今日は猫の日「白夜行」第七回

2006年02月23日

「神はサイコロを振らない」第六回

 さて、ヤス子(小林聡美)に振られた哲也(山本太郎)は
あっさりひきさがり「これからは友達な!」
ヤス子は複雑な思い・・・

 もっと強引にプッシュすればヤス子の気持ちも変わるかもしてないのに〜
男らしい奴ってのも困りもんですな〜

 桃子(佐々木麻緒)はホテルの中で父親(片桐仁)とはぐれたところを
駆け落ちカップルに拉致されてしまう。
ヤス子と哲也は桃子を救い出そうと説得しているうちに
二人のお金はひったくりによって得たもので、
あと何日かで消えると知って男の方がヤケになっているのを知る。
「お金があればなんとかなる。もう、お金しか信じられんとよ!」
「どうせ消えるんだから人、殺したって関係ないんだよな・・」
ナイフをちらつかせる男にも動じることなく
対した哲也に、桃子も「かっこいいですね!」
 すっかり改心した女(矢沢心)は
「あの人、大切なのはお金じゃない人の気持ちだって・・
もう一度二人で考えて見るよ。
もう、馬鹿なことはしません。ありがとう」
 
 え〜これで解決?!
あと四日で消えるんだから、この男の言葉はリアルな問題を訴えていたと
思うのですが・・・哲也の一言で納得かい?
 このエピソードは哲也の良さををヤス子に見直させるためにむりやり
作ったんでしょうかねぇ・・・
カップルの言動もおそまつだし、桃子を拉致したのはヤス子達を
この二人の部屋に入れるため?
解決も唐突すぎて、流れになじまない感じ・・・。
もっときちんと描いたほうが良かったんじゃないのかな〜 

 さて、瑠璃子(鳴海璃子)は航星(中村友也)から
402便の乗客が再び消える日時が四日後の2月19日午後9時32分4秒
であると聞く。
残された時間に会いたい人はいないのかと聞く航星に
「そんな友達はいない。私の人生はピアノだけだったし・・・」


 一方、菊介(武田真治)と亜紀(ともさかりえ)は・・・
「あんたたち兄弟置いていけないから10年後の世界に連れて行こうかな。
私が惚れるような男気見せて見ろっての!」
姉のような先輩のような頼りになる亜紀の影響はけっこう強いようです。
ピアノもまた始めたようだし・・ニートから徐々に卒業か?

 さて、甲斐(尾美としのり)がやってきて乗客たちに
「精神的苦痛に対する慰謝料」を払うべきだと本部長(岸部一徳)らに訴える。
話の流れからヤス子と哲也が恋人だったことを上司に知られ
「私的感情が入っていたのか?!」と責められる。

 両方の気持ちを理解できる唯一の人間であるヤス子は適任だったと思うのですが、
上司はそうとらなかったようですね〜

 そんな混乱した状態なのに加藤教授(大杉連)はついにヤス子に愛の告白を!
「異性に心を奪われてるんだよ!!遊園地には行かないよな?!」
でも、ヤス子の耳には全然届かなかったようで・・・
かわいそうな教授・・・でも、もっとその心を突き詰めてくださいよ〜

そして、
「あの男は危険だ!君のどこに惚れたか論文に書け!と言ったらこう書いた」
と一枚の紙を渡して去っていく。そこには「ぜんぶ」と。
 それを見て、遊園地までタクシーで飛ばすヤス子。
しかし、途中で亜紀から「今、哲也と一緒にいる。哲也に怒られちゃったよ。
やっちがそんなことするわけないって」

 一気にテンション下がるヤス子。
あ〜あ〜余計な電話を・・・
チケット送ったんなら送ったで、後はほっときゃいいのに・・・
ちょっと今回はでしゃばりすぎちゃったかな〜
 せっかく膨らんだヤス子の気持ちがしゅ〜〜としぼんでしまいました。
でも、なんとなくわかります。
 年取ると、盛り上がっても冷めやすいっちゅーか・・・
行動に移そうとしたら次々とハードルが見えてきちゃうっつーか・・・
臆病になっちゃうんですかね。

 帰宅したヤス子は菊介に
「途中までは行ったの・・・びっくりだよね。私にしちゃ上出来さ・・・」
行った自分を褒めてやりたい。
でも、途中で帰ってきちゃったなさけない自分もしかたないよな〜
悲しいけどそれが今の自分だって感じですかね・・・

『10年という空白の時間を埋めるのは淡々とした日常の積み重ねだと思っていた。でも、今は・・・・
10年という空白の時間を埋めるのは人の気持ちである。
人の気持ちが空白を埋めるのだ』

 時間はどんな人間にも平等に流れていきます。
でも、意思をもった一日と意思を持たない十年とでは重みが違うのかもしれません。
強い意思を持って生きる10日間は、比べようもないほど密度の濃い時間なのかもしれません。
 このドラマはすごくおもしろいテーマを扱っているとは思うのですが、
ここに来て、最後の一日に持っていくまで間が持たないような雰囲気がでてきちゃいましたね〜
 限定された時間を扱っているというのに、スロ〜モーションのような時間が流れていて・・・展開の速いドラマに慣れてる自分が良く見てるよな〜と思います。
最終回までにどんどん淘汰されてっちゃうぞ〜

 しかし・・・菊介、10年のブランクがあるとはいえ・・・
あれが音大出のピアノの音なのでしょうか・・・う〜む
こりゃ、最終回まで菊介が長い曲弾く場面を作るのは難しいかも・・・

 私は強い意志でこのドラマを見続けます!という方、
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残された時間が5日を切ったこの段階で、こんなにまったりとしていて、いいのでしょうか(笑)。素材と役者陣のふんばりが活かされてないという思いが、ますます募ります。
11. すっごぃアクセス上がったよ!!  [ 上原ココア ]   2006年04月20日 17:40
SpeedBlogランキングってのに登録したらすっごいアクセス上がりまくりだよ!しかもマヂ爆笑できる面白いブログがいっぱぃあって、こんな面白いブログがいっぱぃあるんだぁってなんか不思議な感じだった!!

この記事へのコメント

1. Posted by まこ   2006年02月24日 12:00
もどかしく思いながらも、強い意志で見続けますともっ!
自社の飛行機が引き起こした事故でもあり、そして恋人と親友を一度に亡くしたヤッチのショックは、計り知れないものがあるんだろう。なので、やはり元の気持ちに戻るには
これくらい丁寧に心境を描かなくてはリアルでは無いのだろうな・・・
と、自分を納得させながらっ!(笑)
菊介のピアノ演奏は・・・笑うとこ?_| ̄|○
2. Posted by きこり→まこさん   2006年02月24日 17:29
そう、わたしももどかしく思いつつも
見続けますよ〜
やはり38歳のリアルな心の動きを描くには
これぐらいじゃなきゃだめなんでしょ〜
でも、間が持つのかマジに心配です。
ところで、
加藤教授のつけいる隙はないのかしらね〜
3. Posted by ヨーコ   2006年02月25日 07:23
最終的にど〜やって終わるつもりなんだろうね?
興味はその一点に絞られつつあるわ〜(笑。
今回、ベンガル夫妻は全く登場しないし・・・。
菊介のピアノはひど過ぎた(笑!
4. Posted by きこり→ヨーコさん   2006年02月25日 09:36
もしかして原作って短編なの?と思うような
今回の間の持たせ方・・・
10回までネタあるのかな〜
そういえばベンガル夫妻でなかったよね?
来週のネタ分としてとってあるのかな〜?
武田真治よ、サックスだけでなくピアノも練習せえよ・・

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