2005年04月08日
「大奥’83」第28話〜31話
第28話は、「女帝への階段」。
この回は脚本が良くてかなりおもしろかった。
大奥に入ったお喜世(いしだあゆみ)は
さっそく家宣に目をつけられてかわいがられるようになる。
つねに間部詮房(天知茂)の目を意識しながら
上様(露口茂)につかえ、ついに男子を産む(のちの7代将軍家継)。
その時お喜世の方は間部に「お前の望みをかなえてあげました」
と言い放つ。
そして、こじきに自分の打ち掛けを与えたお喜世を
いさめ「大奥に入るからにはお喜世様には夜叉になっていただかねば」
と昔の調子で意見する間部に対して
「そなたは心の冷たい人、大嫌い」と言ってビンタするのだった。
何やら天知茂の顔に一瞬喜びが走ったような・・・
その後、お喜世より前に別のお腹さまから生まれていた男子(名前忘れた)が死亡する。大奥ではお喜世さまが殺したとの噂が流れる。
憤慨したお喜世は間部を問詰める。
「そなたが殺したのですね」「○○様はおかぜが元でなくなったのです」
としらばっくれる間部に対して、
「今までそなたのことを特別の男だとおもってきましたが、
今日からそなたはただの手下です」と言い放って去っていくのだった。
かっちょいいー。
女の業を隠しながらクールに大奥で生きるお喜世さま・・・・ステキ。
愉悦の表情を浮かべる(ように見えたんですけど)天知茂。
間部は、マゾヒストでずっと自分のご主人様になるべくお喜世を
育てていたのです。やっと望みのかなった間部は
「昼顔」のラストシーンのカトリーヌ・ドヌーブのように
満足な笑みを浮かべるのです。
ここで、お喜世さまのエピソードをやめておけばいいものを
第31話では、家宣様が死んだ後に間部といちゃいちゃして
「わらわは女として生きたい」なんて、がっくりよ。
これは蛇足だあ・・・
それにお喜世様、月光院になるんだけどいしだあゆみ→江波杏子
になってしまって、その変貌についていけないわ。
クール・ビューティから急にエロっぽく妖怪のようになってしまった。
第29話の「渚の体験」(アイドルの歌じゃないっつーの)
も佳作でした。
貝の収集が趣味の家宣様は浜御殿ですごすうちに
海女の娘、おいつ(石田えり)と知り合い、その野生的な魅力に
惹かれていく。売られそうになったおいつを助けたりして、
下々の生活を垣間見る上様は、結局自分では世の中を変えることは
できない無力感とジレンマに苦しみ
「やはりわしにはそこまでおりることはできない」と去っていくのだった。
おいつの事を忘れられない上様を気ずかい、大奥に
連れてくる新井白石(って、こんなキャラなの?)。
しかし、「お前は海の魚じゃ!池の中では生きていけない!去れ!」
と追い返す上様・・・・あらら・・・かわいそうに、と思っていたら
「おいつ様は家宣様が倒れられるまで愛され続けたのです」とか
ナレーションが流れ、セ・フィニー♪
いやー、この回もちょっと変わり者の家宣らしいエピソードと
人間らしい苦悩が見えてすごくおもしろかったっす。
来週から、家継かー。
5歳のがきんちょじゃなー、たいした盛り上がりないだろうなー。
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1. すっごぃアクセス上がったよ!! [ 上原ココア ] 2006年04月20日 17:53
SpeedBlogランキングってのに登録したらすっごいアクセス上がりまくりだよ!しかもマヂ爆笑できる面白いブログがいっぱぃあって、こんな面白いブログがいっぱぃあるんだぁってなんか不思議な感じだった!!