「大奥’83」第十四話「京より天女が舞い降りた」東京(TDS)旅日記

2005年03月18日

ねずみの国へ行く日に風邪?

 今日から家族で旅行をするというのに、朝起きたら喉が痛い。
体の節々も痛い・・・
そもそもおととい娘が、熱を出したときから
やばい感じはしていたのだがついにやられてしまった。
 娘が学校から帰ってきて38,9分の熱が出たときは夫と
「まずいね、キャンセル料前日だと40%、当日だと50%だよ」
と、さっそく金の計算をしてしまった。
ねずみの国に二泊、横浜に一泊で計32万弱、
計算するのも恐ろしいキャンセル料なんである。
何にもしていないのに銭がぴゃーっと飛んでいくなんて
そんな理不尽な事が許されるのでしょうか・・・うう

 そして、娘の発熱を知った母は、ため息をつきながら
「まだ遊ぶような時期じゃないのかねえ・・・」とか言って
夫をいやーな気持ちにさせたんである。
アンタが、遊びに行け遊びに行けとしつこく言うから、
急に旅行することにしたんでしょうがーー!
それなのに、我々はまだ娯楽を楽しめるような
階級には到達していないと言うのでしょうか?

 しかし、娘の熱は奇跡的に一日でさがり
昨日からガイドブックとか見て行く気まんまん。
娘自身が具合悪いなら納得させられるけど、私が具合悪いんじゃ
娘の荒れ具合を想像すると何も言えん・・・・
何とか治さなければ・・・。

 で、さっそく注射をうってくれる病院に行って来ました。
ここは、最近父がしょっちゅう行っている病院。
(二月に南国の旅から帰ってきた父は、例年通りかぜをひいて
1ヶ月近く風邪が治らない。
会社に出てきても、うつらうつらしてまるでうちの猫のような生活。
そして、思い立ったように「注射してくるわ」ぴゅーー
と、この病院へ走ることの繰り返し)

 私は始めて来たけどかなり昔からありそうなY内科。
中もレトロな感じで、TVなんて木製のスイッチ式。
いまどきめずらしく調剤室が一緒になっている。
先生はかなりのご高齢と見たがやさしくて感じがいい。
久しぶりに喉の奥に薬のついた長い麺棒みたいので
薬つけられて、おえっとなった。

 「今日から旅行に行くので注射打ってください」
といったら、すぐうってくれた。
いくつになっても注射は怖い。
針の先が腕に入ることを考えるとぞーーーっとする。
鍼灸も、もう4回ほどかよっているのにいまだに鍼が入る瞬間は
こわい。たまに、痛いときあるし。
昨日なんて、5回ぐらい「痛いんですけど」と言ってしまった。
そうなると、だんだん拒否反応が・・・・・

 まあ、いい。
注射でも何でもして、わしらはねずみの国へ行くのだ。
しかし、初めてあそこへ行った時は驚いたね。
昼飯を三人で食べて(昼ですよ!夜じゃなくて!)、2万近くしたんだから。
だって、オレンジジュース二千円とか、サンドイッチ5千円とか
いう世界ですからね。
夫と2人で「ここは、おそろしい悪魔の国だね」
田舎のねずみのようにうなずきあったもんだ。

 あの頃は、娘も3歳ぐらいで小さかったから何も言わなかったけど
今では、家一番のしまり屋の娘は度肝をぬかれるにちがいない。
普段でも給料が出たから、なくなっていた日用品とかをどかっと買うと、
「大丈夫?お金なくならない?貧乏になるんじゃないの?」とか
言い続ける娘なんである。
フリマで10円のものを買うのに30分以上迷う娘なんである。
私のような浪費家から何でこんなに堅い娘が生まれたのか不思議だが、

 今回は、昼飯はスナック類(ギョーザドッグとか、ドーナッツとかの)
を食べるようにしてなるべく金を使わないどこうと話し合ったのだ。
朝飯はホテルについているし。

 しかし、あれだね。
普段、とくにねずみとかあひるとかりすの国のファンじゃなくても
現れると「きゃーーーー!ミ○キー!」とかって
テンションあがってしまうよね。
で、普段なら絶対買わないようなぬいぐるみを買ってしまうんですよ。
そんなぬいぐるみがうちに何体あるか・・・・

 そういえば、聞くところによるとあの着ぐるみを着た方々は、
イメージがあるから決して喋ってはいけないんだそうですね。
たとえ、けっとばされても回し蹴りをされたとしても・・・・
あそこへ行く度に、その事を思い出してふと実行してみたくなる私・・・
やはり夢の国へいけるような人間ではないのでしょうか?


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