「団地ともお」第四巻「大奥’83」第27話

2005年04月03日

「大奥’83」22話〜26話

 録画しておいた「大奥’83」を土・日にかけてやっと見ました。
この一週間、梶芽衣子が現れたと思ったら消えて、
やっと綱吉の時代が終わったようです。

 梶芽衣子は、御台様が自分の代わりにお世継ぎを産んでもらうために
京都から呼び寄せた右衛門佐(えもんのすけ、変わった名前)。
学問好きな上様の気を惹くように、その時代の女の人にしては
文学好きで頭がいい女性という設定。
 この人って、切れ者って雰囲気の方が先にでちゃうけど実は
すごいととのった美しい顔をしてるんですよ。

そして、梶芽衣子と言えば、
鬼平犯科帳」のおまさ役もはまっているけど、
何と言っても「女囚さそり」でしょう。

 この映画はすごいよ。いろんな面でびっくりさせられるんだから。
愛した男の罠によってやくざにレイプされた梶芽衣子は
男を殺すためになぜか毛布をかぶった姿で待ち伏せする。
で、男が現れたとたん毛布をバアーーッと(何かマントのように)
飛ばすと襲われたまんまのシュミーズ姿で出刃包丁をもった梶芽衣子が・・・・・
 えーーーーっ?!
アンタ着替える暇もなかったの?
いくら怒り狂ったからって服ぐらい着ろよ・・・と誰もがつっこむと思うわ。
 結果、梶芽衣子は男を殺すと言う最初の目的も達成できず
刑務所へ行くはめになってしまうのです。

 でも、さそりはかっこいいよ。
誰ともつるまないし(何かちょっと頭の弱そうな女には慕われるが)
ケンカやらせりゃ強いし、根性があるよ。
(看守のいやがらせで穴掘りを命じられた時も、丸二日ぐらいずっと
掘ってたもの。すげぇ体力・・・)
テーマ曲の「うらみ節」も梶芽衣子のように無感動に歌われた方が
逆に恨みの強さを感じさせて怖い。
とにかく凄みのある女だよね。
で、続編のさそりも見たいんだけど、ビデオ屋に入ってない。
かなりのB級度という話なので、どこも仕入れないのでしょうか・・・

 で、「大奥」の話に戻ると、最初はいいなずけの事が忘れられずにいた
梶芽衣子なんだけど、意外と簡単に上様の寵愛を受けるようになってめでたく妊娠。しかし、例によって流産させられてしまう。
梶芽衣子は、流産の苦しみで床にふせっているというのに
上様は別の女の下へ・・・ひどい、ひどすぎる。
 何か、綱吉の回はわがままで非人間性が強調された脚本になってる。

 26話は、「ある貴婦人の殺意」という題名。
ある貴婦人って?誰?と思ったら御台の信子様のことでした。
子供のできない綱吉は6代目将軍を家宣に決めた。
だからもう、子作りに励まなくてもいいはずなのに、
真琴(手塚理美)という若い女に夢中。
これには、今まで女神様のようにやさしかった
御台様も急にキレてしまって、ついには殺意を抱くようになると。
 
 いやー、教育的配慮で録画して、いつも娘のいない時に見ていたのに
この一番はげしい回(上様が執拗に真琴をかわいがる場面が延々と
流れたりして)を見ている時に娘が現れて、夫もラーメンとか食べ始めるし
非常に気まずかったわ。まあ、いい。

 しかし、手塚理美がこのような役をやっていたとは・・・・
’83年と言えば「ふぞろいの林檎たち」の頃ではないですか。
あのしっかり者で清潔な看護婦さんのイメージを払拭しようとしたのでしょうか?
がんばってましたよ。
何か知らんが、上様はこの若い恋人に夢中になって翻弄される毎日。
しまいには、老けた顔にほほ紅まで塗るハッスルぶり。
なんか「ヴェニスに死す」のダーク・ボガードを
彷彿とさせるような津川雅彦。
 あーー、こりゃ死ぬなと思っていたらやっぱり死にました。
奥方様が傍にいるのに真琴といちゃいちゃしたりするから・・・・
ばーちが当たった♪
しかし、これで長かった綱吉の時代がやっと終わったのです。ほっ。
家宣は露口茂がやっていたけど、そのまま彼がやるのかな・・・?


このエントリーをはてなブックマークに追加
matakita821 at 17:16│Comments(0)TrackBack(1)「大奥’83」 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. すっごぃアクセス上がったよ!!  [ 上原ココア ]   2006年04月20日 17:53
SpeedBlogランキングってのに登録したらすっごいアクセス上がりまくりだよ!しかもマヂ爆笑できる面白いブログがいっぱぃあって、こんな面白いブログがいっぱぃあるんだぁってなんか不思議な感じだった!!

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
「団地ともお」第四巻「大奥’83」第27話