「時効警察」第三回そーやのしっぽ

2006年01月29日

「けものみち」第三回

 小滝(佐藤浩市)のところへ言った民子(米倉涼子)、
不安から逃れようと小滝に抱きつくが、そこに久恒刑事(仲村トオル)が。
久恒は放火犯人は捕まったが、民子の工房だけは便乗犯で
芳仙閣の仲居の証言から民子と小滝の関係もかぎつけていた。
 しかし、民子との関りを否定、うまく久恒の追及から逃れる。
「どうして私のアリバイ証言しなかったの?!何をそんなに怖がってるの?
警察が入ることぐらいわかってたことでしょ!」
「怖いのは警察なんかじゃありません」

 そうだよね〜消されちゃうもんね〜
いや〜久恒にも仮面をずらすことなく対応した小滝さん、
ますます謎だわ〜こりゃ、民子も惚れるわ。

 エステ中に米子(若村真由美)から予定と違う場所にいることを怒られる民子。
何かと偉そうに指示する米子がうるさくてたまらない。
マスカレードに帰ると鬼頭(平幹二朗)に頼んでいた三千万が紙袋に入って
届けられていた。無造作に札束を出す様子を菜々美がじ〜〜っ・・・

 あっというまに金銭感覚が一般人とは違うものになってしまった民子。
そんな態度が金に目がない人間の欲望を刺激していきます。
多分そんな視線がまた民子の喜びでもあるんでしょうが。
けものみち-全集-



 一方、久恒は自殺した岡橋理事がニューロイヤルホテルに入ってから
行方不明になったことを知る。さらに葬儀会場で米子の存在に気づき
そこから鬼頭洪太の名前に行き着く。
 峯仙閣で話し合う小滝と秦野(吹越満)。
「思っていた以上にタフな女だよ」
「小滝さんも惚れた?」

 この2人の関係もなんかありそうですね。
鬼頭の顧問弁護士をしていながら訳ありふうの小滝と繋がってるんですもんね。
それにしても、女将(東ちずる)
「彼女、人殺しなんでしょ?早くつかまって死刑にでもなればいいのに」って。
ホリ演じる武田鉄矢の「あ〜あ!みんな死ねばいいのに!」じゃないんだかさ・・
こうもあけっぴろげに憎しみをあらわにするとは・・

 久恒は工房の近所を聞き込みしているうちに、民子の夫と菜々美が関係があったこと、火が投げ込まれた窓はいつもは鍵がかかっていたこと、
火事の後、ぼろ布に包んだものを大事そうに抱えて走り去る女がいたことを突き止める。
 民子は宝石界の最上位にいるオラクル宝飾と取引をしようと会長に会うが
まるで相手にされない。
「私にとってあなたはまだまだ何者でもない。あなたの目はガラス玉のようにむなしい」と言われてしまう。

 ショックを受けるけど、民子みたいなタイプは闘志を燃やすんだよね〜
そしていつか絶対しかえしするよね〜

 鬼頭の家に行った民子は米子から
「49分の遅刻です。あなた自分の役目が分かっていないようね。
あなたはおもちゃ。あなたのこと、私の一存でどうにでもなりますから。
立場をわきまえなさい」と言われさらに闘志がボーー!!っと燃え盛る。

 元愛人だけど、私の方が力はあるのよ、アンタなんてすぐ捨てられるんだから!
アンタなんて飽きられて捨てられたんじゃない、今は私の時代なのよ!
この人たちは戦うことで生きることを実感してるのでしょうか。
あきらかに獰猛な肉食動物ですね。

 オラクルのことを鬼頭にぐちった途端、会長が宝石が届けて来る。
鬼頭の力を実感するとともに、自分自身の存在の意味がわからなくなる民子。
『想像はできていたはずだ。
でもそれは想像以上のものだった。
目の前にある現実にまるで実感がない。
鬼頭洪太た私にもたらす現実は恐ろしいほど現実感がない』

 民子が迷い込んだのは鬼頭が神として君臨する世界。
その世界では誰もがコマの一つであり、自分の意志とは関係なく
栄光と挫折がもたらされる。
努力も苦労も必要ないかわりに、生きている実感を奪われていくのです。

 小滝に会っているところに久恒が現われる。
鬼の首をとったかのような久垣に、実は婚約者がいたから民子とのことを隠していたとさらりと話してうまく逃げる小滝。
 車の中で民子に
「今ならまだ麻布から逃げることができます。昔に戻られますか?」
『この女、どちらを選ぶ?
戻る先には見慣れた地獄、
進む先にはまだ見ぬ地獄、どちらも地獄に変わりなし』

 小滝に婚約者がいたことにショックを受けた様子の民子。
小滝の存在は思っていた以上に大きくなっていたようです。

 米子がしきっている場でも民子を呼び続ける鬼頭。
「今日は来ませんよ。それに、こういう場に民子さんはふさわしくないですよ」と
優越感交じりに言ってたら、艶然と微笑んだ民子の姿が。

 民子は米子に戦いを望むことで生きる実感を得ようとしているのでしょうか。
同じ地獄なら、どこまでも味わいつくしてやると覚悟を決めたのか。

 鬼頭家からの帰り、運転手を挑発して怒らせたために駐車場で襲われそうになる
民子。コーンでボカボカ殴って抵抗している現場に久恒が現われる。
「あんた、悲しい女だな・・」といきなりチューを。

 久恒のチューは以外でしたね〜
どういうこと?作戦?それとも見張っているうちに興味がわいたのでしょうか。
何かいっつもゴホゴホ咳をしているのが気になりますね〜
 末路は末期ガンか鬼頭に消されるか・・・妻子はどうなるんだ〜?

 コーンって重いよね、という方、ポチッとお願いします。人気blogランキングへ 

このエントリーをはてなブックマークに追加
matakita821 at 14:35│Comments(6)TrackBack(4)「けものみち」 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 【ドラマ雑感】 松本清張・けものみち (第三章) 「本物のワル」  [ 気ままなNotes... ]   2006年01月29日 22:24
 松本清張・けものみち(第3話)◇夫が焼死した夜、民子(米倉涼子)が料亭旅館で小滝(佐藤浩市)と一緒にいたことを突き止めた久恒(仲村トオル)は、小滝に話を聞きに行く。久恒は民子のアリバイ作りに小滝が手を貸したと断言するが、小滝は事件当夜、その料亭旅館に行...
2. けものみち 第三巻  [ どらま・のーと ]   2006年01月30日 11:53
『本物のワル』 民子の夫・寛次が焼死した夜、民子が『芳仙閣』の一室で小滝と一緒にいたことを突き止めた久恒は、小滝に話を聞きにやってくる。民子のアリバイ作りに小滝が手を貸したのではと詰め寄る久恒に対し、小滝は否定するどころか事件当夜は『芳仙閣』へ行っていな....
3. 「けものみち」 第3話  [ のんびりいきましょ。 ]   2006年01月30日 20:20
民子が隠れている小滝のオフィスに入ってくる久恒。 じろじろと遠慮なく室内を見渡して、ソファーが濡れてるのをチェックしたり、民子の隠れている部屋に向かってしゃべりかけたり、あれは絶対民子がここにいることをわかっててやってるよね。イヤだな、あんな刑事。トオル...
4. すっごぃアクセス上がったよ!!  [ 上原ココア ]   2006年04月20日 17:39
SpeedBlogランキングってのに登録したらすっごいアクセス上がりまくりだよ!しかもマヂ爆笑できる面白いブログがいっぱぃあって、こんな面白いブログがいっぱぃあるんだぁってなんか不思議な感じだった!!

この記事へのコメント

1. Posted by ヨーコ   2006年01月30日 08:04
久恒って何を考えてるんだか、さっぱり見えて来ないわ〜。
今後の展開に、ラストのチュ〜は関係してくるのかな?
久恒に武田鉄矢の様なしつこさを感じないのは、仲村トオルだからなのか?
まだまだこのドラマ、序章に過ぎないって感じだね〜。
2. Posted by ちーず   2006年01月30日 11:53
こんにちは!
久恒のいきなりのキス、びっくりですね。
それぞれの思惑がわからず、その分ストーリーには引き込まれています。
3. Posted by きこり→ヨーコさん   2006年01月30日 13:20
武田鉄矢とはまた違ったしつこさだよね〜
そんな勝手な行動許されるのかね〜
いつも一人で出歩いてさ。
チューの意味がわからん!
4. Posted by きこり→ちーずさん   2006年01月30日 13:27
久恒が民子に惹かれたとは考えにくいし、
単なるきまぐれ?
ヒステリーを起していた奥さんはどうなるんだ?
どんどん、面白い展開になりそうですね〜
木曜は忙しいから、どれから書いたらいいか
ホント迷います。
5. Posted by takapon   2006年01月30日 20:22
TBありがとうございました。
ラストのチューにはびっくりでした。
何故にいきなりあのような展開にっ!?
次週が楽しみです。
6. Posted by きこり→takaponさん   2006年01月31日 13:51
予想外の展開がうれしいですよね〜
これからどんどん、悪の道へまっしぐらの民子、
地獄へまっしぐらでしょうか?

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「時効警察」第三回そーやのしっぽ