
あんたの帰るとこはいつでもあるんやから」
「一人じゃないから・・・行くわけにもいかないの。戻るわけにもいかないの」
「白い花の・・幼馴染か・・」
「ごめんね、お母さん・・」
礼子の延命装置をはずそうとする雪穂。それをだまってみつめている礼子。

 殺人を犯した雪穂を責めることもなく待つと言った礼子の
延命装置を涙を流しながらもはずそうとする雪穂。
たとえ本物の愛情すらも雪穂の心の氷をとかすことはできなかった。

 その時亮司が雪穂の手を止める。
「二度目はなしだよ・・行って・・どうせできないだろ。行って・・」
「白い花の子か・・あんた。二人してそのざまか・・・あわれやな」
「正しいことなんて言われなくてもわかっているんです」

 亮司の父親を殺した時、そして雪穂が町を離れる時に雪穂から言われた「行って」という言葉で今度は自分が雪穂を守ろうとする亮司。
殺されることがわかっていながら、雪穂への愛からだまったそれを受け入れた礼子。
やっと、雪穂の心に触れた、本当の雪穂を知ることができたのは殺される時だとは・・哀しすぎます。

 二人は人間の心を取り戻すために殺し続けるのでしょうか。
だとしたら、それはかなえられない夢です。
二人が抹殺してきたものの中にこそあったのですから。
二人は永遠にニセモノの太陽の下(白夜)を歩き続けるしかないのです。

 そして、みんな死んでしまった・・来週は・・・笹垣?
かもね・・・という方、ポチッとお願いします人気blogランキングへ  

このエントリーをはてなブックマークに追加
matakita821 at 18:16│Comments(8)TrackBack(9)「白夜行」 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 白夜行 第9話 「こぼれ落ちた過去」  [ テレビお気楽日記 ]   2006年03月11日 18:31
なぁ雪穂、俺は幸せだったから、いつ死んでも構わないと思ったんだ。 栗原典子(西田尚美)から、お湯を貰い、立ち去る亮司(山田孝之)。 鍵屋に鍵を失くしたと鍵を作らせ笹垣探偵事務所に忍び込む亮司。 篠塚(柏原崇)からの依頼で江利子(大塚ちひろ)の調査を始....
2. 「白夜行」#9  [ 風の便り ]   2006年03月11日 18:49
先週までは新たな大きな事件を起こすこともなく、わりとゆったりと見ていられたんですが、今週はラストに近づくにつれ急展開。またも重く暗い雰囲気が漂ってきました。
3. 「白夜行」9話〜こぼれ落ちた過去〜  [ アンナdiary ]   2006年03月11日 21:49
どうか子供達に本当のバツは心と記憶に下されると 伝えてください。 飲み込んだ罰は魂を蝕み、やがてその身体さえ命さえ食い尽くす どうかその前に どうか親たちに伝えてください。 〜幽霊からの遺言〜 9話は、大人達が優しかった。あの笹垣さえも私には優しく感じて...
4. ・「白夜行」第9話(3/9放送)  [ たまちゃんのてーげー日記 ]   2006年03月11日 22:53
昨夜2006年3月9日(木)に放送されたTBSドラマ「白夜行」(びゃくやこう)第9話。以下、多少のストーリーと感想を少し書きます(笑)。独り言なので、お許しをさて、最初に全体の感想を言えば、 「雪穂、許せん!!」です。雪穂(綾瀬はるか)、とうとう、育ての....
5. 白夜行 第九話  [ どらま・のーと ]   2006年03月11日 23:40
『こぼれ落ちた過去』 「なぁ・・・雪穂。 俺は幸せだったから、いつ死んでも構わないと思ったんだ。」 2004年冬 栗原典子(西田尚美)は自分の住むアパートの前で座り込んでいた 亮司(山田孝之)に白湯を持ってきて飲ます。 病院に行った方がいい、と言う典子の腕を掴....
6. 『白夜行』第9回 感想?  [ つれづれなる・・・日記? ]   2006年03月12日 01:04
これで、何人目だ?まさに誰もいなくなった・・・。って話だな。 そこまで手にかけるとは・・。 最後(最初の続き)がなんとなくというか、おぼろげというか見えた気がした。 久々の大阪。あいかわらず、微妙な大阪弁にいらっとしながらみてました。 初回以来かな?これだけ...
7. 【テレビ】白夜行(第9話)  [ まぁ、お茶でも ]   2006年03月12日 04:38
亮司が、栗原典子に近付いたのは、青酸カリを手に入れるためだった。 目障りな笹垣をどうにかしたいようだった
8. 白夜行 第9話:こぼれ落ちた過去  [ あるがまま・・・ ]   2006年03月12日 12:45
いくら何でも浅過ぎではなかろうか(ーー;).。oO あんな年配の女性がスコップで掘る程度で、ゴツって・・・{/ase/} たかがサボテン植える為に掘った深さでゴツって・・・{/ase/} もっと深く埋めとけや、ごるぁぁぁ〜(▼皿▼#) まぁ、松浦はかなり長身だったし、勢いで殺し...
9. 白夜行 第9話  [ Happy☆Lucky ]   2006年03月14日 08:59
第9話 二人はどんどん深みに・・・

この記事へのコメント

1. Posted by mari   2006年03月12日 02:34
こんばんは。
彼らが一生懸命に生きようとすればするほど、
罪無き人達を巻き込みます。それが許せません。
ダメダメ、ダマサレナイゾ!
2. Posted by きこり→mariさん   2006年03月12日 09:34
すっかりだまされてますよ〜
しかし、お母さんまで殺すとは・・・
笹垣も時間の問題?
殺すことが生きることとは・・・恐ろしい。
あと二回犠牲者が増えないことを祈ります〜
3. Posted by まこ   2006年03月12日 13:54
「行って!」そうそう、この言葉は今まで何度か登場してるんでしたよね〜、忘れてた( ̄┰ ̄;)ゞ
しかし[あれ]を発見後の礼子の反応は意外でした。
冷静に問い詰め、そして気付いてやれなかったとの謝罪。我が子以上の愛情を注いでたつもりでいても、そこには踏み込めない一線があった事を悔やんでいたのかなぁ。それをやっとの思いで伝えたというのに・・・何で雪穂の心には届かないんだろうと悔しいですわ〜泣いただけ、まぁマシだけど・・・
4. Posted by きこり→まこさん   2006年03月12日 22:03
松浦発見!礼子が騒ぎ出すのでは・・と思っていたら予想外でした。
ここまで礼子が雪穂のことを思っていたとは・・
心を打たれましたが・・・その礼子を消すとは。
そのうち、殺す相手もいなくなっちゃうよ〜
5. Posted by ヨーコ   2006年03月14日 06:52
あと何回?次回が最終回??
八千草薫さんにだけは手を出さないで!ってず〜っと祈りながら見てたんだけどなぁ(泣。
やっぱりあそこに松浦が埋められてたんだね。
これではっきりわかったわ〜って遅い(笑?
6. Posted by honey   2006年03月14日 09:04
こんにちは。
何度かTBをおくろうとするのですが、なかなか
入らないようで、、、m(__)m

お母さんまで殺すのはびっくりでしたが
雪穂たちはもう後戻りできなくなってしまっているんでしょうね。
7. Posted by きこり→ヨーコさん   2006年03月14日 21:41
いやいやまだ、もしかして他の人が埋まってたりして(笑
八千草さんの最期せつなかったね〜
なんでこんなことになっちゃうんだか・・・
今のところ殺される相手は原作どおりだよ〜
あと二回どきどきしながら見てるよ〜
8. Posted by きこり→honeyさん   2006年03月14日 21:44
ライブドアーけっこうそういうことあるみたいなんですよ〜お手数かけます〜
もう行くしかないって感じの雪穂と亮司ですよね・・
篠塚はどうなるんでしょうか。
しかし、こんなに殺される人が多いドラマも
珍しいですよね〜

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「けものみち」最終回ネコムライス 春バージョン