2006年02月12日
「トップランナー」リリー・フランキーの回
この「トップランナー」という番組、
前に誰かの回の時見たことがあるのですが、
質問の仕方がいつもなにかガラス越しのような
印象があって(何だろう、核心から常にちょいずれてるみたいな)
イライラしたことがあったんで、見ていなかったんです。
でも、今回は本上まなみさんがリリーさんと親しいせいか、
わりかしすっきりと見ることができました。
人がぎっしり入っている公開の場に出てくるのに
これほど似合わない人もいないかも・・・
「すごい照れくさそうに出てきましたね〜」山本
「拍手になれてないんですね。ブーイングには慣れてるんですけど」リリー
本上まなみさんとは10年ぐらい前から親しいそうで
「久しぶりにちゃんと化粧したところ見た。やっぱり綺麗だね。
いっつも、ぼさぼさの眼鏡しかほとんど見たことないから」リリー
さて、話しはリリーさんの著書「東京タワー」を中心に進みます。
実は、私、これまだ読んでないんですよね。
連載していたen-taxiという雑誌では、たま〜に読んでたんですが。
その部分だけに関しては、この小説は自分のために書いたんじゃないかなと
思いました。多分書かずにいられなかったのではないかと。
エッセイ系のはほとんど読んでるんですが、何だか怖くて。
別のリリー・フランキーを見てしまうんじゃないかって
いうような・・・変な感覚なんですけど。
あと、すごいもてはやされてるから、そういうものに対する抵抗もあって。
増量・誰も知らない名言集
小さなスナック
美女と野球
前に誰かの回の時見たことがあるのですが、
質問の仕方がいつもなにかガラス越しのような
印象があって(何だろう、核心から常にちょいずれてるみたいな)
イライラしたことがあったんで、見ていなかったんです。
でも、今回は本上まなみさんがリリーさんと親しいせいか、
わりかしすっきりと見ることができました。
人がぎっしり入っている公開の場に出てくるのに
これほど似合わない人もいないかも・・・
「すごい照れくさそうに出てきましたね〜」山本
「拍手になれてないんですね。ブーイングには慣れてるんですけど」リリー
本上まなみさんとは10年ぐらい前から親しいそうで
「久しぶりにちゃんと化粧したところ見た。やっぱり綺麗だね。
いっつも、ぼさぼさの眼鏡しかほとんど見たことないから」リリー
さて、話しはリリーさんの著書「東京タワー」を中心に進みます。
実は、私、これまだ読んでないんですよね。
連載していたen-taxiという雑誌では、たま〜に読んでたんですが。
その部分だけに関しては、この小説は自分のために書いたんじゃないかなと
思いました。多分書かずにいられなかったのではないかと。
エッセイ系のはほとんど読んでるんですが、何だか怖くて。
別のリリー・フランキーを見てしまうんじゃないかって
いうような・・・変な感覚なんですけど。
あと、すごいもてはやされてるから、そういうものに対する抵抗もあって。
増量・誰も知らない名言集
小さなスナック
美女と野球
「すごいバカ売れじゃないですか」山本
「そうですね・・すごい個人的なものだから、
他の人が読んでくださってるっていうのが不思議な感じがするし・・・
そして、どれぐらい売れたら売れたって言うのかが・・あるんですね」
「印税で感じる売れてる感は?」
「最近、税理士さんと話す時、真面目になったぐらいが影響ですかね・・」
「リリーさんにとってお母さんとはどういう存在だったんですか?」山本
「どういう存在かはわかりませんけど、
母親が死んでからは、帰るところが無くなったんだなって言う感覚でしたね。
元々、家らしい家がなかったんで、母親がいる所に住んでたんで、
なんか、単純にもう家がないっていうことなんですかね・・。
母親が亡くなって、こんなしんどいことが世の中にあるんだなって思った時、
交差点でバーーーッとたくさんの人が行き交っている時に
みんながこれと同じ思いをするんだったら、みんなものすごいがんばって生きてるんだな・・って思いましたね」
「多岐に亘っている活動の中で、何か、こう、リリー・フランキー発信というところで大きなテーマとかありますか?」本上(何か答えづらい質問の仕方だな〜)
「多分、僕、自分が楽しいって事でものが創れるタイプじゃないと思うんですよ。
ああ、これ食べて美味しかったなっていう原稿は
今まで一度も書いたことなかった気がしますし、
コレは楽しかったな〜あの旅行最高!みたいな原稿も書いたことないし、
それが、自分の楽しい事っていう喜怒哀楽の中で喜と楽は
僕の創作につながっていかないと思うんです。
どっかでくすぶっていたり、どっかでけつまづいていたりとかの方が、
あれ、おかしいんじゃねぇか?と思ってることの方が
ものを創るベーシックなものだと思うし・・・
そして、何かこう、楽しそうにしている人を見るよりも、
たとえば、飲み屋さんで20人ぐらいで飲んでる人達の中で、
中心で盛り上がっている人よりも、端っこでちびちび飲んでる人の方に
目がいっちゃう・・っていうか・・・
そういう人の話の方が書きたい話だし、
そこが全部共通している部分だと思います」
リリー・フランキーという人を現している言葉ですね。
中心で話している人が気になるっていう人もいるけど、
狙いを定めてそういう人の事を書こうって決意している訳じゃないんだけど
そういう人の方の方に面白さを感じてしまう人なんでしょうね。
でも、喜楽の部分で書いてる人の方が少ないのかも・・・
さて、「肩書きについて」
「僕らは似てるところがあると思うんだけど、
そのものからズバーンと出てきた人じゃないじゃないですか?
俺みたいにアンダーグラウンドぐずぐずの所からものを創ってて、
みんなに煙たがられるというか・・・
グラビアアイドル、メロリンQっていろんな十字架を・・・
そういう人は、最初プロの女優さんや俳優さんから見れば、
「グラビアなんだ・・ふーん」みたいな、「コイツめ」っていう気持ちは
最初持つじゃないですか、
だから、そういう人にできないことができると思うんですよ。
本物だから偉いとかスゴイとかも思わないし、
多分僕が小説を書いても、コラムを書いても、イラストを描いても
その道のプロの人は僕のことをプロと思っていないだろうし・・
僕もなりたいと思わないし(ここで山本が『ホントかなぁ』という顔を)
ただ、僕みたいに偽者じゃないとできないことがあると思うんですよ。
それはプロの人達が作ったシステムを変えていくっていうか、
そういうのは僕みたいな偽者だから変えられるっていうか、
だからまず、そういうシステムおかしいじゃんって、
自分がやったことで変えられればいいなっていうか・・
そういうことで後で面白いことが出来る地盤ができればいいなって思いますけど」
最初っからこんなふうにきちんと考えていた訳ではないと思いますが、
偽者の誇りというか、本物かどうかなんて本人が決めることじゃないし
ものを創っていくっていうところでは平等なんだから表面的などうでもいいことに
こだわるなよってことでしょうか。
それと反本流とまでは行かないですが、
本流でないところで生きる美学みたいなものもあるのかな・・と。
しかし、メロリンQとは古い・・・私も見てましたよ〜
最後に見に来ていたお客さんの中から質問コーナーというのがあって
リリー・フランキーに相談する人とそれを受けるリリー・フランキーという図が
おもしろかったいうか、多分リリーって優しい人なんだろうなあ・・と思いました。
あと書いていて思うのは、話し言葉を書き写す時って
流れからその人の言いそうなことを予想しながら書いていくところあるんだけど、
この人はかなり予想しづらい喋り方です。統一感がないというか・・
それと僕って言ったり、俺って言ったりする時があるんで、
自分の伝えようとする事に合わせて変えたりしてるのかな?
言葉で伝えることに不安がある人なのかな?とか思いました。
ところで、今まで出たエッセイ本の中ではナンシー関との共著である
「小さなスナック」がけっこう好きですかね〜
リリーがナンシー姐を尊敬して甘えてる感じがだめだめふうで読んでても伝わってきました。よくナンシーに怒られてたような・・・
私もリリーを叱りたい!という方、ポチッとお願いします。人気blogランキングへ
「そうですね・・すごい個人的なものだから、
他の人が読んでくださってるっていうのが不思議な感じがするし・・・
そして、どれぐらい売れたら売れたって言うのかが・・あるんですね」
「印税で感じる売れてる感は?」
「最近、税理士さんと話す時、真面目になったぐらいが影響ですかね・・」
「リリーさんにとってお母さんとはどういう存在だったんですか?」山本
「どういう存在かはわかりませんけど、
母親が死んでからは、帰るところが無くなったんだなって言う感覚でしたね。
元々、家らしい家がなかったんで、母親がいる所に住んでたんで、
なんか、単純にもう家がないっていうことなんですかね・・。
母親が亡くなって、こんなしんどいことが世の中にあるんだなって思った時、
交差点でバーーーッとたくさんの人が行き交っている時に
みんながこれと同じ思いをするんだったら、みんなものすごいがんばって生きてるんだな・・って思いましたね」
「多岐に亘っている活動の中で、何か、こう、リリー・フランキー発信というところで大きなテーマとかありますか?」本上(何か答えづらい質問の仕方だな〜)
「多分、僕、自分が楽しいって事でものが創れるタイプじゃないと思うんですよ。
ああ、これ食べて美味しかったなっていう原稿は
今まで一度も書いたことなかった気がしますし、
コレは楽しかったな〜あの旅行最高!みたいな原稿も書いたことないし、
それが、自分の楽しい事っていう喜怒哀楽の中で喜と楽は
僕の創作につながっていかないと思うんです。
どっかでくすぶっていたり、どっかでけつまづいていたりとかの方が、
あれ、おかしいんじゃねぇか?と思ってることの方が
ものを創るベーシックなものだと思うし・・・
そして、何かこう、楽しそうにしている人を見るよりも、
たとえば、飲み屋さんで20人ぐらいで飲んでる人達の中で、
中心で盛り上がっている人よりも、端っこでちびちび飲んでる人の方に
目がいっちゃう・・っていうか・・・
そういう人の話の方が書きたい話だし、
そこが全部共通している部分だと思います」
リリー・フランキーという人を現している言葉ですね。
中心で話している人が気になるっていう人もいるけど、
狙いを定めてそういう人の事を書こうって決意している訳じゃないんだけど
そういう人の方の方に面白さを感じてしまう人なんでしょうね。
でも、喜楽の部分で書いてる人の方が少ないのかも・・・
さて、「肩書きについて」
「僕らは似てるところがあると思うんだけど、
そのものからズバーンと出てきた人じゃないじゃないですか?
俺みたいにアンダーグラウンドぐずぐずの所からものを創ってて、
みんなに煙たがられるというか・・・
グラビアアイドル、メロリンQっていろんな十字架を・・・
そういう人は、最初プロの女優さんや俳優さんから見れば、
「グラビアなんだ・・ふーん」みたいな、「コイツめ」っていう気持ちは
最初持つじゃないですか、
だから、そういう人にできないことができると思うんですよ。
本物だから偉いとかスゴイとかも思わないし、
多分僕が小説を書いても、コラムを書いても、イラストを描いても
その道のプロの人は僕のことをプロと思っていないだろうし・・
僕もなりたいと思わないし(ここで山本が『ホントかなぁ』という顔を)
ただ、僕みたいに偽者じゃないとできないことがあると思うんですよ。
それはプロの人達が作ったシステムを変えていくっていうか、
そういうのは僕みたいな偽者だから変えられるっていうか、
だからまず、そういうシステムおかしいじゃんって、
自分がやったことで変えられればいいなっていうか・・
そういうことで後で面白いことが出来る地盤ができればいいなって思いますけど」
最初っからこんなふうにきちんと考えていた訳ではないと思いますが、
偽者の誇りというか、本物かどうかなんて本人が決めることじゃないし
ものを創っていくっていうところでは平等なんだから表面的などうでもいいことに
こだわるなよってことでしょうか。
それと反本流とまでは行かないですが、
本流でないところで生きる美学みたいなものもあるのかな・・と。
しかし、メロリンQとは古い・・・私も見てましたよ〜
最後に見に来ていたお客さんの中から質問コーナーというのがあって
リリー・フランキーに相談する人とそれを受けるリリー・フランキーという図が
おもしろかったいうか、多分リリーって優しい人なんだろうなあ・・と思いました。
あと書いていて思うのは、話し言葉を書き写す時って
流れからその人の言いそうなことを予想しながら書いていくところあるんだけど、
この人はかなり予想しづらい喋り方です。統一感がないというか・・
それと僕って言ったり、俺って言ったりする時があるんで、
自分の伝えようとする事に合わせて変えたりしてるのかな?
言葉で伝えることに不安がある人なのかな?とか思いました。
ところで、今まで出たエッセイ本の中ではナンシー関との共著である
「小さなスナック」がけっこう好きですかね〜
リリーがナンシー姐を尊敬して甘えてる感じがだめだめふうで読んでても伝わってきました。よくナンシーに怒られてたような・・・
私もリリーを叱りたい!という方、ポチッとお願いします。人気blogランキングへ
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この記事へのコメント
1. Posted by かえる猫 2006年02月12日 21:45
私もこの番組あんまり好きじゃない。。。わりかし好きな人が出ててもチャンネルかえちゃう。
リリーさんだったんだ、今回!
「東京タワー」は、出てすぐに買って読んだけど、確かにちょっと違うリリーさんかも。
たぶんお母さんのことがあって、そのために書かれたような気がしました。
リリーさんは、ちょっとだめだめ人間かもしれません。
ま、そんな感じが彼の魅力なのかもしれないけど。。。
リリーさんだったんだ、今回!
「東京タワー」は、出てすぐに買って読んだけど、確かにちょっと違うリリーさんかも。
たぶんお母さんのことがあって、そのために書かれたような気がしました。
リリーさんは、ちょっとだめだめ人間かもしれません。
ま、そんな感じが彼の魅力なのかもしれないけど。。。
2. Posted by きこり→かえる猫さん 2006年02月13日 06:28
ぷっ、だめだめ人間って・・・・
ホント、積極的にダメダメ人間をアピールしてる
ようなところあるよね〜
そこがおもしろいというか、
多分すごく強い(しぶとい?)人間なんでしょう。
けっこう面白かったよ〜
ホント、積極的にダメダメ人間をアピールしてる
ようなところあるよね〜
そこがおもしろいというか、
多分すごく強い(しぶとい?)人間なんでしょう。
けっこう面白かったよ〜
3. Posted by ヨーコ 2006年02月13日 07:57
「東京タワー」はJ姉が読んだ感想を聞いたら「1個1個のエピソードはすっごく面白いのに、編集がなっとらん!」そうなので、読んでないのよ(笑。
読んでなくても「リリーとローズ」の話とか、面白かったよね♪
名刺にイラストレーターって書けばイラストレーターなんだって、私も何年か前にJ姉に全く同じ事言われたから笑っちゃった!名乗ったモン勝ちの世界なんだよね〜(笑。でも「得意です!」って言って仕事を受けてから勉強する勇気、私にはないな〜(笑。
読んでなくても「リリーとローズ」の話とか、面白かったよね♪
名刺にイラストレーターって書けばイラストレーターなんだって、私も何年か前にJ姉に全く同じ事言われたから笑っちゃった!名乗ったモン勝ちの世界なんだよね〜(笑。でも「得意です!」って言って仕事を受けてから勉強する勇気、私にはないな〜(笑。
4. Posted by きこり→ヨーコさん 2006年02月13日 15:45
あ〜リリー、J姉さんに切られたね〜(笑
けっこうおもしろかったよね。
こんな場にがんばって出てるな〜って思うだけで
可笑しかったよ。
しかし、J姉さん、やるね〜勝負師の顔を見たね〜
けっこうおもしろかったよね。
こんな場にがんばって出てるな〜って思うだけで
可笑しかったよ。
しかし、J姉さん、やるね〜勝負師の顔を見たね〜